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Cluster WebUIとは?使いやすくなったクラスターシステム運用管理ツール
CLUSTERPRO オフィシャルブログ ~クラブロ~はじめに
今回は、CLUSTERPROの管理ツールであるCluster WebUIについて解説します。 Cluster WebUIは、CLUSTERPRO X 4.0以降でご利用いただけます。
- ※CLUSTERPRO X 3.3 以前でご利用いただけるCLUSTERPRO X WebManagerとCLUSTERPRO X Builderについては、以下の記事を参照ください。
この記事の内容
Cluster WebUI とは
クラスターシステムでは、運用管理のためにクラスターの状態や動作ログ等の確認、リソースの起動や停止等の操作を行うことがあります。CLUSTERPROでは、これらをWebブラウザ上で直感的に行えるGUIとしてCluster WebUIを用意しています。Cluster WebUIのご利用には特別な環境構築は必要なく、一般的なブラウザ(※)の標準機能でご利用いただけます。
※動作確認済みブラウザは以下をご確認ください。
Cluster WebUIの主要機能
Cluster WebUIの機能は、主に以下の3つがあります。
クラスターの状態確認、操作
ダッシュボード
Cluster WebUIのダッシュボード画面から、クラスターシステムが正常に稼働しているか、警告や異常があった場合はどのような内容か、俯瞰的に確認することが可能です。 また、ダッシュボード画面はリファレンスガイドと連携しており、イベントIDをクリックすることでリファレンスガイド内のイベントID説明箇所へすぐにアクセス可能です。リンク先では、マニュアル相当のメッセージの説明や対処方法を確認できるので、エラーメッセージへの早急な対処に役立ちます。(※)
※リファレンスガイドとの連携機能は、CLUSTERPRO X 4.3以降でご利用可能です
ステータス
Cluster WebUIのステータス画面では、クラスター内のサーバーやリソースなどの状態の確認や、起動停止等の操作を行うことが可能です。例えば、メンテナンスでサーバーシャットダウンや再起動する際に、この画面から操作します。
クラスターの設定
CLUSTERPROでは、クラスターを構成するサーバーやリソースなどのデータを「クラスター構成情報」と呼び、Cluster WebUIでは画面操作でクラスター構成情報の新規作成や変更が可能です。
さらに、クラスター構成情報のインポートやエクスポートも可能なので、クラスターの設定を効率的に行うことができます。例えば、構築済みのクラスターから構成情報をエクスポートし、他のクラスターのCluster WebUIでインポートすることで、構成情報を流用して設定することが可能となります。
※クラスターの設定は、CLUSTERPRO X 4.1以降で可能です。
クラスター動作ログの確認
CLUSTERPROでは、「いつ」「どのサーバーのモジュールで」「何が起きたか」をログで確認することが可能です。例えば障害発生時に原因を調査する際の情報の1つとして利用いただけます。
ログは、アラートログの種類や発生日時などでフィルタリング可能なので、必要な情報のみを手早く確認することができます。
また、CLUSTERPROのログはCluster WebUIから収集し、圧縮ファイルとして保存することも可能です。ログ収集内容の詳細については、リファレンスガイドをご参照ください。
- Windows
> リファレンスガイド
>第8章
> 8.8. ログを収集する (clplogcc コマンド)
- Linux
> リファレンスガイド
>第8章
> 8.8. ログを収集する (clplogcc コマンド)
Cluster WebUIの便利機能
クラスタ構成情報チェック
Cluster WebUIには、クラスター構成情報がハードウェアやOS側の設定と合致しているかどうかや、CLUSTERPROが推奨している設定になっているかどうかを簡単な操作でチェックできるクラスタ構成情報チェック機能があります。チェックに引っかかった項目がある場合は総合結果にFAILが表示され、対象の項目にどのように修正すべきかが表示されます。
※クラスタ構成情報チェック機能は、CLUSTERPRO X 4.2以降でご利用可能です。
オンラインマニュアル
CLUSTERPROでは、Cluster WebUIの右上のボタンからいつでも表示可能なオンラインマニュアルを用意しています。わざわざCLUSTERPRO製品Webサイトのマニュアルページへアクセスしたり、マニュアルを保存しておく必要はありません。
Cluster WebUI Offline
クラスターを構成するサーバーに直接接続できない環境でも、Cluster WebUI Offlineを使えばクラスター構成情報の作成や変更を行うことができます。例えば、ローカルマシンでクラスター構成情報を作成し、後で本番環境のクラスターサーバーに反映する場合などに利用できます。
Cluster WebUI Offlineを利用するには、Node.js環境の構築やモジュールのダウンロードが必要です。詳細は、NECサポートポータルをご確認ください。
まとめ
今回はCLUSTERPROの管理ツールであるCluster WebUIについて解説しました。
このブログでは皆さまからのリクエストをお待ちしております。HAクラスターに関する疑問や気になる用語などご要望がございましたら、後述のお問い合わせ窓口までお知らせ下さい。
また、CLUSTERPROでは技術認定セミナーを毎月開催しています。
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