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Smart Transportation ~インド アーメダバード事例~ [02:55]

音声テキスト

ラケシュ・シャンカールCEO
アーメダバードスマートシティ開発会社

スマートシティというのは「これ」という定義があるわけではありません。
スマートシティとは市民生活をどのように快適にするか、です。

IoTを活用したITSが、1日80万人にのぼる乗客へのサービスを支えています。
今までは手作業でした。
ITSの導入で数字がよく見えるようになりました。

(自動運賃収受システム)
どの駅でも改札でカードをかざせば乗降記録が残ります。
改札は無人でいいのです。

(バス位置情報管理システム)
全てのバスにGPSシステムが搭載されました。

車内には乗客向け情報提供システムからの案内表示があります。
駅にも監視カメラと乗客向け情報提供システムの案内表示が設置されています。

駅やバスでの情報がすべて中央管制センターに統合され、データを分析します。
路線計画通り運航されているか、混雑路線はどれか、遅延は発生しているか、など。
また、車両運行システムで何千台もの車両を管理しています。
車両を最大限活用するためにどのように配分管理するかを営業所管理システムで行っています。

このようにたくさんのソフトウェアがあるので、ビジネス・インテリジェンスが役立ちます。

特定の路線にどの車両を配分するか?どのバスが赤字になっているか?
乗客数はどの路線が多いか?など、意思決定する際に役立っています。
そこにバスをもっと割り当てた方がいいかもしれません。
全ての分析が一つのプラットフォーム上で見える化されています。
車両は契約会社が所有し、運航に関する契約を締結しているのですが、IoTを活用したITSのデータがリンクしています。
合計何キロ走ったか?運転手の行動はどうだったか?
急発進はどうか?ブレーキはどうか?
これら運行データが月末に運行委託料金にまとめて反映されます。
以前はこのすべてが手作業でした。
今はソフトウェアベースなので効率が上がりました。
1ヶ月500~600万ルピーぐらいの経費削減となり、結構大きなインパクトです。

プロジェクトチームは全力でシステム導入に取り組んでくれました。
とても複雑なシステムではありますが、NECの専門性と経験をもってすれば、更なるシステム拡張、そしてより良いものができると確信しています。

Orchestrating a brighter world
NEC

概要

インド第7の都市として成長著しいアーメダバード市は、スマートシティプロジェクトにおいて、NECのIoTを活用した安全で正確なバスの運行を実現する「高度交通運用管理システム」を導入した。同市は交通インフラの高度化に向け、先進的なICTの活用に取り組んでおり、NECは管制センター運用から保守までをトータルで支援。公社CEOのインタビューでは、「運行管理の効率化に加え、データの見える化による的確な経営が公共交通サービスの向上につながっている」ことが評価されている。


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(2018年8月9日)