2. 製品構成

【図4a】SOAに基づくシステム構築を支援するWebOTX製品群

SOAを導入する際のシステム構成には従来のような3層構造に加え、アプリケーションから切り出したサービスを定義するサービス層、ビジネスプロセスに従って実行していくサービスの集合体で構成させるプロセス層が追加されます。

WebOTX製品群はこの5階層に合わせた製品群を提供することにより、高性能・高信頼のシステム構築を支援します。

WebOTX Enterprise Service Busはプロセス層とサービス層を中継するためのHub製品として位置づけられ、ビジネスの変更に対するシステムの柔軟性を高める役割を担っています。

2.1. WebOTX Enterprise Service Bus

WebOTX Enterprise Service BusはSOAに基づきシステム上の業務アプリケーションを柔軟に結合するメッセージ交換機能を持ったサービス実行基盤ミドルウェアであり、WebOTX Application ServerのJava EE環境をベースに動作するESB実行環境です。
システム間連携をJavaで実装する標準仕様のJBI1.0に準拠しており、標準で様々なプロトコルに対応したコンポーネントを提供し柔軟に業務アプリケーションと接続できます。加えて、豊富なアダプタ群によりメインフレーム上の業務アプリケーションやEAIツールと接続することができます。サービス間のメッセージ差異を吸収する高速XML変換エンジンにより業務アプリケーションに変更を加えることなく柔軟なシステム構築を実現します。

【図4.1a】WebOTX ESBのシステム構成例

WebOTX ESBはWebOTX Application Server上で動作します。WebOTX ASはシステム形態、規模に対応して次の製品があり、これらの製品上でWebOTX ESBを動作させることができます。

JBIコンポーネントのインストール、サービスアセンブリの配備をはじめ、JBIコンテナ上で動作するあらゆるモジュールのコントロールには、WebOTX Application Serverが標準で提供するotxadminコマンドが使用できます。

【図4.1b】WebOTX ESBとの機能スタック

【図4.1c】WebOTX ESBとWebOTX AS(Standard/Enterprise)を

組み合わせた場合の機能スタック

2.2. WebOTX Developer

WebOTX ESBの各コンポーネントに対応したサービスユニットやサービスアセンブリの作成、コンポーネントのプラグインモジュールの開発には、WebOTX Developer's Studio(WebOTX Developerに含まれます)、またはSystem Director Enterpriseを使用します。これらはEclipseをベースにした開発ツールで、WebOTX ESBに対応した開発支援機能も標準で提供されています。サービスアセンブリとそれに内包されるサービスユニットをウィザードで作成することができると共に、その内容をビジュアルに表示・編集する機能を持っています。また、作成したサービスアセンブリやプラグインモジュールを簡単な操作でJBIコンテナに配備・インストール可能な状態にアーカイブすることができます。

【図4.2a】WebOTX Developer's StudioのESB開発画面

2.3. WebOTX Administrator

WebOTX Administratorを使用すると、otxadminコマンドで提供される基本的な操作に加え、各JBIコンポーネントの統計情報の取得やパラメータ変更などをグラフィカルな環境で簡単に行うことができます。

【図4.3a】WebOTX総合運用管理ツールのESB管理画面