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アステラス製薬株式会社様

2,100台に及ぶ営業車の事故や違反を大幅に低減。
運転の"見える化"によるリアルな安全指導を実現

業種:
  • 製造・プロセス
業務:
  • 人事・総務
製品:
  • ソフトウェア/サービス実行基盤
  • ソフトウェア/情報管理
ソリューション・サービス:
  • IoT
  • AI・ビッグデータ
  • クラウド

事例の概要

課題背景

  • 生命関連事業を展開する製薬会社にとって社員および社外へ向けた安全確保(人命を守る)は重要な社会的責任と捉えていた
  • 約2,100台の営業車における事故および違反の発生率の低減が課題であった
  • もらい事故で過失責任が問われた際、経緯を証明する手段がなく、係争に大きなコストや負担が生じていた
  • 社員に対し日ごろから安全教育を実施していたが、実際の事故の傾向に合わせた対策内容ではなかった

成果

各種事故や違反が大幅に低減

前年度と比べ有責事故率が2割、追突事故は5割、交通違反も4割減った

社員の無過失を証明することが可能に

ドライブレコーダーで記録された映像により、事故の際に社員の過失がないことを証明できるようになった

データ活用で具体的な安全指導を実施

事故惹起者とヒヤリハット惹起者の相関関係をデータ化でき、それを活用することで具体的な安全指導が可能になった

身近でリアルな安全教育を実現

社内で起きた危険運転映像を安全教育に導入し、社員が身近な課題として受け止められるようになった

導入ソリューション

「くるみえ」サービス概要

関連資料ダウンロード

アステラス製薬株式会社様での交通事故・違反削減に大きく貢献した「くるみえ」リーフレットを導入事例と合わせご紹介します

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事例の詳細

導入前の背景や課題

アステラス製薬株式会社
営業本部 営業推進部 営業管理チーム
課長  関根 豊氏

生命関連事業を展開する製薬企業として、事故や交通違反の低減は重要な社会的責任

アステラス製薬様では、全国で約2,100台の営業車が日々活動しています。社員へは日常的に安全運転教育を実施していましたが、事故や違反を低減できないのが大きな悩みでした。

「生命関連企業として、事故で人を傷つけるようなことがあってはならず、他業界より高いレベルで安全確保を実現しなければならないという思いがありました」と同社営業本部の関根豊氏は振り返ります。

特に新人は運転技術の未熟さが目立ち、ベテランは慣れからくる油断が起因と思われる事故が増える傾向にあったといいます。また、もらい事故で過失責任が問われた際、自社側の主張を証明できず係争が長引き、多大な手間やコストがかかる事案も経験していました。

さらに、定期的に行っていた安全教育は、一般的な内容で実施しており、社員が教育内容を身近な問題として捉えるには工夫が必要と感じていました。

このような課題の解決策としてアステラス製薬様ではドライブレコーダーの導入を検討し始めたのです。

選択のポイント

アステラス営業サポート株式会社
営業管理部 東業務センター
次長 田尻 浩二氏

事故や違反防止に貢献し、リスク回避を具体的に指導できる点を評価

5社の製品を比較検討し、アステラス製薬様が「くるみえ」を選択した理由は、(1)ヒヤリハットが発生した映像が蓄積され、それによりマネージャーが部下の特徴に合わせた具体的指導ができる、(2)クラウドサービスにより、運用管理の負荷やコストがかからない、(3)同業他社への導入実績がある、という信頼感の3つでした。

「事故の未然防止にどれだけ貢献できるかという観点から製品を選定した結果、それに最適なのが『くるみえ』でした」と関根氏は語ります。機能面では、危険運転を検知すると即座にアラートが届き、タイムリーにマネージャーが安全指導を行える点を評価しました。また、前方と運転者を写す2台のカメラが装備されている点も採用のポイントでした。安全指導のために運転者の状況を把握するには車内カメラの設置が有効でした。

2017年3月に採用を決定、4~9月で段階的に導入し、10月から本格稼働を開始しました。

「NECは、迅速かつ手厚いサポートで、安心して任せることができました」とアステラス営業サポート株式会社の田尻浩二氏は語ります。

導入後の成果

有責事故は2割減で違反も劇的に低減、社員の安全意識が大幅に向上

前年度の数字と比較すると、事故や違反の発生率が大幅に低減しました。有責事故は2割減、中でも追突事故は5割減、駐車場での事故は1割減っています。また、交通違反は4割減、中でもスピード違反は5割減、運転中の携帯電話使用等の違反は7割も減少しました。

「以前から社員には安全運転への意識はありましたが、『くるみえ』の導入により一層その意識が高まっていると感じます」と田尻氏。

導入後は、事故を起こしやすい社員とヒヤリハット運転が多い社員との相関関係が明らかになり、事故リスクの高い社員は、どのような運転をしているのかを認識できました。また、ヒヤリハット運転のアラートがリアルタイムで届くので、タイムリーなマネージャーからの指導や声がけが可能になり、事故未然防止に繋がっています。

もらい事故では、記録映像から社員の無過失が証明されたケースがすでに発生しており、社員を守るという点で大きな成果を上げています。また、安全教育では社内で実際に起きたヒヤリハット運転映像を活用しており、社員も、自身の問題として受け止められるようになったといいます。

アステラス製薬様では今後、収集データの分析・解析を通じて、より具体的な教育・指導を実施していく考えです。

NEC担当スタッフの声

システムデバイス事業部
(販売推進グループ)
主任 岩渕 香

アステラス製薬様は、約2,100台という多くの営業車を保有されており、スムーズかつ効率・効果的に納入を進めていくことが大きなテーマでした。お客様のご要望を実現するために、出荷に向けた社内調整を入念に行いましたが、その際、お客様には納入に必要な情報提供へ積極的にご協力いただけたことで、期日どおりに納入することができました。

今後は、お客様の一層の安全管理や運用負荷低減のため、収集データの分析・解析も含めた機能拡充を通じて、ご支援させていただければと考えています。

お客様プロフィール

アステラス製薬株式会社

本社 〒103-8411 東京都中央区日本橋本町2-5-1
創業年 1923年
事業内容 医薬品の製造・販売および輸出入
資本金 103,001百万円(2017年3月31日現在)
売上高 1,311,665百万円(2016年度実績)
従業員数 17,202名(2017年3月31日現在、連結ベース)
URL new windowhttps://www.astellas.com/jp/

アステラス製薬株式会社様

この事例の製品・ソリューション


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アステラス製薬株式会社様での交通事故・違反削減に大きく貢献した「くるみえ」リーフレットを導入事例と合わせご紹介します

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(2018年3月1日)

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