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樫山工業株式会社様

樫山工業株式会社様

海外で使うスマホを本社の内線網に収容
国際通話のコスト削減と効率化を実現

業種 製造業
業務 設計・開発・製造,営業・販売
製品 IPテレフォニー
ソリューション・サービス ネットワーク(コミュニケーション),ネットワーク(スマートデバイス活用)

事例の概要

課題背景

  • 海外で使うスマホと日本側との通話コストを削減したい
  • 国際間の内線通話の利便性を向上させたい

成果

国内外を問わずスマホで
内線通話が可能に

海外で使うスマホもインターネット経由で本社との内線通話を実現

スマホの内線化で
通話コスト削減

海外のスマホと日本側との通話を内線化したことによりランニングコスト(国際電話代)の削減に成功

社内コミュニケーション
の利便性を向上

海外のスマホから内線番号で日本側を直接呼び出せ、転送作業が不要に。また、国内で受けた電話を海外出張者のスマホに転送可能に

導入ソリューション

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事例の詳細

導入前の背景や課題

海外業務での“出張先から日本への連絡”が通話コストを押し上げ

樫山工業株式会社
管理本部
経営推進部 副部長
上原 歩 氏

真空機器の開発・製造・販売を事業の中軸とする樫山工業様は、半導体や液晶パネルの製造分野で活用される真空ポンプなどを国内外に広く提供しています。海外においては、顧客に納入した製品のメンテナンスサービスを強化する目的で、米国および中国(上海・西安)、韓国、台湾に現地法人を開設しています。

同社では以前から、国内はもとより海外にもIP内線を延長することで通話コスト抑制に努めてきました。ただ、実際は現地の客先などにいる社員の携帯電話と本社側の固定電話でやり取りすることが多いため、海外とのモバイル通信にかかる費用をなかなか削減できずにいました。管理本部経営推進部 副部長の上原歩氏は、「海外での業務は、本社から定期交替で出張するメンバーが主体となって遂行しています。出張中は宿泊先のホテルとお客様先を行き来する毎日で、現地事務所にいることはあまりないため、本社への連絡も出先から携帯電話で行うのがほとんどです」と説明します。

選択のポイント

本社のIP-PBXと連携したスマホ内線化の仕組みを高評価

樫山工業株式会社
管理本部
経営推進部 主事補
滝沢 生美 氏

海外の携帯電話とのやり取りをどうすればより安くより効率的に行えるか――。その実現手段は、ネットワークシステムの導入・運用で長年の付き合いがあるTOSYSから紹介されました。保守期限が近づいた既存の電話システムについて、IP-PBXの更新機種となる「UNIVERGE SV9500」とともに、インターネット環境下でスマートフォンを内線端末として利用可能にするクラウドサービス「UNIVERGE どこでも内線サービス」の提案を受けたのです。

サービスの説明を聞いた上原氏は、「UNIVERGE SV9500」との連携により、スマートフォンがどこにあっても内線番号でつながる利便性に大きな魅力を感じました。「通話コストだけを捉えると、国内の通話定額制や同一事業者間の無料通話、通信事業者が提供する企業向け内線サービスなどを組み合わせて、国内外トータルで低廉化を図ることはできたかもしれません。しかし、社内の音声システムとして一元的に運用管理できることや、共通の内線番号で発着信や転送が行えることまで含めると、私どもの要望にかなうものは他に見当たりませんでした」と、上原氏は語ります。

実際に海外で使えるかどうかも、NECが提供しているトライアルサービスを出張の機会に利用してしっかり確認し、合格点をつけることができました。台湾出張時に試用した管理本部経営推進部 主事補の滝沢生美氏は、「音声品質はまったく問題なく、操作面でも特に難しさは感じませんでした」と話します。

導入後の成果

通話コスト20%削減に加え、業務効率化も実現

2015年5月から利用を開始した「UNIVERGE どこでも内線サービス」は、まず20IDを契約し、同年12月に10IDを追加。国別に必要数を割り振り、各国でモバイル通信事業者のサービスに加入し、出張メンバーのほか一部の現地赴任者や現地採用スタッフなどに付与しています。 端末OSはiOS、Androidのいずれにも対応可能ですが、バージョンが統一しやすいことを考慮し、各国共通の機種としてiPhoneを選択しました。

利用状況を見ると、海外でメンテナンス作業や営業活動中の社員が、技術的な問い合わせや報告で本社に電話をかけるケースが多く、端末上の社内アドレス帳から内線番号で相手を直接呼び出せる手軽さが現場で高く評価されています。従来のように外線にかけた場合と比べて転送作業が不要になり、業務の効率化が図れました。また、日本から海外への発信はさほど多くはありませんが、滝沢氏は「海外出張中の社員あてに外線がかかってきた際にそのまま転送できるようになり、取次業務の負荷が軽くなりました」と、導入効果を述べます。

通信コスト削減に関しては、「海外拠点の端末は現地法人に運用管理を任せているため、明確な数字は出せていませんが、全体で2割程度は削減できたと見ています」と、上原氏は説明します。さらには「この機に、携帯電話からスマートフォンへ切り替えた端末もあります。これにより社内メールのチェックなど業務も効率化できたので、単純にはコスト換算できないメリットも得られています」と語ります。

現場の社員からは「IDをもっと割り当ててほしい」という要望も寄せられていることから、IDの追加契約も検討しています。今後は、地域によってAndroid端末での利用も視野に入れながら、さらなる活用に積極的に取り組んでいく考えです。

オフィスの内線番号でタイムリーにコミュニケーションが取れ、快適なワークスタイルを実現

販売パートナーの声

株式会社TOSYS
電設・ITビジネス事業部
ITビジネス事業部門
システムソリューション部
担当課長代理
山田 浩 氏

今回のプロジェクトでは、音声系システムの更新にとどまらず、お客様の本社を中心としたネットワークインフラを再構築するという大がかりな作業をお手伝いさせていただき、ご要望にかなうものをご提供することができました。

その中で、お客様が以前から感じていた海外拠点とのコミュニケーションに関する課題を察知し、「UNIVERGE どこでも内線サービス」が解決策になり得ると考え、ご提案に盛り込みました。このサービスは、通信コスト削減だけでなく、IP-PBXと連携してスマートフォンにも内線番号を適用できる利便性が大きな特長ですが、そのメリットもお客様に理解・評価していただくことができました。

  • iPhoneはApple Inc.の商標です。iPhone 商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
  • AndroidはGoogle Inc.の商標または登録商標です。

お客様プロフィール

樫山工業株式会社

本社所在地 〒385-8511 長野県佐久市根々井1-1

樫山工業株式会社様

設立 1951年1月10日
資本金 8500万円
従業員数 連結880名、単独430名
概要 真空機器の開発・製造・販売とともに、もう1つの柱としてスキー場向け設備機器の製造からスキー場そのものの企画・運営まで手がける“スキービジネス事業”を展開。さらにグループ企業でワイナリー事業にも取り組んでいる。
また地域貢献活動の一環として、本社工場の緑化を積極推進し、2014年に「緑化優良工場等関東経済産業局長賞」を受賞。緑のない11月~2月の冬季には、約20万個のLEDによるイルミネーションを行っており、佐久市の冬の風物詩として話題を集めている。
URL http://www.kashiyama.com/

この事例の製品・ソリューション

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(2016年6月7日)

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