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株式会社ブリースコーポレーション様

クラウドで実現する新たなFinTechサービス
スマートフォンを活用したコンビニ支払いの新しいかたち

業種 サービス業
業務 営業・販売,マーケティング,共通業務
製品
ソリューション・サービス クラウド

事例の概要

課題背景

  • 新たなコンビニ支払いサービスを社会に提案し、利用者の利便性を向上しつつ、ネットショップなどの請求事業者、支払い窓口となるコンビニの事業にも貢献したい
  • 利用者が安心して使えるサービスとしての信頼性を備え、ビジネス拡大に合わせた段階的な拡張に対応できるサービス基盤を整備したい
  • 新サービスを開発、提供していく上で、将来にわたって総合的に頼ることができるITパートナーを求めていた

成果

スマートフォンを用いたFinTechサービスを提案

スマートフォンに表示したバーコード(一次元)を用いて、コンビニ支払いを行える「PAYSLE」を開発。すでに複数のコンビニチェーンで採用されている上、大手コンビニチェーンも採用に向けて動き出しており、普及に期待が高まっている。

高い信頼性と拡張性を備えた基盤を整備

24時間365日、連続稼働するサービスを支える高度な信頼性を備えたシステム基盤を整備。クラウド基盤サービスならではの柔軟性を活かし、ビジネス拡大に合わせて段階的に拡張できる。

豊富な知見を活かしたサポートを受けられた

NECは、クラウド基盤サービスを提供しているだけでなく、金融や流通領域における豊富な知見がある。その知見を活かし、システム構築時に手厚いサポートを行ってくれた。

導入ソリューション

拡大するNEC Cloud IaaS上に構築されたコンビニ支払いサービス「PAYSLE」のシステム概要

24時間365日の稼働を続けるPAYSLEのサービス提供基盤としてNEC Cloud IaaSを採用。「スタンダード(STD)」と、より高度な性能、信頼性を提供する「ハイアベイラビリティ(HA)」の仮想サーバで構成されている。また、コンビニ各社は、NEC Cloud IaaSと同じデータセンター内のハウジング環境にネットワーク機器を設置し、専用線での接続を実現している。今後、多様なシステム接続ニーズが発生しても、柔軟に対応可能。

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事例の詳細

導入前の背景や課題

ネットショッピングなどの支払いに新しい選択肢を提案

株式会社ブリースコーポレーション
代表取締役社長
佐藤 洋史 氏

「PAYSLE」という新しいコンビニ支払いサービスを社会に提案しているブリースコーポレーション様。同社が提供しているのは、スマートフォンを用いたコンビニ支払いサービスです。本サービスにより、利用者の利便性向上を図りつつ、ネットショップなどの請求事業者、支払い窓口となるコンビニには事務負担やコストの削減といったメリットをもたらします。

ネットショッピングなどの代金の支払いには、クレジットカード、代金引換などがありますが、選択肢の1つに「払込票」によるコンビニ支払いがあります。クレジットカードを持っていない若年層、あるいは、ネット上でのクレジットカード利用に抵抗感のある利用者など、現金で支払いたいというニーズは根強く、ネットショッピングにおける約半数は現金で支払っているとも言われています。そうしたニーズに応えるコンビニ支払いは、いまでも代金支払いの重要な選択肢となっているのです。

しかし、この方法では、利用者が払込票をなくしたり、汚してしまう可能性があります。また、請求する側の事業者にとっても、払込票の印刷・送付に相応のコストがかかります。さらにコンビニでも、払込票のバーコード処理、現金の受け取り、スタンプの押印などの作業によってレジ前が混雑したり、バックヤードでの事務処理に時間がかかっていました。

そこで、払込票がなくても支払いができるよう、スマートフォンを用いた新しい方法としてPAYSLEを提案しているのです。

「具体的には、バーコードをスマートフォンの画面に表示して支払いを行えるようにします。これなら利用者が払込票をなくしてしまうこともなく、事業者やコンビニ側でかかっている印刷・郵送コスト、事務処理の時間を削減できます」とブリースコーポレーションの佐藤 洋史氏は紹介します。

また、PAYSLEのアプリ画面上には、住所や名前などの個人情報が表示されないため、安心面でもメリットがあります。

これまで、コンビニ支払いで用いられている44桁のバーコードをレジのスキャナで読み取り可能な精度でスマートフォンに表示することは技術的に困難でしたが、同社は独自技術でそれを克服。一気にPAYSLE実用化に向けた動きが加速したのです。

選択のポイント

信頼性の高いクラウドに加え、豊富な知見を活かしたサポートに期待

株式会社ブリースコーポレーション
システムグループ
下澤 文規 氏

バーコード表示技術をブレークスルーとして一気に実用化に向かったPAYSLEですが、サービスを実現するためには、ほかにもクリアしなければならない課題がありました。

その1つがサービスをどのような基盤上に展開するかという課題です。

「PAYSLEは、コンビニ支払いを担うサービス。サービス基盤は24時間365日の稼働を支えられる信頼性を備えていなければなりません」と同社の下澤 文規氏は話します。また、新しいサービスであることから今後の利用者の増加を見極めることが難しく、利用規模の拡大に応じて柔軟に拡張できる環境が必要でした。

そこで、同社が選定したのがNECのクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」です。

クラウドならではの拡張性はもちろん、NEC Cloud IaaSを運用しているNEC 神奈川データセンターは高度な堅牢性、安全性、信頼性を誇り、FISC(The Center for Financial Industry Information Systems)安全対策基準にも適合しています。

「NECが『クラウドのホワイトボックス化』を標榜している通り、実際にサービスの提供拠点であるデータセンターを見学できる上、システムの仕様や運用内容についても可能な範囲で情報を公開してくれるなど大きな安心感がありました。これらは、同時に比較した他のサービスにはない特長でした」と下澤氏は言います。

加えて、NECのITベンダとしての総合力に対する期待もありました。

「NECは、サーバやPC、POSなどの機器を製造するメーカであると同時に、金融業、流通業の顧客のITシステム構築において、システムインテグレータとして豊富な実績を持っています。単にクラウド基盤サービスを提供してもらうだけでなく、豊富な知見を活かしたより手厚いサポートが期待できると考え、採用を決めました」と佐藤氏は語ります。

導入後の成果

着々と進む普及に向けた取り組み。さらなる付加価値の提案も検討

現在、ブリースコーポレーション様は、NEC Cloud IaaSでPAYSLEを運用。安定稼働を続けています。

サービスリリースから間もないPAYSLEですが、すでにコンビニチェーンのミニストップ、セコマの2社が採用を決め、全店舗でサービス提供が始まっているほか、大手コンビニチェーンも2018年内のサービス開始に向けて動き出しています。ネットショップからの引き合いも多く、今後の普及が大いに期待されています。

「サービスの提供開始に当たっては、PAYSLEの基盤とコンビニ各社のシステムを専用線で接続する必要がありました。その点、NEC Cloud IaaSは、NEC 神奈川データセンター内のハウジング環境とクラウドをハイブリッドに連携させることが可能。ハウジング環境に当社のネットワーク機器を設置して運用でき、多様なシステムニーズに柔軟に対応できました。現在はサービス利用拡大を見据えて、事業継続性を高めるためにNEC神戸データセンターを活用したDR(災害復旧)環境の構築も検討しています」と下澤氏は説明します。

今後、ブリースコーポレーション様はPAYSLEの普及に注力する傍ら、さらなるサービスの強化にも取り組んでいく考えです。

「すでに、スマートフォンアプリには、支払い期日が近づいた際のアラート機能や、支払い履歴を一覧できる機能などを実装していますが、APIの公開なども行って家計簿アプリにデータを取り込めるようにするなど、利用者が便利だと感じられるような機能拡張を計画していきます」と佐藤氏は強調します。

NECは、NEC Cloud IaaSを通じて、高い信頼性、柔軟性、拡張性を備えたインフラを提供するだけでなく、NECの持つ金融・流通領域における豊富な知見なども活かしながら、同社のビジネスを強力に支えていきます。

お客様プロフィール

株式会社ブリースコーポレーション

所在地 東京都渋谷区円山町28-3いちご渋谷道玄坂ビル8F

株式会社ブリースコーポレーション様

概要 2014年12月設立。スマートフォンを活用したコンビニ支払いサービス「PAYSLE」を提供している。紙の払込票をスマートフォンに置き換えることで、利用者には利便性、請求事業者、コンビニには、事務負担やコストの削減をもたらすサービスとして大きな注目を集めている。
URL http://www.brees.co.jp/

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(2017年10月26日)

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