2. WatchServerの設定

WatchServerの運用を行うための設定について説明します。

2.1. 監視対象サーバの設定

WatchServerが監視を行うサーバの設定方法について説明します。 WatchServerのサーバ定義ファイルに監視対象サーバの記述を追加します。

OS ファイル名
Windows (WebOTXインストールディレクトリ)\WOWS\conf\wsserverlist.sg
HP-UX /opt/WebOTX/WOWS/conf/wsserverlist.sg
Solaris /opt/WebOTX/WOWS/conf/wsserverlist.sg
Linux /opt/WebOTX/WOWS/conf/wsserverlist.sg

サーバ定義ファイルの書式

systemname:systemid:hostname:portno
systemname 監視を行うWebOTXシステム名を指定します。
systemid 監視を行うWebOTXシステムIDを指定します。
hostname 監視を行うWebOTXシステムのホスト名を指定します。
portno 監視を行うWebOTXシステムのIIOPリスナのポートを指定します。

例:次の3つのWebOTXシステムの監視を行う場合
システム名 システムID ホスト名 IIOPリスナのポート
system1 1 host1 5151
system2 2 host2 5151
system3 3 host3 5151

サーバ定義ファイル

system1:1:host1:5151
system2:2:host2:5151
system3:3:host3:5151

[注意事項]

監視を行う場合、他プラットフォーム上のWebOTXシステムを監視することはできません。

例)
Windows(x86)上のWatchServerからWindows(x64)上のWebOTXシステムは監視不可

他プラットフォーム上のWebOTXシステムから名前サーバを利用することは可能です。

名前サーバへの登録を一時的に扱う設定にしている場合、WatchServerの利用に限らず、 リファレンスオブジェクトの登録はシステムIDを元に行います。
そのため、システムIDは、同じ名前サーバを利用するWebOTXシステム間で重複しないように設定してください。
重複した場合、名前サーバへの登録情報を同一IDのもので上書きすることになります。
また、WatchServerの監視設定においてシステムIDが重複している場合、正常な監視ができなくなります。

2.2. WatchServerの設定

WatchServerの設定項目の設定方法について説明します。WatchServerのサーバ設定ファイルに値を記述します。

OS ファイル名
Windows (WebOTXインストールディレクトリ)\WOWS\conf\wsinfo.sg
HP-UX /opt/WebOTX/WOWS/conf/wsinfo.sg
Solaris /opt/WebOTX/WOWS/conf/wsinfo.sg
Linux /opt/WebOTX/WOWS/conf/wsinfo.sg

サーバ設定ファイルの書式

AC_TIMM alive_check_time
SEL_TIMMER select_time
WS_TRACE 0 or 1
ASYNCBIND 0 or 1
THREADLIM thread_count
WatchServerPort port_no
AC_TIMM アプリケーションサーバの制御プロセスにTCPセッションを生成してアライブチェックを行ないます。 監視間隔を秒単位で指定します。既定値は60秒です。必ず10秒以上を指定してください。
SEL_TIMMER 名前サーバ登録・削除要求などWatchServerへのリクエスト要求に対する電文受信待ち時間を秒単位で指定します。既定値は5秒です。必ず10秒以上を指定してください。通常は変更する必要はありません。
WS_TRACE WatchServerのログトレースを採取するかどうか指定します。既定値は1(採取する)です。採取しない場合は0を設定してください。
ASYNCBIND 名前サーバ登録・削除要求を非同期で処理するかどうか指定します。既定値は1(非同期)です。同期で処理を行なう場合は0を設定してください。
THREADLIM WatchServerの動作スレッド数を設定します。既定値は64です。
WatchServerPort WatchServerがListenするポート番号を設定します。既定値は5190です。

例:監視間隔を120秒にする場合
サーバ設定ファイル

AC_TIMM 120
SEL_TIMMER 5
WS_TRACE 1
ASYNCBIND 1
THREADLIM 64
WatchServerPort 5190

2.3. 名前サーバへの登録処理モードについて

WatchServerがサーバAPから名前サーバへの登録および削除要求を受け付けて実際に名前サーバに登録・削除要求を実行するときの処理について2つの形態を提供しています。

以下にそれぞれのモードの特徴について説明します。要件にあわせて設定してください。

モード 特徴
非同期 サーバAPはWatchServerが登録を完了するのを待ち合わせないため、名前サーバ登録処理が高速に行なえます。アプリケーション起動時間が短縮されます。WatchServer側ではリクエスト要求をマルチスレッドで多重処理するため多数のスレッドを必要とします。特に多数の名前登録を同時に行なう場合はWatchServerのスレッド資源が不足する恐れがあります。
同期 サーバAPはWatchServerが登録を完了するのを待ち合わせるため、非同期処理に比べ名前サーバ登録処理に時間がかかります。ただしその分多重実行を行なわないためスレッド資源を必要としません。特に多数の名前登録を同時に行なう場合はこちらのモードを設定してください。

2.4. WebOTXシステムでの設定

WatchServerの運用を行うためのWebOTXシステム側の設定方法について説明します。

統合運用管理ツールから設定
運用管理コマンドから設定

2.5. 名前サーバの設定

WatchServerが参照する名前サーバに関する設定について説明します。
WatchServerは以下の定義に従った名前サーバにアクセスを行ないます。通常は同じホスト内の名前サーバを設定するようにしてください。
OS ファイル名
Windows ORB Customツールによって設定
HP-UX /opt/ObjectSpinner/conf/orbconf
Solaris /opt/ObjectSpinner/conf/orbconf
Linux /opt/ObjectSpinner/conf/orbconf

Windowsの場合:
[スタート]メニューの[プログラム]-[WebOTX Object Broker]-[ORB Custom] を実行します。
[詳細設定]ボタンをクリックし以下の値を確認してください。
名前サーバのホスト名:WatchServerが参照する名前サーバのホスト名となります。 ポート番号:WatchServerが参照する名前サーバのポート番号となります。

UNIX OSの場合:
orbconfファイルの以下の設定を確認ください。

NameServiceHostName=名前サーバのホスト名 # 定義がない場合はそのマシンとなります。
NameServicePort=名前サーバのポート番号