3. ログ

3.1. スタンダードモードでのログ

WebOTX ESB実行時にドメイン毎のlogsディレクトリに次のログを出力します。

WebOTX共通のログ内容、ドメイン毎のログ設定ファイル(log4otx.xml)の設定方法については、[ Application Server > ドメイン構築・基本設定ガイド > 8. ログ ] を参照してください。

3.1.1. server.log

エージェントのJava VM 上の標準出力(System.out)、標準エラー出力(System.err)に出力された内容を保持します。
追記で出力します。

3.1.2. webotx_agent.log

WebOTXドメインのエージェントでログ出力された内容を保持します。WebOTX ドメインのエージェントで動作上問題があった場合にはwebotx_agent.log を参照し、ERROR やWARNING メッセージが出力されていないか確認してください。

3.1.3. webotx_esb.log

WebOTX ESBのログファイルです。同じログはwebotx_agent.logにも出力されます。
SOAP BC、HTTP BC、Salesforce BCの通信内容をダンプした場合もwebotx_esb.logに出力されます。ダンプ方法については、[ リファレンス集 運用管理・設定・構成編 > 1. コンフィグレーション > 1.1. ドメインに関する設定 > 1.1.1. システム環境変数 ] を参照してください。

3.2. スタンダードモードでのログの設定方法

システムサービスとコンポーネントに対してログレベルを設定することが可能です。
コンポーネントのログレベルには[TRACE,DETAIL,DEBUG,CONFIG,INFO,WARN,ERROR,OFF]があります。デフォルトではCONFIGに設定されています。
ログレベルの変更は運用管理ツール、otxadminコマンドから行います。

運用管理ツール:
[ドメイン名]-[アプリケーションサーバ]-[ログサービス]-[モジュールログレベル]の[ESB]タブ

otxadminコマンド:
ログレベルの変更方法について説明します。ログレベルの変更はotxadmin setコマンド、ログレベルの確認はotxadmin getコマンドを利用します。set、getコマンドの利用方法は、WebOTXマニュアルの[ Application Server > リファレンス集 運用管理・設定編 > 4. 運用管理コマンドリファレンス > 4.2. 運用管理コマンド(otxadmin) > 4.2.1. 使用方法 > 4.2.1.12. getコマンド、setコマンド ]を参照してください。以下のコマンドの記述はloginコマンドを実行後のものです。

現在のログレベルの確認

otxadmin> get server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine
server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine = CONFIG

ログレベルの変更
ログレベルをCONFIGからDEBUGに変更します。

otxadmin> set server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine=DEBUG
server.log-service.module-log-levels.ESBCBREngine = DEBUG

各モジュール名とログレベルについては、[ Application Server > リファレンス集 運用管理・設定編 > 2. MO定義リファレンス ] を参照してください。

Memo
[ESB]タブはESBがインストールしている環境のみ表示されます。

3.3. アドバンスドモードでのログ

アドバンスドモードの場合、各プロセスグループのログ情報および該当プロセスグループに配備されるサービスアセンブリのログ情報は下記のファイルに出力されます。

ログ出力ファイル名:

${INSTALL_ROOT}\domains\[domain名]\logs\tpsystem\アプリケーショングループ名\プロセスグループ名\プロセスグループ名.プロセスID.log

例えば、アプリケーショングループAPG001に作られたプロセスグループPG001のログ情報は下記のようになります(図7.3a)。

PG001に4つのプロセスを起動させたため、それぞれのプロセスのログファイルが生成されました。「3964」、「4698」、「5032」と「6276」はOSに割り当てられたプロセスIDで、4つのプロセスに対応します。

プロセスグループのログの詳細については、[ Application Server > ドメイン構築・基本設定ガイド > 8. ログ > 8.3. その他 > 8.3.3. Standard/Enterprise上のアプリケーションのログ出力 ] を参照してください。

【図7.3a】ログ情報

エージェント上でのESBのログ情報はスタンダードモードと同様にドメイン毎のlogsディレクトリに出力されます。

WebOTX共通のログ内容、ドメイン毎のログ設定ファイル(log4otx.xml)の設定方法については、[ Application Server > ドメイン構築・基本設定ガイド > 8. ログ ] を参照してください。

3.3.1. プロセスグループのログ

プロセスグループでログ出力された内容を保持します。標準出力(System.out)、標準エラー出力(System.err)に出力された内容もこのログに出力されます。プロセスグループのプロセスで動作上問題があった場合にはこのログファイルを参照し、ERRORやWARNINGメッセージが出力されていないか確認してください。

ログファイルのサイズのデフォルトは1024KBです。この値は運用管理ツール、otxadminコマンドから変更できます。

運用管理ツール:

[ドメイン名]-[TPシステム]-[アプリケーショングループ]-[ アプリケーショングループ名]-[プロセスグループ]-[プロセスグループ名]-[トレース設定]-[システムトレースファイルの最大サイズ]

otxadminコマンド:

set tpsystem.applicationGroups.アプリケーショングループ名.processGroups.プロセスグループ名.traceFileMaxSize=最大サイズ

3.3.2. server.log

エージェントのJava VM 上の標準出力(System.out)、標準エラー出力(System.err)に出力された内容を保持します。

追記で出力します。

3.3.3. webotx_agent.log

WebOTXドメインのエージェントでログ出力された内容を保持します。WebOTX ドメインのエージェントで動作上問題があった場合にはwebotx_agent.log を参照し、ERROR やWARNING メッセージが出力されていないか確認してください。

3.3.4. webotx_esb.log

WebOTX ESBのログファイルです。同じログはwebotx_agent.logにも出力されます。
SOAP BC、HTTP BC、Salesforce BCの通信内容をダンプした場合もwebotx_esb.logに出力されます。ダンプ方法については、[ リファレンス集 運用管理・設定・構成編 > 1. コンフィグレーション > 1.1. ドメインに関する設定 > 1.1.1. システム環境変数 ] を参照してください。

3.4. アドバンスドモードでのログの設定方法

スタンダードモードと同様に、システムサービスとコンポーネントに対してログレベルを設定することが可能です。
コンポーネントのログレベルには[TRACE,DETAIL,DEBUG,CONFIG,INFO,WARN,ERROR,OFF]があります。デフォルトではCONFIGに設定されています。
アドバンスドモードでは、プロセスグループのログに対してログレベルを設定します。

プロセスグループのログのログレベルの変更は運用管理ツール、otxadminコマンドから行います。

運用管理ツール:
[ドメイン名]-[TPシステム]-[アプリケーショングループ]-[アプリケーショングループ名]-[プロセスグループ]-[プロセスグループ名]の[モジュールログレベル]タブ

otxadminコマンド:
ログレベルの変更はotxadmin setコマンド、ログレベルの確認はotxadmin getコマンドを利用します。set、getコマンドの利用方法は、WebOTXマニュアルの[ Application Server > リファレンス集 運用管理・設定編 > 4. 運用管理コマンドリファレンス > 4.2. 運用管理コマンド(otxadmin) > 4.2.1. 使用方法 > 4.2.1.12. getコマンド、setコマンド ] を参照してください。以下のコマンドの記述はloginコマンドを実行後のものです。

現在のログレベルの確認

otxadmin> get tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel
tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel = CONFIG
(apg1がアプリケーショングループ名です、pg1はプロセスグループ名です。)

ログレベルの変更
ログレベルをCONFIGからDEBUGに変更します。

get tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel=DEBUG
tpsystem.applicationGroups.apg1.processGroups.pg1.ESBCBREngineLogLevel = DEBUG

各モジュール名とログレベルについては、[ Application Server > リファレンス集 運用管理・設定編 > 2. MO定義リファレンス ] を参照してください。

3.4.1. WebOTX ESBのログサービス

WebOTX ESBのログサービスでログレベルが設定可能なモジュールは以下の通りです。

モジュール 説明 既定値

ESB 共通

JBIフレームワークやスレッドプールなど、ESB 共通のログレベルを設定します。 このログレベルを変更しても各コンポーネント、システムサービス、NMRのログレベルには影響しません。

CONFIG

ESB CBRエンジン

ESB CBRエンジンに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB CORBAバインディング

ESB CORBAバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB FTPバインディング

ESB FTPバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB Fileバインディング

ESB Fileバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB HTTPバインディング

ESB HTTPバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB JCAバインディング

ESB JCAバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB JDBCバインディング

ESB JDBCバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB JMSバインディング

ESB JMSバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB Proxyバインディング

ESB Proxyバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB RMIバインディング

ESB RMIバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB SOAPバインディング

ESB SOAPバインディングに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB Sequencingエンジン

ESB Sequencingエンジンに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB UserProcessorエンジン

ESB UserProcessorエンジンに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB XSLTエンジン

ESB XSLTエンジンに関するログレベルを設定します。

CONFIG

ESB システムサービス

配備、運用管理、モニタリングなど、ESB システムサービスに関するログレベルを設定します。 システムサービスについては、[ リファレンス集 運用管理・設定・構成編 > 1. コンフィグレーション > 1.2. システムサービスに関する設定 ] を参照して下さい。

CONFIG

ESB NMR

ESB NMRに関するログレベルを設定します。

CONFIG

3.4.2. FaultとErrorについて

WebOTX ESB内部のメッセージ交換における異常系メッセージとしてFaultとErrorの二種類が使用されますが、以下のような違いがあります。

・  Fault:Outboundで呼び出した外部サービスの処理でエラー発生した場合。外部サービスへの接続やメッセージ送信は正常に完了しているが、異常を示すメッセージが返信されたケースなどが相当します。ESBはメッセージ交換方式(MEP)に従って処理を継続します。

・  Error:Outboundでの外部サービス呼出でエラー発生した場合やESBの各コンポーネントの処理でエラーがあった場合。外部サービスへの接続エラーやメッセージ送信エラー、サービスユニットで存在しないプロバイダを指定、共通ハンドラの処理でエラー発生したケースなどが相当します。ESBはメッセージ交換を中止してメッセージの送信元へErrorを返します。

FaultやErrorが発生したときは前述のESBのログファイルに以下の形式で出力されます。

項目名 内容

Message ID

エラーが発生したメッセージのID

Date

エラーが発生した時刻

Component

エラーが発生したコンポーネント名(BC/SE)

String

発生したエラーに関する情報

Detail

発生したエラーに関して詳細情報が存在する場合に設定されます。(例)外部サービスから返信されたSOAP Fault

〔出力例〕

ESB Exception message
Message ID: 1231482699932-70044305
Date      : Fri Jan 09 15:31:41 JST 2009
Component : SOAPBinding
String    : 外部サービス呼び出しでエラーが発生しました。

各コンポーネントで発生する可能性のあるエラー(Fault/Error)に関しては [ リファレンス集 開発編(Enterprise Service Bus) > 2. 異常系メッセージ(Fault/Error) ] を参照してください。

3.5. イベントメッセージ

WebOTX ESBのイベントメッセージは、Windowsの場合はシステムのイベントログ(アプリケーション)に、UNIXの場合はsyslogに出力されます。

出力されるメッセージのフォーマット、一覧については、[ メッセージ一覧 > 1. 運用管理エージェント ] を参照してください。

3.6. 集配信履歴情報ログ出力

本機能はFile/FTP BCで処理したファイルの集配信履歴情報をログに出力する機能です。

3.6.1. 出力項目

出力される項目の一覧を以下に示します。
フィールド名 説明
日付・時間 ファイルの集配信時の日付・時間
ロール メッセージ処理のロール(CONSUMERあるいはPROVIDER)
ステージ メッセージ処理のステージ
ステージは下記のとおりです。
read file
output file
received done/out/fault/error(状態は実行結果によって出力します)
ステータス メッセージ処理のステータス(success或いはerror)
Message-ID Message ExchangeのMessage ID
ファイル名 処理するファイル名(ファイルパスを含む)
宛先エンドポイント名 宛先エンドポイント名

3.6.2.設定方法

ファイルの集配信ログを出力するには、下記の設定が必要です。
サービスアセンブリノードでの設定

1.[アプリケーションサーバ]-[ESB]-[サービスアセンブリ]を選択し、[ログ関連]タブを開きます。

 

2.ログ出力かどうかを設定します。

ログレベルによって出力内容を出力するかどうかを設定します。

     (設定項目一覧)

設定項目 説明 デーフォルト値
File/FTP BCのファイル集配信ログ出力かどうか ログ出力かどうかを設定します。
配備されたSAノートのログレベルがNONEの場合、 ONの場合ログを出力します。
OFFの場合ログを出力しません。
配備されたSAノートのログレベルがNONE以外は、 SAノートのログレベルに従います。
OFF
File/FTP BCのファイル集配信ログ世代数 ログ世代数を設定します。 2
File/FTP BCのファイル集配信ログファイル最大ファイルサイズ ログファイル最大ファイルサイズを設定します。フォーマットは 数字+KB/MB/GBです。 10MB
SAノードでの設定

1.配備したSAノードタブを開きます。

[システム設定]-[属性の表示レベル]を[全レベルの情報を表示]に変更して、 右の画面に[File/FTP BCのファイル集配信ログ出力レベル]が表示します。

2.ログレベルを設定します。

File/FTP BCのファイル集配信ログ出力レベル 説明
NONE サービスアセンブリで設定するログ出力項目がONの場合ログを出力します。
サービスアセンブリで設定するログ出力項目がOFFの場合ログを出力しません。
ON ログを出力します。
OFF ログを出力しません。

3.6.3. 出力ログファイル

ログ出力ファイルのパスについて、
(Expressもしくは、Standard/Enterpriseのスタンダードモードの場合) ドメインルート/logs/esb/delivery_history/<SAの名前>/file_delivery_history.csv。
(Standard/Enterpriseのアドバンスドモードの場合) /logs/esb/tpsystem/<アプリケーショングループ名>/<プロセスグループ名>/<プロセスID>/delivery_history/<SAの名前>/file_delivery_history.csv。

<ログファイルの例>

"2011-05-06 18:52:49,052",CONSUMER,read file,success,null,C:\FileInbound_FileOutbound\in\consumer_uploaded.xml,file-file-statistics001
"2011-05-06 18:52:51,661",PROVIDER,output file,success,1304679170177-481600000011,C:\statistics-test\FileInbound_FileOutbound\out\out_4816_6.xml,file-file-statistics001
"2011-05-06 18:52:52,364",PROVIDER,read file,success,1304679170177-481600000011,C:\statistics-test\FileInbound_FileOutbound\in\admin-domain.properties,file-file-statistics001
"2011-05-06 18:52:52,645",CONSUMER,received out,success,1304679170177-481600000011,C:\statistics-test\FileInbound_FileOutbound\in\admin-domain.properties,file-file-statistics001
"2011-05-06 18:52:54,489",CONSUMER,output file,success,1304679170177-481600000011,C:\FileInbound_FileOutbound\out\out_consumer_uploaded_4816_5.xml,file-file-statistics001
"2011-05-06 18:52:55,691",PROVIDER,received done,success,1304679170177-481600000011,null,file-file-statistics001