007.【クラスタ】高可用性クラスター構成の環境下におけるNISMailの運用
| 質問 |
弊社では、高可用性クラスター構成の環境下におけるNISMailを運用した場合の動作としていくつかの評価や改良を行い、Version 4.0(1998年10月リリース)より「クラスター対応」として出荷しております。 |
| 回答 |
一般的に「高可用性クラスター対応のアプリケーション」(以下 HA-AP)に求められるポイントについて、実際に NISMailは、どのように動作しているかを以下にまとめます。 (1)アプリケーション操作の自動化 HA-APは、オペレーターの介入の必要が無く、自動的に起動したり停止したりできなくてはなりません。 ==> NISMailは、クラスターソフトの制御用シェルに、起動・停止のコマンドを組み込むことにより、自動起動/停止が可能です。
(2)障害に強いアプリケーション HA-APは、1つの構成要素内で障害に強くなくてはなりません。 ==> NISMailは、運用中(ファイル転送中、ジョブ実行中)にフェイルオーバがかかった場合でも、待機系の起動時にリカバリ処理を実行し、現用系での処理を引き継ぎます。
(3)クライアント再接続 HA-APは、障害発生後に待機系でクライアントからの再接続を待たなければなりません。 ==> NISMailは、仮想IPアドレスを使用した通信を行います。 (仮想IPアドレス = 再配置可能なIPアドレス) NISMailサービスが現用系/待機系のどちらのノードで動作しているかを、クライアントや転送相手システムに意識させない為に発呼/着呼のいずれにおいても仮想IPアドレスを使用します。 発呼時には、環境変数で指定したIPアドレスをBINDしてからCONNECTを行います。
(4)その他
==> NISMailは、特定のクラスタソフトの固有なAPIは組み込んでおりません。クラスタソフト側から提供される固有のAPIを組み込むことにより AP(ここではNISMailを指します)が、待機系ノードに 切り替わった事を認識できます。 しかし、NISMailは現用系/待機系のどちらで動作しているかの認識をする必要がありませんので、固有の APIは組み込んでいません。 弊社の認識では、CLUSTERPRO(WindowsNT版:NEC製)等では、数多くのAPIが提供されております。 |
|