サイト内の現在位置を表示しています。

Arcserve Backup 18.0 システム構成

シングルサーバ構成

シングルサーバで、システムの惨事復旧と使用中ファイルのバックアップを行う構成例

構成の要件

  • サーバ 1 台に Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入する
  • サーバには単体型テープ装置あるいは 1 ドライブの集合型テープ装置を接続する
  • バックアップ対象は Arcserve Backup Base 製品導入サーバのみ
  • データベースなどのオンライン バックアップは行わない
  • バックアップの時間帯にもユーザが使用する可能性がある
  • システム復旧は Disaster Recovery Option を使用する
Sample 1 : Single Server

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option 1
UL1007-P09-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Open Files ※1 1
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
ULH1S-1007153-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Agent for Open Files) 1
  • ※1
    ファイルバックアップのためのオススメオプション製品です。ご利用いただくとことで、VSSと連携したファイルバックアップを行うことができます

構成上のポイント

  • Arcserve Backup Base(本体)用の Client Agent のライセンスは不要
  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では Tape Library Option は不要

リモートサーバ(惨事復旧)構成

バックアップサーバ 1 台、リモートサーバ 2 台で、システムの惨事復旧と使用中ファイルのバックアップを行う構成例

構成の要件

  • バックアップサーバに Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入する
  • バックアップ サーバに、1 ドライブの集合型テープ装置を接続する
  • バックアップ対象は Arcserve Backup Base 製品導入サーバと、2 台のリモートサーバ
  • データベース等のオンラインバックアップは行わない
  • バックアップの時間帯にも各サーバをユーザが使用する可能性がある
  • システム復旧は Disaster Recovery Option を使い、リモートサーバも復旧対象とする
Sample 2 : 2 Servers + DRO + BAOF

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option 1
UL1007-P0B-I Arcserve Backup 18.0 Client Agent for Windows 2
UL1007-P09-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Open Files ※1 2
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
ULH1S-1007154-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Client Agent for Windows) 2
ULH1S-1007153-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Agent for Open Files) 2
  • ※1
    ファイルバックアップのためのオススメオプション製品です。ご利用いただくとことで、VSSと連携したファイルバックアップを行うことができます

構成上のポイント

  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では Tape Library Option は不要
  • リモートサーバのバックアップには Client Agent のライセンスが必要
  • Agent for Open Files は保護対象サーバ分必要
  • バックアップサーバに Disaster Recovery Option を導入すれば、クライアントも惨事復旧対象

データベースサーバ構成

バックアップサーバ 1 台とリモートの SQL サーバ 2 台のバックアップを行い、使用中ファイルのバックアップと惨事復旧を行う構成例

構成の要件

  • バックアップサーバ 1 台に、Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入する
  • バックアップサーバに、1 ドライブの集合型テープ装置を接続する
  • バックアップ対象は Arcserve Backup Base 製品導入サーバと、リモートの MS SQL サーバ、MS Exchange サーバの 3 台
  • リモートの MS SQL と MS Exchange のオンライン バックアップを行う
  • バックアップの時間帯にも各サーバをユーザが使用する可能性がある
  • システム復旧は Disaster Recovery Option を使い、リモートサーバも復旧対象とする
Sample 3 : 2 Servers + DRO + BAOF + SQL

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option ※2 1
UL1007-P0B-I Arcserve Backup 18.0 Client Agent for Windows 2
UL1007-P03-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Microsoft SQL 1
UL1007-P07-I Arcserve Backup 18.0 Windows Agent for Microsoft Exchange 1
UL1007-P09-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Open Files 3
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
ULH1S-1007154-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Client Agent for Windows) 2
ULH1S-1007150-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Agent for Microsoft SQL) 1
ULH1S-1007147-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Agent for Microsoft Exchange) 1
ULH1S-1007153-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Agent for Open Files) 3
  • ※2
    OSバックアップ用のオススメオプションです

構成上のポイント

  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では Tape Library Option は不要
  • リモートサーバのバックアップには Client Agent のライセンスが必要
  • Agent for MS SQL は MS SQL が動作するサーバに導入
  • バックアップサーバに Disaster Recovery Option を導入すればクライアントも惨事復旧対象

イメージバックアップ構成

シングルサーバでシステムの惨事復旧とユーザドライブのイメージバックアップを行う構成例

構成の要件

  • バックアップ サーバ 1 台に Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入。
  • バックアップ サーバには 1 ドライブの集合型テープ装置を接続する。
  • バックアップ対象は Arcserve Backup Base 製品導入サーバのみ。
  • システム復旧は Disaster Recovery Option を使用する。
Sample 4 : 1 Servers + Image

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P05-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Enterprise Module 1
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option ※2 1
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007145-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Enterprise Module) 1
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
  • ※2
    OSバックアップ用のオススメオプションです

構成上のポイント

  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では、Tape Library Option は不要

仮想環境(Hyper-V)バックアップ構成

バックアップサーバと仮想環境(Hyper-V)のペアレントパーティションの惨事復旧、およびゲストOS(2台)のバックアップを行う構成例

構成の要件

  • バックアップサーバ 1 台に Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入する
  • バックアップサーバに、1 ドライブの集合型テープ装置を接続する
  • バックアップ対象は Arcserve Backup Base 製品導入サーバと仮想環境(Hyper-V)のペアレントパーティション、およびゲストOS(2台)
  • バックアップサーバと仮想環境(Hyper-V)のペアレントパーティションのシステム復旧は Disaster Recovery Option を使用する
  • ゲストOSはraw(full-vm)バックアップ/リストアを行う
Sample 5 : 1 Servers + VM2 + DRO

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P0J-I Arcserve Backup 18.0 Guest Based Virtual Machines Agent Bundle ※3 3
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option ※4 1
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007151-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Guest Based Virtual Machines Agent Bundle) 3
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
  • ※3
    1台の物理サーバ上で仮想マシンを稼働させるとき、VMwareプロキシサーバ用もしくはHyper-Vサーバ用を含めて Guest Based Virtual Machines Agent Bundle 製品を 4本以上購入する場合は、VM Agent per Host Lisence製品がお得です。
  • ※4
    プロキシサーバ/Hyper-VサーバOSのバックアップ用おすすめオプション製品です。 Guest Based Virtual Machines Agent Bundleの必要なライセンス数は 仮想マシンとプロキシサーバの合計台数です。

構成上のポイント

  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では、Tape Library Option は不要
  • Guest Based Virtual Machines Agent Bundle は仮想環境(Hyper-V)のペアレントパーティションにも必要。 仮想環境(Hyper-V)のペアレントパーティションに導入したGuest Based Virtual Machinesは、ペアレントパーティション自身のバックアップにも利用可能

仮想環境(VMware)バックアップ構成

バックアップサーバの惨事復旧、および仮想環境(VMware)のゲストOS(2台)のバックアップを行う構成例

構成の要件

  • バックアップサーバ 1 台に Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入する
  • バックアップサーバには、1 ドライブの集合型テープ装置を接続する
  • バックアップ対象は Arcserve Backup Base 製品導入サーバと仮想環境(VMware ESX)のゲストOS(2台)
  • バックアップサーバのシステム復旧は、Disaster Recovery Option を使用する
  • ゲストOSはraw(full-vm)バックアップ/リストアをsanモード(FC経由)で行う
Sample 6 : 1 Servers + 2VM

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P0J-I Arcserve Backup 18.0 Guest Based Virtual Machines Agent Bundle ※3 3
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option ※4 1
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007151-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Guest Based Virtual Machines Agent Bundle) 3
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
  • ※3
    1台の物理サーバ上で仮想マシンを稼働させるとき、VMwareプロキシサーバ用もしくはHyper-Vサーバ用を含めて Guest Based Virtual Machines Agent Bundle 製品を 4本以上購入する場合は、VM Agent per Host Lisence製品がお得です。
  • ※4
    プロキシサーバ/Hyper-VサーバOSのバックアップ用おすすめオプション製品です。 Guest Based Virtual Machines Agent Bundleの必要なライセンス数は 仮想マシンとプロキシサーバの合計台数です。

構成上のポイント

  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では、Tape Library Option は不要
  • Guest Based Virtual Machines Agent Bundle はVDDK導入サーバ(バックアップサーバ)にも必要
  • Guest Based Virtual Machines Agent Bundle はVMotionで移動してもライセンス数は変わらない

CLUSTERPRO 構成 1

CLUSTERPRO の 2 台のサーバ (物理ノード) それぞれに Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入し、各ノードの物理サーバをバックアップする、非フェイルオーバの構成例

構成の要件

  • CLUSTERPRO の 2 台のサーバ (物理ノード) のそれぞれ、ローカルディスクに Arcserve Base (本体) 製品を導入する
  • バックアップ対象は CLUSTERPRO の各サーバ (物理ノード) のみ
  • CLUSTERPRO の 2 台のサーバにはそれぞれ単体型テープ装置を接続しローカル サーバ上でバックアップする
  • 切替パーティションは CLUSTERPRO のアクティブなサーバからバックアップする
  • データベースなどのオンライン バックアップは行わない
  • バックアップの時間帯に動作している他のアプリケーションは無い
  • システム復旧は Disaster Recovery Option にて行う
Sample 7 : Non-FailOver Local Backup

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 2
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option 2
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 2
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 2

構成上のポイント

  • Base 製品はバックアップを行う (テープ装置を接続する) サーバ毎に導入する
  • 上記構成の場合、Base 製品インストール サーバに他のすべてのオプション製品、エージェント製品を導入する事で利用可能。各製品の動作は単体サーバと同様、物理サーバ上で動作

CLUSTERPRO 構成 2

CLUSTERPRO の 2 台のサーバ (物理ノード) それぞれに Client Agent を導入し、ネットワーク上のバックアップ サーバの Arcserve Base (本体) 製品から各ノードをバックアップする、非フェイル オーバの構成例

構成の要件

  • バックアップ対象は Arcserve Base 製品を導入したバックアップサーバと CLUSTERPRO の各サーバのみ
  • CLUSTERPRO の 2 台のサーバとは別のバックアップサーバには Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入し、1 ドライブの集合型テープ装置を接続する
  • CLUSTERPRO の 2 台のサーバ (物理ノード) は Client Agent を使用しリモートバックアップ
  • 切替パーティションは CLUSTERPRO の仮想ホスト(フローティングIP)を使ってバックアップ
  • データベースなどのオンラインバックアップは行わない
  • バックアップの時間帯に動作している他のアプリケーションは無い
  • システム復旧は Disaster Recovery Option にて行う
Sample 8 : Non-FailOver Remote Backup

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option 1
UL1007-P0B-I Arcserve Backup 18.0 Client Agent for Windows 2
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
ULH1S-1007154-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Client Agent for Windows) 2

構成上のポイント

  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では、Tape Library Option は不要
  • 上記の構成の場合、Client Agent インストールサーバに、Client Agent と共に使用できる他のエージェント製品を導入する事でエージェントと製品が利用可能となる。Client Agent 以外の各製品の動作は物理サーバ上での動作となり、仮想サーバ上での利用は不可

CLUSTERPRO 構成 3

CLUSTERPRO の切替パーティションに Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入した、クラスタアプリケーションとしての構成例。アクティブなノードでバックアップを行う、ジョブフェイルオーバに対応

構成の要件

  • バックアップ対象は CLUSTERPRO のアクティブなサーバのみ
  • バックアップ先として、1 ドライブの集合型テープ装置を CLUSTERPRO のノードと接続する
  • CLUSTERPRO の 2 台のサーバ(物理ノード)から切替パーティションに Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入する
  • 物理サーバのバックアップは CLUSTERPRO のアクティブなサーバのみ実施
  • 切替パーティションは CLUSTERPRO のアクティブなサーバからバックアップ
  • データベースなどのオンラインバックアップは行わない
  • バックアップの時間帯に動作している他のアプリケーションは無い
Sample 9 : Job-FailOver

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 2
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 2

構成上のポイント

  • CLUSTERPRO の共有ディスクに Arcserve Base 製品を導入する構成では、バックアップ先として各ノードで共有できるテープ装置が必要。この構成の場合、スケジュールされたジョブはアクティブなノードで実行されるが、バックアップ対象となるのはアクティブなサーバのみであり、非アクティブなノードではテープ装置を使用できない
  • CLUSTERPRO でフェイルオーバ構成となっている各ノード以外のサーバとテープ装置を共有しない場合、SAN Option は不要
  • CLUSTERPRO の共有ディスクには、両物理ノードから Arcserve Backup Base 製品を導入する。
    物理ノードをバックアップするためには、物理ノードにそれぞれ Client Agent を導入する必要がある
  • CLUSTERPRO の共有ディスクに Arcserve Base 製品を導入する構成では、CLUSTERPRO 共有ドライブに導入した Base 製品における CLUSTERPRO システムのフルバックアップ/フル リストアは不可
  • CLUSTERPRO 共有ディスクには、Base 製品と Tape Library Option、SAN Option、Disaster Recovery Option のインストールが可能。ただし Disaster Recovery Option は Client Agent を使用した物理ノードのリモート復旧でのみ使用可能。Enterprise Module および Agent for Open Files などエージェント製品は、CLUSTERPRO 共有ディスクへのインストールは不可
  • 1 ドライブしか搭載されない集合型テープ装置では、Tape Library Option は不要

CLUSTERPRO 構成 4

CLUSTERPRO の切替パーティションに Arcserve Backup Base (本体) 製品を導入した、クラスタ アプリケーションとしての構成例。
他のサーバとテープ装置を共有する、アクティブなノードでバックアップを行う、フェイルオーバに対応

構成の要件

  • バックアップ対象は CLUSTERPRO のアクティブなサーバとバックアップ サーバのみ
  • バックアップ先として、集合型テープ装置を CLUSTERPRO の両ノードおよび他のバックアップ サーバに接続する
  • Arcserve Backup プライマリサーバとする CLUSTERPRO 以外のバックアップサーバには、Arcserve Backup Base (本体) 製品と SAN Option、Central Management Option を導入する。CLUSTERPRO の共有ディスクに SAN Option Secondary Server Bundle (Arcserve Backup Base 製品と SAN Option のセット) を導入し、テープ装置を共有する
  • 物理サーバのバックアップは、CLUSTERPRO のアクティブなサーバのみ実施
  • 切替パーティションは、CLUSTERPRO のアクティブなサーバからバックアップ
  • データベースなどのオンライン バックアップは行わない
  • バックアップの時間帯に動作している他のアプリケーションは無い
  • CLUSTERPRO のシステム復旧は、他のバックアップ サーバを使用しリモートでの Disaster Recovery を行う
Sample 10 : Job-FailOver+Remote Backup

構成製品

型番 製品名 個数
UL1004-P10-I Arcserve Backup 18.0 for Windows 1
UL1007-P0B-I Arcserve Backup 18.0 Client Agent for Windows 2
UL1007-P04-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option 1
UL1007-P0A-I Arcserve Backup 18.0 for Windows SAN Option 1
UL1007-P0H-I Arcserve Backup 18.0 for Windows Central Management Option 1
UL1007-P0D-I Arcserve Backup 18.0 for Windows SAN Secondary Server Bundle 2
UL1004-P11 Arcserve Backup 18.0 Media kit 1
型番 製品名 個数
ULH1S-1004037-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]本体製品) 1
ULH1S-1007154-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Client Agent for Windows) 2
ULH1S-1007141-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Disaster Recovery Option) 1
ULH1S-1007143-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]SAN Option) 1
ULH1S-1007146-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]Central Management Option) 1
ULH1S-1007144-I PPSupportPack([Arcserve Backup 18.0]SAN Secondary Server Bundle) 2

構成上のポイント

  • CLUSTERPRO の共有ディスクに Arcserve Backup Base 製品を導入する構成では、バックアップ先として各ノードで共有できるテープ装置が必要。この構成の場合、CLUSTERPRO 上でスケジュールされたジョブはアクティブなノードで実行されるが、バックアップ対象となるのはアクティブなサーバのみであり、非アクティブなノードではテープ装置を使用できない
  • CLUSTERPRO でフェイルオーバ構成となっている各ノード以外のバックアップサーバとテープ装置を共有する場合は、各サーバに SAN Option が必要。CLUSTERPRO 構成サーバ以外のバックアップ サーバとテープ装置を共有しない場合は SAN Option は不要
  • テープ装置を SAN 共有する場合は SAN Option が必要。
    Arcserve Backup プライマリサーバとするサーバには Central Management Option も必要
  • SAN Option を導入する 2 台目以降のサーバでは、SAN Secondary Server Bundle を使用可能
  • CLUSTERPRO 共有ディスクには、Base 製品と Tape Library Option、SAN Option、Disaster Recovery Option のインストールが可能。
    ただし Disaster Recovery Option は Client Agent を使用したリモート復旧でのみ使用可能。
    Enterprise Module および Agent for Open Files などエージェント製品は、CLUSTERPRO 共有ディスクへのインストールは不可
  • CLUSTERPRO の共有ディスクに Arcserve Backup Base 製品を導入する構成では、CLUSTERPRO 共有ドライブに導入した Base 製品における、CLUSTERPRO システムのフルバックアップ/フル リストアは不可。この構成で CLUSTERPRO のシステムを復旧するには、CLUSTERPRO の各物理ノードに Client Agent を導入し、他のバックアップサーバを使用しリモートでの Disaster Recovery を行う必要がある
  • CLUSTERPRO の各サーバに Client Agent を導入することで、仮想サーバを使用したバックアップも可能。
    この場合ライセンスは、バックアップ対象となる物理サーバの数 (バックアップ対象となる物理ノードの合計)必要。
    仮想サーバのバックアップを行う場合、仮想サーバ用のライセンスは不要。
    ただし仮想サーバではシステム状態のバックアップは行えない。

クラスタ構成での注意事項

  • Arcserve Backup 18.0 は CLUSTERPRO X 4.2/4.1/4.0/3.3/3.2/3.1/3.0 環境をサポートします。
    ※AWS環境ならびに4KNディスク環境である場合、CLUSTERPRO X 4.0/3.3/3.2/3.1/3.0 の対応となります。(4.2/4.1はサポート対象外)
  • CLUSTERPRO X 4.2/4.1/4.0/3.3/3.2/3.1/3.0 の環境では、下記の製品をフェイルオーバに対応した構成(共有/ミラーディスクに Arcserve 製品を導入する構成)でご利用いただけます
    • Arcserve Backup 18.0 for Windows
    • Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option
    • Arcserve Backup 18.0 for Windows Tape Library Option
    • Arcserve Backup 18.0 for Windows SAN Option
    • Arcserve Backup 18.0 for Windows Central Management Option
    Client Agent は共有/ミラーディスクにインストールできませんが、CLUSTERPRO の各サーバのローカルディスクに Client Agent を導入することで仮想サーバ/仮想 IP を使用したバックアップも可能です(仮想サーバは名前解決が必要です)。ただし仮想サーバ/仮想 IP ではシステム状態のバックアップは行えません。
  • 上記以外のArcserve製品は、CLUSTERPRO のフェイルオーバに対応した構成、およびArcserveの設定で仮想ホスト名/仮想 IP を使用できません。なお非フェイルオーバ構成 (各サーバのローカルディスクに Arcserve をインストールする構成) であれば、各サーバ (物理ノード) 上で、非クラスタサーバと同等の機能範囲でご利用いただけます。