4. ポータル

本章では、WebOTX Portalのアクセスログ、トレースログで利用されるメッセージについて説明します。

4.1. 概要

WebOTX Portalでは、ポータルサービスのアクセス状況をアクセスログに、障害発生時の原因解析に必要な情報をトレースログに記録します。

以下の章では、これらのログで出力されるメッセージについて記載します。

4.2. アクセスログで出力されるメッセージ

アクセスログは、ポータル利用者がポータルサーバに対してログインやログアウト、ページの移動やページの変更等の操作を行ったときに記録されるログです。 システム管理者はこのアクセスログにより、ポータル利用者の操作内容を確認することができます。

アクセスログの出力設定については[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 8. ログ > 8.2. 各サービスのログ > 8.2.19. Portal > 8.2.19.3. portal_access.log ]を参照してください。

4.2.1. 出力内容

アクセスログでは以下の情報を出力します。

項目 説明
日時 アクセスログが出力された日時 (HH:MM:SS.sss 形式(時:分:秒.ミリ秒)で表示)
ログレベル アクセスログの出力レベル
(ログレベルによる出力の違いは下記の表参照)
利用者ID ポータルの操作を行った利用者のID
[ 運用ガイド > 2. ユーザ管理]にて登録したユーザのIDが記録されます。
内部管理ID WebOTX Portal内部で各種情報を紐づけるために使用する内部管理用のID
セッションID Webブラウザとポータルサーバ間で通信を行う際に使用するID
アクセス種別 利用者が行った操作の内容
(出力する操作一覧は下記の表参照)
アクセス結果 利用者が行った操作の結果
「成功」、もしくは「失敗」が記録されます。
ページID ポータルページのID
クライアントIPアドレス ポータルへアクセスを行ったクライアントのIPアドレス
詳細メッセージ アクセス種別の詳細メッセージ
ログレベルがTRACEの場合のみ出力します。

上記の出力項目を以下の出力フォーマットで出力します。それぞれの項目がカンマで区切られ、CSV(comma-separated values)形式で出力されます。

日時, レベル, 利用者ID, 内部管理ID, セッションID, アクセス種別, アクセス結果, ページID, クライアントIP, 詳細メッセージ

Caution
アクセスログのCSV形式のファイルをExcelで表示する際には、ファイルのエンコードをUTF-8からShift_JISに変更する必要があります。
ファイルのエンコードがShift_JIS以外の場合、表示が文字化けする可能性があります。

アクセスログを出力する操作の一覧は以下になります。
アクセスログは、設定されているログレベルに応じて以下の操作のログを出力します。 各操作によって出力する項目が異なります。(日時、ログレベル、アクセス種別およびアクセス結果は必ず出力します。)
アクセスログのログレベルの既定値はINFOです。

ログレベル 操作 出力する情報 (○:出力する、×:出力しない)
利用者ID 内部管理ID セッションID ページID クライアントIPアドレス
OFF 出力しません          
ERROR 下記記載のINFO、DETAILの各種操作が失敗した場合に出力します          
INFO ログイン × × ×
ログアウト × × ×
ポータルサイトアクセス ×
ポータルページアクセス
パスワード変更 × × × ×
アクセス権編集 × × × × ×
権限昇格 ×
権限降格 ×
ポートレットの共用設定編集 × ×
ポートレットの個人設定編集 × ×
DETAIL 作成ページ作成 × × ×
コピーページ作成 × × ×
作成ページ削除 × × ×
引用ページ作成 × × ×
引用ページ削除 × × ×
作成ポートレット登録 × × × ×
コピーポートレット登録 × × × ×
作成ポートレット削除 × × × ×
引用ポートレット登録 × × × ×
引用ポートレット削除 × × × ×
ポートレットをページに追加 × × ×
ポートレットをページから削除 × × ×
サイトのプロパティ編集 × × × ×
ページのプロパティ編集 × × ×
ポートレットのプロパティ編集 × × × ×
TRACE 上記記載のINFO、DETAILの各種操作に詳細メッセージを追加して出力します(詳細メッセージには下記の表参照)          

アクセスログのログレベルがTRACEの場合に出力する詳細メッセージの内容は以下の通りです。

操作 詳細メッセージ内容
ログイン 出力しません
ログアウト 出力しません
ポータルサイトアクセス ポータルサイト([サイトID])にアクセスしました。
ポータルページアクセス 出力しない
パスワード変更 出力しない
アクセス権編集 [サイト名|ページ名|ポートレット名]にアクセス権を設定しました。<[誰に][参照権|個人設定|引用権|コピー権]>
(<>内の項目は設定されたアクセス権の対象の数だけ繰り返して記録します。)
権限昇格 [組織名]に権限昇格しました。
権限降格 [組織名]から権限降格しました。
ポートレットの共用設定編集 ポートレット([ポートレット名])の共用設定が編集されました。
ポートレットの個人設定編集 ポートレット([ポートレット名])の個人設定が編集されました。
作成ページ作成 作成ページ([ページ名])を作成しました。
コピーページ作成 ページ([ページ名])をコピーし、作成ページを作成しました。
作成ページ削除 作成ページ([ページ名])を削除しました。
引用ページ作成 ページ([ページ名])を引用し、引用ページを作成しました。
引用ページ削除 引用ページ([ページ名]を削除しました。
作成ポートレット登録 作成ポートレット([ポートレット名])を作成しました。
コピーポートレット登録 ポートレット([ポートレット名])をコピーし、作成ポートレットを作成しました。
作成ポートレット削除 作成ポートレット([ポートレット名])を削除しました。
引用ポートレット登録 ポートレット([ポートレット名)を引用し、引用ポートレットを作成しました。
引用ポートレット削除 引用ポートレット([ポートレット名])を削除しました。
ポートレットをページに追加 ポートレット([ポートレット名])をページ([ページ名])に追加しました。
ポートレットをページから削除 ポートレット([ポートレット名])をページ([ページ名])から削除しました。
サイトのプロパティ編集 サイト([サイト名])のプロパティを編集しました。
ページのプロパティ編集 ページ([ページ名])のプロパティを編集しました。
ポートレットのプロパティ編集 ポートレット([ポートレット名])のプロパティを編集しました。

4.2.2. 出力例

アクセスログのログレベルがINFOで、ポータルページアクセスに成功した場合 :
2011-09-14 06:36:21.399,INFO,U-00001,9d97a5892b0bf1b1af208b53e6c9f35986a0b123T1RYUE9SVEFMLTAwMDAwMQ--00000000MDAwMDAwMDAwMDAwCqQqlw--1315949745371000n7ksWlGphit0xO9d,97BB09899E35BA5867B89F48E7106DC0,ポータルページアクセス,成功,g2a72,172.28.91.229,
アクセスログのログレベルがTRACEで、権限昇格に成功した場合 :
2011-09-14 08:42:16.253,TRACE,U-00001,9d97a5892b0bf1b1af208b53e6c9f35986a0b123T1RYUE9SVEFMLTAwMDAwMQ--00000000MDAwMDAwMDAwMDAwCqQqlw--1315856519228000zcBuIVhgU1sOWG56,258E59FBE9568AA5393718CF5514AFF3,権限昇格,成功,,172.28.91.229,営事本に権限昇格しました。

4.2.3. 出力先

[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 8. ログ > 8.2. 各サービスのログ > 8.2.19. Portal > 8.2.19.3. portal_access.log ]を参照してください。

4.3. トレースログで出力されるメッセージ

トレースログには、ポータル内部処理のトレースメッセージが出力されます。 各メソッドの呼び出し/復帰のタイミングでメッセージが出力されます。

4.3.1. 出力内容

以下のフォーマットのメッセージが出力されます。

日時,アプリケーションID,ユーザID,ポータルセッションID,セッションID,メソッド(引数,...),戻り値

メッセージ中のそれぞれの項目について次に説明します。

項目 説明
日時 メソッドが実行された時刻(HH:MM:SS,sss 形式(時:分:秒,ミリ秒)で表示)
アプリケーションID WebOTX Portalが自動的に付与する内部管理用の文字列
ユーザID メソッドの実行のトリガーとなる操作を行ったユーザのID
ポータルセッションID WebOTX Portal にログインしてからログアウト(タイムアウト)するまでの一連の操作に対して個人を特定するためのID
セッションID WebOTX Application Server において使用されるセッションID
メソッド 実行されたメソッド名
引数 メソッド呼び出し時の引数値
戻り値 メソッドからの返却値

4.3.2. 出力例

2011-04-22 15:51:00,546,soPortal,00000,6934105ad50010b814c933314b1da6841431bc8bT1RYUE9SVEFMLTAwMDAwMQ--00000000MDAwMDAwMDAwMDAwCqQcTg--13034549346710007TOainPwosYkhWrA,6B36AEC52310B3C8074F5297BEF7F1B3, com.nec.webotx.portal.security.authorization.spi.impl.ConfiguredPortletPermission$Factory.newPermission(OTXPORTAL_ADMIN),<CONFIGURED_PORTLET,4,VIEW,site00000>

4.3.3. 出力先

[ ドメイン構築・基本設定ガイド > 8. ログ > 8.2. 各サービスのログ > 8.2.19. Portal > 8.2.19.4. portal_trace.log ]を参照してください。