「しずく」コラム 地球の水を追え!
(その4)天気予報の精度があがる?
天気予報と言えば、気圧配置図を使って予報するイメージを持つ方が多いと思いますが、天気予報もハイテク化。従来の方法に加えて最近では「数値予報」が取り入れられています。
数値予報とは、気温や風速などの時間変化をコンピューターで計算し、今後の大気の変化の状態を予測する方法です。
天気予報には各地の気象台や気象レーダーなどにより観測されたデータが用いられていますが、より多くの観測点から詳細な観測データが得られるほど、天気予報の精度は向上します。そのため、広域に観測できる宇宙からの観測データが欠かせません。
「しずく」は二日間で地球の約99%を観測することができます。海面水温や海上風速、水蒸気量、雲水量、降水強度などを正確に観測できるため、天気予報や集中豪雨、台風の進路予報などの精度向上に貢献すると大いに期待されています。