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インドネシア・アジア競技大会組織委員会様

安全 安心で効率的な国際スポーツ大会の運営を実現

業種:
  • サービス業
業務:
  • ICT管理・運用
  • その他業務
製品:
  • ソフトウェア/セキュリティ
  • ネットワーク/LAN/WAN
ソリューション・サービス:
  • セキュリティ/セーフティ
  • 生体認証/顔認証
  • ネットワーク/ネットワークサービス

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はじめに

アジア競技大会は世界で最も大きな国際総合競技大会の一つで、会場には非常に多くの人が集まります。インドネシアで開催されたアジア競技大会2018には、45カ国から16,000人の選手が参加し、競技会場や関係施設は130カ所にのぼりました。このように大規模で世界的なイベントを開催するにあたり、インドネシア・アジア競技大会組織委員会(INASGOC)が重要視したのがセキュリティでした。組織委員会は、ジャカルタにあるメイン会場のゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム(GBKスタジアム)だけでなく全ての会場に、高性能で効率的な監視システムの導入が必要だと考え、大会の成功を確実なものとするために、NECの顔認証、行動検知といったセキュリティシステム、及びネットワークシステムが導入・運用されました。

課題

INASGOC
ディレクター
パンジ・チョシン氏

2018年、アジア競技大会は初めてインドネシアの首都ジャカルタと、南スマトラの州都パレンバンの2都市共催で開催されました。競技は3つのインドネシア諸島で行われ、大会を円滑に運営するために20,000人以上のボランティアやスタッフが配置されました。主催者側の主な課題は、海外からの観光客80,000人に安全に大会を楽しんでもらうことでした。アジア競技大会のITディレクター、パンジ・チョシン氏は「政治状況などからもセキュリティはたいへん重要であり、サイバーセキュリティは常に課題となるものです」と話します。

ICTシステムは、人に察知されることなく、置き去りにされたものや、立ち入り禁止場所に侵入するといった人の動きを検知し、更にアジア競技大会で使用される各種の機器、設備、インフラと統合できるものでなければなりませんでした。加えて、電力が不安定であったり、インフラの整っていない辺鄙な場所にICTシステムを導入することも課題でした。チョシン氏は経験値の高さからNECを選んだと話します。「1962年に開催された第4回アジア競技大会にはじまり、NECにはインドネシアでの実務経験がある。技術の展開、機器の導入、また一番重要なことである、機器設備の構築や運用をサポートしてきた経験が豊富なのです。」

ソリューション

NECインドネシア
事業部長代理
ウェリー・タルナ・ウィジャヤ氏

NECは、GBKスタジアムで使用する顔認証などのセキュリティ及び、競技会場、大会関係事務所の計130カ所を接続するネットワークシステムの二つのソリューションを提供しました。

NECの顔認証技術を有するNEC映像分析基盤は、大会の開会式と閉会式が行われたジャカルタのGBKスタジアムで使用されました。約70台のカメラがスタジアム全体に設置され、入場者一人ひとりの顔を捉え、カメラの映像から事前登録した不審者検知を実施。また、不審な行動や不審物の置き去りも検知するこのシステムは、リアルタイムで映像を分析し、現場の警備員に警告を送ります。NECでアジア競技大会のプロジェクト・マネージャーを務めたウェリー・タルナ・ウィジャヤ氏は「我々のシステムは、顔認証や行動検知といった機能をもっています。例えば立ち入り禁止区域への侵入行動を検知したり、他には放置された不審物を検知することが可能です。」と話します。このシステムは各種の映像解析技術を一つのプラットフォーム上で統一し、安全で安心・快適な社会をつくるために様々な場面で使える高度なソリューションを実現しています。

NECインドネシア
事業部長代理
フランキー・ローレンス氏

NECは顔認証技術において世界を牽引し、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)が2017年に行ったテストでは最高評価を獲得しました。「我々の顔認証技術は、精度とスピードという点で世界一だと評価されています」とウィジャヤ氏は話します。こうした機能は、NEC映像分析基盤のプラットフォームに統一され、観客にとって安全で安心できる環境を提供します。ウィジャヤ氏は「NECは、エンド・トゥ・エンドのソリューションを提供しています」と述べています。

さらにNECは、アジア競技大会の運営に欠かすことのできないネットワークシステムを提供しました。「アジア競技大会において、NECはシステムインテグレーションを提供しました」と、アジア競技大会のICTプロジェクト管理を担当したNECのフランキー・ローレンス氏は言います。「NECはINASGOCが持つ全てのインフラ設備、機器をネットワークでつなぎ、競技会場を統合したのです。」
大会の運営、競技に係る既存の会場設備や様々なシステムがネットワークで統合され、大会運営のため全体統合されることが求められました。「NECの役割は、会場間のシステムをつなぐことから、ソフトウェア、アプリケーションのためのクラウドサービスに至るまでを実現させることでした。」

成果

インドネシアで開催された第18回アジア競技大会は、成功裏に終わりました。NECのセキュリティシステムとネットワークシステムを導入したことで大きな問題もなく、そしてインドネシア国内の会場130カ所をつなぐという課題解決に大きな成功を収めました。NECの顔認証技術を導入したことで、潜在的に危険な状況が特定され、競技を楽しむ来場者に混乱を生じさせることなく大会運営ができたのです。

アジア競技大会のITTディレクター、パンジ・チョシン氏は、「NECと連携したことで、大会中に何かが起きたら、すぐに対処できる仕組みや体制ができました。」と話します。NECの顔認証技術によって来場者のシームレスな入退場が可能になりました。これらのシステムは、アジア競技大会後もGBKスタジアムで継続活用されていきます。

安全・安心で効率的な国際スポーツ大会運営を実現 ~NECのICTセキュリティシステム~ [02:49]


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(2019年7月30日)

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