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株式会社AOKI様

クラウドとハウジングを連携させた「ハイブリッド環境」を実現
コストの削減と大規模基幹システムの再構築を両立

業種 卸売・小売業・飲食店
業務 営業・販売,マーケティング,共通業務
製品 運用管理,ソフトウェア(その他)
ソリューション・サービス クラウド,サービス(アウトソーシング)

事例の概要

課題背景

  • 店舗数、取扱商品の拡大により、長年運用してきた基幹系システムの再構築が必要に
  • ハウジングサービスをはじめとする運用管理コストを削減したい
  • プロジェクトの途上で新たなシステム要件への対応が必要に
  • 数値分析に膨大な時間を費やしており、分析から実行に移すまでに時間がかかっていた

成果

新基幹システムの安定稼働を実現

NEC神奈川データセンターの『NEC Cloud IaaS』とハウジングサービスを併用して新基幹システムを稼働。安全な立地、ファシリティと情報管理における万全のセキュリティ対策で安定稼働を実現

運用管理コストの削減

他サービスと比べて低コストなハウジングサービス、運用管理の見直しなどによって、基幹システムの運用管理コストを削減できると見込んでいる

システム要件に応じた最適な基盤を選択

プロジェクトの途上で発生したニーズに対応するため、『NEC Cloud IaaS』を利用してリソースを調達。クラウドとハウジングを適材適所で利用・連携することにより、ハイブリッドな環境で拡張性、性能に優れたシステムを実現できた

導入ソリューション

図拡大する図 AOKI様の新基幹システムの運用イメージ

NEC神奈川データセンターにおいて、『NEC Cloud IaaS』とハウジングサービスを適材適所に使い分け。ハイブリッドデータセンターであることのメリットを最大限に活用している。

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事例の詳細

導入前の背景や課題

基幹システムの再構築と同時に、運用環境の見直しに着手

株式会社AOKIホールディングス 情報システム本部 課長 冨来 真司 氏株式会社AOKIホールディングス
情報システム本部
課長 冨来 真司 氏

日本経済が高度成長期を迎えた1958年、“ビジネスマンが日替わりでスーツを着られる世の中にしたい”との想いから創業したAOKI様。現在は「AOKI」と「ORIHICA(オリヒカ)」という2つのブランドで、全国に700店舗以上を展開し、ビジネススーツからビジカジ、カジュアル、レディースにいたるファッションをベストなスタイリングで提案しています。

これまでメインフレーム上で稼働させてきた基幹システムは、同社のビジネスを長年支えてきましたが、近年、事業の拡大に合わせて刷新の必要に迫られていました。

「問題点の1つは、システムの拡張性です。店舗数や商品数の増加に合わせて、適宜、リソースを増強して性能を担保してきましたが、それも限界を迎えつつありました」と、AOKIホールディングスの冨来 真司氏は当時を振り返ります。

また、同システムは社外のデータセンターにハウジングされ、ハードウェアやアプリケーションの運用を委託していました。冨来氏は「その運用管理コストもなんとか低減できないかと考えていました。そこで、基幹システムをオープンシステムに移行。同時にデータセンターを再選定するなど、運用環境を抜本的に見直すことにしました」と語ります。

選択のポイント

データセンターの安全性とコストメリットを高く評価

株式会社AOKIホールディングス 情報システム本部 主任 中村 剛 氏株式会社AOKIホールディングス
情報システム本部
主任 中村 剛 氏

まず同社は、データセンターの評価から開始。7つのデータセンターを比較した結果、新基幹システムを稼働させる拠点として、NEC神奈川データセンターを採用しました。

「他のサービスに比べ、ハウジングサービスのコストメリットが大きかったことに加え、活断層から離れた立地、顔認証などの最新技術を活用したファシリティ面、さらには情報管理面における万全の安全対策が施されていることが採用につながりました」と、AOKIホールディングスの中村 剛氏は説明します。

また、同社が利用しているPOSシステムは、NECが構築したもの。その構築や運用を経て感じていたNECへの信頼感も採用を後押ししました。

導入後の成果

クラウドとハウジングを連携させ、ハイブリッドなシステム環境を実現

今回、同社が再構築し、移設したシステムは、顧客システム、分析システム、MD(マーチャンダイジング)※システム、POSシステムです。NECのデータセンターは、これらのシステムの安定稼働に貢献しています。

また、他にも大きな成果がありました。NEC神奈川データセンターが、ハウジングサービスだけでなく、『NEC Cloud IaaS』も併用できる、ハイブリッドデータセンターであったことです。

具体的には、データベースなどはハウジングサービスで運用する一方、Webサーバなどのフロント領域はクラウドサービスである『NEC Cloud IaaS』上に構築。互いにLAN接続して、同じネットワークセグメント上で稼働させ、タイムリーな連携を実現しています。「基幹システムにクラウドを利用する点については、不安がなかったわけではありませんが、NECのデータセンターの安全性は他のサービスと比較しても優れており、NECなら任せられるという安心感がありました」と、冨来氏は言います。

きっかけは、基幹システムを再構築する途上で、新たにサーバリソースを確保しなければならない状況に直面したことでした。顧客向けのスマートフォンアプリやメールマガジン配信のためのサービスを追加で構築し、リリースすることが決まったのです。「そこで、これらのシステムを『NEC Cloud IaaS』上に構築。リソースの調達が容易なだけでなく、将来の拡張性を考えての選択です。これらのシステムは、利用するお客様が増えれば、増強していかなければなりません。NECのサービスは、ポータル画面が使いやすく、必要に応じてすぐにリソースを追加できる上、クラウドとハウジングを一元管理することもできます」(中村氏)。

同社は、その後もMDのフロントシステムを『NEC Cloud IaaS』上に構築するなど、ハイブリッドデータセンターのメリットを有効活用。「MDについては、性能を非常に重視しましたが、NEC神奈川データセンターはWANではなく、LANでクラウドとハウジングスペースのサーバを接続でき、性能面での不安を払拭できました」と、中村氏は続けます。

移行作業は、並行稼働させながら新システムにデータを蓄積していき、あらかじめ定めたタイミングで一斉切り替えを実施。大きなトラブルなく、新基幹システムへの移行を完了させています。

今回の取り組みの結果、同社は、運用コストを削減できた上、クラウドを活用した拡張性、性能に優れたシステム環境を実現することができました。分析処理に要していた時間は10分の1程度に短縮され、自在にクロス分析なども行えるようになり、出力していたレポートが不要になるなど、業務の効率化も進んでいます。

「プロジェクトの途上で急遽発生した要件にスムーズに対応できたのもNECのサービスを選定したおかげ。一連のプロジェクトを通じてクラウドをどのように活用するべきかという知見を得ることもできました。今後は、レスポンスに応じて自動的にリソースを増強してくれるオートスケールなど、『NEC Cloud IaaS』の持つ機能をより有効活用して、投資効果が高く、ビジネスに貢献するシステムを実現していきたいですね」と、冨来氏は最後に展望を述べました。

  • MD(マーチャンダイジング)システム
    消費者のニーズに合った商品を適切な数量・価格・時期で提供するよう管理・コントロールを行うシステム

お客様プロフィール

株式会社AOKI

所在地 神奈川県横浜市都筑区葛が谷6-56

株式会社AOKI様

資本金 1億円
店舗数 AOKI 559店、ORIHICA 145店(2015年9月30日現在)
従業員数 2,228名(2,362名)  (2015年3月31日現在)
※( )内は、契約社員、パート社員、アルバイトの平均雇用人数
(パート社員、アルバイトは1日平均8時間換算)です。
概要 「AOKI」と「ORIHICA(オリヒカ)」という2つのブランドを展開し、メンズスーツからビジカジ、カジュアル、レディースにいたるファッションを幅広い顧客にベストなスタイリングで提案。
被災地への商品無償提供など、ボランティア活動にも積極的に取り組んでおり、ビジネス以外の社会貢献にも注力している。
URL https://www.aoki-style.com/

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(2015年11月2日)

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