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帝人フロンティア株式会社様

帝人フロンティア株式会社様

販売代理店向け発注システムをクラウドへ移行
取引先の利便性向上と運用コスト削減を実現

業種 卸売・小売業・飲食店
業務 営業・販売,共通業務
製品 その他
ソリューション・サービス クラウド

事例の概要

課題背景

  • サポート切れのOSに関するセキュリティリスクを排除したい
  • 陳腐化した通信インフラによる無駄なコストを削減しつつ、端末に依存しないアクセスを実現したい
  • 5年サイクルで訪れるシステム更新にかかわる手間や投資を削減したい

成果

使い勝手と最新システムへの移行を両立

従来の使い勝手を維持・改善しつつ、システムのクラウド化を実現

販売代理店の新規参入にもスムーズに対応

汎用的なインターネット/Webブラウザベースのシステムへ移行したことにより、端末やOSに依存しない通信環境を構築

システム更改にかかわる負担から解放

クラウドサービスの利用によりTCO(Total Cost of Ownership)の平準化を実現。さらにシステム更改に向けた稟議や予算確保に多大な労力を費やす必要がなくなった

導入ソリューション

図:導入ソリューション拡大する販売代理店がクラウド上に用意された発注システム(WEBPSN/EC)にインターネットを介してWebブラウザでアクセス。注文書が生産工場側で印刷され、それを集計した請求書が帝人フロンティアに印刷される仕組みです。さらにWEBPSN/ECと基幹システムがデータ連携し、リアルタイムに在庫の引き当てを行います。クラウドを利用することで、端末やOSに依存しない環境を実現しました。

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事例の詳細

導入前の背景や課題

陳腐化した通信インフラやOS環境に伴う様々な課題が浮上

帝人フロンティア株式会社 東京繊維資材部 繊維資材課 課長 池端 周作 氏帝人フロンティア株式会社
東京繊維資材部
繊維資材課
課長 池端 周作 氏

商社とメーカー機能を持ったハイブリッドなビジネスを展開する帝人フロンティア様。顧客が必要とする最適な繊維素材商品の製造・販売を通じ、グローバルに高い評価を受けています。

こうした事業展開を支えるシステムの1つが販売代理店からの発注業務を担うシステムです。販売代理店側に設置されたクライアント端末から帝人フロンティアのサーバーへISDN経由で接続し、発注処理を行う仕組みとなっています。同時に繊維素材の製造元とも接続されており、発注内容に応じた在庫の引き当てをリアルタイムに行うことができます。

ただし、長年利用する中で、いくつかの課題が顕在化していました。「まず大きいのが、セキュリティのリスクです。販売代理店様に設置いただいているクライアント端末は、サポート切れを迎えるOSを採用していました。万一、発注情報が外部に流出すれば、重大な信用問題になりかねません」と帝人フロンティアの池端 周作氏は述べます。

次にISDN経由による通信も課題になっていました。従来の運用では、販売代理店側が発注業務のたびにダイヤルアップでアクセスしていたため、接続時間に応じて通信費が加算されていたのです。「販売代理店様の担当者が発注処理完了後に通信を切断し忘れてしまい、無駄な接続料金が発生してしまうといったケースもたびたび発生し、コストを負担する販売代理店様から改善を求められていたのです」と池端氏は付け加えます。

選択のポイント

既存の業務フローや操作性を踏襲できる機能性、カスタマイズ性を評価

帝人フロンティア株式会社 東京繊維資材部 繊維資材課 内山 雅之 氏帝人フロンティア株式会社
東京繊維資材部
繊維資材課
内山 雅之 氏

こうした課題の解消に向け、同社では根本的な見直しを検討。複数のベンダーの提案を精査した結果、最終的に選定したのがクラウド型企業間受注支援サービス「WEBPSN/EC」をベースにしたNECの提案でした。

「当社としては、はじめからクラウドに決めていたわけではありません。しかしNECからの提案を受け、約5年サイクルで訪れるサーバー更新の手間や投資、あるいは定常運用時のTCOなどを考えれば、クラウドサービスを利用する方が、はるかにメリットが大きいと判断しました」と同社の内山 雅之氏は明かします。

とはいえ、重要な発注システムとなるだけに、“クラウドであれば何でもよい”というわけにはいきません。

「既存システムにおける業務フローや画面の操作性がそのままクラウドでも踏襲できるかどうかが、重要なポイントでした。システムの使い勝手が変われば、新たな業務フローへの対応や新しい画面の操作方法の習得など、販売代理店様の現場に多大な負担を強いてしまいます。その点、WEBPSN/ECは豊富な機能と柔軟なカスタマイズ性によって、既存の使い勝手をクラウド上で再現することができます」と内山氏は説明します。

その後実施された構築作業では、既存システムが提供していた機能や運用している帳票などの再検証をあらためて実施。不要な部分を削減するとともに、画面に表示されるガイダンスや入力エラーなどのメッセージはよりわかりやすいものにするといった改善も行われました。「既存資産の棚卸し作業に当たっては、NECが主体となって当社の業務部門はもちろん、販売代理店様やメーカーといったシステムのステークホルダーに対するヒアリングを徹底的に行い、新システムの仕様をまとめてくれました」と内山氏は満足感を示します。

導入後の成果

クラウドサービスに運用管理を任せることでTCOを大幅に削減

現在、6社の販売代理店が約40カ所の拠点で、帝人フロンティア様への発注処理に新システムを活用しています。クラウドへの移行により、同社では旧来の発注システムが抱えていた課題をトータルに解消できました。インターネット環境を介してアクセスできるため、通信コストが不要になったことはその1つです。またWebブラウザベースであるため端末側のOSについての制約もなくなりました。さらに、新たに販売代理店が参入してきた場合にも、専用の端末や回線を用意することなく、スムーズにこの発注システムを利用してもらえる環境が整ったことも、今回の取り組みの大きな成果です。

加えて、運用負荷の削減という点でも、大きなメリットをもたらしています。クラウドサービスの一環としてシステムの運用管理業務を全面的にNECに委ねることが可能となり、従来、他社への運用委託に要していたコストも削減することができました。

「今後システムを運用していく中で、様々な拡張要求や機能の追加が発生してくるかもしれません。NECには、今回の一連の取り組みと同様のスピーディなレスポンスとサポートにより、我々のシステムニーズを将来にわたって満たしていってほしいですね」(池端氏)

NEC担当者の声

商取引にかかわる一連の業務を広範にカバー

NEC プラットフォームサービス事業部 共通プラットフォームサービス部
シニアエキスパート 高倉 栄作


帝人フロンティア様には、当社のクラウド型企業間受注支援サービス「WEBPSN/EC」を導入いただくことで、旧来の発注システムが抱えていたクライアント端末や通信インフラをめぐる問題、あるいはシステムの運用管理にかかわるコストをめぐる課題などをトータルに解消していただくことができました。さらにそうした課題への対応にとどまらず、従来は困難だった製品マスターの更新をお客様自身がシステム上で柔軟に行えるようにしたり、受注情報を必要に応じてCSV形式でデータ抽出し、レポーティングなどの用途に生かせるような仕組みを実現するなど、業務上の新たな価値創出にも役立てられています。

今回の帝人フロンティア様のケースでは、販売店からの注文受付からメーカー側システムと連携した在庫引き当て、納品書発行といった業務を中心にご利用いただいていますが、WEBPSN/ECではそのほかにも、発注を受けての納期回答や、出荷実績の管理、さらには検収、請求など、商取引にかかわる一連の業務全体を広範にカバーする様々な機能を標準で搭載しています。それら機能を業務上のニーズに応じて柔軟に選択し、ご活用いただけるようになっている点が多くのお客様に高く評価されています。

お客様プロフィール

帝人フロンティア株式会社

所在地 〒105-0021 東京都港区東新橋2-14-1 NBFコモディオ汐留

帝人フロンティア株式会社様

設立 2012年10月1日
資本金 20億円
売上高 2,594億円(帝人製品事業グループ売上高)
従業員数 699名(2015年3月末現在)
概要 NI帝人商事と帝人ファイバーのアパレル事業部門との統合により設立。衣料繊維と産業資材の両分野において、先端技術と独自開発素材を基盤に、帝人グループ内の素材事業と製品事業を組み合わせた融合ビジネスをグローバル規模で展開している。
URL http://www2.teijin-frontier.com/

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(2016年3月9日)

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