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味の素株式会社様

味の素社流「働き方改革」の一環として、経営会議のスピード感ある運営スタイルを実現

業種 製造業
業務 経営企画
製品 コラボレーション,ユニファイドコミュニケーション
ソリューション・サービス 共通業務ソリューション(文書・コンテンツ管理),ネットワーク(コミュニケーション),ネットワーク(スマートデバイス活用)

事例の概要

課題背景

  • 「働き方改革」の取り組みの中で、会議の生産性改善が効果的であることが明らかになった。
  • 会議改革の象徴案件とした経営会議では1回あたり3時間の時間をかけており、その準備作業には資料の印刷や役員への確認、差し替えなど、多大な事務負担がかかっていた。また、差し替え分を含め資料配布に使用する用紙は、1か月でおよそ1万8千枚となっていた。

成果

スピード感のある会議運営が実現

経営会議の進行速度が約2倍になり、1時間半程度で終了

ペーパーレス化と会議運営の改革で事務負担を軽減し、新たな時間を創出

案件毎に行っていた資料の印刷・確認・差し替え、事前配信による会議当日の不要な説明の省略など、ペーパーレス化と会議運営の改革によって新たに創出できた時間の合計は、最初の2か月間だけで630時間に。また、用紙の削減効果は、年間でおよそ22万枚の見込み
(経営会議出席メンバー、説明者、運営を担当する経営企画部スタッフ・・・計15名の時間創出効果)

導入ソリューション

拡大する味の素社様が経営会議で活用する「ConforMeeting/e」の運用イメージ

会議前(準備)から会議後まで徹底してペーパーレス化することで、経営会議の効率化・セキュア化・コスト削減をトータルで実現するシステム。シンプルな操作で議論への深い集中を促進し、高いセキュリティ機能で資料の不適切なアクセスを防止。議論の質向上や、円滑な進行など会議の生産性向上を支援。

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事例の詳細

導入前の背景や課題

働き方改革、労働時間短縮の推進に向けて、まず経営会議の運営方法を見直す

味の素株式会社
経営企画部
トップサポート・ガバナンスグループ
シニアマネージャー
西内 博章 氏

味の素社様は多様な人財が活躍できる会社を目指すため、2008年から労使が協調して、ワークライフバランスの向上と働き方改革を推進してきました。これまで、コアタイムを設定しないフレックス勤務や、時間単位で取得できる有給休暇といった新制度を導入。続いて生産性の向上を目的としたプロジェクトを始動し、一定の成果を上げてきました

2017年度において、経営トップによるコミット(宣言)の下、所定労働時間の20分短縮を図ることとなりました。「定時退社を前提としたグローバル基準の働き方を目指す上で、まず業務プロセスごとの所要時間を調査したところ、会議に多くの時間が割かれていることが明らかになったのです」。こう話すのは、経営企画部 トップサポート・ガバナンスグループ シニアマネージャー 西内博章氏です。

「働き方改革」に取り組む経営サイドの強い意志を従業員に示すため、味の素社様はまず、週に一度開かれる経営会議を、スピード感のある運営へと改革していくことにしました。経営会議メンバー(役員)が出席する経営会議は、毎回3時間程度に及んでいました。この会議を効率化し生産性を高めるためには、案件の基準を改めより重要案件に集中することで件数を絞り込むとともに、資料の事前配布を徹底することで役員が事前に目を通せる状態にし、会議では重要案件の進ちょくや方向性の確認、意識統一、および意見交換を中心に行う必要があります。そこで、会議向け資料の提出期限を厳守するよう各部門に協力を要請し、期限が経過した後は修正・差し替えを原則禁止としました。

一方、紙資料の印刷・配布など、会議の準備には、多大な事務負担が掛かっていました。「社長と担当役員への事前説明用や保管用を含めて、毎回40部印刷していました。使用する用紙は、1か月でおよそ1万8千枚にもなります。資料の差し替えが発生すると、担当役員や部門長の確認後、再び印刷を行わねばならず、生産性向上ポイントと考えられました。そこで、事務負担の軽減と生産性の向上、円滑な会議進行を実現するために、ペーパーレス会議システムを導入することにしたのです」。西内氏は当時の課題をこのように振り返ります。

選択のポイント

経営会議に使用する厳秘情報を、自前のサーバに保存できる会議システム

味の素株式会社
情報企画部
IT基盤グループ
マネージャー
手塚 誠二 氏

複数製品を比較検討した味の素社様は、NECのペーパーレス役員会議システム「ConforMeeting/e」に着目しました。情報企画部 IT基盤グループ マネージャー 手塚誠二氏は、「セキュリティ対策がしっかりしている点を評価しました」と言います。「クラウド型の会議システムが大勢を占める中で、NECのConforMeeting/eはオンプレミス型の製品です。端末側には資料のデータが残らず、サーバでデータを暗号化したうえで一元管理できます。経営会議に使用する厳秘情報は自前のサーバで保存して管理するという、当社の要件を満たしていました」(手塚氏)。

マルチOS対応の会議システムであることも、味の素社様から評価されたポイントでした。「会議に参加する役員は、操作性・視認性に優れたiPadProなどのタブレット端末が使用でき、会議を運営する経営企画部は、社内システムとの連携が取りやすいWindowsのPCが使用できる。つまり双方にメリットがあります」(手塚氏)。

同社は2016年10月、役員向けにConforMeeting/eの試行を実施しています。「使いやすさや閲覧のしやすさなど、好意的な反応を得たことで、正式に導入を決定しました」と、手塚氏は話します。

導入後の成果

経営会議に要する時間は半分に。
年間22万枚もの用紙削減効果

従来から取り組んでいた経営会議で扱う案件の見直しに加えて、経営会議のペーパーレス化を機に、味の素社様では資料のフォーマットを大きく変更しています。「詳細すぎる数値や補足説明文の掲載を廃止したところ、各項目の要点が明確になり、説明に要する時間も短くなっています」と、西内氏は話します。ページに余白が生じたことで、スタイラスペンを用いて紙資料のようにマーキングや書き込みができるConforMeeting/eの機能が、フルに活用されています。会議の数日前に設定した資料の配信期限は、ペーパーレス化以降も厳守されており、役員は事前に目を通して議題を把握できるようになっています。その結果、会議当日は経営目標に対する進ちょく状況の把握や、目標達成に向けた施策の確認・意見交換など、本質的なことに十分な時間を充てられるようになりました。

このように、会議運営の改革と資料フォーマットの変更、そしてConforMeeting/eの導入によって、「3時間程度かかっていた経営会議が、現在ではおよそ半分の時間で終了しています。会議当日は、案件の説明者が室外で待機しているのですが、発表予定時刻が大幅に前倒しとなることが多く、経営会議室への入室が早くなったと説明者も驚いていました。また、用紙の削減効果については、年間でおよそ22万枚を見込んでいます」と、西内氏は語ります。

経営会議出席メンバーと説明者、運営を担当する経営企画部スタッフが、ペーパーレス化によって新たに創出できた時間の合計は、最初の2か月間だけで630時間にも上ります。「海外の関係会社の法人長も参加する拡大経営会議の際にアンケートを実施したところ、『ペーパーレスによって負荷が減ったことは明らか』『このしくみを全社に広げていくべき』といったポジティブな意見が多く寄せられました」と、西内氏は明かします。

手塚氏は「経営会議で使用するシステムですから、もし何らかのトラブルで停止すると、その影響は甚大です。NECは安定感・安心感のあるベンダだと認識しており、今後も手厚いサポートに期待しています」と話します。

2017年7月からは、取締役会にもConforMeeting/eが活用され、現在では部門長の会議やプロジェクト単位のミーティングにも、会議改革・働き方改革の裾野が広がっています。「新たに創出できた時間を他の業務や思考に充てることで、イノベーティブな施策が創出しやすい職場環境につながっています」と、西内氏は強調します。
同社は、グループ会社で開催される会議についても、ConforMeeting/eの活用を検討しています。

役員様居室で、ConforMeeting/eを用いて会議資料を事前に確認する様子。資料にはスタイラスペンを用いて事前にメモができる。

NEC担当スタッフの声

無駄が許されない経営会議の場で、安心してお使いいただけるシステム環境が評価されました

NEC神奈川支社
製造第一営業部
佐藤 春香

味の素社様は、経営会議をペーパーレス化する今回の施策はもちろん、在宅勤務やスーパーフレックスタイムなど、社員のワークライフバランスを重視した制度を加速度的に整備されています。所定労働時間の短縮など、具体的な成果に結び付けておられる点は、目標達成へのパワーを感じており、その取り組みの一環として「ConforMeeting/e」をご活用いただけていることは、営業担当として非常に喜びを感じております。

味の素社様が「ConforMeeting/e」の導入を検討されている際には、役員様に実機のデモンストレーション環境にて操作性や機能性をご確認いただき、また経営企画部様や情報企画部様には、運用性やサーバ側のセキュリティ対策など、経営会議の場で安心してお使いいただけるシステム環境を提案させていただきました。これらの点を評価いただいたことが、本製品をご導入いただけた理由だと考えています。

ConforMeeting/eは2017年8月に実施したバージョンアップによって、スタイラスペンでの書き込みが資料を上書き登録してもそのまま残される機能、iPadからテキストが入力できる機能などを追加しています。今後もお客様からいただくご要望を反映しながら、より全社でご活用いただけるシステムを提供していく所存です。

お客様プロフィール

味の素株式会社

本社所在地 東京都中央区京橋一丁目15番1号

味の素株式会社様

創業 1909年
代表取締役 取締役社長 西井 孝明
売上高 1兆914億円 (平成29年3月期 連結業績)
従業員数 単体3,459名 連結32,734名 (2017年3月現在)
事業内容 調味料、加工食品、アミノ酸、甘味料、化成品等の製造・販売
URL https://www.ajinomoto.com/jp/

この事例の製品・ソリューション

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(2017年9月21日)

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