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「はやぶさ」を継ぐもの第1回 若い力がプロジェクトを支える

前へ、2020年を目指して

Q:これからのお二人の抱負は。

  • 榎原:これからイオンエンジンを本格運用して、地球スイングバイに向けての軌道制御を行います。また2018年夏以降に行われる、小惑星へのタッチダウン運用の詳細検討なども実施します。
    今回若いメンバーが「はやぶさ2」チームに多く加わったことは、今後の運用をやりきるうえでも大きな力になると考えています。さまざまな経験をすることで、さらに育っていくでしょう。
  • 益田:私は、とにかく「はやぶさ2」を無事地球に帰還させる。その間ずっと自分が面倒見るぞという気持ちでいっぱいです。「はやぶさ」の時以上に成果を期待されているわけですから、それに応えるのが自分の仕事だと考えています。帰還する2020年に私はここにいる榎原さんの今の年齢と同じになります。その時までに、豊富な経験値を持つ榎原さんと同じ力を身につけていたいと思っています。
  • 榎原:自分が経験したことを、できるだけ益田に伝えて引き継いでいくつもりです。

エピローグ

システムメンバーとなって9年、榎原には「はやぶさ2」のシステムを引っ張った自信と、多くの仲間に支えられた感謝の気持ちが溢れていた。その姿を若い益田は良き先輩としてずっと見続けたにちがいない。次は自分がその立場になってチームを引っ張るぞという覚悟とともに。彼らの手によって「はやぶさ2」の航海が無事完遂されることを願って今回のインタビューを締めたい。

2015年2月10日 取材
(取材・執筆 小笠原 雅弘

榎原 匡俊(えばら まさとし)

写真:榎原 匡俊(えばら まさとし)

NEC 宇宙システム事業部 主任

2006年入社。金星探査機「あかつき」および「はやぶさ2」のNECシステムマネージャーを務める。

益田 哲也(ますだ てつや)

写真:益田 哲也(ますだ てつや)

NEC 宇宙システム事業部

2011年入社。「はやぶさ2」システム担当。

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