3. インストール

本章では、WebOTX Portalのインストール方法について説明します。

3.1. インストール前の作業

インストール前に必ず行う必要がある作業と確認事項について説明します。

ここからは、OSごとに固有の作業内容を説明していきます。

3.1.1. Windows

WebOTX Portal をインストールする前に次の作業を行います。

インストール作業は、必ずAdministratorsグループに所属した管理者権限があるユーザで行わなければなりません。 管理者権限があるユーザでログインしていることを確認してください。
Windows Server 2012 にインストールを行う場合は、Built-in Administratorユーザで行うか、管理者権限のあるユーザでも「管理者として実行」 によりインストーラを起動してください。

この作業が完了したら「 3.2. インストール 」に進んでください。

3.1.2. Linux

Linux固有でWebOTX Portalをインストールする前に必要な作業はありません。「 3.2. インストール 」に進んでください。

3.2. インストール

インストール済みのWebOTX Application Server へ WebOTX Portal をインストールする手順について説明します。

3.2.1. Windows

3.2.1.1. WebOTX Portalのインストール

WebOTX Portal をインストールするときは、WebOTX Application Serverを予め停止させておいてください。

Caution
WebOTX Portalをインストールできるのは同じメディアで提供される WebOTX Application Server となります。 WebOTX Application Serverのバージョンに関しては[ 2.2.4.1. アプリケーションサーバ ]を参照してください。
また、インストール中に複数のwarファイル( webotx-portal.war, webotx-portal-portlet.war, webotx-portal-rssportlet.war, webotx-portal-authlink.war, webotx-portal-loginportlet.war, webotx-portal-announceportlet.war, webotx-portal-dataviewportlet.war) を配備します。このため、同名のWebアプリケーションを配備している場合は配備解除してください。
  1. 「WebOTX Media (DVD) #1」媒体を DVD-ROMドライブに挿入すると、次の画面が表示されます。 [WebOTX Portal V9.1] を選び、「Install」ボタンを押してください。

    DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。

    <ドライブ>:\wo_setup.exe
    <ドライブ>:\PORTAL\setup.exe
    <ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

    WebOTX メディアの開始画面

  2. Windowsインストーラが起動し「インストールの準備中」というメッセージ が表示されたあとに次の画面が表示されます。 「次へ」ボタンを押してください。

    Portalインストーラ開始画面


  3. [ユーザ情報] 画面が表示されますので、[ユーザ名] ボックスと[所属] ボックスに名前、所属を入力します。
    [ライセンスキー] ボックスには、製品に添付されている 「ソフトウェア使用認定証」の「製品番号」に記載されている19桁の番号を正しく入力します。
    入力した情報に間違いがなければ「次へ」ボタンを押してください。

    ユーザ名登録画面


  4. [インストール済みの JDK] 画面が表示されますので、WebOTX AS のインストール時に指定した JDK のフォルダを選択後、「次へ」ボタンを押してください。

    インストール済みのJDK


  5. [インストール先のフォルダ] 画面が表示されます。すでにASがインストールされているフォルダにインストールされます。
    「次へ」ボタンを押してください。

    インストール先のフォルダ


  6. [カスタムセットアップ] 画面が表示されます。インストールする機能を選択し「次へ」ボタンを押してください。

    カスタムセットアップ画面

    リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。

    アイコン 説明
    Portal 実行環境 WebOTX Portal の実行環境をインストールします。
  7. [JDBCドライバの設定]画面が表示されますので、WebOTX Portalが使用するデータベースサーバの情報を設定してください。 設定後、「設定確認」ボタンを押してください。
    JDBCドライバ設定画面

    設定項目 説明
    データベース
    種別
    ORACLE
    SQL Server
    PostgreSQL
    利用するデータベースサーバについて ORACLE、SQL Server または PostgreSQL のどれかを選択することができます。
    JDBC URL 自動設定/手動設定 JDBC URL を自動設定するか、手動設定するかを選択します。
    ホスト名 データベースサーバのホスト名あるいはIPアドレスを入力します。
    ポート番号 データベースサーバのポート番号を入力します。
    SID ORACLE を利用する場合は、SID を入力します。SQL Server/PostgreSQL を利用する場合は、データベース名を入力します。
    URL 「自動設定」を選択した場合、上記の設定情報からJDBC URL が自動設定されます。「手動設定」を選択した場合、利用するデータベースサーバのURLを入力します。
    接続アカウント ユーザ名 データベースサーバにログインするユーザ名を入力します。(*1)
    パスワード データベースサーバにログインするユーザのパスワードを入力します。
    JDBCドライバ JDBCドライバのフルパス 参照ボタンを押下し、データベースに接続するための JDBC ドライバを選択します。各データベースサーバに付属のものか、各データベースベンダのWebサイトからダウンロードした JDBCドライバを選択します。(*2)

    (*1)接続アカウントには、テーブルの作成/削除権限を持ったユーザを指定してください。
    (*2)JDBCドライバは、日本語を含むパスに格納しないでください。


  8. [WebOTX Application Server の情報設定]画面が表示されますので、WebOTX Portal を配備する インストール済みの WebOTX Application Server のドメインにアクセスするための情報を設定後、「次へ」ボタンを押してください。

    WebOTX AS設定画面

    設定項目 説明
    ドメイン名 Portal を配備する WebOTX のドメイン名を指定します。デフォルトは domain1 です。
    ユーザ名 WebOTX のドメインに接続するためのユーザ名を指定します。デフォルト値は admin です。
    パスワード WebOTX のドメインに接続するユーザのパスワードを指定します。デフォルト値は adminadmin です。
    ポート番号 WebOTX のドメインのポート番号を指定します。デフォルト値は 6212 です。

  9. [暗号化キー・オプションの設定]画面が表示されますので、WebOTX Portal で利用する暗号化キー・オプション情報を設定してください。ここで入力した情報は、インストール後に変更するとはできませんので、注意してください。分散環境にインストールする場合には、分散環境同士で同じ値を入力してください。なお、値を何も入力しない場合、暗号化は行われません。

    暗号化キー設定画面

    設定項目 説明
    WebOTX Portal 本体で利用 暗号化キー

    WebOTX Portal 本体が利用する 暗号化キー情報を指定します。デフォルト値には何も指定しません。 本設定項目を設定する場合には、「WebOTX Portal 本体で利用」−「オプション」情報も必ず一緒に設定してください。
    なお「基本ポートレットで利用」−「暗号化キー」情報で設定した値と同じ値を設定することはできません。別々の値を設定してください。

    オプション WebOTX Portal 本体が利用する オプション情報を指定します。デフォルト値には何も指定しません。 本設定項目を設定する場合には、「WebOTX Portal本体で利用」−「暗号化キー」情報も必ず一緒に設定してください。
    なお「基本ポートレットで利用」−「オプション」情報で設定した値と同じ値を設定することはできません。別々の値を設定してください。
    基本ポートレットで利用 暗号化キー 基本ポートレットが利用する 暗号化キー情報を指定します。デフォルト値には何も指定しません。 本設定項目を設定する場合には、「基本ポートレットで利用」−「オプション」情報も必ず一緒に設定してください。
    なお「WebOTX Portal 本体で利用」−「暗号化キー」情報で設定した値と同じ値を設定することはできません。別々の値を設定してください。
    オプション 基本ポートレットが利用する オプション情報を指定します。デフォルト値には何も指定しません。 本設定項目を設定する場合には、「基本ポートレットで利用」−「暗号化キー」情報も必ず一緒に設定してください。
    なお「WebOTX Portal 本体で利用」−「オプション」情報で設定した値と同じ値を設定することはできません。別々の値を設定してください。


  10. [会社タイプ選択]画面が表示されますので、会社タイプを選択し「次へ」ボタンを押してください。
    マルチテナント環境を構築する場合は、会社IDの長さを入力してください。

    会社選択画面

  11. [プログラムをインストールする準備ができました] 画面が表示されます。「インストール」ボタンを押してください。

    インストール開始画面


  12. [WebOTX Portal をインストールしています] 画面が表示され、ファイルのコピーが始まります。選択された機能により、セットアップに 必要な時間は異なります。ファイルのコピーが終了するまでお待ちください。

    インストール中の画面


  13. WebOTX の初期ドメイン環境(WebOTXAdmin、domain1)を作成後、WebOTX Portalが使用するデータベーステーブルの設定を行うか確認するため、次の画面が表示されます。データベースの設定を行う場合は"はい"を選択してください。

    DB構築 確認画面

    Caution

    以下の場合はデータベースの設定を行わないでください。

    • 複数台からなるWebOTX Portal環境の2台目以降のインストールを行う場合
    • WebOTX Portalのバージョンアップを行う場合
    • WebOTX Portalの再インストールを行う場合
  14. WebOTX Portal が使用するデータベーステーブルをApache Ant コマンドで作成するため、次の画面が表示されます。画面の指示に合わせて、y/n を入力し、画面が終了するまでしばらくお待ちください。このとき、データベース接続を行いますので、データベースは事前に起動しておく必要があります。なお、Apache Ant コマンドの実行結果は<WebOTX のインストールフォルダ>\Portal\database\storage.setup.yyyy-mm-dd.xxxxxx.log、<WebOTX のインストールフォルダ>\Portal\database\db.io.yyyy-mm-dd.xxxxxx.log、<WebOTX のインストールフォルダ>\Portal\database\base.portlet.setup.yyyy-mm-dd.xxxxxx.log で確認できます。

    createTable_inst.bat 起動画面


  15. データベーステーブルを作成後、WebOTX Portalの環境構築を Apache Ant コマンドで作成するため、次の画面が表示されます。 画面が終了するまでしばらくお待ちください。Apache Ant コマンドの実行結果は<WebOTX のインストールフォルダ>\portal\portal_setup.log で確認できます。

    portal_setup.bat 起動画面


  16. 次の画面が表示されたら、セットアップは完了です。「完了」ボタンを押してください。

    インストール終了画面


  17. コンピュータを再起動してください。

次は、「3.3. インストール後の作業」を行います。
インストールの途中で、エラーダイアログが出力された場合は、「3.2.1.2. エラーダイアログが表示された場合の対処」を参照してください。

3.2.1.2. エラーダイアログが表示された場合の対処

インストール中にテーブルの作成に失敗した場合やWebOTX Portalの環境構築に失敗した場合、エラーダイアログが表示されます。この場合、インストール後にテーブルの作成やWebOTX Portalの環境構築を行なう必要があります。対処方法について、それぞれ以下に説明します。

3.2.1.2.1. ドメインの作成に失敗した場合

ドメインの生成に失敗した場合、以下の画面を続けて表示しWebOTX Portalの環境構築処理を中断します。


環境構築中断画面

環境構築中断画面

WebOTXで利用するポート番号が起動済みの他のプログラムで利用しているポート番号と重複している場合や、管理ドメインの生成に時間がかかった場合に、ドメインの生成に失敗します。ドメインの生成に失敗した場合には、起動済みのプログラムの停止や、netstatコマンドなどを参照してポート番号の重複を解消してから、以下の手順でドメインの再生成と環境構築を行なってください。

3.2.1.2.2. テーブルの作成に失敗した場合

テーブルの作成に失敗した場合、以下の画面を表示します。


テーブル作成失敗画面

[JDBCドライバの設定]画面で入力したユーザがテーブルを作成する権限を持っていない場合やデータベースに接続できない場合などにテーブルの作成に失敗します。

3.2.1.2.3. WebOTX Portal の環境構築に失敗した場合

WebOTX Portalの環境構築に失敗した場合、以下の画面を表示します。


環境構築失敗画面

マシンのネットワーク設定が不正な場合や、IPアドレス設定が不正に登録されている場合、ドメインの起動に時間がかかり、WebOTX Portalの環境構築に失敗する場合があります。 WebOTX Portalの環境構築に失敗した場合には、以下の手順で再度、環境構築を行なってください。

(1)ドメインの起動に失敗している場合

(2)ポートレットの配備に失敗している場合
ドメインの起動自体は成功しており、WebOTX Portalの配備は成功しているが、ポートレットの配備に失敗している場合にも、 上記のメッセージが出力されます。ポートレットの再配備を実行してください。

3.2.1.3. 製品ライセンスの追加登録

WebOTX Portalに二つ以上のライセンスを登録する必要がある場合は、本手順にしたがってライセンスを追加登録します。

WebOTX Portalと必要なライセンス数の数え方の関係について以下に説明します。
WebOTX Portalは1ライセンスにつき2コアまで利用可能であり、インストール対象のマシンに搭載されているCPUのコア数の合計値をカウントし、合計値を2で割った数のライセンスを登録します。
※少数点以下の端数は切り上げです

物理マシンの場合は、対象マシンに搭載している全CPUのコア数の合計値が対象となります。
仮想マシンの場合、インストール対象の仮想マシンに割り当てるコア数の合計値が対象となります。

(例1)  対象マシンが物理マシンかつクアッドコアCPUを2個搭載
「4 (コア) x 2 (個) = 8 コア」 -> 登録するライセンス数 8 /2 = 4 ライセンス
(例2)  対象マシンが物理マシンかつヘキサコアCPUを2個搭載
「6 (コア) x 2 (個) = 12 コア」 -> 登録するライセンス数 12 / 2 = 6 ライセンス
(例3)  対象マシンが仮想マシンかつ3コア割り当て
3 コア」 -> 登録するライセンス数 3/2 =1.5 →(切り上げ) 2 ライセンス

Built-in-Administratorユーザ、もしくは管理者権限のあるユーザでログインし、Windowsのサービス画面からWebOTX関連のサービスを全て停止した後、次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。

  1. ライセンス登録
    ライセンス登録は次のコマンドで行います。
    ※Built-in-Administratorユーザ以外の管理者権限のあるユーザでログインした場合、コマンドプロンプトは「管理者として実行」で起動してください
    >OTXLAdd
  2. ライセンスキーの入力
    "Please Input License Code" と表示されたら製品の「ライセンスキー」を入力します。
    製品の「ライセンスキー」は製品購入時に添付される「ソフトウェア使用認定証」の 「製品番号」に記載されている19桁の番号です。

    ライセンス登録作業が成功すれば、"Command Succeeded." と表示され OTXLAdd コマンドが終了します。

    複数の製品ライセンスを登録する場合は OTXLAddコマンドを複数回実行して各製品のライセンス登録を行ってください。
     
  3. ライセンス登録の確認
    ライセンスの登録情報一覧は次のコマンドで確認することができます。
    >OTXLChk

    ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない場合は、 ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。 次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。


  4. 誤ってライセンス登録した場合は次の方法でライセンスを削除することができます。
    WebOTXのライセンス情報削除は、OTXLDelコマンドを使用します。
    ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
    >OTXLDel 42

3.2.1.4. EnterpriseDirectoryServerのインストール

WebOTX DVD 媒体内に格納されるEnterpriseDirectoryServerの位置を確認してください。 セットアップ方法は、DVD 媒体に格納される EnterpriseDirectoryServer付属のセットアップカードを参照しながら行ってください。

セットアップカードは以下の場所にあります。

<ドライブ>:\EDS\SetupCard\EDS_SetupCard.pdf
<ドライブ>:\EDS\SetupCard\EDS_SetupCard_SSL.pdf

<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

3.2.2. Linux

3.2.2.1. WebOTX Portal のインストール

WebOTX Portal をインストールするときは、WebOTX Application Serverを予め停止させておいてください。

Caution
WebOTX Portalをインストールできるのは同じメディアで提供される WebOTX Application Server となります。 WebOTX Application Serverのバージョンに関しては[ 2.2.4.1. アプリケーションサーバ ]を参照してください。
また、インストール中に複数のwarファイル(webotx-portal.war, webotx-portal-portlet.war, webotx-portal-rssportlet.war, webotx-portal-authlink.war, webotx-portal-loginportlet.war, webotx-portal-announceportlet.war, webotx-portal-dataviewportlet.war) を配備します。このため、同名のWebアプリケーションを配備している場合は配備解除してください。

手順は次のとおりです。

  1. ログイン名 root でログインします。
    login: root
  2. WebOTX AS が起動している場合、WebOTX AS を停止します。
    root> systemctl stop WOAgentSvc93
  3. マシンのDVD-ROMドライブに「WebOTX Media (DVD) #1」を挿入してマウントします。
    root> cd /
    root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
  4. DVD-ROMのマウント・ポイント・ディレクトリへ移動してください。
    root> cd /media/cdrom
  5. インストールスクリプトを起動してください。 セットアップが始まります。
    root> cd OTXPORTAL/LINUX
    root> ./PTLINST.SH
    
  6. ライセンスキーを入力します。製品に添付されている 「ソフトウェア使用認定証」の「製品番号」に記載されている19桁の番号を正しく入力してください。
    ## Executing the WebOTX Portal installation script.
    Please input license key.
  7. インストールするファイルのオーナー指定の選択を行います。
    WebOTX AS のインストールで、WebOTX運用ユーザアカウントを設定している場合は、 同じユーザアカウントを設定してください。
    Would you like to install as WebOTX Operation User? (Default: y)

    ファイルのオーナーをrootにする場合は「n」を選択してください。 ファイルオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は「y」を選択してください。

  8. インストールするファイルのオーナーをWebOTX運用管理ユーザアカウントにする場合は、WebOTX運用管理ユーザアカウントのユーザ名を入力してください。
    Enter the user name that administers the WebOTX server.
  9. 続けてWebOTX運用管理ユーザアカウントのグループ名を入力してください。
    Enter the group name that administers the WebOTX server.
  10. インストール済みの WebOTX AS のドメイン情報を指定します。

    WebOTX Portal が動作する ドメイン名を入力します。

    Enter the domain name to exexute WebOTX Portal. (Default:domain1)

    続けて、ドメインのユーザ名を入力します。

    Enter the user name for domain to exexute WebOTX Portal. (Default:admin)

    続けて、パスワードを入力します。

    Enter the password for domain to exexute WebOTX Portal. (Default:adminadmin)

    続けて、ドメインのポート番号を入力します。

    Enter the port number for domain to exexute WebOTX Portal. (Default:6212)
  11. WebOTX Portal で利用するデータベースに接続するための情報を設定します。
    Enter the JDBC driver setting to connect the database.
    Please select one of the following Database:
     
    1. Oracle
    2. SQL Server
    3. PostgreSQL
    

    Oracle を利用する場合には「1」を、 SQL Server を利用する場合には「2」を、 PostgreSQL を利用する場合には「3」を選択します。

    続けて、上記で選択したデータベースが動作しているマシンのホスト名 またはIPアドレスを入力します。 この情報には、半角英数字と"."、"_" が入力できます。

    Enter the host name or IP address of the database server.

    データベースに接続するためのポート番号を入力します。 Oracle を選択した場合は「1521」が、 SQL Server を選択した場合は「1433」が、PostgreSQL を 選択した場合は「5432」がデフォルト値として設定されます。
    実際に利用するデータベースに合わせてポート番号を変更して ください。

    Enter the port number of the database server. (Default:xxxx)

    Oracleを選択している場合 データベースの SID を、 それ以外のデータベースを選択している場合は データベース名を入力します。

    Enter the SID for ORACLE, or the database name for the other database. (Default:webotxportal)

    データベースに接続するユーザ名を入力します。

    Enter the user name to be used when connecting to the database server.

    データベースに接続するユーザのパスワードを入力します。

    Enter the password to be used when connecting to the database server.

    データベースに接続するJDBCドライバファイルのパスを入力します。

    Enter the path to JDBC driver.

    以上の情報を入力すると、入力したデータベースに対して接続確認を 行います。エラーが発生した場合には、データベースが起動しているかを 確認し、情報を再度入力します。

  12. WebOTX Portal で利用する暗号化キー、オプション情報を入力します。

    WebOTX Portal 本体、基本ポートレットで利用する暗号化キー、オプション情報 をそれぞれ入力します。ここで入力した値は、インストール後に変更することは できません。分散環境にインストールする場合には、分散環境同士で同じ値を入力 します。なお、値を何も入力しない場合、暗号化は行われません。

    Please enter the crypto key and hash option for WebOTX Portal and WebOTX base portlet.
    Please do not enter the value to crypto key and hash option when you do not use the encryption function.
    

    WebOTX Portal 本体で利用する暗号化キーを入力します。

    Enter the crypto key for WebOTX Portal. (Default:none)

    続けて、WebOTX Portal 本体で利用するオプションを入力します。

    Enter the hash option for WebOTX Portal. (Default:none)

    続けて、基本ポートレットで利用する暗号化キーを入力します。

    Enter the crypto key for WebOTX base portlet. (Default:none)

    続けて、基本ポートレットで利用するオプションを入力します。

    Enter the hash option for WebOTX base portlet. (Default:none)
  13. WebOTX Portalがシングルテナントで動作するか、マルチテナントで動作するかを選択します。
    Please select company type. (Default:1)
      1. Single tenannt
      2. Multi tenant

    マルチテナントを選択した場合は、会社IDの長さを入力します。

    Please input company id length. [0-32] (Default: 0)
  14. データベースの設定を行うか選択します。
    Would you like to set up a database? [y,n] (Default: y)
    In new installation, a setting up of a database is required.
    If you have already set up a database, Please select 'n'.
    Caution

    以下の場合はデータベースの設定を行わないでください。

    • 複数台からなるWebOTX Portal環境の2台目以降のインストールを行う場合
    • WebOTX Portalのバージョンアップを行う場合
    • WebOTX Portalの再インストールを行う場合
  15. 全ての選択が完了するとインストール開始確認画面が表示されます。
    ******************************************************************
    * Installation of WebOTX Portal on your computer.                *
    * To continue, enter y.                                          *
    * Enter q to exit the installation. [y, q] (Default: y)          *
    ******************************************************************
    

    インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。

    キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「6.」のインストールスクリプトの実行からやり直してください。

  16. WebOTX Portal を構成するパッケージが順次インストールされます。

    パッケージがインストールされるまで、しばらくお待ちください。

  17. WebOTX Portal が利用するデータベーステーブルを Apache Ant コマンドで生成する ため、次の画面が表示されます。

    画面の指示に合わせて y/n を入力します。
    この時、データベース接続を行いますので、データベースは事前に起動しておく必要が あります。なお、Apache Ant コマンドの実行結果は、 <WebOTX インストール先>/Portal/database/storage.setup.yyyy-mm-dd.xxxxxx.log<WebOTX インストール先>/Portal/database/db.io.yyyy-mm-dd.xxxxxx.log<WebOTX インストール先>/Portal/database/base.portlet.setup.yyyy-mm-dd.xxxxxx.log で確認できます。

     ...
    setup:
         [echo] Setup Start. Date : 2015/07/28 Time : 11:16:46      [echo] WebOTX Portal データベースの設定を行います。 : pgsql.      [echo] -interrupt.continue:     [input] 続けますか? (y, [n])
  18. 正常に動作が完了された場合、「Installation completed.」が表示されます。
    WebOTX Portal 環境が正しく設定されたことを、 <WebOTX インストール先>/Portal/portal_setup.logログファイルで確認してください。
  19. DVD-ROMをアンマウントします。
    root> cd /
    root> umount /media/cdrom
    

次は、[ 3.3. インストール後の作業 ]を行います。

3.2.2.2. 製品ライセンスの追加登録

WebOTX Portalに二つ以上のライセンスを登録する必要がある場合は、本手順にしたがってライセンスを追加登録します。

WebOTX Portalと必要なライセンス数の数え方の関係について説明します。
WebOTX Portalは1ライセンスにつき2コアまで利用可能であり、インストール対象のマシンに搭載されているCPUのコア数の合計値をカウントし、合計値を2で割った数のライセンスを登録します。
※少数点以下の端数は切り上げです

物理マシンの場合は、対象マシンに搭載している全CPUのコア数の合計値が対象となります。
仮想マシンの場合、インストール対象の仮想マシンに割り当てるコア数の合計値が対象となります。

(例1)  対象マシンが物理マシンかつクアッドコアCPUを2個搭載
「4 (コア) x 2 (個) = 8 コア」 -> 登録するライセンス数 8 /2 = 4 ライセンス
(例2)  対象マシンが物理マシンかつヘキサコアCPUを2個搭載
「6 (コア) x 2 (個) = 12 コア」 -> 登録するライセンス数 12 / 2 = 6 ライセンス
(例3)  対象マシンが仮想マシンかつ3コア割り当て
3 コア」 -> 登録するライセンス数 3/2 =1.5 →(切り上げ) 2 ライセンス

rootでログインし、インストール済のWebOTX製品がある場合はWebOTX関連のサービスを全て停止した後、次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。

※次の手順は、WebOTX Application Server を既定のパス(/opt/WebOTX)にインストールした場合の手順です。既定以外のパスにインストールした場合、手順内の /opt/share.nec を /opt/share.nec/v93 に置き換えて実施してください。

  1. ライセンス登録
    ライセンス登録は次のコマンドで行います。
    /opt/share.nec/bin/OTXLAdd
  2. ライセンスキーの入力
    "Please Input License Code" と表示されたら製品の「ライセンスキー」を入力します。
    製品の「ライセンスキー」は製品購入時に添付される「ソフトウェア使用認定証」の 「製品番号」に記載されている19桁の番号です。

    ライセンス登録作業が成功すれば、"Command Succeeded." と表示され OTXLAdd コマンドが終了します。

    複数の製品ライセンスを登録する場合は OTXLAddコマンドを複数回実行して各製品のライセンス登録を行ってください。
     
  3. ライセンス登録の確認
    ライセンスの登録情報一覧は次のコマンドで確認することができます。
    /opt/share.nec/bin/OTXLChk

    ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない場合は、 ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。 次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。


  4. 誤ってライセンス登録した場合は次の方法でライセンスを削除することができます。
    WebOTXのライセンス情報削除は、OTXLDelコマンドを使用します。
    ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。
    root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 42

3.2.2.3. EnterpriseDirectoryServerのインストール

EnterpriseDirectoryServerのインストールは「WebOTX Media DVD-ROM #1」から行います。 EnterpriseDirectoryServer付属のセットアップカードを参照してインストールを行ってください。

セットアップカードは以下の場所にあります。

<マウントポイント>/EDS/SetupCard/EDS_SetupCard.pdf

3.3. インストール後の作業

WebOTX Portal をインストールした後に行う必要のある作業について説明します。

3.3.1. Windows

Windows版で WebOTX Portal をインストール後に行う必要のある作業について説明します。

3.3.1.1. EDS へ初期ユーザデータの投入

Windows版のEnterpriseDirectoryServer( EDS ) に対して初期ユーザデータの投入を行います。

初期化された状態のEDSに新規にデータを投入する場合
Memo
以下は、WebOTX Portalがインストールされたマシンに、EDSもインストールしている場合を想定しています。EDSが別のマシンにある場合には、
<WebOTX インストール先>\Portal\directoryserver配下のファイルをEDSがインストールされたマシンの任意のディレクトリにコピーして、実行してください。

または、 build.xml実行時に、-Dedshostname、-Dedsport、-Dedsdnを指定してください。これにより、setupschema.bat、setupaci.bat、insertsampledata.batが接続するEDSを変更できます。ただし、setunique.batが行う一意設定は、EDSのマシン上で実行する必要があります。setunique.batをEDSがインストールされたマシンにコピーするか、手動でEDSのコマンドeduniqattrを次のように実行してください。
# eduniqattr set -a groupid
Memo
特定のユーザフレンドリ名を指定したEDSに対しては、setunique.batの代わりに、手動でEDSのコマンドeduniqattrを次のように実行してください。
# eduniqattr set -s ユーザフレンドリ名 -a groupid
  1. コマンドプロンプトを起動し、 <WebOTX インストール先>\Portal\directoryserver に移動します。Windows 2008/R2 の場合、コマンドプロンプトは、 「管理者として実行」で起動します。
  2. Caution
    EDSに複数の会社、つまりマルチテナントを登録する場合には、<WebOTX インストール先>\Portal\directoryserverの配下のmultitenantにカレントディレクトリを移動してください。
  3. <WebOTX インストール先>\lib\ant\bin\ant.bat -f build.xml を実行し、EDS登録用のバッチファイルや定義ファイルをテンプレートを元に生成します。
    build.xmlの実行のときに以下のオプションを指定することができます。

    -Dncp={NCP}
     EDSをインストールしたときにNCPとして「c=JP」以外を指定した場合、このオプションにその値をWebOTX Portalにも設定します。

    -Dtopdn={WebOTX Portalのユーザリソースの最上位DN}
     WebOTX Portal用のディレクトリの最上位を「o=webotxportal,c=JP」以外にしたい場合に指定します。 このオプションを指定した場合、合わせてWebOTXの運用ツールにより、最上位のDN(server.portal.directory-server.webotxportaldn)を変更する必要があります。詳しくは、「 3.3.1.3. EDS への接続設定 」を参照してください。

    -Duser.language={ロケールID} enまたはjaを指定
     EDS登録用のバッチファイルや定義ファイルで使用する言語を指定します。既定値はOSの種別に従いますので、通常このオプションを指定する必要はありません。

    -Dedshostname=EDSホスト名またはIPアドレス
     接続先のEDSを指定します。既定値はlocalhostです。

    -Dedsport=EDSのポート番号
     EDSのLDAP接続のポート番号を指定します。既定値は389です。

    -Dedsdn=ldapAdministratorのDN
     EDS運用管理ユーザのDNを指定します。既定値は“cn=ldapAdministrator,c=JP”です。通常このオプションを指定する必要はありません。

    Caution
    マルチテナントの場合には、-Dcompany=会社コード を合わせて指定してください。既定値は"000000"としています。
  4. setupschema.bat を実行し、(1)属性とオブジェクトクラスを登録、(2)初期データの登録を行います。 起動時オプション無しの場合、(1)→(2)の順に実行します。それぞれパスワードが聞かれますので、EDSインストール時に設定した管理者「ldapAdministrator」のパスワードを入力します。(1)で失敗した場合には、再度起動時オプション無しで実行してください。(2)で失敗した場合には、起動時オプションに"-i"を指定して(2)のみ実行してください。
  5. setupaci.bat を実行し、アクセス制御情報を登録します。
  6. EDS Manager、EDS Protocol Server、EDS Replica サービスを停止します。
  7. setunique.bat を実行し、グループID の一意性を設定します。
  8. Windows Server 2008にEDSをインストールしている場合、一旦 EDS Manager サービスを起動したあと、EDS Manager サービスを停止します。
  9. EDS Protocol Server サービスを起動します。EDS Manager サービスも自動で起動されます。EDS Replica サービスは必要に応じて起動します。
  10. サンプルの個人やグループ/組織などのデータを使用する場合には、insertsampledata.bat を実行して、EDSに投入します。

サンプルデータについては、「 2. ユーザ管理 > 2.1.7.3. サンプルデータ 」を参照してください。

Caution
マルチテナントの場合には、
1.setupschema.bat
2.setupaci_base.bat (アクセス制御情報の共通設定)
3.setunique.bat
4.setupcompany.bat (会社単位の基本構造の設定)
5.setupaci_company.bat (会社単位のアクセス制御情報の共通設定)
の各バッチファイルを実行してください。必要に応じて、
6.insertsampledata.bat
によりサンプルの会社データを登録してください。会社を増やす場合には、再度
<WebOTX インストール先>\lib\ant\bin\ant -f build.xml -Dcompany=会社コード
を実行後、4.setupcompany.bat以降を実行してください。会社コードの文字数はすべての会社で同じ数にしてください。
Caution
Windows Server 2008にEDSをインストールしている場合、上記のようにsetunique.batを実行後、一度EDS Managerサービスの起動と停止を行ってから、再びEDS Managerサービスを開始する必要があります。これは、EDSの制限事項であり、EDSのeduniqattrコマンド実行によって自動的に起動したプロセスの中に、EDS Managerサービスでも利用するものがありますが、Windows Vistaおよび Windows Server 2008では権限の厳格化によりアクセスできないことがあるためです。
Memo
ant.bat -f build.xmlの実行が英語OS上で実行された場合、またはオプション-Duser.languageで"en"が指定された場合には、サンプルデータのうち日本語ロケールの属性は登録されません。
WebOTX Portal V8.3用のデータが登録された状態のEDSにデータを投入する場合
  1. コマンドプロンプトを起動し、 <WebOTX インストール先>\Portal\directoryserver\update に移動します。Windows 2008/R2 の場合、コマンドプロンプトは、 「管理者として実行」で起動します。
  2. updateV83toV831.bat を実行し、(1)属性とオブジェクトクラスの追加、 (2)オブジェクトクラスの変更、 (3)初期データの追加を行います。 起動時オプション無しの場合、(1)→(2)→(3)の順に実行します。それぞれパスワードが聞かれますので、EDSインストール時に設定した管理者「ldapAdministrator」のパスワードを入力します。 (1)で失敗した場合には、再度起動時オプション無しで実行してください。(2)で失敗した場合には、起動時オプションに"-r"を指定して(2)→(3)のみ実行してください。(3)で失敗した場合には、起動時オプション"-i"を指定して(3)のみ実行してください。

3.3.1.2. EDSの環境設定

WebOTX Portalを使用するために必要なEDSの環境設定を行います。

EDS運用管理ツールでの設定
  1. コンフィグレーションをEDS運用管理ツールで変更します。EDSの"コンフィグレーション情報"の画面で設定内容を以下のようにします。
SSL/TLS通信設定

WebOTX PortalとEDSの間をSSLまたはTLSにより暗号化することができます。SSL/TLSを使用するには、WebOTX Portal、EDSの双方に設定が必要です。

Caution
EDSでSSLを使用する場合には、「SSLオプション」をインストールする必要があります。
EDSのSSL/TLS設定

SSL/TLSを行うために次の手順でサーバ証明書をEDSに登録します。
詳細は、EDSのマニュアル「運用の手引 」 > 「 12.3 サーバの設定 」 を参照してください。

サーバ証明書、鍵、信頼するCA証明書は、EDSのコマンドEDCERTや運用管理ツールを利用して登録します。ただし、セキュリティパックがインストールされているマシンでは、セキュリティパックに登録します。

WebOTX PortalのSSL/TLS設定

3.3.1.3. EDS への接続設定

WebOTX Portal からEDSへの接続設定を行います。

  1. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。
    <WebOTX インストール先>\bin\otxadmin.bat
    otxadmin> login --user admin --password adminadmin
    
  2. EDS が動作するマシンのIPアドレス/ポート番号を登録します。EDS が複数存在し、マスタ・スレーブ構成である場合、マスタかスレーブどちらかのIPアドレス/ポート番号を指定します。 WebOTX Portal と 同じマシンにインストールされた EDS を利用する場合、本設定を行う必要はありません。

    otxadmin> set server.portal.directory-server.servername=EDSインストールホストのIPアドレス
    otxadmin> set server.portal.directory-server.serverport=EDSが使用するポート番号
    
  3. EDS が複数存在し、マスタ・スレーブ構成である場合、マスタサーバのマシンのIPアドレス/ポート番号を登録します。マスタ・スレーブ構成でない場合には、不要です。
    WebOTX Portal と 同じマシンにインストールされた EDS を利用する場合、本設定を行う必要はありません。
    Caution
    server.portal.directory-server.serverportをSSL専用のポート番号に設定した場合、server.portal.directory-server.masterserverportも同じポート番号を設定してください。 マスター・スレーブは同じ通信方式で通信できる必要があります。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.masterservername=EDSのマスタサーバのIPアドレス
    otxadmin> set server.portal.directory-server.masterserverport=EDSのマスタサーバのポート番号
    
  4. コンテキストキャッシュを設定します。既定値から変更する必要がない場合はこの操作は不要です。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextBindMinimumCacheSize=認証用コンテキストキャッシュサイズ。既定値5
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextOperationBindMinimumCacheSize=操作用コンテキストキャッシュサイズ。既定値5
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextNoAccessTime=キャッシュ無アクセス時間(ミリ秒)。既定値300000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextSuppressThreadInterval=キャッシュチェック間隔(ミリ秒)。既定値150000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextSuppressThreadStartDelay=キャッシュチェック開始遅延時間(ミリ秒)。既定値3600000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextAlivecheckThreadInterval=接続確認間隔(ミリ秒)。既定値70000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextAlivecheckThreadStartDelay=接続確認開始遅延時間(ミリ秒)。既定値60000
    
    Caution
    contextAlivecheckThreadIntervalは、EDSのタイムアウトとOSの無通信タイムアウトのうち、短い方にの値の40%以内にしてください。 ディレクトリサーバへ検索操作を行うことにより、意図しないタイムアウトでの切断を防ぐための間隔です。
    Memo
    高負荷時 contextBindMinimumCacheSize, contextOperationBindMinimumCacheSizeに指定している以上のコンテキストがキャッシュされる場合があります。 Webコンテナの同時平行稼働スレッド数に依存します。
    指定値以上のコンテキストは、contextSuppressThreadIntervalの間隔で利用確認が行われ、contextNoAccessTimeの間ディレクトリサーバの利用が ない場合にクローズされます。
    contextSuppressThreadIntervalcontextNoAccessTimeを調整することで、余剰分コンテキストキャッシュの解放タイミングを調整できます。 運用状況に応じて調整してください。ディレクトリサーバとのコネクション数はOSのnetstatコマンド等で確認できます。
    Memo
    contextSuppressThreadStartDelaycontextAlivecheckThreadStartDelay は、最初にディレクトリサーバに接続してからの処理開始までの遅延時間です。大きくすると処理開始がその分遅延するため、contextAlivecheckThreadStartDelayについては、 contextAlivecheckThreadIntervalより短い値に設定してください。
  5. 認証方式をを設定します。従来と同じ方式(bind)の場合はこの操作は不要です。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.authenticationMethod=認証方式。既定値bind
    
    Caution
    server.portal.directory-server.connectionclassname が"tls"に設定されている場合、常にbindとなります。
  6. [ 3.3.1.1. EDS へ初期ユーザデータの投入 ]でbuild.xmlを実行するときに-Dtopdnオプションを指定したときには以下のコマンドを実行します。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.webotxportaldn=build.xmlの-Dtopdnオプションで指定したDN
    このとき、DNで使用するカンマ","は、セミコロン";"に変えて入力してください。例えば、DN"o=webotxportal,c=JP"は、以下のようにセミコロンで入力します。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.webotxportaldn=o=webotxportal;c=JP
  7. 登録した情報を反映するために、WebOTX を再起動します。

3.3.1.4. サイト情報の登録

サイト情報を登録します。

  1. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。
    <WebOTX インストール先>\bin\otxadmin.bat
    otxadmin> login --user admin --password adminadmin
    
  2. create-portal-site コマンドを実行し、ユーザ または グループに紐づくサイトを登録します。

    (シングルテナント環境でユーザのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId 00000 --ownerType USER --siteId site00000 --authorId 00000
    (シングルテナント環境でグループのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId BU1 --ownerType GROUP --siteId siteBU1 --authorId 00000
    (マルチテナント環境でユーザのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId 00000 --ownerType USER --siteId site00000 --authorId 00000 --companyId 000000
    (マルチテナント環境でグループのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId 000000BU1 --ownerType GROUP --siteId siteBU1 --authorId 00000 --companyId 000000
Caution

3.3.1.5. 基本ポートレットへのアクセス権付与

マルチテナント環境では、インストール直後の状態では基本ポートレットを使用することができません。テナントごとに基本ポートレットに対してアクセス権を付与する必要があります。なお、シングルテナント環境では本手順は実施する必要はありません。

  1. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。
    <WebOTX インストール先>\bin\otxadmin.bat
    otxadmin> login --user admin --password adminadmin
    
  2. add-fundamental-portlet-permissionコマンドを実行し、公開する基本ポートレットを決定します。

    (コンテンツ表示ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-portlet ContentPortlet
    (認証連携ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-portlet AuthenticationPortlet
    (メニューポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-portlet MenuPortlet
    (RSSポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-rssportlet RSSPortlet
    (お知らせポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-announceportlet AnnouncePortlet
    (リンク集ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-announceportlet LinkListPortlet
    (グラフ表示ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-dataviewportlet GraphPortlet
    (地図表示ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-dataviewportlet MapPortlet
Caution

3.3.1.6. 分散キャッシュ機能の有効化

分散キャッシュ機能を利用することで、複数台のWeOTX Portal 間のキャッシュの同期設定を行うことができます。本設定は、WebOTX Portalを複数台利用して、キャッシュを同期させる場合に設定してください。

(1)「運用ガイド > 6.コンフィグレーション > 6.3. 分散キャッシュの利用」を 参照し、JMS の設定を行ってください。

(2)WebOTX を再起動します。

3.3.1.7. WebOTX Portalの再インストールを行った場合

インストール前の処理でバックアップを取っておいた以下のファイルを新しい環境へコピーしてください。

3.3.1.8. WebOTX Portalのバージョンアップを行った場合

WebOTX Portalのバージョンアップを行った場合は、データベースのスキーマを更新する必要があります。 以下に手順を示します。

  1. WebOTX Portalを停止します。

  2. バックアップを取っておいた以下のファイルを${AS_INSTALL}/Portal/database/update/ ディレクトリにコピーします。

  3. コマンドプロンプトを起動し、${AS_INSTALL}/Portal/database/updateに移動します。
    次のコマンドによりストレージ、基本ポートレットの順に接続できることを確認します。

    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f build.xml test
    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f bp.update.build.xml test
    コマンドの最後に"BUILD SUCCESSFUL"と表示されるのを確認します。
  4. 次のコマンドにより、ストレージ、基本ポートレットの順にスキーマを更新します。

    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f build.xml updateDB
    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f bp.update.build.xml updateDB
    コマンドの最後に"BUILD SUCCESSFUL"と表示されるのを確認します。
  5. 次のコマンドにより、更新後のスキーマのバージョンを確認します。

    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f build.xml test
    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f bp.update.build.xml test
    実行画面に現在のスキーマバージョンが表示されるので、"0150"が表示されることを確認します。

    Memo
    バージョンアップや、パッチ適用などにより、表示されるスキーマバージョンが変わる可能性があります。 対応するスキーマバージョンは、製品のリリースメモや、パッチのreadmeを参照してください。

  6. EDSが起動していない場合は起動します。

  7. WebOTX Portalを起動します。
  8. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。

    ${AS_INSTALL}/bin/otxadmin.bat
    otxadmin > login --user admin --password adminadmin
  9. 以下のコマンドを実行します。

    otxadmin> portal-version-up

3.3.1.9. 複数台環境において、2台目以降のWebOTX Portalでの設定

2台目以降のWebOTX Portalをインストールした場合、1台目のWebOTX Portalの以下のファイルを 2台目以降のWebOTX Portalの環境にコピーしてください。

3.3.2. Linux

Linux版で WebOTX Portal をインストール後に行う必要のある作業について説明します。

3.3.2.1. EDS へ初期ユーザデータの投入

Linux版のEnterpriseDirectoryServer( EDS ) に対して初期ユーザデータの投入を行います。

初期化された状態のEDSに新規にデータを投入する場合
Memo
以下は、WebOTX Portalがインストールされたマシンに、EDSもインストールしている場合を想定しています。EDSが別のマシンにある場合には、
<WebOTX インストール先>/Portal/directoryserver配下のファイルをEDSがインストールされたマシンの任意のディレクトリにコピーして、実行してください。

または、 build.xml実行時に、-Dedshostname、-Dedsport、-Dedsdnを指定してください。これにより、setupschema.sh、setupaci.sh、insertsampledata.shが接続するEDSを変更できます。ただし、setunique.shが行う一意設定は、EDSのマシン上で実行する必要があります。setunique.shをEDSがインストールされたマシンにコピーするか、手動でEDSのコマンドeduniqattrを次のように実行してください。
# eduniqattr set -a groupid
Memo
特定のユーザフレンドリ名を指定したEDSに対しては、setuniqueの代わりに、手動でEDSのコマンドeduniqattrを次のように実行してください。
# eduniqattr set -s ユーザフレンドリ名 -a groupid
  1. コンソールにログインし、 <WebOTX インストール先>/Portal/directoryserver に移動します。
  2. Caution
    EDSに複数の会社、つまりマルチテナントを登録する場合には、<WebOTX インストール先>/Portal/directoryserverの配下のmultitenantにカレントディレクトリを移動してください。
  3. <WebOTX インストール先>/lib/ant/bin/ant -f build.xml を実行し、EDS登録用のバッチファイルや定義ファイルをテンプレートを元に生成します。
    build.xmlの実行のときに以下のオプションを指定することができます。

    -Dncp={NCP}
    EDSをインストールしたときにNCPとして「c=JP」以外を指定した場合、このオプションにその値をWebOTX Portalにも設定します。

    -Dtopdn={WebOTX Portalのユーザリソースの最上位DN}
    WebOTX Portal用のディレクトリの最上位を「o=webotxportal,c=JP」以外にしたい場合に指定します。 このオプションを指定した場合、合わせてWebOTXの運用ツールにより、最上位のDN(server.portal.directory-server.webotxportaldn)を変更する必要があります。詳しくは、「 3.3.2.3. EDS への接続設定 」を参照してください。

    -Duser.language={ロケールID} enまたはjaを指定
    EDS登録用のバッチファイルや定義ファイルで使用する言語を指定します。既定値はOSの種別に従いますので、通常このオプションを指定する必要はありません。

    -Doutputcode={日本語の文字コード} EUC-JP, UTF-8 , Shift_JISのいずれかを指定
    日本語対応OSまたは-Duser.languageでjaを指定した場合、生成される初期データおよびサンプルデータの文字コードを指定します。この値は、EDSにデータを登録するEDSのコマンドがどのコードを使用するかに依存します。

    /etc/opt/nec/eds/edsccmd.conf

    にEDSのコマンドが使用する文字コードが記載されています。以下の表に従い対応する値を指定してください。

    EDSのedsccmd.confの値 -Doutputcodeで指定する値
    LANG;SJIS EUC-JP
    LANG;UTF-8 UTF-8
    LANG;eucJP Shift_JIS

    -Dedshostname=EDSホスト名またはIPアドレス
     接続先のEDSを指定します。既定値はlocalhostです。

    -Dedsport=EDSのポート番号
     EDSのLDAP接続のポート番号を指定します。既定値は389です。

    -Dedsdn=ldapAdministratorのDN
     EDS運用管理ユーザのDNを指定します。既定値は“cn=ldapAdministrator,c=JP”です。通常このオプションを指定する必要はありません。

    Caution
    マルチテナントの場合には、-Dcompany=会社コード を合わせて指定してください。既定値は"000000"としています。

  4. setupschema.sh を実行し、(1)属性とオブジェクトクラスを登録、(2)初期データの登録を行います。 起動時オプション無しの場合、(1)→(2)の順に実行します。それぞれパスワードが聞かれますので、EDSインストール時に設定した管理者「ldapAdministrator」のパスワードを入力します。(1)で失敗した場合には、再度起動時オプション無しで実行してください。(2)で失敗した場合には、起動時オプションに"-i"を指定して(2)のみ実行してください。
  5. setupaci.sh を実行し、アクセス制御情報を登録します。
  6. EDAGENTを停止します。 レプリケーション用のEDREPDを起動している場合には停止します。
  7. setunique.sh を実行し、グループID の一意性を設定します。
  8. EDAGENTを起動します。EDREPDは必要に応じて起動します。
  9. サンプルの個人やグループ/組織などのデータを使用する場合には、insertsampledata.sh を実行して、EDSに投入します。
Caution
マルチテナントの場合には、
1.setupschema.sh
2.setupaci_base.sh (アクセス制御情報の共通設定)
3.setunique.sh
4.setupcompany.sh (会社単位の基本構造の設定)
5.setupaci_company.sh (会社単位のアクセス制御情報の共通設定)
の各バッチファイルを実行してください。必要に応じて、
6.insertsampledata.sh
によりサンプルの会社データを登録してください。会社を増やす場合には、再度
<WebOTX インストール先>/lib/ant/bin/ant -f build.xml -Dcompany=会社コード
を実行後、4.setupcompany.sh以降を実行してください。会社コードの文字数はすべての会社で同じ数にしてください。

サンプルデータについては、「 2. ユーザ管理 > 2.1.7.3. サンプルデータ 」を参照してください。

Memo
ant -f build.xmlの実行が英語OS上で実行された場合、またはオプション-Duser.languageで"en"が指定された場合には、サンプルデータのうち日本語ロケールの属性は登録されません。

3.3.2.2. EDSの環境設定

WebOTX Portalを使用するために必要なEDSの環境設定を行います。

EDS運用管理ツールでの設定
  1. コンフィグレーションをEDS運用管理ツールで変更します。EDSの"コンフィグレーション情報"の画面で設定内容を以下のようにします。
SSL/TLS通信設定

WebOTX PortalとEDSの間をSSLまたはTLSにより暗号化することができます。SSL/TLSを使用するには、WebOTX Portal、EDSの双方に設定が必要です。

Caution
EDSでSSLを使用する場合には、「SSLオプション」をインストールする必要があります。
EDSのSSL/TLS設定

SSL/TLSを行うために次の手順でサーバ証明書をEDSに登録します。
詳細は、EDSのマニュアル「運用の手引 」 > 「 12.3 サーバの設定 」 を参照してください。

サーバ証明書、鍵、信頼するCA証明書は、EDSのコマンドEDCERTや運用管理ツールを利用して登録します。ただし、セキュリティパックがインストールされているマシンでは、セキュリティパックに登録します。

WebOTX PortalのSSL/TLS設定

3.3.2.3. EDS への接続設定

WebOTX Portal からEDSへの接続設定を行います。

  1. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。
    <WebOTX インストール先>/bin/otxadmin
    otxadmin> login --user admin --password adminadmin
    
  2. EDS が動作するマシンのIPアドレス/ポート番号を登録します。EDS が複数存在し、マスタ・スレーブ構成である場合、マスタかスレーブどちらかのIPアドレス/ポート番号を指定します。 WebOTX Portal と 同じマシンにインストールされた EDS を利用する場合、本設定を行う必要はありません。

    otxadmin> set server.portal.directory-server.servername=EDSインストールホストのIPアドレス
    otxadmin> set server.portal.directory-server.serverport=EDSが使用するポート番号
    
  3. EDS が複数存在し、マスタ・スレーブ構成である場合、マスタサーバのマシンのIPアドレス/ポート番号を登録します。マスタ・スレーブ構成でない場合には、不要です。
    WebOTX Portal と 同じマシンにインストールされた EDS を利用する場合、本設定を行う必要はありません。

    Caution
    server.portal.directory-server.serverportをSSL専用のポート番号に設定した場合、server.portal.directory-server.masterserverportも同じポート番号を設定してください。 マスター・スレーブは同じ通信方式で通信できる必要があります。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.masterservername=EDSのマスタサーバのIPアドレス
    otxadmin> set server.portal.directory-server.masterserverport=EDSのマスタサーバのポート番号
    
  4. コンテキストキャッシュを設定します。既定値から変更する必要がない場合はこの操作は不要です。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextBindMinimumCacheSize=認証用コンテキストキャッシュサイズ。既定値5
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextOperationBindMinimumCacheSize=操作用コンテキストキャッシュサイズ。既定値5
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextNoAccessTime=キャッシュ無アクセス時間(ミリ秒)。既定値300000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextSuppressThreadInterval=キャッシュチェック間隔(ミリ秒)。既定値150000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextSuppressThreadStartDelay=キャッシュチェック開始遅延時間(ミリ秒)。既定値3600000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextAlivecheckThreadInterval=接続確認間隔(ミリ秒)。既定値70000
    otxadmin> set server.portal.directory-server.contextAlivecheckThreadStartDelay=接続確認開始遅延時間(ミリ秒)。既定値60000
    
    Caution
    contextAlivecheckThreadIntervalは、EDSのタイムアウトとOSの無通信タイムアウトのうち、短い方にの値の40%以内にしてください。 ディレクトリサーバへ検索操作を行うことにより、意図しないタイムアウトでの切断を防ぐための間隔です。
    Memo
    高負荷時 contextBindMinimumCacheSize, contextOperationBindMinimumCacheSizeに指定している以上のコンテキストがキャッシュされる場合があります。 Webコンテナの同時平行稼働スレッド数に依存します。
    指定値以上のコンテキストは、contextSuppressThreadIntervalの間隔で利用確認が行われ、contextNoAccessTimeの間ディレクトリサーバの利用が ない場合にクローズされます。
    contextSuppressThreadIntervalcontextNoAccessTimeを調整することで、余剰分コンテキストキャッシュの解放タイミングを調整できます。 運用状況に応じて調整してください。ディレクトリサーバとのコネクション数はOSのnetstatコマンド等で確認できます。
    Memo
    contextSuppressThreadStartDelaycontextAlivecheckThreadStartDelay は、最初にディレクトリサーバに接続してからの処理開始までの遅延時間です。大きくすると処理開始がその分遅延するため、contextAlivecheckThreadStartDelayについては、 contextAlivecheckThreadIntervalより短い値に設定してください。
  5. 認証方式をを設定します。従来と同じ方式(bind)の場合はこの操作は不要です。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.authenticationMethod=認証方式。既定値bind
    
    Caution
    server.portal.directory-server.connectionclassnameが"tls"に設定されている場合、常にbindとなります。
  6. [ 3.3.2.1. EDS へ初期ユーザデータの投入 ]でbuild.xmlを実行するときに-Dtopdnオプションを指定したときには以下のコマンドを実行します。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.webotxportaldn=build.xmlの-Dtopdnオプションで指定したDN
    このとき、DNで使用するカンマ","は、セミコロン";"に変えて入力してください。例えば、DN"o=webotxportal,c=JP"は、以下のようにセミコロンで入力します。
    otxadmin> set server.portal.directory-server.webotxportaldn=o=webotxportal;c=JP
  7. 登録した情報を反映するために、WebOTX を再起動します。
Memo
EDSへのコネクション接続・切断が繰り返された場合、TCP コネクションを閉じるまでの猶予状態であるTIME_WAIT状態のコネクションが増加し、新しいコネクションが開けなくなる可能性があります。その場合、以下のカーネルパラメータをチューニングします。
net.ipv4.ip_local_port_range
net.ipv4.tcp_fin_timeout
net.ipv4.tcp_tw_recycle

3.3.2.4. サイト情報の登録

サイト情報を登録します。

  1. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。
    <WebOTX インストール先>/bin/otxadmin
    otxadmin> login --user admin --password adminadmin
    
  2. create-portal-site コマンドを実行し、ユーザ または グループに紐づくサイトを登録します。

    (ユーザのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId 00000 --ownerType USER --siteId site00000 --authorId 00000
    (グループのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId BU1 --ownerType GROUP --siteId siteBU1 --authorId 00000
    (マルチテナント環境でユーザのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId 00000 --ownerType USER --siteId site00000 --authorId 00000 --companyId 000000
    (マルチテナント環境でグループのポータルサイトを作成)
    otxadmin> create-portal-site --ownerId 000000BU1 --ownerType GROUP --siteId siteBU1 --authorId 00000 --companyId 000000
Caution

3.3.2.5. 基本ポートレットへのアクセス権付与

マルチテナント環境では、インストール直後の状態では基本ポートレットを使用することができません。テナントごとに基本ポートレットに対してアクセス権を付与する必要があります。なお、シングルテナント環境では本手順は実施する必要はありません。

  1. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。
    <WebOTX インストール先>/bin/otxadmin
    otxadmin> login --user admin --password adminadmin
    
  2. add-fundamental-portlet-permissionコマンドを実行し、公開する基本ポートレットを決定します。

    (コンテンツ表示ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-portlet ContentPortlet
    (認証連携ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-portlet AuthenticationPortlet
    (メニューポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-portlet MenuPortlet
    (RSSポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-rssportlet RSSPortlet
    (お知らせポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-announceportlet AnnouncePortlet
    (リンク集ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-announceportlet LinkListPortlet
    (グラフ表示ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-dataviewportlet GraphPortlet
    (地図表示ポートレット)
    otxadmin> add-fundamental-portlet-permission --subjectId 000000 --subjectType COMPANY --portletApplicationName webotx-portal-dataviewportlet MapPortlet
Caution

3.3.2.6. 分散キャッシュ機能の有効化

分散キャッシュ機能を利用することで、複数台のWeOTX Portal 間のキャッシュの同期設定を行うことができます。本設定は、WebOTX Portalを複数台利用して、キャッシュを同期させる場合に設定してください。

(1)「運用ガイド > 6.コンフィグレーション > 6.3. 分散キャッシュの利用」を 参照し、JMS の設定を行ってください。

(2)WebOTX を再起動します。

3.3.2.7. WebOTX Portalの再インストールを行った場合

インストール前の処理でバックアップを取っておいた以下のファイルを新しい環境へコピーしてください。

3.3.2.8. WebOTX Portalのバージョンアップを行った場合

WebOTX Portalのバージョンアップを行った場合は、データベースのスキーマを更新する必要があります。 以下に手順を示します。

  1. WebOTX Portalを停止します。

  2. バックアップを取っておいた以下のファイルを${AS_INSTALL}/Portal/database/update/ ディレクトリにコピーします。

  3. ターミナルを起動し、${AS_INSTALL}/Portal/database/updateに移動します。
    次のコマンドによりストレージ、基本ポートレットの順に接続できることを確認します。

    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f build.xml test
    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f bp.update.build.xml test
    コマンドの最後に"BUILD SUCCESSFUL"と表示されるのを確認します。
  4. 次のコマンドにより、ストレージ、基本ポートレットの順にスキーマを更新します。

    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f build.xml updateDB
    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f bp.update.build.xml updateDB
    コマンドの最後に"BUILD SUCCESSFUL"と表示されるのを確認します。
  5. 次のコマンドにより、更新後のスキーマのバージョンを確認します。

    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f build.xml test
    ${AS_INSTALL}/lib/ant/bin/ant -f bp.update.build.xml test
    実行画面に現在のスキーマバージョンが表示されるので、"0150"が表示されることを確認します。

    Memo
    バージョンアップや、パッチ適用などにより、表示されるスキーマバージョンが変わる可能性があります。 対応するスキーマバージョンは、製品のリリースメモや、パッチのreadmeを参照してください。

  6. EDSが起動していない場合は起動します。

  7. WebOTX Portalを起動します。
  8. WebOTX 運用管理コマンドを起動し、ログインします。

    ${AS_INSTALL}/bin/otxadmin
    otxadmin > login --user admin --password adminadmin
  9. 以下のコマンドを実行します。

    otxadmin> portal-version-up

3.3.2.9. 複数台環境において、2台目以降のWebOTX Portalでの設定

2台目以降のWebOTX Portalをインストールした場合、1台目のWebOTX Portalの以下のファイルを 2台目以降のWebOTX Portalの環境にコピーしてください。