7.6. WebOTX Webサーバ

7.6.1. はじめに

WebOTX Application Serverでは、Webサーバ層の提供機能として、 Javaベースの内蔵Webサーバと、Apache HTTP ServerベースのWebOTX Webサーバをバンドルしています。

本書では Apache HTTP Serverベースの WebOTX Webサーバを運用するための 運用操作法についての概要や具体的な設定項目や設定方法について記載しています。

7.6.2. 機能

ここでは、WebOTX Webサーバが提供する機能について説明します。

7.6.2.1. 機能概要

WebOTX Webサーバは、WebOTX Application Server の Webサーバ層の機能を 提供しており、Webサーバのデファクトスタンダードである Apache HTTP Server の 次のバージョンをバンドルしています。(2016年2月現在)

WebOTX Webサーバでは、Apache HTTP Server で提供される すべての機能に加え、次の機能を提供します。

利用者は、WebOTX AS のインストール時に、上記どちらかのバージョンの Apache を選択して、WebOTX Webサーバをインストールすることができます。
次の例は、Windows版の WebOTX Application Server Express のインストール時に 「Apache 2.4」ベースのWebサーバをインストールするように選択した場合の図となります。


図7.6.2.1-1

なお、WebOTX Application Server では、ApacheベースのWebOTX Webサーバの 他に、Java ベースの Webサーバを内蔵しており、そちらも利用可能です。
さらに、Internet Information Service(IIS) 、LinuxマシンなどのOSに添付 されている Apache HTTP Server 2.2.31/2.4.18 以降との連携動作をサポート しています。

7.6.2.2. 基本機能

WebOTX Webサーバは、Apache HTTP Server が提供する Webサーバ動作に 関する基本機能をすべて提供します。

主に次の機能があります。

7.6.2.3. SSL 通信機能

SSL (Secure Sockets Layer) は、公開鍵暗号方式を利用して データの暗号化を行い、公開鍵と秘密鍵と呼ばれるキーの対を利用して、 情報の暗号化と復号を行います。公開鍵は、特定のアルゴリズムを使用して データを暗号化するためのものであり、他社に配布可能です。 秘密鍵は、一般には配布せず、サーバ上に安全が保たれた状態で保管する 必要があります。
SSL を使用してサイトにクライアントが接続すると、 サーバは証明書の一部として公開キーとそれに付随する情報を送信し、 クライアントが公開鍵暗号方式を利用してサーバの身元を確認します。

証明書は、認証局 (CA : Certificate Authority)によって発行された 電子的なドキュメントで、インターネット上で個人または企業の 身元を保証するものです。証明書にはサイトの公開鍵が含まれており、 クライアントはそれを利用して、サーバから送られてきたデータ を復号できます。

WebOTX Webサーバでは、OpenSSLライブラリを利用した mod_sslモジュールにより、プロトコルバージョンとして SSL2.0/3.0 および TLS1.0/1.1/1.2、 かつ128Bit以上の暗号化方式をサポートしたセキュアなWebサイトを 構築することができます。
また、SSLクライアント認証機能も利用可能です。
クライアントがSSLを利用したセキュアなサイトにアクセスするには、 次の形式のURLを指定します。

https://ホストアドレス[:ポート]/ホスト内資源アドレス

HTTPS接続の場合、ポートは通常443が利用されます。ポート番号に 443を利用する場合は省略が可能です。

7.6.2.4. LDAP 連携機能

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)サーバと連携して、 HTTP認証をLDAPエントリデータに登録されたユーザで行うことができます。

なお、WebOTX Application Server では、LDAPサーバとして EnterpriseDirectoryServer(EDS)をバンドルしており、 EDSに登録したユーザを利用してHTTP認証を行うことができます。

7.6.2.5. IPv6 ネットワークのサポート

IPv6 ネットワーク環境での動作をサポートします。
IPv6/IPv4ネットワーク混在環境において、それぞれ別々のIPアドレス、ポートに対して待ち合わせが可能です。

待ち合わせ用のポート番号は、IPv6/IPv4で同一にすることもできますし、別々に設定することもできます。

7.6.2.6. 提供モジュール一覧

WebOTX Webサーバは、Apache HTTP Serverで提供される次のモジュール を提供しています。
デフォルトで組み込まれていないモジュールが提供する機能を利用する 場合には、 LoadModule 指示子により、モジュールのロードを行う 必要があります。

 

Apache 2.2
表7.6.2.6-1
モジュール 機能概要
(コアモジュール) (デフォルトで組み込まれている機能。ロードする必要はありません)

core, http_core

サーバのコア機能を提供します。

worker

(UNIX)UNIX版のMPMモジュールはworkerとしています。Workerは、複数のスレッドを有するプロセスが複数個動作するモードです。クライアントから要求は、各スレッド上で受け付けを行い、処理を行います。

mpm_winnt

(Windows)Windows向けに最適化されたマルチプロセッシングモジュールです。複数のスレッドを有するプロセスが動作するモードです。クライアントから要求は、各スレッド上で受け付けを行い、処理を行います。

mod_so

起動時や再起動時に実行コードとモジュールをサーバにロードします。

(オプションモジュール)

デフォルトで組み込まれていません。利用するにはLoadModule指示子により別途ロードする必要があります。
右欄は、W(Windows)、U(Unix: HP-UX/Solaris/Linux)を意味し、 各OSで提供しているモジュールに○をつけています。
W U

mod_actions

メディアタイプやリクエストメソッドに応じてCGIスクリプトを実行する機能を提供します。

mod_alias

ホストファイルシステム上のいろいろな違う場所をドキュメントツリーにマップする機能と、URLのリダイレクトを行う機能を提供します。

mod_asis

自分用のHTTPヘッダの書かれているファイルを送信します。

mod_auth_basic

Basic 認証機能を提供します。

mod_auth_digest

ダイジェスト認証機能を提供します。

mod_authn_alias

Provides the ability to create extended authentication providers based on actual providers.

mod_authn_anon

認証が必要な領域への "anonymous"ユーザのアクセスを許可します。

mod_authn_dbd

SQL データベースを用いたユーザ認証機能を提供します。

mod_authn_dbm

DBM ファイルを用いたユーザ認証機能を提供します。

mod_authnz_ldap

LDAPディレクトリに格納されたデータベースを利用してHTTP基本認証を許可します。

mod_authz_dbm

DBMファイルを用いたグループ認証機能を提供します。

mod_authz_default

承認フォールバックモジュールです。

mod_authz_file

プレーンテキストファイルを用いたグループ認可機能を提供します。

mod_authz_host

ホスト(名前もしくは IPアドレス)に基づいたグループ認可機能を提供します。

mod_authz_owner

ファイルの所有者に基づいた認可機能を提供します。

mod_authz_user

ユーザ認可機能を提供します。

mod_autoindex

UnixのlsコマンドやWindowsのdirシェルコマンドに似たディレクトリインデックスを生成します。

mod_cache

URI をキーにしたコンテンツのキャッシュ機能を提供します。

mod_cern_meta

CERN httpd が使う追加のHTTPヘッダ形式でメタ情報を指定できるようにします。

mod_cgi

CGI スクリプトを実行します。

mod_cgid

外部CGIデーモンを使用したCGI スクリプトを実行します。

mod_charset_lite

キャラクターセットの変換と記録を指定します。

mod_dav

分散オーサリングとバージョン管理(WebDAV)機能を提供します。

mod_dav_fs

mod_dav のためのファイルシステムプロバイダです。

mod_dav_lock

mod_dav 用の汎用ロックモジュールです。

mod_dbd

SQL データベースコネクションを管理します。

mod_deflate

クライアントへ送られる前にコンテンツを圧縮します。

mod_dir

URLに指定される「最後のスラッシュ」のリダイレクトと、ディレクトリのインデックスファイルを扱う機能を提供します。

mod_disk_cache

URIをキーにしたコンテンツキャッシュストレージを管理します。

mod_dumpio

すべてのI/Oをエラーログにダンプします。

mod_env

CGIスクリプト及びSSIページに渡される環境変数を変更する機能を提供します。

mod_expires

ユーザの指定した基準に基づいたExpiresとCache-Control HTTPヘッダの生成をします。

mod_ext_filter

レスポンスのボディをクライアントに送る前に外部プログラムで処理します。

mod_file_cache

メモリ内にファイルの静的なリストをキャッシュします。

mod_filter

Context-sensitive smart filter configuration module

mod_headers

HTTPリクエストヘッダとレスポンスヘッダをカスタマイズします。

mod_ident

RFC 1413 ident lookups

mod_imagemap

サーバサイドのイメージマップを実行します。

mod_include

サーバがパースするhtmlドキュメント(Server Side Includes)を利用します。

mod_info

サーバの設定の包括的な概観を提供します。

mod_ldap

LDAP連携用モジュールです。

mod_log_config

サーバへのリクエストのロギングを行います。

mod_log_forensic

サーバに送られたリクエストをforensicロギングします。

mod_logio

リクエスト毎に入力バイト数と出力バイト数をロギングします。

mod_mem_cache

URIをキーにしたコンテンツキャッシュします。

mod_mime

リクエストされたファイルの拡張子とファイルの振る舞い(ハンドラとフィルタ)、内容(MIMEタイプ、言語、文字セット、エンコーディング)とを関連付けます。

mod_mime_magic

ファイルの内容を読み込んでMIMEタイプを決定します。

mod_negotiation

コンテントネゴシエーション機能を提供します。

mod_proxy

HTTP/1.1のプロキシ/ゲートウェイサーバを提供します。

mod_proxy_ajp

mod_proxyで AJP をサポートするモジュールです。

mod_proxy_balancer

負荷分散のための mod_proxy拡張モジュールです。

mod_proxy_connect

CONNECT リクエストを扱う mod_proxy 拡張モジュールです。

mod_proxy_ftp

mod_proxyでFTPをサポートするモジュールです。

mod_proxy_http

mod_proxyでHTTPをサポートするモジュールです。

mod_rewrite

URLの書き換えを行うリライトエンジンを提供します。

mod_setenvif

リクエストの特徴に基づいた環境変数の設定を可能にします。

mod_speling

ユーザが入力したであろう間違ったURLを、大文字小文字の区別を無視することと一つ以下の綴り間違いを許容することで修正を試みます。

mod_ssl

SSL通信用のモジュールです。

mod_status

サーバの活動状況と性能に関する情報を提供します。

mod_substitute

Perform seach and replace operations on response bodies

mod_unique_id

それぞれのリクエストに対する一意な識別子の入った環境変数を提供します。

mod_userdir

ユーザ専用のディレクトリを提供します。

mod_usertrack

Cookieによりユーザの追跡を行います。

mod_version

バージョン依存の設定をします。

mod_vhost_alias

バーチャルホストに関する動的な設定を提供します。

mod_jk-22

Webコンテナと接続を行うコネクタモジュールです。 WebOTX AS Express 利用時や、WebOTX AS Standard/Enterprise の「Webコンテナの動作モード」設定で「スタンダードモード」を選択した 場合や、「アドバンスドモード」を選択し、かつ、「WebサーバとWebコンテナの連携モード設定」で 「AJPプロトコル」を選択した場合に利用されます。

mod_jk_om-22

(WebOTX 独自) マルチプロセス対応のWebコンテナと連携を行うためのコネクタモジュールです。 WebOTX AS Standard/Enterprise の「Webコンテナの動作モード」 設定で「アドバンスドモード」を選択し、かつ、「WebサーバとWebコンテナの連携モード設定」で 「IIOPプロトコル」を選択した場合に利用されます。

 

Apache 2.4
表7.6.2.6-2
モジュール 機能概要
(コアモジュール) (デフォルトで組み込まれている機能。ロードする必要はありません)

core, http_core

サーバのコア機能を提供します。

worker

(UNIX)UNIX版のMPMモジュールはworkerとしています。Workerは、複数のスレッドを有するプロセスが複数個動作するモードです。クライアントから要求は、各スレッド上で受け付けを行い、処理を行います。

mpm_winnt

(Windows)Windows向けに最適化されたマルチプロセッシングモジュールです。複数のスレッドを有するプロセスが動作するモードです。クライアントから要求は、各スレッド上で受け付けを行い、処理を行います。

mod_so

起動時や再起動時に実行コードとモジュールをサーバにロードします。

(オプションモジュール)
デフォルトで組み込まれていません。利用するにはLoadModule指示子により別途ロードする必要があります。
右欄は、W(Windows)、U(Unix: HP-UX/Solaris/Linux)を意味し、各OSで提供しているモジュールに○をつけています。
W U

mod_access_compat

ホスト(名前もしくはIPアドレス)に基づいたグループ認証を提供します。

mod_actions

メディアタイプやリクエストメソッドに応じてCGIスクリプトを実行する機能を提供します。

mod_alias

ホストファイルシステム上のいろいろな違う場所をドキュメントツリーにマップする機能と、URLのリダイレクトを行う機能を提供します。

mod_allowmethods

HTTPメソッドを容易に制限できる機能を提供します。

mod_asis

自分用のHTTPヘッダの書かれているファイルを送信します。

mod_auth_basic

Basic 認証機能を提供します。

mod_auth_digest

MD5 ダイジェスト認証機能を提供します。

mod_auth_form

FORM認証機能を提供します。

mod_authn_anon

認証が必要な領域への "anonymous"ユーザのアクセスを許可する。

mod_auth_core

すべての認証プロバイダに共通のコア認証機能を提供します。

mod_authn_dbd

SQL データベースを用いたユーザ認証機能を提供します。

mod_authn_dbm

DBM ファイルを用いたユーザ認証機能を提供します。

mod_authn_file

テキストファイルを用いたユーザ認証機能を提供します。

mod_authn_socache

バックエンドへのロードのために、認証証明書のキャッシュを管理します。

mod_authz_fcgi

FastCGI認証許可アプリケーションにhttpd認証と認可を処理することを許可します。

mod_authnz_ldap

LDAPディレクトリに格納されたデータベースを利用してHTTPベーシック認証を許可します。

mod_authz_core

認証されたユーザがWebサイトに対してアクセス許可・拒否を決定するコア承認機能を提供します。

mod_authz_dbd

SQLデータベースを用いたグループ承認機能を提供します。

mod_authz_dbm

DBMファイルを用いたグループ承認機能を提供します。

mod_authz_groupfile

プレーンテキストファイルを用いたグループ承認機能を提供します。

mod_authz_host

ホスト(名前もしくは IPアドレス)に基づいたグループ承認機能を提供します。

mod_authz_owner

ファイルの所有者に基づいた承認機能を提供します。

mod_authz_user

ユーザ承認機能を提供します。

mod_autoindex

UnixのlsコマンドやWindowsのdirシェルコマンドに似たディレクトリインデックスを生成します。

mod_buffer

リクエストのバッファリング機能を提供します。

mod_cache

URI をキーにしたコンテンツのキャッシュ機能を提供します。

mod_cache_disk

URIをキーにしたコンテンツキャッシュストレージ管理機能を提供します。

mod_cache_socache

mod_cacheのために共有されたオブジェクトキャッシュ(socache)に基づいたストレージマネージャの実装です。

mod_cern_meta

CERN httpd が使う追加のHTTPヘッダ形式でメタ情報を指定できるようにします。

mod_cgi

CGI スクリプトを実行します。

mod_cgid

外部CGIデーモンを使用したCGI スクリプトを実行します。

mod_charset_lite

キャラクターセットの変換と記録を指定します。

mod_data

レスポンスボディを RFC2397 data URLに変換します。

mod_dav

分散オーサリングとバージョン管理(WebDAV)機能を提供します。

mod_dav_fs

mod_dav のためのファイルシステムプロバイダです。

mod_dav_lock

mod_dav 用の汎用ロックモジュールです。

mod_dbd

SQL データベースコネクションを管理します。

mod_deflate

クライアントへ送られる前にコンテンツを圧縮します。

mod_dialup

様々な古いモデム標準に定義された帯域幅レート限界で静的コンテンツを送信します。

mod_dir

URLに指定される「最後のスラッシュ」のリダイレクトと、ディレクトリのインデックスファイルを扱う機能を提供します。

mod_dumpio

すべてのI/Oをエラーログにダンプします。

mod_env

CGIスクリプト及びSSIページに渡される環境変数を変更する機能を提供します。

mod_expires

ユーザの指定した基準に基づいたExpiresとCache-Control HTTPヘッダの生成をします。

mod_ext_filter

レスポンスのボディをクライアントに送る前に外部プログラムで処理します。

mod_file_cache

メモリ内にファイルの静的なリストをキャッシュします。

mod_filter

Context-sensitive smart filter configuration module

mod_headers

HTTPリクエストヘッダとレスポンスヘッダをカスタマイズします。

mod_heartbeat

フロントエンドのプロキシにサーバステータスのメッセージを送信します。

mod_heartmonitor

mod_heartbeatの起源サーバ用に集中化したモニタを提供します。

mod_ident

RFC 1413 ident lookups

mod_imagemap

サーバサイドのイメージマップを実行します。

mod_include

サーバがパースするhtmlドキュメント(Server Side Includes)

mod_info

サーバの設定の包括的な概観を提供します。

mod_lbmethod_bybusyness

mod_proxy_balancer のロードバランススケジュールアルゴリズムをリクエスト保留数で決定します。

mod_lbmethod_byrequests

mod_proxy_balancerのロードバランススケジュールアルゴリズムをリクエスト数で決定します。

mod_lbmethod_bytraffic

mod_proxy_balancerのロードバランススケジュールアルゴリズムをトラフィック量で決定します。

mod_lbmethod_heartbeat

mod_proxy_balancerのロードバランススケジュールアルゴリズムをハートビートトラフィック数で決定します。

mod_ldap

LDAP連携用モジュールです。

mod_log_config

サーバへのリクエストのロギングを行います。

mod_log_debug

追加の設定が可能なデバッグ用ロギング機能を提供します。

mod_log_forensic

サーバに送られたリクエストをforensicロギングします。

mod_logio

リクエスト毎に入力バイト数と出力バイト数をロギングします。

mod_lua

httpリクエスト処理の様々なポイントでLuaフックを提供します。

mod_macro

apacheの定義情報ファイルの中でマクロを提供します。

mod_mime

リクエストされたファイルの拡張子とファイルの振る舞い(ハンドラとフィルタ)、内容(MIMEタイプ、言語、文字セット、エンコーディング)とを関連付けます。

mod_mime_magic

ファイルの内容を読み込んでMIMEタイプを決定します。

mod_negotiation

コンテントネゴシエーション機能を提供します。

mod_proxy

HTTP/1.1のプロキシ/ゲートウェイサーバを提供します。

mod_proxy_ajp

mod_proxyで AJP をサポートするモジュールです。

mod_proxy_balancer

負荷分散のための mod_proxyの拡張モジュールです。

mod_proxy_connect

CONNECT リクエストを扱う mod_proxy の拡張モジュールです。

mod_proxy_express

mod_proxy の動的リバースプロキシの拡張モジュールです。

mod_proxy_fcgi

mod_proxyで FastCGI をサポートするモジュールです。

mod_proxy_fdpass

mod_proxyでfdpassの外部プロセスをサポートするモジュールです。

mod_proxy_ftp

mod_proxyでFTPをサポートするモジュールです。

mod_proxy_html

プロキシの外でユーザのためのリンクが動作することを保障するために、HTMLリンクを書き直す出力フィルタを提供します。

mod_proxy_http

mod_proxyでHTTPをサポートするモジュールです。

mod_proxy_scgi

mod_proxyのSCGIゲートウェイモジュールです。

mod_proxy_wstunnel

mod_proxyで WebSocketをサポートするモジュールです。

mod_ratelimit

クライアント用の帯域制限を提供します。

mod_reflector

アウトプットフィルタスタック経由のレスポンスをリクエストボディに反映します。

mod_remoteip

リクエストヘッダ経由でプロキシまたはロードバランサーによって示されたUser-Agent のIPアドレスリストとオリジナルのクライアントIPアドレスを変換します。

mod_reqtimeout

リクエスト受信のタイムアウト値と最小データ転送速度を設定します。

mod_request

HTTPリクエストボディを取得可能にしハンドルするフィルタを提供します。

mod_rewrite

URLの書き換えを行うリライトエンジンを提供します。

mod_sed

sed シンタックスを使用した入力(リクエスト)と出力(レスポンス)コンテンツのフィルタを提供します。

mod_session

セッションをサポートします。

mod_session_cookie

cookieベースのセッションをサポートします。

mod_session_crypto

セッションの暗号化をサポートします。

mod_session_dbd

DBD/SQLベースのセッションをサポートします。

mod_setenvif

リクエストの特徴に基づいた環境変数の設定を可能にします。

mod_slotmem_plain

slotベースの共有メモリプロバイダを提供します。

mod_slotmem_shm

slotベースの共有メモリプロバイダを提供します。

mod_socache_dbm

DBMベースの共有オブジェクトキャッシュプロバイダを提供します。

mod_socache_dc

Distcacheベースの共有オブジェクトキャッシュプロバイダを提供します。

mod_socache_memcache

Memcacheベースの共有オブジェクトキャッシュプロバイダを提供します。

mod_socache_shmcb

Shmcbベースの共有オブジェクトキャッシュプロバイダを提供します。

mod_speling

ユーザが入力したであろう間違ったURLを、大文字小文字の区別を無視することと一つ以下の綴り間違いを許容することで修正を試みます。

mod_ssl

SSL通信用のモジュールです。

mod_status

サーバの活動状況と性能に関する情報を提供します。

mod_substitute

レスポンスボディの検索置換操作を実行します。

mod_suexec

指定されたユーザとグループでCGIスクリプトを実行します。

mod_unique_id

それぞれのリクエストに対する一意な識別子の入った環境変数を提供します。

mod_unixd

UNIXプラットフォーム用に基本的な(必要とされる)セキュリティ機能を提供します。

mod_userdir

ユーザ専用のディレクトリを提供します。

mod_usertrack

Cookieによりユーザの追跡を行います。

mod_version

バージョン依存の設定をします。

mod_vhost_alias

バーチャルホストに関する動的な設定を提供します。

mod_watchdog

周期的にタスクを実行する他のモジュール用にインフラストラクチャを提供します。

mod_xml2enc

libxml2ベースのフィルタモジュール用に強化された文字コード/国際化をサポートします。

mod_jk-24

Webコンテナと接続を行うコネクタモジュール。 WebOTX AS Express 利用時や、WebOTX AS Standard/Enterprise の「Webコンテナの動作モード」設定で「スタンダードモード」を選択した場合や、「アドバンスドモード」を選択し、かつ、「WebコンテナとWebサーバの連携モード設定」で「AJPプロトコル」を選択した場合に利用します。

mod_jk_om-24

(WebOTX 独自) マルチプロセス対応のWebコンテナと連携を行うためのコネクタモジュール。 WebOTX AS Standard/Enterprise の「Webコンテナの動作モード」 設定で「アドバンスドモード」を選択し、かつ、「WebコンテナとWebサーバの連携モード設定」で「IIOPプロトコル」を選択した場合に利用します。

7.6.2.7. その他の機能

その他の機能の詳細は、以下の Apache HTTP Server の Webサイトを参照してください。

または、WebOTX をインストールしたマシン上で、ブラウザから 次のURL にアクセスし、Apache HTTP Server のドキュメントを参照 してください。

7.6.3. 定義情報

WebOTX Webサーバの定義情報は、定義情報ファイル(httpd.conf)に格納され、WebOTX Webサーバの起動時に読み込まれます。
定義情報を更新した場合には、WebOTX Webサーバの再起動が必要になります。

定義情報の詳細は[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.3. HTTPサーバ > 1.3.2. WebOTX Webサーバ設定方法]を参照してください。

7.6.4. 運用

ここでは、WebOTX Webサーバの運用・操作方法について説明します。
また、特定機能を利用する場合の設定方法についても説明します。

7.6.4.1. 起動・停止

WebOTX Webサーバの起動・停止は、WebOTX Application Server のドメインの起動・停止に 連動して動作します。
WebOTX のドメインの起動・停止処理は、OS のサービスプログラムとして 動作しますので、通常、Webサーバの起動・停止だけを意識する必要はありませんが、 WebOTX Webサーバの定義情報を変更するような場合に有効です。

WebOTX のドメインが起動している状態で、WebOTX Webサーバを単独で起動・停止を行う 場合は、統合運用管理ツールから操作するか、次のコマンドを実行してください。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインに接続しておきます。

起動・停止方法

  1. 「WebOTX 管理ドメイン[<サーバ名>]」− 「<ドメイン名>」−「アプリケーションサーバ」−「WebServer」 を選択し、マウスを右クリックして操作メニューを表示します。 あるいは、メニューバーの[操作]を選択します。


    図7.6.4.1-1


  2. 表示されるメニューから「Webサーバの開始」を選択すると、 WebOTX Webサーバが起動します。
    また、「Webサーバの停止」を選択すると、WebOTX Webサーバが停止します。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、運用管理コマンドで、ドメインにログインしておきます。
otxadmin>login --user admin --passwprd adminadmin --port 6212

起動・停止方法
  1. WebOTX Webサーバを起動する場合、次のコマンドを実行します。

    otxadmin>invoke server.WebServer.start
    
  2. WebOTX Webサーバを停止する場合、次のコマンドを実行します。

    otxadmin>invoke server.WebServer.stop
    

7.6.4.2. 定義情報の参照

WebOTX Webサーバの定義情報のうち、動作に必要となる一部の必須情報を WebOTX の統合運用管理ツール および 運用管理コマンドから参照すること ができます。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインに接続しておきます。

定義情報の参照

  1. 「WebOTX 管理ドメイン[<サーバ名>]」− 「<ドメイン名>」−「アプリケーションサーバ」−「WebServer」 を選択し、WebOTX Webサーバの各定義情報を表示します。


    図7.6.4.2-1


  2. 「定義情報」、「定義情報(SSL)」、「アクセスログ」の各タブ情報を 選択することで、各項目の情報を参照できます。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、運用管理コマンドで、ドメインにログインしておきます。
otxadmin>login --user admin --passwprd adminadmin --port 6212

定義情報の参照
  1. WebOTX Webサーバの定義情報を取得するには、次のコマンドを実行します。
    運用管理コマンド(またはツール)から参照可能な定義情報の一覧については、 次の表を参照してください。

    otxadmin>get server.WebServer.*
    

WebOTX 運用管理コマンド(ツール)から参照できる定義情報一覧

表7.6.4.2-1
統合運用管理ツールでの属性名 Server.WebServer.* 説明
ポート番号 Port Listen 指示子の設定値を取得します。
WebOTX Webサーバが待ち合わせを行うポート番号を表します。
バージョン情報 Version WebOTX Webサーバのバージョン情報を表示します。
なお、この情報は httpd.conf には定義されていません。
ServerName ServerName ServerName 指示子の設定値を取得します。
DocumentRoot DocuumentRoot DocumentRoot 指示子の設定値を取得します。
ブラウザから見えるメインのドキュメントツリーになるディレクトリを 表します。
ErrorLog ErrorLog ErrorLog 指示子の設定値を取得します。
WebOTX Webサーバのエラーログの出力先を表します。
LogLevel LogLevel LogLevel 指示子の設定値を取得します。
WebOTX Webサーバのエラーログの出力レベルを表します。
最大同時接続数 MaxClients UNIX版の MaxClients 指示子、あるいは Windows版の ThreadsPerChild 指示子の設定値を取得します。
クライアント(ブラウザ)から接続できる最大同時接続数を表します。
SSL(HTTPS)通信の使用の有無 security-enabled SSL(HTTPS)通信を利用するかどうかの情報です。
チェックされている(コマンドで true が返却された)場合、 SSL(HTTPS) 通信が利用可能です。チェックされていない (コマンドで false が返却された)場合、SSL(HTTPS)通信は 利用できません。
この情報は、httpd.conf に定義されていません。
HTTPS 通信用ポート番号 ssl-port SSL用の定義情報ファイルである ssl.conf に定義されている Listen 指示子の設定値を取得します。
HTTPS通信で利用するポート番号を表します。
アクセスログ出力先と出力フォーマット AccessLog CustomLog 指示子の設定値を取得します。
アクセスログの出力先と、出力するフォーマット(LogFormat)情報の ニックネーム値を表します。
「リクエスト処理時間(マイクロ秒)」情報の出力 AccesslogTat アクセスログに「リクエスト処理時間」の情報が出力されるように 設定されている(LogFormat 指示子に「%D」が設定されている) かどうかの情報を取得します。
チェックされている(コマンドで true が返却された)場合、アクセスログに リクエスト処理時間(マイクロ秒単位)が出力されます。 チェックされていない(コマンドで false が返却された)場合、 アクセスログにリクエスト処理時間の情報は出力されません。
アクセスログのローテーション Rotatelog アクセスログがローテーション出力されるように設定されている (CustomLog 指示子にローテーション出力が設定されている) かどうかの情報を取得します。
チェックされている(コマンドで true が返却された)場合、アクセス ログはローテーション出力を行います。チェックされていない(コマンド で false が返却された)場合、アクセスログはローテーション 出力されません。
ローテーション間隔 RotationTime 上記「アクセスログのローテーション」が設定されている場合、 そのローテーション時間(秒単位)の情報を取得します。
既定値は 864000 秒(=24 時間)です。

7.6.4.3. 定義情報の更新

通常、WebOTX Webサーバの定義情報を更新するには、httpd.conf ファイルを直接編集する必要がありますが、一部の定義情報は、 WebOTX の統合運用管理ツール および 運用管理コマンドを利用して 設定値を更新することができます。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインに接続しておきます。

定義情報の更新
  1. 「WebOTX 管理ドメイン[<サーバ名>]」− 「<ドメイン名>」−「アプリケーションサーバ」−「WebServer」 を選択し、WebOTX Webサーバの各定義情報を表示します。


    図7.6.4.3-1


  2. 「定義情報」、「定義情報(SSL)」、「アクセスログ」の各タブ情報を 選択し、各項目の情報を更新します。
    例えば、ポート番号を 8080 に変更する場合には、現在定義されている ポート番号の項目を選択し、「編集」ボタンを押下して、出力されたダイアログ に 8080 を設定します。

  3. 「更新」ボタンを押下することで、定義情報ファイル(httpd.conf)に変更した 情報が反映されます。

  4. WebOTX Webサーバの再起動 または WebOTX のドメインの再起動を行うことで、 変更した情報で WebOTX Webサーバ が起動します。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、運用管理コマンドで、ドメインにログインしておきます。
otxadmin>login --user admin --passwprd adminadmin --port 6212

定義情報の更新
  1. WebOTX Webサーバの定義情報を取得するには、次のコマンドを実行します。
    運用管理コマンド(またはツール)から参照可能な定義情報の一覧については、 次の表を参照してください。

    otxadmin>set server.WebServer.*=xxx
    

    例えば、ポート番号を 8080 に変更する場合には、次のコマンドを 実行します。
    otxadmin>set server.WebServer.port=8080
    
  2. WebOTX Webサーバ の再起動または WebOTX のドメインの再起動を行うことで、 更新された情報で WebOTX Webサーバが起動します。

WebOTX 運用管理コマンド(ツール)から更新できる定義情報一覧

表7.6.4.3-1
統合運用管理ツールでの属性名 Server.WebServer.* 説明
ポート番号 Port Listen 指示子を設定します。
WebOTX Webサーバが待ち合わせを行うポート番号を設定します。
[IPアドレス:]ポート番号 の形式で設定可能です。 また、複数の設定も可能です。
ServerName ServerName ServerName 指示子を設定します。
DocumentRoot DocuumentRoot DocumentRoot 指示子を設定します。
ブラウザから見えるメインのドキュメントツリーになるディレクトリを 設定します。
ErrorLog ErrorLog ErrorLog 指示子を設定します。
WebOTX Webサーバのエラーログの出力先を設定します。
LogLevel LogLevel LogLevel 指示子を設定します。
WebOTX Webサーバのエラーログの出力レベルを設定します。
最大同時接続数 MaxClients UNIX版の MaxClients 指示子、あるいは Windows版の ThreadsPerChild 指示子を設定します。
クライアント(ブラウザ)から接続できる最大同時接続数を設定します。
SSL(HTTPS)通信の使用の有無 security-enabled SSL(HTTPS)通信を利用するかどうかを設定します。
SSL(HTTPS)通信を利用する場合は、チェックを行い(コマンド では true を設定し)、SSL(HTTPS) 通信を利用しない場合は、 チェックを外します(コマンドでは false を設定します)。
HTTPS 通信用ポート番号 ssl-port SSL用の定義情報ファイルである ssl.conf に Listen 指示子を設定します。
HTTPS通信で利用するポート番号を設定します。
アクセスログ出力先と出力フォーマット AccessLog CustomLog 指示子を設定します。
アクセスログの出力先と、出力するフォーマット(LogFormat)情報の ニックネーム値を設定します。
「リクエスト処理時間(マイクロ秒)」情報の出力 AccesslogTat アクセスログに「リクエスト処理時間」の情報を 出力する(LogFormat 指示子に「%D」を設定する) かどうかを設定します。
アクセスログにリクエスト処理時間(マイクロ秒単位)を出力する場合、 チェックを行い(コマンドでは true を設定し)、 アクセスログにリクエスト処理時間の情報を出力しない場合、 チェックを外します(コマンドでは false を設定します)。
アクセスログのローテーション Rotatelog アクセスログをローテーション出力させるかどうかを設定します。
ローテーション出力を行う場合は、チェックを行い(コマンドでは true を設定し)、ローテーション出力を行わない場合は、 チェックを外します(コマンドでは false を設定します)。
ローテーション間隔 RotationTime 上記「アクセスログのローテーション」が設定されている場合、 そのローテーション時間(秒単位)を設定します。
既定値は 864000 秒(=24 時間)です。

7.6.4.4. 定義情報の追加

通常、WebOTX Webサーバの定義情報を更新するには、httpd.conf ファイルを直接編集する必要がありますが、WebOTX の統合運用管理 ツール および 運用管理コマンドを利用して、httpd.confファイルに 現在設定されていない定義情報を追加することができます。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインに接続しておきます。

定義情報の追加
  1. 「WebOTX 管理ドメイン[<サーバ名>]」− 「<ドメイン名>」−「アプリケーションサーバ」−「WebServer」 を選択し、マウスを右クリックして操作メニューを表示します。 あるいは、メニューバーの[操作]を選択します。


    図7.6.4.4-1


  2. 表示されるメニューから「定義情報の追加」を選択すると、「定義情報の追加」 ダイアログが表示されます。


    図7.6.4.4-2

  3. 「追加する定義情報」に追加する定義情報を設定します。
    定義情報は、<指示子><設定値>の形式で指定する必要があります。
    なお<指示子>だけの定義を設定する場合は、<指示子>の後に半角スペース を設定してください。

  4. 「実行」ボタンを押下することで、設定した定義情報が、定義情報ファイルに 追加されます。

  5. WebOTX Webサーバの再起動 または WebOTX のドメインの再起動を行うことで、 変更した情報で WebOTX Webサーバ が起動します。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、運用管理コマンドで、ドメインにログインしておきます。
otxadmin>login --user admin --passwprd adminadmin --port 6212

定義情報の追加
  1. WebOTX Webサーバの定義情報に情報を追加するには、 次のコマンドを実行します。

    otxadmin>invoke server.WebServer.setDirective "directive value"
    

    追加する定義情報は<指示子> <設定値> の形式で、 ダブルコーテーションで囲む必要があります。

    例えば、ListenBackLog 512 という定義情報を追加する場合、次のように指定します。

    otxadmin>invoke server.WebServer.setDirective "ListenBackLog 512"
    

    また、Win32DisableAcceptEx のような <指示子> だけの定義を追加する 場合には、<指示子> の後に半角スペースを付けて、次のように指定します。
    otxadmin>invoke server.WebServer.setDorective "Win32DisableAcceptEx "
    
  2. WebOTX Webサーバ の再起動または WebOTX のドメインの再起動を行うことで、 更新された情報で WebOTX Webサーバが起動します。

本節で説明している定義情報の追加処理は、httpd.conf ファイル に対してのみ有効です。ssl.conf ファイルに対しては、ツールやコマンドから 定義情報の追加を行うことはできません。

7.6.4.5. SSL(HTTPS通信) 設定方法

WebOTX Webサーバは、OpenSSL ライブラリを利用した mod_ssl モジュールと 連携することで、SSL プロトコルを利用した HTTPS 通信を実現することができます。
ブラウザとWebOTX Webサーバ間に HTTPS 通信を利用するには、次の設定が必要です。

7.6.4.5.1. SSL通信用ライブラリのインストール

HTTPS通信を利用するには、WebOTX Webサーバ用のSSL通信用ライブラリが インストールされている必要があります。

Windows版の場合、インストール時にWebOTX Webサーバをインストールする ことを選択することで、SSL通信用ライブラリも一緒にインストールされます。
SSL 通信用ライブラリがマシンにインストールされているかの確認は、 「アプリケーションの追加と削除」(または「プログラムの追加と削除」)から 「WebOTX Application Server SSL通信用ライブラリ (Webサーバ Ver2.2)」または「WebOTX Application Server SSL通信用ライブラリ (Webサーバ Ver2.4)」がインストールされているかを確認してください。


図7.6.4.5-1

UNIX版の場合、インストール時にWebOTX Webサーバのインストールを 選択すると、SSL通信用ライブラリをインストールするかどうかが 選択できます。
SSL通信用ライブラリのインストールを選択していない場合には、 次のパッケージを別途インストールしてください。

表7.6.4.5-1
プラットフォーム バージョン パッケージ

Linux (x86)

2.2

/MODSSL/LINUX/OTX93MODSSL22-2.20.xx.xx-1.i386.rpm

2.4

/MODSSL/LINUX/OTX93MODSSL24-2.40.xx.xx-1.i386.rpm

Linux (x64)

2.2

/MODSSL/LINUX/OTX93MODSSL22-2.20.xx.xx-1.x86_64.rpm

2.4

/MODSSL/LINUX/OTX93MODSSL24-2.40.xx.xx-1.x86_64.rpm

HP-UX

2.2

/MODSSL/HP_UX/OTX93MODSSL22

2.4

/MODSSL/HP_UX/OTX93MODSSL24
7.6.4.5.2. SSL設定の有効化

SSL通信用ライブラリをインストール後、SSL通信機能を有効にするために、 WebOTX Application Server の設定変更を行う必要があります。
次の手順により、設定変更を行ってください。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインと接続しておきます。

SSL通信の有効化

  1. 「WebOTX管理ドメイン[<ホスト名>]」-「<ドメイン名>」 -「アプリケーションサーバ」-「WebServer」を選択し、「定義情報(SSL)」(※) タブの「SSL(HTTPS通信)の使用の有無」をチェックします。


    図7.6.4.5-2


    (※)「定義情報(SSL)」タブが表示されない場合、「4.5.1 SSL通信ライブラリのインストール」により、対応するSSL通信ライブラリをインストールし、WebOTX を再起動してください。

  2. 「更新」ボタンを押下すると、SSL設定が有効になります。
    SSLで利用するポート番号を変更する場合、 「HTTPS通信用の定義情報ファイル」の項目で表示されるファイルを 編集してください。
    または「HTTPS通信用のポート番号」の項目を更新します。

  3. WebOTX Webサーバを再起動することにより、SSL設定が有効になります。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、otxadminコマンドを起動し、ドメインにログインしておきます。

otxadmin>login --user admin --password adminadmin --port 6212

SSL通信の有効化

  1. WebOTX WebサーバのSSL通信を有効化するには、以下のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.security-enabled=true
    
  2. SSL通信用のポート番号を変更するには、以下のコマンドを実行します。
    例えば、8443に変更する場合、次のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.ssl-port=8443
    
  3. WebOTX Webサーバを再起動します。

    otxadmin>invoke server.WebServer.stop
    
    otxadmin>invoke server.WebServer.start
    
7.6.4.5.3. HTTPS 通信の接続確認

WebOTX Webサーバでは、SSL通信用ライブラリをインストールすることで、 HTTPS接続評価用の証明書ファイルと秘密鍵ファイルが同時にインストールされます。
したがって、インストール直後でもローカルマシンのブラウザからHTTPSでの接続確認が 可能です。

  1. ブラウザから次のURLを指定します。 SSL接続用のポート番号を変更している場合には、 そのポート番号も指定してください。 別マシンから接続確認を行う場合には、WebOTXをインストールした ホスト名を指定してください。

    https://localhost/manual/

  2. 例えば、Apache2.4を利用している場合、次のような画面が表示されれば、 SSLで接続できたことが確認できます。
    また、ブラウザのアドレスバーに HTTPS 接続中であることを意味する 「鍵」マークが表示されていることを確認してください。


    図7.6.4.5-3


  3. ブラウザに表示される「鍵」マークをクリックすることで、 WebOTX WebサーバのSSL通信機能で利用している 証明書情報を参照することができます。
    ただし、WebOTX WebサーバのSSL通信ライブラリが インストールする本証明書は、接続確認用の自己署名証明書であるため、 以下のように「このCAルート証明書は信頼されていません。」 と表示されます。
    「OK」ボタンを押下して証明書のダイアログを終了させてください。


    図7.6.4.5-4


  4. なお、Internet Explorer 7(IE 7)以降を利用した場合、次の画面 (IE7以降でのHTTPS接続画面-?)が表示されます。
    これは、IE 7以降で証明書のチェックが厳しくなったために 出力される情報であり、SSLでの接続ができないという 訳ではありません。
    「このサイトの閲覧を続行する(推奨されません)。」を選択すると、 さらに次の画面(IE7以降でのHTTPS接続画面-?)が表示され、 アドレスバーに「証明書エラー」と表示されます。
    本件は、信頼された証明機関から発行された正しい証明書 を利用することで解決します。
    次節に示す手順により、正しい証明書を入手してください。

    IE7以降でのHTTPS接続画面-?


    図7.6.4.5-5

    IE7以降でのHTTPS接続画面-?


    図7.6.4.5-6

7.6.4.5.4. サーバ証明書の取得

次に示す手順は、 CA機関に対して証明書の発行を要求する手順の一例です。
この例では、 Linux 上で OpenSSLコマンドを利用して、秘密鍵の生成と証明書署名要求の生成を行い、 CA機関に送付して証明書を取得し、WebOTX Webサーバへ設定を行うまでの手順を記載します。
詳細については、各CA機関での証明書の取得方法(Apacheの場合)を参照してください。

Windowsで OpenSSLコマンドを利用する場合には、OpenSSLのWindows用の バイナリファイルを入手する必要があります。以下を参照してください。
   http://www.openssl.org/related/binaries.html

  1. 秘密鍵の生成

    /usr/local/openssl/private に 秘密鍵ファイル(server.key)を生成します。
    キー生成のために、ランダムな情報が含まれている file1〜file3 をあらかじめ用意しておいてください。
    鍵長には 2048 を指定してください。

      >openssl genrsa -des3 -rand file1:file2:file3 -out /usr/local/openssl/private/server.key 2048
    

    生成された秘密鍵ファイルにアクセス権の設定を行います。
      >chmod 400 /usr/local/openssl/private/server.key
    
      >chmod 700 /usr/local/openssl/private
    
  2. 証明書署名要求の生成

    証明書著名要求 (CSR)ファイルを生成し、CA機関に送付します。
    CSRファイル生成の際は、ハッシュ関数に SHA-2(256)を利用するように指定してください。
    また、CSRファイル生成の際に入力する「Common Name」には、WebOTX Webサーバが動作する サーバサイトURL(例:https://www.yourdomain.com/ の場合、www.yourdomain.com) を登録してください。

      >openssl req -new -sha256 -key server.key -out server.csr
    
  3. 証明書ファイルの取得

    CA機関から返信された証明書ファイル(server.crt)を /use/local/openssl/certs に格納し、アクセス権を設定します。

      >chmod 400 /usr/local/openssl/certs/server.crt
    
      >chmod 700 /usr/local/openssl/certs
    
  4. 証明書と秘密鍵の設定

    証明書ファイルと秘密鍵ファイルを、 WebOTX Webサーバに設定します。
    /opt/WebOTX/domains/domain1/conf/WebServer/ssl.confSSLCertificateFile 指示子に入手した証明書ファイルを、 SSLCertificateKeyFile 指示子に秘密鍵ファイルを設定してください。

    SSLCertificateFile /usr/local/openssl/certs/server.crt
    SSLCertificateKeyFile /user/local/openssl/private/server.key
  5. パスフレーズの取得設定

    秘密鍵作成時にパスフレーズを設定している場合、証明書にアクセスするために パスフレーズの読み込み処理を設定しておく必要があります。
    SSLPassPhraseDialog 指示子を参照し、パスフレーズの設定を行ってください。 また、パスフレーズの読み込み処理を行うスクリプト(例えば、次のpass.sh のようなシェルスクリプト)等をあらかじめ用意しておく必要があります。

    <</usr/local/openssl/private/pass.sh(※)の内容>>

    #!/bin/sh
    echo "passphrease"
    exit 0

       (※)pass.sh はアクセス権を設定しておく必要があります。
      >chmod 500 /usr/local/private/pass.sh
    

    Windowsの場合や、パスフレーズの解除が必要な場合には、次のコマンドを実行し、秘密鍵からパスフレーズを解除してください。

      >openssl rsa -in (秘密鍵ファイル名) -out (パスフレーズなし秘密鍵ファイル名)
    
  6. WebOTX Webサーバの再起動

    設定した内容を反映するために、WebOTX Webサーバまたは WebOTX のドメインを 再起動します。

7.6.4.6. アクセスログファイルのローテーション

WebOTX Webサーバの出力するログファイルには、 クライアントからのアクセス状況を出力するaccess.logと、 WebOTX Webサーバ本体側の動作に関連した情報を出力するerror.logがあります。

既定値の設定のままでWebOTX Webサーバを長時間動作させたままにすると、 access.log に出力されるログ情報が蓄積されてディスク領域を 大きく占有する場合があります。
これを解消するために、access.logファイルを一定時間で ローテーションさせることが可能です。
次の例では、access.logファイルを24時間(86400秒)でローテーション (1日毎にaccess.logファイルを作成)させる設定方法について記載します。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインと接続しておきます。

アクセスログファイルのローテーション

  1. 「WebOTX管理ドメイン[<ホスト名>]」- 「<ドメイン名>」-「アプリケーションサーバ」- 「WebServer」を選択し、「アクセスログ」タブの 「アクセスログのローテーション」をチェックします。


    図7.6.4.6-1


  2. 「ローテーション間隔」にローテーション時間を設定します。

  3. 「更新」ボタンを押下することで、設定内容が定義情報ファイルに反映されます。

  4. WebOTX Webサーバを再起動することにより、設定内容が反映されます。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、otxadminコマンドを起動し、ドメインにログインしておきます。

otxadmin>login --user admin --password adminadmin --port 6212

アクセスログファイルのローテーション

  1. WebOTX Webサーバのアクセスログのローテーション設定を有効にするには、 以下のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.Rotatelog=true
    
  2. ローテーション時間は既定値で24時間(=86400秒)が設定されますが、 ローテーション時間を変更するには、以下のコマンドを実行します。
    例えば、1週間(=604800秒)でローテーションさせる場合は、 次のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.RotationTime=604800
    
  3. 設定内容を反映するには、WebOTX Webサーバの再起動が必要です。

上記の設定により、定義情報ファイルに次の設定が追加されます。
なお、統合運用管理ツール/運用管理コマンドからの操作ができない場合には、 定義情報ファイルを直接編集し、次の設定を行ってください。

(UNIX)

CustomLog "|/opt/WebOTX/WebServer24/bin/rotatelogs \
/opt/WebOTX/domains/domain1/logs/web/access_log_%Y%m%d 86400" common


(Windows)

CustomLog "||C:/WebOTX/WebServer24/bin/rotatelogs.exe\
C:/WebOTX/domains/domain1/logs/web/access.log_%Y%m%d 86400" common

上記の設定により、WebOTX Webサーバの再起動を実施することで、次のログファイル(末尾の数字は年月日の情報)が順次生成されます。

access_log.20150301
access_log.20150302
access_log.20150303

作成されたファイルのうち、小さい数字のものは過去のログとなりますので、ファイルの移動/削除等が可能となります。

なお、SSL通信用の定義情報ファイル(ssl.conf)に定義されている ssl_request_logファイルに対してローテーション設定を行う場合には、直接ssl.confファイルを編集し、次の設定を行ってください。

(UNIX)

CustomLog "|/opt/WebOTX/WebServer24/bin/rotatelogs \
  /opt/WebOTX/domains/domain1/logs/web/ssl_request_log_%Y%m%d 86400" \
  "%t %h %{SSL_PROTOCOL}x %{SSL_CIPHER}x \"%r\" %b"


(Windows)

CustomLog "||C:/WebOTX/WebServer24/bin/rotatelogs.exe \
  C:/WebOTX/domains/domain1/logs/web/ssl_request_log_%Y%m%d 86400" \
  "%t %h %{SSL_PROTOCOL}x %{SSL_CIPHER}x \"%r\" %b"

 

7.6.4.7. リクエスト処理時間のログ出力

アクセスログに リクエスト処理時間の情報を出力することで、 WebOTX Webサーバがそのリクエストを受け付けて、レスポンスを返却するまでの 時間を出力することができます。
この情報は、例えば、どのリクエスト(コンテンツ)に対する処理に時間が かかっているかを調査するような場合に役立つことがあります。

ここでは、access.logファイルにリクエスト処理時間を出力する設定方法 について記載します。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインと接続しておきます。

リクエスト処理時間の情報出力

  1. 「WebOTX管理ドメイン[<ホスト名>]」- 「<ドメイン名>」-「アプリケーションサーバ」-「WebServer」を選択し、 「アクセスログ」タブの「リクエスト処理時間(マイクロ秒)情報の出力」 をチェックします。


    図7.6.4.7-1


  2. 「更新」ボタンを押下することで、設定内容が定義情報ファイルに 反映されます。

  3. WebOTX Webサーバを再起動することにより、設定内容が反映されます。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、otxadminコマンドを起動し、ドメインにログインしておきます。

otxadmin>login --user admin --password adminadmin --port 6212

リクエスト処理時間の情報出力

  1. WebOTX Webサーバのアクセスログにリクエスト処理時間 の情報を出力するには、以下のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.AccesslogTat=true
    
  2. 設定内容を反映するには、WebOTX Webサーバの再起動が必要です。

上記の設定により、定義情報ファイルに次の設定が追加されます。
なお、統合運用管理ツール/運用管理コマンドからの操作ができない場合には、 定義情報ファイルを直接編集し、LogFormat 指示子に%D を追加してください。

LogFormat "%h %l %u %t \”%r\”%>s %b %D" common

この設定により、アクセスログには次のログ情報が出力されます。最後の項目がリクエスト処理時間(マイクロ秒)となります。

(アクセスログの出力内容例)


図7.6.4.7-2

7.6.4.8. 最大同時接続数の変更

多数のブラウザから接続要求が同時に行われた場合 (最大同時接続数を超えた場合)、次のメッセージがerror.logに出力されます。

(UNUX)
  [error] server reached MaxClients setting, consider raising the MaxClients setting

(Windows)
  [warn] Server ran out of threads to serve requests. Consider raising the ThreadsPerChild setting

最大同時接続数を増やすには、定義情報の次の設定を変更する必要があります。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインと接続しておきます。

最大同時接続数の変更

  1. 「WebOTX管理ドメイン[<ホスト名>]」- 「<ドメイン名>」-「アプリケーションサーバ」-「WebServer」を選択し、 「定義情報」タブの「最大同時接続数」の値を変更します。


    図7.6.4.8-1


  2. 「更新」ボタンを押下することで、設定内容が定義情報ファイルに 反映されます。

  3. WebOTX Webサーバを再起動することで、設定内容が反映されます。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、otxadminコマンドを起動し、ドメインにログインしておきます。

otxadmin>login --user admin --password adminadmin --port 6212

最大同時接続数の変更

  1. WebOTX Webサーバの最大同時接続数を変更するには、 以下のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.MaxClients=250
    
  2. WebOTX Webサーバを再起動することで、設定内容が反映されます。

なお、最大同時接続数の値を変更した場合は、次の設定も合わせて 変更してください。

定義情報ファイルを直接編集する場合には、次の設定を変更します。

 

7.6.4.9. 特定クライアントに対するアクセス制限

特定のクライアンに対してアクセス制限をかける場合、 次の設定を追加します。
定義情報ファイルを直接編集してください。

例えば、次の設定例では、特定のフォルダ(静的コンテンツ)ごとに アクセスを許可するクライアントを設定しています。
http://server/aaa にアクセスできるクライアントは yourdomain.comに属するマシンに限定し、http://server/bbb にアクセスできるクライアントは anotherdomain.com に属するマシンに限定しています。

<Directory /opt/WebOTX/domains/domain1/docroot/aaa>
  Order Deny,Allow
  Deny form all
  Allow from yourdomain.com
  ...
</Directory>

<Directory /opt/WebOTX/domains/domain1/docroot/bbb>
  Order Deny,Allow
  Deny form all
  Allow from anotherdomain.com
  ...
</Directory>

次の設定例では、特定のフォルダ(静的コンテンツ)に対してアクセスを拒否する クライアントを設定しています。
http://server/ccc にアクセスできるクライアントは、ccc.domain.com 以外に属するクライアントとなります。 ccc.domain.comに属するクライアントはhttp://server/cccにアクセスできません。

<Directory /opt/WebOTX/domains/domain1/docroot/ccc>
  Order Allow,Deny
  Allow from all
   Deny from ccc.domain.com
  ...
</Directory>

Webアプリケーションなどの動的コンテンツに対して、 アクセス制限する場合には、Location 指示子の設定を追加します。
例えば、http://server/webapp 配下に配備されているWebアプリケーションに対して、 yourdomain.com 以外からのアクセスを拒否するには、次のように設定します。

<Location /webapp>
  Order Deny,Allow
  Deny form all
  Allow from yourdomain.com
  ...
</Location>

7.6.4.10. LDAP 連携

WebOTX Webサーバは、WebOTX Application Server にバンドルされている Enterprise Directory Server(EDS)と連携動作が可能であり、 EDSに登録されたエントリ情報を、HTTP認証に利用することができます。
定義情報ファイル(httpd.conf) において、次の設定を追加します。

LoadModule ldap_module "/opt/WebOTX/WebServer24/modules/mod_ldap.so
LoadModule auth_ldap_module /opt/WebOTX/WebServer24/modules/mod_auth_ldap.so

<Directory /opt/WebOTX/domains/domain1/docroot>
  AuthType Basic
  AuthName "Enter username/password."
  AuthLDAPUrl ldap://ldap-server:ldap-port/dc=users,dc=webotx,o=NEC,c=JP?uid?sub
  Require valid-user
</Directory>

上記設定により、ブラウザから http://server/ に対してアクセスが行われた場合に、次のダイアログが出力されます。
ここで LDAPサーバに登録されたユーザ/パスワード を入力することで、ブラウザからのアクセスが可能となります。


図7.6.4.10-1

認証に失敗した場合には、次のメッセージ(HTTPステータスコード 401) がブラウザに出力されます。


図7.6.4.10-2

7.6.4.11. IPv6/IPv4 混在環境での設定

Windowsマシンに、IPv4 ネットワークとIPv6 ネットワーク のそれぞれのIPアドレスが設定されている環境において、 それぞれのIPアドレスに対してWebOTX Webサーバでアクセス受付を行う場合、 Listen 指示子を利用して、IPv4とIPv6の それぞれのIPアドレスとポート番号を設定してください。

統合運用管理ツールからの操作

あらかじめ、統合運用管理ツールよりドメインと接続しておきます。

ポート番号の設定

  1. 「WebOTX管理ドメイン[<ホスト名>]」- 「<ドメイン名>」-「アプリケーションサーバ」-「WebServer」を選択し、 「定義情報」タブの「ポート番号」の値を更新します。
    (例:WindowsマシンのIPv4/IPv6混在環境でポート番号80を有効にする場合、 編集ボタンや追加ボタンを押下して次の情報を設定します。)
       0.0.0.0:80
       [::]:80


    図7.6.4.11-1


  2. 「更新」ボタンを押下することで、設定内容が定義情報ファイル に反映されます。

  3. WebOTX Webサーバを再起動することで、設定内容が反映されます。

運用管理コマンド(otxadmin)からの操作

あらかじめ、otxadminコマンドを起動し、ドメインにログインしておきます。

otxadmin>login --user admin --password adminadmin --port 6212

ポート番号の設定

  1. WebOTX Webサーバのポート番号を変更するには、以下のコマンドを実行します。

    otxadmin>set server.WebServer.port=0.0.0.0:80,[::]:80
    
  2. WebOTX Webサーバを再起動することで、設定内容が反映されます。

上記の操作を行うことで、定義情報ファイルには、次の設定が反映されます。

#Listen 80
 Listen 0.0.0.0:80
 Listen [::]:80

それぞれIPアドレスに対して指定したポート番号で受付可能状態に なっているかを確認するには、netstat コマンド等を利用し、設定したポート番号が LISTENING 状態となっていることを確認してください。
次の例では、 IPv4 および IPv6 のそれぞれのアドレスに対して ポート番号 80 がLISTENING 状態(リクエスト受付可能状態)になっている ことを意味します。

>netstart -an
 Proto Local Address Foreign Address State
 TCP   0.0.0.0:80         0.0.0.0:0         LISTENING
 …
 TCP   [::]:80                [::]:0             LISTENING        0
 …

 

7.6.4.12. システム環境変数の設定

(UNIX)
LoadModule 指示子を利用してモジュールの動的ロードを行う場合、 モジュールが利用するライブラリをロードするために、 あらかじめシステム環境変数(LD_LIBRARY_PATH/SHLIB_PATH等)にライブラリ情報 を登録しておく必要がある場合があります。

この場合、次のファイルに必要となるシステム環境変数の設定を 追加してください。

${AS_INSTALL}/WebServer24/bin/envvars
<<envvarsの内容>>

LD_LIBRARY_PATH="xxx:/opt/WebOTX/WebServer24/lib:$LD_LIBRARY_PATH"
export LD_LIBRARY_PATH

 

7.6.4.13. 起動待ち合わせ時間の設定

WebOTX Webサーバは、WebOTX Application Server の起動と連動しており、 WebOTX Application Server の起動と同時にWebOTX Webサーバに対して、 アライブチェックモニタ機能が動作します。

WebOTX Webサーバの起動タイミングとアライブチェックモニタの 開始タイミングによっては、WebOTX Webサーバが完全に起動する前に、 アライブチェックモニタ機能が動作するため、「Webサーバが起動していない」 というログが出力される場合があります。

この場合、WebOTX Application Server の JavaVM のオプションに次の設定を行うことで、WebOTX Webサーバ起動後に アライブチェックモニタ機能を開始する時間(待ち合わせ時間) を秒単位で指定することができます。

あらかじめ、otxadminコマンドを起動し、ドメインにログインし、次のコマンドを実行します。

otxadmin>create-jvm-options -Dwebotx.webserver.startup_wait_count=xxx(秒単位)


7.6.4.14. WebOTX Webサーバ起動失敗時の対処方法について

WebOTX Webサーバの起動/停止は、WebOTX Application Server のドメイン起動/停止に連動していますが、ポートの重複や定義情報の設定ミス等 により、WebOTX Webサーバの起動に失敗する場合があります。

WebOTX Webサーバの起動に失敗した場合、次のファイルに エラーメッセージが出力されますので、その内容を確認し、 エラー発生箇所を修正し、WebOTX Webサーバの再起動を行ってください。

エラー出力先)
  /opt/WebOTX/domains/domain1/logs/webotx_agent.log
  /opt/WebOTX/domains/domain1/logs/web/webotx_websv.log

エラーメッセージ内容)
  OTX05230002: execute ExecException occurred
  Error: com.nec.webotx.enterprise.util.ExecException: abnormal sub process termination:
  Detailed Message: Error Message

または
  OTX05230002: コマンドの実行(execute)で例外(ExecException)が発生しました。(com.nec.webotx.enterprise.syste.webserver)
  Error: com.nec.webotx.enterprise.util.ExecException: abnormal sub process termination:
  Detailed Message: Error Message

Error Message には起動に失敗した原因を意味する メッセージが出力されます。

WebOTX Webサーバの起動に失敗する主な原因は次のことが考えられます。

失敗原因についての詳細については、 [ トラブルシューティングガイド > 2. 障害解析 > 2.5. 機能別リンク > 2.5.9. WebOTX Webサーバ ] を参照してください。

7.6.5. 注意・制限事項

WebOTX Webサーバの注意・制限事項については、[ 注意制限事項 > 2. WebOTX Webサーバ ]を参照してください。