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WebOTX V8.3に関する情報(2009年10月26日時点)

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NECは、クラウド・コンピューティングを支えるサービス実行基盤ミドルウェア「WebOTX」を強化し、「WebOTX V8.3」として本日より販売活動を開始いたします。

本サイトでは、2009年10月26日に発行したプレスリリース「クラウド・コンピューティングを支えるサービス実行基盤『WebOTX』の強化について」の補足を行っています。

V8.3の全体図

オンライン実行基盤 ~WebOTX Application Server~

新たなライセンス体系の導入で費用削減をお手伝い

厳しい経済環境を背景に、企業においてはIT投資の平準化やシステムのTCO削減が求められ、仮想化によるサーバ統合やクラウド・コンピューティングへの関心が高まっています。また、仮想化によるサーバ集約によってハードウェアのコスト削減を実現する一方、ソフトウェアライセンスの価格に対する不満や要求が多くなっています。

そのような状況を鑑み、WebOTX Application Serverでは仮想化環境専用ライセンスを導入することで、ライセンス費用の大幅削減を実現しました。次のようなケースで従来に比べ大幅な削減となります。

  • 1つの物理サーバ内にたくさんの仮想サーバを集約
    → 必要な基本ライセンスは1つだけ
  • 物理サーバにたくさんのCPUを搭載しているが、WebOTXで使用するのはその一部のみ
    → WebOTXで利用するCPU数分のみ追加ライセンスが必要
  • 昼夜で仮想サーバの割り当てコア数が変動
    → 合計値に増加がなければ追加購入の必要なし
  • Windows, Linuxの仮想サーバが混在
    → 追加ライセンスはWindows/Linux共通のため別々に購入する必要なし

仮想化環境で必要となるライセンスの例

仮想環境における運用性をさらに向上

仮想化環境やクラウド・コンピューティングによる業務システムでは、数十台~数百台からなるサーバを用いて負荷分散環境を構築します。さらに、スケールアウトによるサーバ増強の際には、VMwareなどの仮想化ソフトウェアを用いて既存のサーバ環境を複製し、新たな実行環境を構築する手法が取られます。そして、そのようなシステムに対しては、アプリケーションの更新やパラメータ変更作業、システム監視などの作業を効率良く行えることが重要です。

それを踏まえてWebOTX Application Serverでは、分散配置されたサーバ上のドメイン(業務実行環境)群をグルーピングし、個々のドメインへのアプリケーション配備や設定作業を一元化する運用基盤を新たに提供します。スケールアウトによるサーバ追加時にも単一の操作でグルーピング対象とすることができるようになり、構築・運用コストを大幅に削減できます。

例えば、10台の同一構成からなるサーバを用いたシステムを構築する場合、これまでは個々のサーバに対して次のようなドメイン構築作業が10台分必要でした。

  • アプリケーションをドメインに配備
  • ドメイン上の実行パラメータを更新
  • ドメイン上の監視項目を設定

これを、本バージョンで提供する運用基盤では、分散されたサーバ上のドメイン群を仮想的に一つのドメインとして管理するためのグルーピング作業を行い、それに対して一回の運用操作を行うことで、グルーピングされたドメイン全てに対して一斉にアプリケーション配備やパラメータ更新作業が行えます。

また、これまでは全てのサーバ上のドメイン稼動状況を把握するために、個々の(10台分のサーバ上の)ドメインに運用管理ツールから接続しなければなりませんでしたが、本バージョンで提供する運用基盤を用いれば、そのような煩わしい作業が一切不要です。

さらに、これらのドメイン内で発生したプロセス停止などの異常を表すイベントについても、この運用基盤上で一元的に把握できます。これにより、WebSAMなどの監視ソフトウェアとの連携が容易になります。

一方、システム保守作業では、アプリケーションの更新や実行パラメータの更新作業が発生しますが、運用者はこの運用基盤から一回の更新作業を行うだけで、全てのサーバ上のドメインに更新内容を反映することができます。

その他、スケールアウトによるサーバ増強時にも、仮想化ソフトウェアなどによってコピーされたサーバ環境のドメインをグルーピング対象とするための操作を行うだけで、一括した運用制御の対象に含めることができます。

このように、作業者は単一の運用基盤から全てのサーバ上のドメインを効率良く構築・管理することができるようになり、以前と比べて作業コストを大幅に削減できます。

業務アプリケーションが動作するAPサーバ群を仮想サーバで取りまとめて管理・監視

バッチ基盤 ~WebOTX Batch Server~

近年、主にオンライン系業務システムにおいて、Webアプリケーションサーバを中心としたWebシステムが広く採用されてきています。多くのWebアプリケーションサーバ製品は、Java EEを実装しており、多くのオンライン業務は、Javaで開発され続けています。

一方、古くから現在まで企業における様々な業務はC、COBOLなどでの開発したバッチ処理により支えられてきました。

そこで、近頃のJavaによるバッチ処理構築ニーズの高まりに応え、オープンソースの「Spring Batch(*)」をベースにJavaバッチアプリケーション実行基盤として「WebOTX Batch Server」を新たにWebOTXのラインナップに追加いたしました。

  • *(*) Spring Batchは、SpringSourceおよびAccentureの協働により、Spring Frameworkをベースに開発されたオープンソースのバッチアプリケーション開発フレームワークです。

製品化の背景

「WebOTX Batch Server」 は、Javaを利用したバッチ処理において課題となるジョブ起動性能の改善など、実行制御機能及び運用管理機能を強化したアプリケーション実行基盤です。アプリケーション開発者はJavaを利用したオンライン処理用のロジックを流用することで、開発生産性を向上させることも可能です。

開発環境「SystemDirector」、および、運用環境「WebSAM JobCenter」と連携し、Javaバッチシステムの開発から構築、運用までをトータルで支援します。

WebOTX Batch Server

生産性の向上

Spring Batchは、「バッチ処理は、何らかの処理対象(アイテム)に対する(1件ずつの)繰り返し処理である」というモデルに基づくフレームワークとなっており、ループ処理、コミット処理、リスタート処理等の汎用的な制御ロジックや、入出力処理対象の各種リソースに応じた部品が含まれています。

バッチアプリケーションの開発者は、1件のアイテムに対する処理をビジネスロジックとして実装することで、バッチアプリケーションを開発することが可能です。

1件のアイテムに対する処理をビジネスロジックとして実装可能

高性能な実行基盤

Javaでバッチアプリケーションを実装する際に気になる点は、Javaプロセスのメモリ使用量とプロセス起動時間のオーバヘッドです。

WebOTX Batch Serverでは、ジョブを実行するJava VMを常駐化することができ、複数のジョブを多重実行した際のメモリ使用量を大幅に削減可能にし、ジョブ実行プロセスの起動時オーバーヘッドを削減しています。

単一のジョブ実行プロセス上で複数のジョブが実行される構成となる為、ジョブ毎のクラスローダを分離しジョブ間の隔離性を確保。さらに、ジョブ実行プロセスを多重化した構成も可能であり、バッチアプリケーションの特性や、システムのマシンリソースに合わせて柔軟に対応することが可能です。

また、Java VMを常駐化することにより、HotSpot Compilerやデータベースのコネクションプーリング機能による性能向上効果が期待できます。

高性能なバッチ実行基盤を提供

運用性の向上

オープンソースソフトウェアは、その進化や実験的・先進的機能への取り組み早く、手軽に利用することができることから、近年様々な局面での利用が進んでいます。その反面、商用製品に比べて運用管理系の機能が不足していると言われています。

WebOTX Batch Serverでは、基本的なジョブ操作(起動、停止、再実行、強制停止、状態表示)のコマンドを提供しており、常駐化したジョブ実行プロセス上でバッチアプリケーションにより出力されたログやジョブの終了コードを、コマンドの標準出力や戻り値として返却可能にする等、ジョブスケジューラ製品との連携や本番運用を想定した機能強化を行っています。

また、ジョブ実行時に任意のIDを指定可能にしており、ジョブスケジューラ製品などのジョブ実行結果との紐付けも可能にしています。

WebSAM JobCenterからは、WebOTX Batch Server用の単位ジョブ部品が提供され、WebSAM JobCenterのGUIを使用してジョブネットワークおよびジョブのフロー定義やジョブパラメータの設定やジョブに対する各種操作が行えるなど、より運用性を高める為の連携を行っています。

運用統合製品「WebSAM JobCenter」との連携により運用性を向上

フロントエンド統合基盤 ~WebOTX Portal~

WebOTX Portalはフロントシステム構築を支援する「企業情報ポータルソフトウェア」製品です。企業内外に点在する複数の情報やサービスを1つのポータルページに集約、管理を行います。また、バックエンドにエンタープライズサービスバス(ESB)を置いたシステムを構築することで、高信頼かつ機能拡張にも柔軟に対応可能なSOAを実現することも可能になります。

また、NECが提供するコラボレーティブウェア「StarOffice X」との連携強化を行います。StarOffice Xが持つグループウェア機能とWebOTX Portal上で構築する業務システムを統合したポータルを構築することができます。

WebOTX Portal

最新Javaポートレット仕様への対応

WebOTX Portal V8.3では、Javaで記述されたポートレットに関する標準仕様である「Java Portlet Specification 2.0(JSR 286)」に国内主要ベンダに先がけて対応します。標準仕様に則って作成したポートレットは他のポータル製品上でも動作することが可能なため高い相互運用性を保証します。

現在出荷しているWebOTX Portal V8.2は、Java Portlet Specificationの最初のバージョン(JSR168)に対応しています。これは2003年に策定された仕様であり多くのポータル基盤製品が既に対応していますが、JSR286では新たにいくつかの項目が追加されています。

ポートレット間の連携を容易にするための機能を提供

その中の主なものとして「ポートレット間でのイベント送受信」機能があります。あるポートレットで実行された処理の結果発生したイベントの内容に応じて、別のポートレットにデータや処理を引き継ぐことができます。

WebOTX Developerを使い、GUI操作でイベント送受信設定が可能

例えば製品在庫管理を行う業務ポートレットにおいて「在庫数減少」というイベントが発生した際に、隣のグラフ表示ポートレットにその値を自動的に反映させるといったことが可能になります。

イベント送受信の設定に則ったポートレット間連携のイメージ

バックエンド統合基盤 ~WebOTX Enterprise Service Bus~

WebOTX Enterprise Service Bus(以下、WebOTX ESB)はSOA(サービス指向アークテクチャ)に基づいたシステム連携を可能にする製品です。

経路制御の強化によりシステム連携の可用性を向上

高度な経路制御により、負荷分散と連携先の切り替えが容易になります。

連携しているシステムの一部で障害が発生した場合は、障害が発生した経路を部分的に閉塞し速やかに代替システムに切り替えます。その結果サービスを継続でき、可用性が向上します。

また、負荷分散により従来ロードバランサを使用することで対応していた複数サービスへのメッセージ配信がWebOTX ESBのみで実現できます。

サービスの追加は動的に行なうことができますが、新たに追加した経路の処理メッセージ数を段階的に増加させる機能(スロースタート)で、起動直後の高負荷を回避して安全に新たなサービスを追加できます。

複数サービスへのメッセージ配信

複数のバスから構成された経路の運用負担を低減

分散ESB機能により、複数のESBによる柔軟な経路選択が1つのESBと変わらない運用操作で実現できるようになります。

複数のESBからなる大規模分散システムの場合、従来は全てのESBは独立していたため個別に接続設定する必要があり、運用操作が煩雑になっていました。

V8.3では複数のESBを仮想的に1つのESBとして統合管理することができます。

これにより、異なるバックエンドのシステムを連携する場合の構築期間が従来比で1/3に短縮し、なおかつ運用操作のミスを低減することができます。

複数のESBを仮想的に1つのESBとして統合管理


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