最新技術を駆使して大会の安全・安心を守る──ラグビーワールドカップ2019™を支えたNECのテクノロジー最新技術を駆使して大会の安全・安心を守る──ラグビーワールドカップ2019™を支えたNECのテクノロジー

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日本代表チームの素晴らしい快進撃で日本中が熱狂したラグビーワールドカップ2019™。NECは、顔認証システムを始めとするさまざまなテクノロジーでこの大会を支えました。関係者のコメントを交え、あらためて大会を振り返ります。

セキュリティレベルの向上と
現場の負荷軽減を同時に実現

今大会でNECの顔認証システムが導入されたのは、東京スタジアムと横浜国際総合競技場の2会場。メディア関係者入口での本人確認に顔認証が使われました。

写真:第二官公ソリューション事業部 藍野健太

「開幕戦から3位決定戦を含め、全8試合が行われた東京スタジアムと、決勝戦、準決勝など全7試合が行われた横浜国際総合競技場には、世界中から数多くのメディア関係者が集まることが大会前から予想されていました。メディア入口からの不審者の侵入を防ぐと同時に、警備員の負荷を軽減するソリューションとして私たちが提供したのが顔認証システムでした」
そう話すのは、システム導入を担当した第二官公ソリューション事業部の藍野健太です。

事前にIDと顔画像を登録したメディア関係者は、顔認証装置にバーコードが記載されたIDカードをかざすだけで会場に入場可能で、警備員の目視による本人確認が不要になるのがこのシステムの大きなメリットです。ラグビーワールドカップで顔認証システムが活用されるのはこれが史上初でした。
「カメラによる顔の確認も入場の過程で自動的に行われるので、関係者はまったくストレスなく入場できます。駅の自動改札を通る感覚に近いと言えばいいでしょうか」

開会式と開幕試合の取材で東京スタジアムを訪れたメディア関係者の数はおよそ2,300人。ピーク時には、1時間に500人にのぼる人たちが入場口を通過したといいます。その間、入場をめぐるトラブルはいっさいありませんでした。

写真:顔認証装置

日本の大手メディアの記者は、「以前の大会では、IDカードを警備員に確認してもらう必要があったので時間がかかっていました。今回は手続きが非常に簡単で、入場がとてもスムーズでしたね」と話しています。

「事前に何度となくテストを繰り返していたので、必ず成功するという強い確信がありました。それでも、入場が滞りなく進んでいる場面を見るのは感慨深かったですね。私たちの技術によって大会の安全・安心を支えることができたことに本当に満足しています」
藍野はそう大会を振り返っています。

ボランティア活動を支える
ソリューション

写真:ボランティアスタッフ

近年のスポーツイベントでは、大会のスムーズな運営をサポートするボランティアスタッフの存在が欠かせません。今大会でも、約1万3,000人のボランティアスタッフがさまざまな会場で観客の誘導などの活動に熱心に取り組みました。その活動を支えたのが、NECの「ボランティア支援サービス」と「ボランティア本人確認支援システム」です。

「ボランティア支援サービス」は、ボランティアスタッフの募集、選考、教育などの業務をトータルに支援し、運営者のボランティア運営の負荷を軽減するソリューションです。スタッフサイドも、マイページから当日の役割やスケジュールなどを簡単に確認できるのがこのサービスの特徴です。

一方の「ボランティア本人確認支援システム」は、すべてのボランティアスタッフが携行するアクレディテーションカード(資格認定証)を発行する際の本人確認作業を効率化するソリューションです。マイナンバーカードなど5種類の公的身分証明書のいずれかをスキャンし、ボランティア情報を一元管理するシステムに登録。その情報の検索結果を見るだけで本人確認が可能になります。

今大会にボランティアスタッフとして大会に参加したコーポレートコミュニケーション本部の松下直子は次のように話しています。
「“支援サービス” のマイページ機能は、とても使い勝手がよかったですね。“本人支援確認システム”の使い方は、会場のボランティアの詰め所で、スタッフのパスをスキャンして個人認証をするというものでした。4、5台のPCの前にスタッフが並んでいましたが、スピーディな個人判定が実現していました」

これまでも、ラグビーを始めとするスポーツ大会にボランティアとして参加してきたという松下。
「スポーツボランティアは、本当にやりがいのある活動です。観客の皆さんを的確に座席に誘導したり、トイレに案内したりすることが、スポーツ観戦を心から楽しんでいただくことにつながります。これからもこの活動を続けていきたいですね」

2020年、そしてさらに
その先を見据えて

さらにNECは、今大会にもう一つのテクノロジー、業務用無線システムも提供しています。国際的に標準化されたLTE技術と、従来型の業務用無線システムを組み合わせた次世代の無線システムを東京スタジアムに導入。運営スタッフのコミュニケーションを支えました。

この無線システムの特徴は、大規模災害時などにも途絶することのない耐久性と、回線が混雑しているときにも通信が可能な安定性にあります。今大会では、グループ通話や、ボタンを押す操作だけで交互に音声通話ができるPush to Talk機能なども運営スタッフの皆さんに活用していただきました。

顔認証システム、ボランティア管理支援システム、コミュニケーション基盤──。今大会にNECが提供したのは、いずれもあらゆるスポーツ大会のインフラとなりうるテクノロジーやソリューションです。藍野は、「今回の大会で最新のテクノロジーを実際に運用できたことは、非常に貴重な経験となりました。技術力を最大限にいかす現場のオペレーションのあり方などもノウハウとして蓄積したと思います。ぜひ、今後もさまざまなスポーツイベントに役立てていただきたいですね」と話しています。

来年は、いよいよ2020年。そこでNECの技術の底力が試されることになります。さらにその先の時代を見据え、誰もが安全に、安心して集える社会を実現するために貢献していきます。

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