サイト内の現在位置

ドイツ国営気象局が挑み続ける欧州の気象予測高度化とは [02:59]

音声テキスト

ドイツ国営気象局は、気象予測、警報発令、研究成果などの情報を発信しています。
特に、人命や財産に大きな被害を及ぼす
警報の発令は重要で、高精度でリアルタイムに気象予測と被害予測を
発信することが最重要使命です。
EUでは昨今の気候変動により、予測困難なゲリラ豪雨が発生しています。
ゲリラ豪雨は鉄砲水を起こし、局地的に甚大な被害をもたらします。そこで我々は、
前兆をよりよく検知できるシステムへと改善したいと考えています。

NECはドイツ国営気象局にとって非常に重要なパートナーです。
2007年にデータ処理システムを調達して以来、継続的に採用しています。
気象予測システム用にはNECのベクトル型のスーパーコンピュータを2回採用しています。
我々気象関係者はHPCに対し、可能な限り最高のパフォーマンスだけでなく、
我々が保有するすべての機器に対して高品質なサービスを提供してくれる
パートナーを求めており、それがNECを選んだ主な理由の1つです。
2つ目は、EUのエネルギー価格は非常に高騰していて、
低消費電力のものを求めていました。NECのベクトル技術は、
高いレベルのエネルギー効率を実現していたからです。
NECにはこれからも、我々のような気象局が安定して情報発信が行えるように、
信頼できる方法で、最先端のテクノロジーを提供し続けてくれることを期待しています。

NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」は世界で唯一のアーキテクチャで、
NECだけが提供しています。1番の特長は、ベクトルプロセッサーとメモリ間のデータ転送能力の高さで、
他社と比べて圧倒的で、科学技術計算処理の実効性能の高さが挙げられます。
特に、気象・気候シミュレーションで行う流体解析分野はベクトル型プロセッサーが最適です。
デジタル化が加速し、
複雑化かつ大規模化する社会課題の解決において、スーパーコンピュータ活用の要望が高まっています。
これまでのドイツ気象局との長いお付き合いの中で、NECのスーパーコンピュータの
優位性や使いやすさ、サポートに対して信頼を頂いております。
今後も引き続き、ドイツ国営気象局をはじめ、お客様に最適なシステムを提供し、
共に世界へ貢献してまいりたいと考えています。

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

自然災害の激甚化が地球規模で進行している。
ドイツ国営気象局(DWD)は気象予測機関として被害をおさえるべく、気象予測の精度向上の研究を進めている。
その取り組みを支えているのがNECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」だ。
気象予測の最前線の動向について、DWDのキーマン2人とNEC執行役員常務の須藤が語った。


動画へのご意見を聞かせてください。

この記事を評価
  • ここで書き込まれた内容に関しましては、返信は差し上げておりません。また、いただいたコメントはプロモーション等で活用させていただく場合がありますので、あらかじめご了承願います。

お問い合わせ

(2023年5月15日)