7.2. Object Broker

7.2.1. Object Brokerの運用操作

Object Brokerに関する運用操作法について説明します。なお、各属性の説明については[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.1. Object Broker設定項目・設定方法 ]をご参照ください。

7.2.1.1. Object Brokerのオペレーション一覧

ここでは、Object BrokerコンフィグやObject Brokerサービスの各MOで実行可能なオペレーションについて説明します。

7.2.1.2. Object Brokerコンフィグの操作

Dottedname : server.objectbrokerconfig

Object Broker コンフィグ のオペレーションを以下に示します。[ ]内はコマンドで実行する場合のコマンド名です。

1. Object Broker Java プロパティ設定一覧取得 [get-ospi-java-properties]
Object Broker Java ライブラリのプロパティ設定の一覧を取得します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「Java プロパティ設定一覧取得」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. Object Broker Java プロパティ設定値取得 [get-ospi-java-property]
Object Broker Java ライブラリのプロパティ設定値を取得します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「Java プロパティ設定値取得」を実行してください。

プロパティ名* :参照したいプロパティの名前を記述してください。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



3. Object Broker Java プロパティ設定 [set-ospi-java-property]
Object Broker Java ライブラリにプロパティを設定します。設定された属性は以下のファイルに格納されます。

${INSTANCE_ROOT}/config/ObjectBroker/objava.conf


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「Java プロパティ設定」を実行してください。

プロパティ名* :設定するプロパティの名前を記述してください。

プロパティ値 : 設定するプロパティの値を記述してください。

上記の二つの値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。

この「Object Broker Javaプロパティ設定」オペレーションで設定可能なプロパティの一覧は、[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.2. Object Broker JavaにおけるORBのプロパティ定義 ]を参照してください。



4. Object Broker Java プロパティの削除 [delete-ospi-java-property]
Object Broker Java ライブラリのプロパティを削除します。

ただし、共通タブおよびJava タブで設定可能なプロパティについては、このオペレーションで削除することはできません。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「Java プロパティの削除」を実行してください。

プロパティ名* :削除するプロパティの名前を記述してください。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



5. Object Broker C++プロパティ設定一覧取得 [get-cpp-properties]
Object Broker C++ライブラリのプロパティ設定の一覧を取得します。

ただし、共通タブ、cpp タブおよびObject Broker MO で設定可能なプロパティについては、このオペレーションで取得することはできません。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「C++プロパティ設定一覧取得」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



6. Object Broker C++プロパティ設定値取得 [get-cpp-property]
Object Broker C++ライブラリのプロパティ設定値を取得します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「C++プロパティ設定値取得」を実行してください。

プロパティ名* :参照したいプロパティの名前を記述してください。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



7. Object Broker C++プロパティ設定 [set-cpp-property]
Object Broker C++ライブラリにプロパティを設定します。設定された属性は以下のファイルに格納されます。

${INSTANCE_ROOT}/config/ObjectBroker/orbconf

ただし、共通タブ、cpp タブおよびObject Broker MO で設定可能なプロパティについては、このオペレーションで設定することはできません。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「C++プロパティ設定」を実行してください。

プロパティ名* : 設定するプロパティの名前を記述してください。

プロパティ値 : 設定するプロパティの値を記述してください。

上記の二つの値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。

この「Object Broker C++プロパティ設定」オペレーションで設定可能なプロパティの一覧は、[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. Object Broker C++における環境設定 ]を参照してください。



8. Object Broker C++プロパティの削除 [delete-cpp-property]
Object Broker C++ライブラリのプロパティを削除します。

ただし、共通タブ、cpp タブ、およびObject Broker MO で設定可能なプロパティについては、このオペレーションで削除することはできません。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「C++プロパティの削除」を実行してください。

プロパティ名* : 削除するプロパティの名前を記述してください。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



9. Object Broker 共通プロパティ設定一覧取得 [get-ospi-properties]
Object Broker ライブラリのプロパティ設定の一覧を取得します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「共通プロパティ設定一覧取得」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



10. Object Broker 共通プロパティ設定値取得 [get-ospi-property]
Object Broker ライブラリのプロパティ設定値を取得します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「共通プロパティ設定値取得」を実行してください。

プロパティ名* :参照したいプロパティの名前を記述してください。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



11. Object Broker 共通プロパティ設定 [set-ospi-property]
Object Broker ライブラリにプロパティを設定します。設定された属性は以下のファイルに格納されます。

${INSTANCE_ROOT}/config/ObjectBroker/orbconf

${INSTANCE_ROOT}/config/ObjectBroker/objava.conf

ただし、共通タブ、cpp タブおよびObject Broker MO で設定可能なプロパティについては、このオペレーションで設定することはできません。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「共通プロパティ設定」を実行してください。

プロパティ名* : 設定するプロパティの名前を記述してください。

プロパティ値 : 設定するプロパティの値を記述してください。

上記の二つの値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。

この「Object Broker共通プロパティ設定」オペレーションで設定可能なプロパティの一覧は、[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.2. Object Broker JavaにおけるORBのプロパティ定義 ]および[ リファレンス集 運用管理・設定編 > 1. コンフィグレーション(設定一覧) > 1.10. Object Broker > 1.10.3. Object Broker C++における環境設定 ]を参照してください。


12. Object Broker 共通プロパティの削除 [delete-ospi-property]
Object Broker ライブラリのプロパティを削除します。

ただし、共通タブ、cpp タブ、およびObject Broker MO で設定可能なプロパティについては、このオペレーションで削除することはできません。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker コンフィグ」 を右クリックして「共通プロパティの削除」を実行してください。

プロパティ名* : 削除するプロパティの名前を記述してください。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



7.2.1.3. Object Brokerサービスの操作

Dottedname : server.objectbrokerservice

Object Broker サービス のオペレーションを以下に示します。[ ]内はコマンドで実行する場合のコマンド名です。

1. Object Broker サービスの起動 [start-ospi]
Object Broker サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker サービス」 を右クリックして「Object Broker サービスの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. Object Broker サービスの停止 [stop-ospi]
Object Broker サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、「Object Broker サービス」 を右クリックして「Object Broker サービスの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



Dottedname : server.objectbrokerservice.oad

oad のオペレーションを以下に示します。

1. Oad サービスの起動 [invoke server.objectbrokerservice.oad.start]
Oad サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、oad を右クリックして「Oad 起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. Oad サービスの停止 [invoke server.objectbrokerservice.oad.stop]
Oad サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、oad を右クリックして「Oad 停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



Dottedname : server.objectbrokerservice.namesv

namesv のオペレーションを以下に示します。

1. namesv サービスの起動 [invoke server.objectbrokerservice.namesv.start]
namesv サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、namesv を右クリックして「名前サーバの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. namesv サービスの停止 [invoke server.objectbrokerservice.namesv.stop]
namesv サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、namesv を右クリックして「名前サーバの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



Dottedname : server.objectbrokerservice.irsv

irsv のオペレーションを以下に示します。

1. irsv サービスの起動 [invoke server.objectbrokerservice.irsv.start]
irsv サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、irsv を右クリックして「IR サーバの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. irsv サービスの停止 [invoke server.objectbrokerservice.irsv.stop]
irsv サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、irsv を右クリックして「IR サーバの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



Dottedname : server.objectbrokerservice.corbaloc

corbaloc のオペレーションを以下に示します。

1. corbaloc サービスの起動 [invoke server.objectbrokerservice.corbaloc.start]
corbaloc サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、corbaloc を右クリックして「Corbaloc サーバの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. corbaloc サービスの停止 [invoke server.objectbrokerservice.corbaloc.stop]
corbaloc サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、corbaloc を右クリックして「Corbaloc サーバの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



Dottedname : server.objectbrokerservice.cnamesv

cnamesv のオペレーションを以下に示します。

1. cnamesv サービスの起動 [invoke server.objectbrokerservice.cnamesv.start]
cnamesv サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、cnamesv を右クリックして「キャッシュ名前サーバの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. cnamesv サービスの停止 [invoke server.objectbrokerservice.cnamesv.stop]
cnamesv サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、cnamesv を右クリックして「キャッシュ名前サーバの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



Dottedname : server.objectbrokerservice.oadj

oadj のオペレーションを以下に示します。[ ]内はコマンドで実行する場合のコマンド名です。

1. OadJ サービスの起動 [start-oadj]
OadJ サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、oadj を右クリックして「OadJ サービスの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. OadJ サービスの停止 [stop-oadj]
OadJ サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、oadj を右クリックして「OadJ サービスの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



3. インプリメンテーションの一覧 [listimpl]
サーバのインプリメンテーション一覧を表示します。


[実行方法]

ツリー表示で、oadj を右クリックして「インプリメンテーションの一覧」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



4. インプリメンテーションの登録 [instimpl]
サーバのインプリメンテーションを登録します。


[実行方法]

ツリー表示で、oadj を右クリックして「インプリメンテーションの登録」を実行してください。

インプリメンテーション名* : 登録するインプリメンテーション名を指定します。

コマンドライン* : サーバを起動するときのコマンドラインの文字列を指定します。

例)

java .classpath C:\test\sample.jar sampleServer

サーバの活性化方針* : サーバの活性化方針を以下の三つから選択してください。

上記の三つの値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



5. インプリメンテーションの削除 [rmimpl]
サーバのインプリメンテーションを削除します。


[実行方法]

ツリー表示で、oadj を右クリックして「インプリメンテーションの削除」を実行してください。

インプリメンテーション名* : 削除するインプリメンテーション名を指定します。

上記の値を入力して「実行」をクリックしてください。

*は入力必須項目です。



Dottedname : server.objectbrokerservice.ospprxy

ospprxy のオペレーションを以下に示します。[ ]内はコマンドで実行する場合のコマンド名です。

1. ospprxy サービスの起動 [start-ospprxy]
ospprxy サービスを起動します。


[実行方法]

ツリー表示で、ospprxy を右クリックして「ospprxy サービスの起動」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



2. ospprxy サービスの停止 [stop-ospprxy]
ospprxy サービスを停止します。


[実行方法]

ツリー表示で、ospprxy を右クリックして「ospprxy サービスの停止」を実行してください。

「実行」をクリックしてください。



7.2.2. 旧互換アプリケーションの運用操作

WebOTX バージョン5 以前に作成したCORBA アプリケーションをStandard, Enterpriseで運用操作する手順について説明します。Object Broker サービスのみを使用するWebOTX CORBA アプリケーションの場合とObject Broker サービス以外のサービスを使用するWebOTX CORBA アプリケーションの場合で環境の構築方法および運用方法が異なります。

ドメイン内のObject Broker, ドメイン内のTransaction サービスとは、ドメインの起動および停止に連動することができ、${INSTANCE_ROOT}/config に設定ファイルを持ち、統合運用管理ツールや otxadmin コマンドで制御できるプロセスのことです。

ドメイン外のObject Broker, ドメイン外のTransaction サービスとは、WebOTX バージョン5 以前と同様の運用管理方式で、サービスから起動するプロセスのことです。

7.2.2.1. Object Broker サービスのみを使用する WebOTX CORBA アプリケーションの場合

ここでは、Object Broker サービスのみを使用するWebOTX CORBA アプリケーションの場合について説明します。 バージョン5 以前のWebOTX 旧互換ライブラリはドメイン固有の設定を参照することができません。このため、ドメインの設定 のほかに追加で旧互換の設定を行う必要があります。本節ではその手順について説明いたします。

環境構築

1.  ドメインを作成します。

ドメインを新規作成します。既存のドメインも使用できます。
ドメインの作成手順については[ 3. ドメイン > 3.2. ドメインの作成・削除 ]を参照してください。

2.  Object Brokerの設定を変更します。

ドメイン外のObject Brokerの設定をドメイン内で動作するObject Brokerを使用するように変更します。
ドメイン内で動作するObject Brokerの設定は次のように確認します。
otxadmin> get server.objectbrokerservice.oad.OadPort
otxadmin> get server.objectbrokerservice.namesv.NameServicePort
server.objectbrokerservice.oad.OadPortの値を設定名”OadPort”に設定します。
server.objectbrokerservice.namesv.NameServicePortの値を設定名”CorbalocDefaultPort”に設定します。

表7.2.2.1-1
設定名 意味
OadPort oad の使用するポート番号を指定します。ORB 通信するすべてのホストで同一のポート番号を使う必要があります。未指定時の既定値は9825 です。運用開始後にoad のポート番号を変更すると、それ以前に作ったオブジェクトを呼び出すことができなくなります。変更するときは、oad やnamesv およびすべてのORB アプリケーションをいったん終了してから変更してください。
CorbalocDefaultPort URL でポート番号を指定しなかったときの値を設定します。未設定時は2809 です。
NameServiceRoundRobin on を設定します。名前サーバのラウンドロビン拡張機能が有効になります。同一の名前でresolve を呼んだ場合、呼び出すたびに別のオブジェクトを返すためのWebOTX Object Broker 独自の機能です。

(注)ドメイン外で名前サーバを動作させて、ドメイン内のアプリケーションと連携させる場合、NameServiceRoundRobinの設定変更(on を設定する)が必要です。ドメイン内では、NameServiceRoundRobin=trueがデフォルトですが、ドメイン外ではNameServiceRoundRobinの指定なし(off)がデフォルトであるためです。
ドメイン外のObject Brokerの設定をドメイン内で動作するObject Brokerを使用するように変更します。
ドメイン内で動作するObject Brokerの設定は次のように確認します。

設定項目の詳細は[ WebOTX Object Broker JavaTM > 運用ガイド > 1. 環境設定について ]を参照してください。

3.  ドメイン外のObject Broker を起動します。

root ユーザで以下のコマンドを実行します。
HP-UX)
# /sbin/init.d/ObjectSpinner113 start
Linux)
SysVinitの場合:
# /etc/init.d/ObjectSpinner113 start
systemdの場合:
# systemctl start ObjectSpinner113
名前サーバ、IRサーバを起動するか否かについては[ WebOTX Object Broker JavaTM > 運用ガイド > 3. Object Brokerの起動/終了について ]を参照してください。

4.  ドメインを起動します。

WebOTX運用ユーザで実行します。
otxadmin> start-domain domain_name

5.  アプリケーションの配備・設定をします。

プロセスグループ作成時にWebOTX のバージョンを旧バージョンに変更します。
詳細は [ 7.1. TPシステム > 7.1.3. 操作・状態確認(プロセスグループ) > 7.1.3.1. 作成・削除 ] を参照してください。

  運用上の注意点は次のとおりです。

ドメイン起動
ドメインを起動するためには、通常のドメインと同様にotxadmin コマンドを使用します。
WebOTX 運用ユーザで実行します。
otxadmin> start-domain domain_name
ドメイン停止
ドメインを停止するためには、通常のドメインと同様にotxadmin コマンドを使用します。
WebOTX 運用ユーザで実行します。
otxadmin> stop-domain domain_name