1. 導入パターンの決定

本章では、導入パターンについて説明します。 第2章以降では、本章で決定した構成を元に具体的に導入作業を進めます。

1.1. サーバの役割決定

サーバの役割とは、特定の作業を実行するために必要なコンポーネントを論理的に分類した単位を表します。 WebOTX Portalでは、システムをスケールアップ、スケールアウトする場合に合わせて、大きく2つの役割に分かれています。 ここではサーバマシンに割り当てる役割を決定します。

システム構成図
図1.1-1



以下にそれぞれの役割、および割り当ての指針について説明します。

1.2. システム構成の決定

各サーバは、割り当てた役割によって次のように分類されます。

これらのサーバを組み合わせてシステム構成を決定します。WebOTX Portalでは、後述の「リソースサーバの構成単位」で 述べている組み合わせの範囲で任意のシステム構成が選択可能です。 全てのコンポーネントを一つのサーバに導入する「シングルサーバ構成」を基本とし、利用規模に応じてWeb層をWebサーバとして、 また、リソース層をリソースサーバとしてスケールアウトすることができます。

以下に環境規模に合わせた代表的な構成の説明および決定の指針について説明します。

  1. シングルサーバ構成

    全てのコンポーネントを一つのサーバに導入する構成です。

    シングルサーバ構成
    図1.2-1



  2. マルチサーバ構成

    シングルサーバ構成からWeb層を任意の台数にスケールアウトや、リソース層を分割した構成です。


    Caution
    Webサーバはすべて同じ構成で構築します。

    マルチサーバ構成1
    図1.2-2


    マルチサーバ構成2
    図1.2-3



1.3. Web層の製品構成

Webサーバを構成する場合には、以下の製品をインストールする必要があります。 なお、Webサーバを複数台で構成する場合、全て同じ製品構成で構築します。

各々の製品の対応するバージョン等の情報は、[ セットアップガイド > 2. 使用上の条件 ]を参照してください。

1.4. リソース層の製品構成

リソースサーバは大きく以下の3つの役割に分類することができます。

  1. ユーザデータサーバ

    ユーザデータを登録するサーバで、ユーザのアプリケーションに応じて構成することができます。

  2. ディレクトリサーバ

    ユーザやオフィスなどのディレクトリデータが登録されるサーバで、マスタサーバとして1台、スレーブサーバとして任意の台数まで スケールアウトすることができます。

  3. RDBサーバ(データベース・サーバ)

    ポータルのサイト、ページ、ポートレット等の設定情報が登録されるサーバで、システム全体で1台のみ構築することができます。

各々の製品の対応するバージョン等の情報は、[ セットアップガイド > 2. 使用上の条件 ]を参照してください。

本節を参考に決定したサーバの役割およびシステム構成に基づき、第2節以降で具体的な導入作業を行ってください。