CLUSTERPRO X High-End Server Option
CLUSTERPRO X High-End Sergver Option は、Oracle Real Application Clusters(RAC) のフェールオーバー高速化と耐障害性向上を実現するオプション製品です。
特長(1):高速にフェールオーバー
Oracle の障害だけでなく、ハードウェアやOSの障害発生時にも、迅速にフェールオーバーとクラスター再構成を実行します。
さらに障害サーバーのログ保存とフェールオーバー動作を分離することでログ保存待ちをなくし、高速にフェールオーバーできる環境を維持します。
- CLUSTERPRO なら、HW、OSの障害検出から即座にフェールオーバーを開始。
- 障害ノードのログもフェールオーバー時間を気にせずしっかり残せる。
特長(2):安全にフェールオーバー
障害検出時にI/Oフェンシング(*1)を行い、共有データを保護します。NX7700xとの連携により、ハードウェアやソフトウェアの状態に依存することなくI/Oフェンシングを実行することができます。
特長(3):オラクル社の認証を取得
CLUSTERPRO X High-End Server Option は、オラクル社の認証を取得しています。オラクル社と共同開発した連携インタフェースにより、統合されたクラスター環境を提供します。
動作環境
CLUSTERPRO X High-End Server Option では、より高い可用性・信頼性を確保するため、対応する環境を以下のとおりに定めています。
CLUSTERPRO X High-End Server Option 3.3 for Linux(*2) | |
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対象機種 |
NX7700x/A2010M NX7700x/A2010L |
対象OS(*3) | x86_64 Oracle Linux 6.4 with Unbreakable Enterprise Kernel (UEK) Release 2 |
対応kernel | kernel-uek-2.6.39-400.211.1.el6uek.x86_64 |
対応Oracle(*4) | Oracle Database 11.2.0.4 + 個別パッチ(17378618) |
必須ミドルウェア | MC SCOPRE V2.2(OL6)(*5) |
構成例
2ノード・共有ディスク型 Oracle RAC
本体ライセンスは、サーバー台数に関わらずシステム全体でのCPU数分必要 | ||||
必須 | 型番 | 製品名 | 希望小売価格 | 数量 |
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◎ | UL4276-922 | CLUSTERPRO X 3.3 (4CPUライセンス) | 120万円 | 1 |
◎ | UL1276-901 | CLUSTERPRO X CD 3.3 | 1万円 | 1 |
◎ | UL6276-90K | CLUSTERPRO X High-End Server Option 3.3 (1CPUライセンス) | 78万円 | 4 |
○ | UL4276-916 | CLUSTERPRO X Database Agent 3.3 (2ノードライセンス) | 30万円 | 1 |
UL4276-91B | CLUSTERPRO X System Resource Agent 3.3 (2ノードライセンス) | 30万円 | 1 | |
UL4276-915 | CLUSTERPRO X Alert Service 3.3 (2ノードライセンス) | 20万円 | 1 | |
UL1276-904 | CLUSTERPRO X Startup Kit 3.3 | 10万円 | 1 |
必須◎、準必須○の合計希望小売価格:463万円 |
- *1I/Oフェンシング:障害サーバーからディスクへのI/Oを停止させてデータを保護する機能
- *2CLUSTERPRO X High-End Server Option は物理サーバー環境、共有ディスク型構成でご利用いただけます。仮想サーバー環境、ミラーディスク型構成には対応しておりません。
- *3Enterprise Linux with Dependable Support の契約が必要です。
- *4Enterprise Edition が必須となります。また Oracle Real Application Clusters オプションが必要です。
- *5MC SCOPE:障害監視や原因究明に必要な詳細ログを記録するNEC製ミドルウェアです。
Enterprise Linux with Dependable Support に含まれます。