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CLUSTERPRO X 5.1のご紹介~Cluster WebUIの操作ログの表示機能~
CLUSTERPRO オフィシャルブログ ~クラブロ~
はじめに
CLUSTERPRO Xの最新バージョンであるCLUSTERPRO X 5.1を2023年4月10日にリリースしました。
CLUSTERPRO X 5.1ではクラウド利用における機能拡充や構築・運用の容易化、セキュリティ強化、新OS・プラットフォームへの対応など多くの機能強化を行っておりますので是非こちらを参照ください。
CLUSTERPRO X 5.1で強化されたセキュリティ機能の1つとして、Cluster WebUIの操作ログの表示機能があります。
これにより、Cluster WebUIで「いつ」「誰が」「どこから」「どのような操作」を行なったかを簡単に確認できるようになりました。
本記事では、Cluster WebUIの操作ログの確認方法を、表示例とあわせてご紹介します。
この記事の内容
1. Cluster WebUIの操作ログの表示機能とは
Cluster WebUIの操作ログには、Cluster WebUIで「いつ」「誰が」「どこから」「どのような操作」を行なったかを記録します。これにより、過去の操作内容や不正な操作を行おうとした形跡などを簡単に見つけることができます。
Cluster WebUIの操作ログはCLUSTERPRO X 4.3以降で記録することが可能になりましたが、従来のバージョンではCSV形式のログファイルを直接確認する必要があったため、閲覧のしやすさや可読性としては十分でない点がありました。
これに対して、CLUSTERPRO X 5.1ではCluster WebUIの操作ログをCluster WebUI上の[操作ログ]タブから確認できるようになりましたので、日常的な確認や分析にも利用しやすくなっています。
なお、Cluster WebUIの操作ログはCluster WebUIのアクセス先のサーバーに保存されるため、管理IPアドレス(Cluster WebUIの接続に使用するフローティングIPアドレス)を用いてクラスターサーバーに接続している場合は、管理IPアドレスが活性しているサーバーに操作ログが保存されます。
2. [操作ログ]タブの見方
前述の通り、CLUSTERPRO X 5.1では、Cluster WebUIの[操作ログ]タブより、操作ログを確認することができます。
[操作ログ]タブで確認できる項目は以下になります。
操作ログの表示項目 | ||
---|---|---|
日時 | 操作情報の出力時刻 | |
操作 | Cluster WebUIで実行した操作 | |
IPアドレス | Cluster WebUIを操作した端末のIPアドレス | |
ユーザ名 | 操作を実行したユーザー名 (※Cluster WebUIにログインする時の認証方式に「OS認証方式」を利用している場合に出力されます。) | |
ステータス | HTTPステータスコード | |
エラーコード | 実行した操作の戻り値(0:正常終了、0以外:異常終了) | |
処理時間 | 実行した操作の所要時間(ミリ秒) | |
ターゲット | 操作対象のサーバー名、グループ名、リソース名等 |
[フィルタ設定]では、任意の「日時」「操作」「IPアドレス」「ユーザ名」「ステータス」「エラーコード」「ターゲット」で絞りこむことができます。
また、[テーブルのカスタマイズ]では、操作ログの表示項目をカスタマイズすることができます。
3. 操作ログの表示例
操作ログのサンプルをご紹介します。以下は次の操作をCluster WebUIで行った際の操作ログの表示例です。事前にクラスタパスワード方式により、パスワードでCluster WebUIへの接続を制御するように設定しています。
- 1.Cluster WebUIへログイン。
- 2.[ミラーディスク]タブへ移動して、ミラーディスクの詳細表示を実行。
- 3.[クラスタ停止]を実行。
- 4.[設定モード]に切り替え、クラスター構成情報の変更・反映を実行。
- 5.操作モードに切り替え、[クラスタ開始]を実行。
また、以下に特定の操作を行った際の操作ログの表示例をログを絞ってご紹介します。
例1)クラスターの起動/停止
- ・Start cluster
・Stop cluster
例2)フェールオーバーグループの移動
・Move group
例3)ミラーディスクのフルコピー/差分コピー
・Full copy
・Difference copy
例4)クラスターサーバーのシャットダウン/リブート
・Shutdown cluster
・Reboot cluster
例5)クラスター構成情報の反映
・Apply the Configuration File
例6)Cluster WebUIへのログイン成功/失敗(クラスタパスワード方式)
・Login (※赤字部分は実際には表示されません。)
例7)Cluster WebUIへのログイン成功/失敗(OS認証方式)
・Login User (※赤字部分は実際には表示されません。)
まとめ
今回は、CLUSTERPRO X 5.1の新機能であるCluster WebUIの操作ログの表示機能についてご紹介しました。
Cluster WebUIの操作ログの表示機能が追加されたことにより、「いつ」「誰が」「どこから」「どのような操作」を行なったかをCluster WebUI上で簡単に確認できるようになりました。
CLUSTERPRO XのホームページからCLUSTERPRO X 5.1のフル機能が使える試用版の利用申し込みができますので、是非お試しください。
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