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西宮市様

災害時にも途切れないコミュニケーションを目指す
クラウドを活用し、平常時のコストは最小限に抑制

業種:
  • 自治体・公共
業務:
  • 人事・総務
  • 共通業務
ソリューション・サービス:
  • クラウド
  • 共通業務/BC/DR

事例の概要

課題背景

  • 災害対策の一環として、非常時用メールシステムを構築して事業継続性を強化したい
  • システムを利用していない平常時の維持コストはできるだけ抑えたい
  • 万一の災害時には、できるだけスムーズにシステムを切り替えなければならない

成果

災害時にも円滑なコミュニケーションを継続

災害時にもスムーズに使いこなせるよう、使い慣れた本番メールシステムと同じ環境をNEC Cloud IaaS上に構築。災害が発生しても円滑にコミュニケーションを継続できる

平常時のコストを最小限に抑える

サーバが休止状態の場合は、利用料が軽減されるメニューを活用して、平常時の維持費用を最小限に抑えることに成功した

簡単に使いこなせて災害時も安心

サーバの休止・稼働の切り替えやリソース変更などの作業をNEC Cloud IaaSのセルフサービスポータル(Webポータル画面)から簡単に行える。普段のメンテナンスや災害時のシステム切り替えなどをスムーズに行うことが可能

導入ソリューション

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西宮市様の非常時用メールシステムソリューション

災害時の扱いやすさを考慮してオンプレミスの本番システムと同一のWebメール環境をNEC Cloud IaaS上に構築。大規模災害などで庁舎内の本番メールシステムが被災した場合には、速やかに非常時用メールシステムへの切り替えを実施する。サーバのリソースやメール保存用のディスク容量なども自在に増減できるため、状況に応じた柔軟なシステム運用が可能。

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事例の詳細

導入前の背景や課題

西宮市
総務局 情報管理部
情報システム課
課長
南 晴久氏

大震災の教訓を背景に災害対策に継続的に取り組む

大阪・神戸のほぼ中間という恵まれた立地を活かし、ベッドタウンとして発展を続ける兵庫県西宮市様。現在は、さらに住みやすいまちづくりを目指して、子育て支援などに力を入れています。

もう1つ同市が力を入れているのが災害時の事業継続性の強化です。

「背景には、阪神・淡路大震災の教訓があります。6万世帯の住居が全半壊し、1146人の命が失われるなど、西宮市も甚大な被害を受けました。当時の経験や反省点などを活かしながら継続的に強化を続けています」と同市の南 晴久氏は言います。

例えば、2021年には、危機管理センターの機能を有する第二庁舎をオープンする予定。防災や災害対策にかかわる部門がここに集結し、互いに連携しながら、万一の危機事案への対処を担います。また、庁舎内にはデータセンター並みの堅牢性を備えたサーバルームも設置する予定です。

このような災害対策の一環として取り組んだのが、非常時用メールシステムの構築です。

「コミュニケーション手段の確保は、災害対策における重要課題の1つ。普段から使い慣れたツールであること、かつ災害時のつながりやすさなどを考慮してメールの可用性を高めておくことを決めました」と南氏は続けます。

選択のポイント

西宮市
総務局 情報管理部
情報システム課
係長
迫田 英之氏

平常時のコストを抑制できるメニューを高く評価

現在、同市のメールサーバは市庁舎内で運用されています。したがって、非常時用メールシステムは、庁舎が被災してしまった場合を想定して検討を進めました。

「当市のメールユーザーは約6000アカウントにものぼるため、コスト抑制の観点からオープンソースを利用してシステムを独自開発しています。災害時に使い慣れていないシステムを利用するのは混乱を招く可能性が高い。そのため、本番環境と同様のWebメールシステムを構築できるIaaSの採用を検討しました」と同市の迫田 英之氏は述べます。

また、同市は基幹システムの開発・運用なども長年にわたって自前で行っており、その技術力は様々なメディアや公的機関から高く評価されています。こうした技術力があったからこそ、阪神・淡路大震災の際にも自分たちの力で業務を迅速に復旧できたと分析しており、非常時用メールシステムも、できるだけ自分たちで開発・運用できる方が望ましいと考えていたこともIaaSの採用を後押ししました。

このような経緯で同市が新たに導入したのがNECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」です。NEC Cloud IaaSを利用して、普段、使っているものと同じメールシステムをクラウド上に自身で構築することにしたのです。

まず、評価の対象となったのが、安全・安心な国内データセンターを利用できることです。「実際に見学に行ったのですが、NECのデータセンターは、安全性の高いファシリティや高度なセキュリティ技術を採用しており、とても安心感がありました」と迫田氏は話します。

また、コスト面でのメリットも採用の大きな決め手となりました。

「非常時用メールシステムは、普段は利用しないシステム。できるだけ維持コストは抑えたいと考えていました。それに対して、NEC Cloud IaaSには、サーバが休止状態の間は費用が軽減されるメニューが用意されており、コストを抑えながら非常時用メールシステムを用意しておくことができたのです。他社のクラウドも検討しましたが、このようなメニューがあったのはNEC Cloud IaaSだけでした」と同市の上野 貴之氏は話します。

導入後の成果

西宮市
総務局 情報管理部
情報システム課
主事
上野 貴之氏

使いやすいポータルを通じてすぐにシステムを切り替えられる

今回の取り組みにより、西宮市様は、本庁のメールシステムが被災してしまった場合でも、速やかに非常時用メールシステムに切り替えてコミュニケーションを継続できる環境を整備しました。NEC Cloud IaaS上の非常時用メールシステムも兵庫県の情報セキュリティクラウドと接続されており、セキュリティ面も万全の環境となっています。

「あくまでも災害時に利用するシステムですから、普段はメールデータの同期などは行わず、ユーザー情報やアドレス帳のみ定期的に同期させ、休止状態を基本とした最小限のリソースでの運用としています。NEC Cloud IaaSにコストを抑制できるメニューがあったことから、当初の想定よりも大幅に低いコストで災害時用の環境を実現できました」と迫田氏は強調します。

システム完成後にユーザーとなる職員も参加してテストを行い、スムーズなメールシステムの移行ができることも確認済みです。

「NEC Cloud IaaSのセルフサービスポータルが非常に使いやすく、休止中のサーバを稼働させるといった、万一の際の操作も迅速に行えます。仮に非常時用メールシステムの利用期間が長くなってしまった際、メールボックス容量が不足することも想定されますが、リソースの増減にも容易に対応できると考えています。クラウドを使った開発は初めてでしたが、いろいろと試してみて、これまでの物理環境よりも柔軟に基盤を構築できる点はクラウドならではの良さだと実感しました」と上野氏は話します。

今後、同市は、災害対策関連のシステムだけでなく、情報系システムを中心にクラウド活用の範囲を広げていくことも検討しています。また、持ち前の技術力を活かして、AI(人工知能)やRPA、IoT、音声認識など、最新技術の活用にも積極的に取り組む構えです。「住民サービスを充実させていくためにも、ITの活用は必要不可欠。多くの優れた技術を持つNECには、本市の課題解決にご協力をいただきたいですね」と南氏はNECへの期待を述べました。

お客様プロフィール

西宮市

総面積 100.18平方キロメートル
人口 48万8265人(2018年6月1日現在)
世帯数 21万4902世帯(2018年6月1日現在)
URL new window https://www.nishi.or.jp/
概要 約49万人の人口を有する兵庫県の中核市。市内には多くの教育・文化施設が存在しており、関西地方有数の文教住宅都市として発展を続けている。また、高校野球の舞台である甲子園球場や、伝統産業である清酒「灘の生一本」の生産地としても全国的に知られている。

西宮市様

この事例の製品・ソリューション


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(2018年7月4日)

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