3. 注意制限事項

3.1. 注意事項

3.1.1. Out引数指定のIDLファイルからのWSDLファイル生成

CORBA BCの開発において、IDLファイルからWSDLファイルへマッピングした場合、IDLファイルのOut(あるいはinout)引数をWSDLファイルのレスポンスメッセージにマッピングできません。 そのため、マッピング後、IDLファイルのOut(あるいはinout)引数の記述を、エディタを用いてWSDLファイルに追加する必要があります。
以下に、追加方法の例を示します。
IDLファイル
module AddressMapping {
  typedef string<43> AM_MAP;
  typedef sequence<AM_MAP,10> AM_MAPS;
  interface AddressMap {
… 
    boolean list(out AM_MAPS maps);
  };
};
生成したWSDLファイル(追加前)
… 
  <message name="AddressMap_list"> 
    <part name="AM_MAPSHolder_1" type="tns:AM_MAPSHolder"/> 
  </message> 
  <message name="AddressMap_listResponse"> 
    <part name="result" type="xsd:boolean"/> 
  </message> 
… 
レスポンスメッセージに part 要素を追加したWSDLファイル(追加後)
… 
  <message name="AddressMap_list"> 
    <part name="AM_MAPSHolder_1" type="tns:AM_MAPSHolder"/> 
  </message> 
  <message name="AddressMap_listResponse"> 
    <part name="AM_MAPSHolder_1" type="tns:AM_MAPSHolder"/> 
    <part name="result" type="xsd:boolean"/> 
  </message> 
… 

3.1.2. サービスユニットエディタで編集した内容の保存

編集後に保存していないサービスユニットエディタを閉じると、「リソースの保管」ダイアログが表示されます。
編集内容を保存する場合、はいを選択します。保存しない場合、いいえを選択後、サービスアセンブリエディタも、保存せずに閉じる必要があります。

3.1.3. artifactファイルの要素の自動削除

サービスユニットエディタを開いた際に、グレー状態で表示された要素は、artifactファイルに反映しません。

[Salesforce BCの例]
エンドポイントロールがプロバイダのエラーを含まない Salesforce BC を作成します。
endpoint.xmlファイルには、プロバイダの場合のみ有効な credential 要素が、以下のように生成されています。
<credential username="username" password="34afa82588f0a8dc"/>
一般のテキストエディタなどを用い、endpoint-role要素を変更します。
変更前:
<endpoint-role>provider</endpoint-role>
変更後:
<endpoint-role>consumer</endpoint-role>
このファイルを、サービスユニットエディタで開くと、妥当性エラーを示す×が表示されますが、 エンドポイント名をクリックすると妥当性エラーが解消し、保存後には endpoint.xmlファイルからcredential要素が消去されます。

3.1.4. 旧バージョンで作成したプロジェクトの SOAP BC の妥当性エラーへの対処

旧バージョンで作成したプロジェクトをインポートした際に、SOAP BC の属性で妥当性エラーが発生するものがあります。
その場合、エラー箇所を適宜、修正してください。
以下に、エラーの発生する属性と、新規作成時の初期値を記載します。

プロバイダの場合

表3.1.4-1
設定項目 インポート直後 初期値
オペレーション一覧SOAPボディ要素操作 no-wrap
メッセージエクスチェンジハンドラメッセージエクスチェンジハンドラ 要素を削除
共通設定セキュリティ認証選択選択しない
オプション一覧オプション一覧 要素を削除
SOAP BCの設定SOAPバージョン1.1
MTOMメッセージのContent-Typeヘッダ Multipart/Related
XOPタグの削除 None
XML処理のタイプ SAX
WS-Rの有効化 false
圧縮して送受信する none
Expect-Continueハンドシェイクを行う false
コネクションを再利用する 自動
TCP_NODELAYを有効にする true
送受信バッファサイズ(バイト) 1024
接続タイムアウト(秒) 0
読み取りタイムアウト(秒) 0

コンシューマの場合

表3.1.4-2
設定項目 インポート直後 初期値
オペレーション一覧クッキーを転送する false
Chunkedで送受信する 自動
メッセージエクスチェンジハンドラメッセージエクスチェンジハンドラ 要素を削除
共通設定セキュリティ認証選択選択しない
メッセージ送信優先度 0
リトライ回数 0
リトライ間隔 0
オプション一覧オプション一覧 要素を削除
SOAP BCの設定SOAPバージョン1.1
MTOMメッセージのContent-Typeヘッダ Multipart/Related
XOPタグの削除 None
XML処理のタイプ SAX
WS-Rの有効化 false
エラー箇所が表に記載される属性の場合、上記の初期値で設定すればよいです。
エラー箇所が表に記載されていない属性の場合、2.9.1. SOAPバインディング を参照して、適切な値を設定してください。

3.1.5. マルチバイト文字列の指定に関する注意

マルチバイト文字列を指定すると、実行時にエラーとなる項目があります。
マルチバイト文字列は、 "マルチバイト文字列指定可" と記載されている項目にのみ、ご利用ください。

3.1.6. Salesforce のバージョンについて

Salesforce BC で連携可能な Salesforce のバージョンは20.0以降です。 20.0 より前のバージョンでの動作は保障しません。

3.2. 制限事項

3.2.1. JDBC BC の名前空間の指定について

一つの JDBC BC で利用できる名前空間は一種類のみです。 同一 JDBC BC に、異なる名前空間を持つ複数のエンドポイントを含めた場合の動作は保証しません。