2.9.8. FTPバインディング

FTP BCは、WebOTX ESBシステムとFTPサーバを連携する機能を提供しています。 FTPプロトコルを使ってメッセージが入っているXMLファイルを送受信する機能およびバイナリファイルを転送する機能です。
FTP BC動作概要


図2.9.8-1

2.9.8.1. サービスユニットのファイル構成

FTP BCのサービスユニットのフォルダ構成は下図の通りです。


図2.9.8.1-1

FTP BCのサービスユニットに含まれるファイルについて以下に説明します。
FTP BCのSUのファイル
表2.9.8.1-1
項目
説明
/META-INF/schema
メッセージ検証用スキーマを格納するフォルダです。
/META-INF/jbi.xml
サービスユニットの配備記述子です。
endpoints.xml
FTP BCのエンドポイントの設定が記述されます。
*.su
サービスユニットの管理ファイルです(編集不可)。

2.9.8.2. エンドポイントの設定

SUエディタを使用してFTP BCの基本的な設定をする方法を説明します。


図2.9.8.2-1

基本設定項目

Memo
 エンドポイントを追加する方法については、 2.7.1. エンドポイントの追加 をご覧下さい。

表2.9.8.2-1
設定項目
説明

エンドポイント一覧
SUで定義されたエンドポイントの一覧を表示します。
 
基本設定
エンドポイントロール
FTPサーバを監視し入力ファイルの内容を NMR に送信する場合(Inbound)はコンシューマを設定します。
    NMR からのメッセージをFTPサーバに出力する場合(Outbound)はプロバイダを設定します。
プロバイダ、コンシューマから選択 [必須]
サービス名
エンドポイントロールがプロバイダの場合、エンドポイントが提供するサービス名を指定します。
   エンドポイントロールがコンシューマの場合、呼び出し先となるエンドポイントのサービス名を指定します。
QName(名前空間、ローカル名) [必須]
インタフェース名
エンドポイントロールがプロバイダの場合、エンドポイントが提供するインタフェース名を設定します。
   エンドポイントロールがコンシューマの場合、呼び出し先となるエンドポイントのインタフェース名を指定します。
QName(名前空間、ローカル名) [必須]
ESBインスタンス名
分散ESB機能を使用する場合にのみESBインスタンス名を指定します。 その他の場合は空欄にします。
文字(A-Z、a-z)、数字(0-9)、ハイフン(-)、点(.)、下線(_)の組み合わせ [任意]
オペレーション一覧
オペレーションを設定します。
 
メッセージエクスチェンジハンドラ
メッセージエクスチェンジハンドラを設定します。
 
メッセージコンバートハンドラ
メッセージコンバートハンドラを設定します。
 
共通設定
共通項目(セキュリティ認証、トランザクション、メッセージ送信優先度、エラーリトライ)を設定します。
 
オプション一覧
オプションを設定します。
 

Caution
  エンドポイントのサービス名とエンドポイント名の設定は他のエンドポイントと重複しないようにしてください。

FTPに関する設定項目
表2.9.8.2-2
設定項目
説明

FTP BCの設定
ユーザ名
ftp://[<user>[:<password>]@]<host>[:<port>]に準拠して指定します。ユーザ名およびパスワードに「/ @」は含められません。
文字列[必須]
パスワード
文字列[必須]
ホスト
文字列[必須]
ポート
正数[必須]
   デフォルト値:21
ファイル一覧形式
FTPサーバの設定にあわせて、ディレクトリ情報を取得する方式を指定します。
下記の値から選択[任意]:
   UNIX
   NT 3.5
   NT 4.0
   UNIX (EUC-JP)
   UNIX (SJIS)
   デフォルト値:UNIX
   ※日本語環境においては、UNIX (EUC-JP)またはUNIX (SJIS)を指定してください。
ユーザ定義Heuristicsを有効にする
ユーザ定義のdirListStyleを使うかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルト値:false
ユーザ定義DirListStyle
指定した設定ファイル内で使用するdirListStyleの名前を指定します。
 
ユーザ定義Heuristics
ユーザ定義のdirListStyleを記述した設定ファイルの保存場所を絶対パスで指定します。
 
FTP転送モード
FTPの転送モードを指定します。
ASCII、EBCDIC、BINARYから選択[任意]
   デフォルト値:BINARY
コマンドチャンネル
   タイムアウト
コマンドチャンネルに対するソケット受信タイムアウト時間を指定します。0を指定した場合、タイムアウトは発生しません。
非負整数[任意]
   単位[ミリ秒]
   デフォルト値:45000
データチャンネル
   タイムアウト
Data Channelに対するSocket readタイムアウト時間を指定します。0の場合にはTimeout発生させない。なお、後述するオペレーション設定の簡易設定または標準設定監視間隔を指定する場合に、このタイムアウト値より、小さくする必要があります。
非負整数[任意]
   単位[ミリ秒]
   デフォルト値:45000
FTPSプロトコルを有効にする FTPSプロトコルをサポートするかどうかを指定します。デフォルトはFALSEとします。 下記の値から選択します。[任意]
   true
   false
   デフォルト値:false
FTPサーバのセキュリティモード FTPサーバのセキュリティモードを指定します。 下記の値から選択します。[任意]
   Explicit
   Implicit
   デフォルト値:Explicit
転送データ保護レベル 転送のデータの保護レベルを指定します。 下記の値から選択します。[任意]
   Private
   Confidential
   Safe
   Clear
   デフォルト値:Private
メッセージ処理モード FTPBCの実行モードを指定します。制御モードで実行する場合、メッセージ処理モードの値はcontrolとします。
普通モード(制御モードではない)で実行する場合、メッセージ処理モードの値はnormalとします。
control以外の値がセットされたら、普通モードとします。
下記の値から選択します。[任意]
   normal
   control
   デフォルト値:normal
※ 妥当性チェックを行うため、問題がある項目名が赤色となり、正しく修正すると、項目名が黒くなります。 詳細は、2.8. 妥当性チェックを参照してください。
※ コンシューマでエンドポイントロールを指定する場合、参照をクリックすると、SU-エンドポイント一覧 ダイアログが表示されます。このダイアログを利用して、カレントサービスアセンブリプロジェクトに存在しているサービスユニットに関するサービス名やインタフェース名などの情報を再利用できます。


図2.9.8.2-2

2.9.8.3. オペレーション設定

 オペレーション一覧追加をクリックし、オペレーションを追加します。
 SUエディタにおける参照をクリックして、SU-エンドポイント一覧ダイアログからサービスユニットとエンドポイントを指定する場合、オペレーション一覧にそれらの指定情報が表示されます。オペレーションリストから、1つのオペレーションを選択してオペレーション設定情報を再利用できます。


図2.9.8.3-1

オペレーションの設定項目
表2.9.8.3-1
項目
説明

オペレーション名
エンドポイントロールがプロバイダの場合、エンドポイントが提供するオペレーション名を指定します。
   エンドポイントロールがコンシューマの場合呼び出し先となるエンドポイントのオペレーション名を指定します。
QName(名前空間、ローカル名) [必須]
直接転送を有効にする
FTPサーバ間の直接転送を有効にするかどうかを指定します。trueの場合、FTP BCは制御情報のみを中継し、データはESBを経由せずにFTPサーバ間で直接転送されます。
FTP BC同士の組み合わせでのみ使用可能です。
true、falseから選択[任意]
   デフォルト値:false
メッセージ交換方式
使用するメッセージ交換方式を指定します。
   コンシューマの場合、プロバイダの提供するメッセージ交換方式を指定してください。
in-only、 in-out、robust-in-onlyから選択 [必須]
スキーマファイル インプット/アウトプット 対象SUフォルダのMETA-INFフォルダのschemaフォルダ配下にあるスキーマファイルの相対パスを指定します。
指定したスキーマファイルは、後述のインプット検証/アウトプット検証を選択することで実行時のメッセージ検証に利用することができます。
選択しなかった場合も、XSLT SE による変換の定義の際のインプット/アウトプットスキーマとして利用することができます。    [メッセージ交換方式を指定した場合のみ設定可能]
参照
(インプット/アウトプット)
スキーマファイルの選択ダイアログを開きます。
スキーマファイルを選択すると、その相対パスがインプットおよびアウトプットのファイルのテキストボックスに表示されます。
利用方法については、[2.7.7. スキーマファイルの設定] を参照して下さい。
 
検証実行 インプットの検証実行 実行時に、インプットで指定したスキーマファイルでのメッセージの検証を実施します。
   選択時には、スキーマファイルのインプットの指定は必須項目となります。
   [メッセージ交換方式を指定した場合のみ設定可能]
デフォルトは非選択 [任意]
アウトプットの検証実行 実行時に、アウトプットで指定したスキーマファイルでのメッセージの検証を実施します。
   選択時には、スキーマファイルのアウトプットの指定は必須項目となります。
   [メッセージ交換方式を指定した場合のみ設定可能]
デフォルトは非選択 [任意]
インプットの設定
オペレーションのインプット情報を設定します。エンドポイントロールがプロバイダの場合、 NMR からのメッセージを出力するファイルの設定に該当します。
   エンドポイントロールがコンシューマの場合、 NMR に送信するファイルの設定に該当します。
 
アウトプットの設定
オペレーションのアウトプット情報を設定します。
   エンドポイントロールがプロバイダの場合、 NMR に送信するファイルの設定に該当します。
   エンドポイントロールがコンシューマの場合、 NMR からのメッセージを出力するファイルの設定に該当します。
 
メッセージ処理方式
メッセージがXML形式かバイナリファイル形式かを指定します。既定値はXMLです。
xml、attachmentから選択[任意]
   デフォルト値:xml
エンコーディング
ファイルのエンコーディングを指定します。
下記の値から選択[任意]:
   UTF-8
   UTF-16
   ISO-8859-1
   EUC-JP
   Shift_JIS
   ISO-2022-JP
   BIG5
   GB2312
   None

   デフォルト値:UTF-8
エンコーディング変換時にXML宣言を更新する
XML宣言中の文字エンコードの指定をメッセージのエンコーディング
に合わせて変更するかどうか、または省略するかどうかを指定します。
下記の値から選択[任意]:
   true
   false
   omit

   デフォルト値:true
転送パターン
転送パターンを指定します。簡易に設定したい場合には、簡易設定を指定します。送受信の前後に指定のコマンド等を実行 したい場合には、標準設定を指定します。
   簡易設定の設定は表2.9.8.3-2 メッセージの設定項目で説明します。
   標準設定の設定は表2.9.8.3-3 転送の設定項目で説明します。
簡易設定、標準設定から選択[必須]


図2.9.8.3-2

メッセージの設定項目
表2.9.8.3-2
項目
説明

メッセージリポジトリ
メッセージ交換域となるFTPのディレクトリです。 FTPログインユーザにこのディレクトリへのRead/Write権限を持たせる必要があります。これはログインユーザのホームディレクトリの相対パスです。メッセージ交換に使うファイルは全てこのディレクトリに格納されます。
【マルチバイト文字列指定可】
FTPサーバのディレクトリ[必須]
ファイル名のパターン
メッセージを格納するファイル名のパターンを指定します。「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
パターンの特殊文字を含む文字列[任意]
   ※「メッセージの関連を有効にする」がtrueの場合は先頭文字は%uを指定しなければなりません。
Inboundファイル名の
   プレフィックス
Inboundファイル名の接頭語となる文字列です。
文字列[任意]
   デフォルトは"req"
Outboundファイル名の
   プレフィックス
Outboundファイル名の接頭語となる文字列です。
文字列[任意]
   デフォルトは"resp"
監視間隔
Inbound側でリモートFTPフォルダを監視する間隔です。
正数[任意]
   単位[ミリ秒]
   デフォルトは"5000"
ファイル取得処理のリトライ回数
Inbound側で入力ファイルを取得処理失敗の場合、リトライ次数。(outbound側で入力できない)
数値(0〜65535)[任意]
   デフォルトは"0"
   ※コンシューマの場合のみ
アーカイブを
   有効にする
処理されたメッセージをアーカイブへ保存するかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"true"
ファイル保護を
   有効にする
同名ファイルがFTPに存在する場合に、Put時に、すでに存在するファイルをProtectフォルダへ移すかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"true"
送受信を作業用
   ディレクトリで行う
メッセージを転送するときに、作業用ディレクトリに移動してから処理を行うかどうかを指定します。
   trueの場合、FTPサーバからファイルを取得するときは、一旦 作業用ディレクトリに移動してからメッセージの転送を開始します。FTPサーバへファイルを送信するときは、一旦 作業用ディレクトリへ転送を完了してから送信先ディレクトリ に移動します。ファイル転送に関する処理が増えますが、転送完了まで他のアプリによる影響を最小限にできるなど安全にファイル転送が行えます。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"true"
メッセージの関連を
   有効にする
RequestとResponseを関連させるかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"true"
排他制御を
   有効にする
ファイルを排他制御するかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
出力ファイルの世代数
出力ファイルの世代数を指定します。
数値(0〜2147483647)[任意]
   デフォルトは"0"
ファイルサイズチェックを
   有効にする
送受信した際にファイルサイズをチェックするかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"


図2.9.8.3-3

転送の設定項目
表2.9.8.3-3
項目
説明

送信ファイル名
FTPサーバに保存されるメッセージファイルのフルパスです。
ファイル名[必須]
送信ファイル名に
   パターンを有効にする
trueにした場合、送信ファイル名内のパターンの特殊文字(%u, %pなど)を有効にします。
「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
出力ファイル名重複時の動作
FTPサーバに保存されるメッセージファイルの最後に新メッセージを追加して保存するかどうかを指定します。
appendの場合は追記、overwriteの場合は上書き、errorの場合は同名ファイルを存在する時、エラーを返信する。
append、overwrite、errorから選択[任意]
   デフォルトは"overwrite"
排他制御を有効にする
ファイルの追加保存を有効にするを有効にした場合に、ファイル書き込み 時にESBの動作プロセスおよびスレッド間で排他制御の有無を指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
ファイルサイズチェックを
   有効にする
ファイルサイズチェックを有効にするを有効にした場合に、送受信した際にファイルサイズをチェックします。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
ファイル取得処理のリトライ回数
Inbound側で入力ファイルを取得処理失敗の場合、リトライ次数。(outbound側で入力できない)
数値(0〜65535)[任意]
   デフォルトは"0"
   ※コンシューマの場合のみ
送信前コマンド
FTPサーバへ転送前に実行するコマンドを指定します。
   NONE:何もしません。
   COPY:送信前にsendToで指定されるファイルを送信前コマンドのターゲットにコピーします。
   RENAME:送信前に、送信ファイル名で指定されるファイルを送信前コマンドのターゲットに移動します。
NONE、COPY、RENAMEから選択[任意]
   デフォルトは"NONE"
送信前コマンドのターゲット
転送前の操作のフォルダを指定します。
ディレクトリ名[任意]
   ※「送信前コマンド」が指定される場合は設定しなければなりません。
送信前ロケーションに
   パターンを有効にする
trueにした場合、送信前コマンドのターゲット内のパターンの特殊文字(%u, %pなど)を有効にします。
「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
送信後コマンド
FTPサーバへ転送完了ときに実行できるコマンド。
   NONE:なにもしません
   RENAME:転送完了後、送信ファイル名で指定されるファイルを送信後コマンドのターゲットへ移動します。
NONE、RENAMEから選択[任意]
   デフォルトは"NONE"
送信後コマンドのターゲット
転送後の操作のフォルダを指定します。
ディレクトリ名[任意]
   ※「送信後コマンド」を指定される場合は指定しなければなりません。
送信後ロケーションに
   パターンを有効にする
trueにした場合、送信後コマンドのターゲット内のパターンの特殊文字(%u, %pなど)を有効にします。
「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
受信ファイル名
受信用ファイル名を指定します。
ディレクトリがない場合はSA起動時に自動的にディレクトリを作成しますが、 FTPのコマンドにより作成するためディレクトリの権限はOSやFTPサーバの設定によります。
ファイル名[必須]
受信ファイル名に
   パターンを有効にする
trueにした場合、受信ファイル名内のパターンの特殊文字(%u, %pなど)を有効にします。
「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
監視間隔
FTPサーバから受信してから、次のPoll操作までの時間間隔です。
正数[任意]
   単位[ミリ秒]
   デフォルトは"5000"
出力ファイルの世代数
出力ファイルの世代数を指定します。
出力ファイル名重複時の動作はoverwriteとerrorを選択する場合、グレーアウトして入力不可にする
数値(0〜2147483647)[任意]
   デフォルトは"0"
出力ファイルのローテーションサイズ
出力ファイルのローテーションサイズを指定します。(単位:MB)
出力ファイル名重複時の動作はoverwriteとerrorを選択する場合、グレーアウトして入力不可にする
正整数[任意]
   デフォルトは"10"
受信前コマンド
FTPサーバから取得前に実行するコマンドを指定します。
   NONE:何もしません。
   COPY:FTPサーバから取得前に、受信ファイル名で指定されるファイルを受信前コマンドのターゲットへコピーする
   RENAME:FTPサーバから取得前に、受信ファイル名で指定されるファイルを受信前コマンドのターゲットへ移動してから、処理します。
NONE、COPY、RENAMEから選択[任意]
   デフォルトは"NONE"
受信前コマンドのターゲット
取得前の操作のフォルダを指定します。
ディレクトリ名[任意]
   ※「受信前コマンド」が指定される場合は指定しなければなりません。

受信前ロケーションに
   パターンを有効にする
trueにした場合、受信前コマンドのターゲット内のパターンの特殊文字(%u, %pなど)を有効にします。
「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
受信後コマンド
FTPサーバから取得完了後の操作を指定します。
   NONE:何もしません。
   DELETE:FTPサーバから取得完了後、受信ファイル名で指定されるファイルを削除します。
   RENAME:FTPサーバから取得完了後、受信ファイル名で指定されるファイルを受信後コマンドのターゲットへ移動します。
NONE、DELETE、RENAMEから選択[任意]
   デフォルトは"NONE"
受信後コマンドのターゲット
取得完了後の操作のフォルダを指定します。
ディレクトリ名[任意]
   ※「受信後コマンドのターゲット」が設定される場合は指定しなければなりません。
受信後ロケーションに
   パターンを有効にする
trueにした場合、受信後コマンドのターゲット内のパターンの特殊文字(%u, %pなど)を有効にします。
「2.9.8.13. ファイル名のパターン」でパターンに利用可能な特殊文字を説明します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
メッセージの関連を
   有効にする
RequestとResponseを関連させるかどうかを指定します。
true、falseから選択[任意]
   デフォルトは"false"
異常の場合実行するコマンド
ONにした場合は異常の場合実行するコマンドを設定します。
 


図2.9.8.3-4

異常の場合実行するコマンドの設定項目
表2.9.8.3-4
項目
説明

受信前コマンド GET前に実行するコマンドです。
NONE:何もしません。
COPY:GET前に、receiveFromで指定されるファイルを受信前コマンドのターゲットへコピーします。
RENAME:GET前に、receiveFromで指定されるファイルを受信前コマンドのターゲットへ移動します。
NONE、COPY、RENAMEから選択します。[任意]
デフォルトは"NONE"です。
受信前コマンドのターゲット GET前の処理用フォルダです。
受信前コマンドが指定される場合には、指定しなければなりません。
文字列(FTP FilePath)です。[任意]
受信前ロケーションにパターンを有効にする 受信前コマンドのターゲットにある記号をパターンとして扱うかどうかを指定します。 true、falseから選択します。[任意]
デフォルトは"false"です。
受信後コマンド
GET後に実行するコマンドです。
NONE: 何もしません。
DELETE:GET完了後、receiveFromで指定されるファイルを削除します。
RENAME:GET完了後、receiveFromで指定されるファイルを受信後コマンドのターゲットへ移動します。
NONE、DELETE、RENAMEから選択します。[任意]
デフォルトは"NONE"です。
受信後コマンドのターゲット
GET後の処理用フォルダです。
受信後コマンドが設定される場合に、指定しなければなりません。
文字列(FTP FilePath)です。[任意]
受信後ロケーションにパターンを有効にする
受信後コマンドのターゲットにある記号をパターンとして扱うかどうかを指定します。 true、falseから選択します。[任意]
デフォルトは"false"です。
送信前コマンド 異常の場合、PUT前に実行するコマンドです。
NONE: 何もしません。
COPY:送信前にsendToで指定されるファイルを送信前コマンドのターゲットにコピーします。
RENAME:送信前に、sendToで指定されるファイルを送信前コマンドのターゲットに移動します。
NONE、COPY、RENAMEから選択します。[任意]
デフォルトは"NONE"です。
送信前コマンドのターゲット 異常の場合、PUT前の処理用フォルダです。
異常の場合、送信前コマンドが指定される場合には、この値を設定しなければなりません。
文字列(FTP FilePath)です。[任意]
送信前ロケーションにパターンを有効にする 異常の場合、送信前コマンドのターゲットにある記号をパターンとして扱うかどうかを指定します。 true、falseから選択します。[任意]
デフォルトは"false"です。
送信後コマンド 異常の場合、PUT後に実行するコマンドです。
NONE: 何もしません。
RENAME:PUT完了後、sendToで指定されるファイルを送信後コマンドのターゲットへ移動します。
NONE、RENAMEから選択します。[任意]
デフォルトは"NONE"です。
送信後コマンドのターゲット 異常の場合、PUT後の処理用フォルダです。
送信後コマンドを指定される場合には、指定しなければなりません。
文字列(FTP FilePath)です。[任意]
送信後ロケーションにパターンを有効にする 異常の場合、送信後コマンドのターゲットにある記号をパターンとして扱うかどうかを指定します。 true、falseから選択します。[任意]
デフォルトは"false"です。
表2.9.8.3-5
処理
コマンド
コマンドの説明
Pre処理
RENAME
処理前に、FTPにあるメッセージファイルを移動先へ移動します。移動先は送信前コマンドのターゲット又は受信前コマンドのターゲットにより指定されます。
COPY
処理開始前に、FTPにあるメッセージファイルをコピーします。コピー先は送信前コマンドのターゲット又は受信前コマンドのターゲットにより指定されます。
Post処理
DELETE
GET操作完了ときに、FTPにあるメッセージファイルを削除します。PUT完了時には指定できません。
COPY
GET完了時に、FTPにあるメッセージファイルを別フォルダへコピーします。PUT完了時には指定できません
RENAME
GETまたPUT完了時に、FTPにあるメッセージファイルを移動先へ移動します。移動先は送信後コマンドのターゲット又は受信後コマンドのターゲットにより指定します。

Caution
OS及びFTPサーバの実装によっては、COPY操作およびRENAME操作で既に同名のファイルが存在している場合に、操作が失敗することがあります。その場合は、WebOTX ESBのログおよびOS、FTPサーバのログでエラー情報を確認してください。

コンシューマ/プロバイダにおけるファイルのインプット/アウトプット設定方法をまとめると以下のようになります。 下図のファイル(1)-(4)が、表のファイルの種類(1)-(4)に対応します。


図2.9.8.3-5

ファイルのインプット/アウトプット設定
表2.9.8.3-6
ファイルの種類
説明
(1) コンシューマのインプットファイル
コンシューマのオペレーション設定のインプットの設定に該当し、 簡易設定におけるInboundファイルに相当します。 標準設定では受信ファイルに相当します。
(2) プロバイダのインプットファイル
プロバイダのオペレーション設定のインプットの設定に該当し、 簡易設定におけるOutboundファイルに相当します。 標準設定では送信ファイルに相当します。
(3) プロバイダのアウトプットファイル(MEPがin-out時)
プロバイダのオペレーション設定のアウトプットの設定に該当し、 簡易設定におけるInboundファイルに相当します。 標準設定では受信ファイルに相当します。
(4) コンシューマのアウトプットファイル(MEPがin-out時)
コンシューマのオペレーション設定のアウトプットの設定に該当し、 簡易設定におけるOutboundファイルに相当します。 標準設定では送信ファイルに相当します。

2.9.8.4. セキュリティ認証の設定

セキュリティ認証を ON にし、設定 をクリックすると、セキュリティ認証詳細設定ダイアログが表示されます。


図2.9.8.4-1

表2.9.8.4-1
項目
説明

エンドポイント名のURL表記
エンドポイントをURL表記した値。リソース管理に用いられます。
http://webotxesb/<BC名>/エンドポイント名
省略した場合、ESB内部で自動生成されます。
エンドポイントの認証の設定
OFFにした場合はエンドポイントの認証を行いません。
 
エンドポイントのID
認証に利用するIDを設定します。
文字列[必須]
パスワード
認証に利用するパスワードを設定します。パスワードは暗号化とします。
文字列[任意]
ログインモジュールの設定を行う
ログインモジュールの設定を行います。
任意の文字列[任意]
  • ESBSECUREMASTERRealm
  • ESBDefaultCustomRealm
デフォルト値:ESBSECUREMASTERRealm
エンドポイントの認可の設定
OFFにした場合はエンドポイントの認可を行いません。
 
認可に用いる認証情報
認可に利用する認証情報を設定します。
コンシューマの場合
  • consumer
プロバイダの場合
  • client
  • consumer
  • provider
Principalの識別子
Principalの識別子を設定します。
任意の文字列[任意]
認証済情報を伝播する
認証済情報の伝播の設定です。OFFにした場合は、伝播を行いません。
Inboundのみ。

2.9.8.5. トランザクションの設定

[2.7.2. トランザクションの設定] を参照して下さい。

2.9.8.6. メッセージ送信優先度の設定

[2.7.3. メッセージ送信優先度の設定] を参照して下さい。

2.9.8.7. エラーリトライの設定

[2.7.4. エラーリトライの設定] を参照して下さい。

2.9.8.8. オプション一覧の設定

[2.7.5. オプション一覧の設定] を参照して下さい。 FTP BCにおいて設定できるオプション一覧は下記の通りです。
表2.9.8.8-1
項目
説明

ActionForExistingFileInCommandLocation
コマンドを実行する時に同名ファイルが存在する場合の動作を指定します。
「overwrite」に設定すると、同名ファイルが存在する場合、削除して新規作成します。
「error」に設定すると、同名ファイルが存在する場合はエラーとなります。
設定しない場合は「error」と同じ動作です。
overwrite/error
DeleteFilesInCommandLocation
FTP BCのサービスユニットを起動する時、コマンドのターゲットフォルダ内のファイルを自動的に削除するかどうかを指定します。
「true」に設定すると、全てのファイルを削除します。
「false」に設定すると、削除しません。
設定しない場合は「false」と同じ動作です。
true/false
XML_Format_Input
XML宣言のencoding変更を行うか否かを指定します。
true/false
MaxRequestCount
エンドポイント単位で同時処理できる最大リクエスト数を設定します。
0にした場合は無制限となります。この設定はコンシューマでのみ有効です。
0-214748
AUTHORIZE_SKIP
エラーリトライ時に認証処理をスキップするか否かを指定します。
true/false

2.9.8.9. メッセージエクスチェンジハンドラの設定

[2.7.6. メッセージハンドラの設定] を参照して下さい。

2.9.8.10. メッセージコンバートハンドラの設定

[2.7.6. メッセージハンドラの設定] を参照して下さい。

2.9.8.11. メッセージ交換方式(MEP)

メッセージ交換方式(MEP)については[ 製品構成と提供機能 > 3. JBI仕様 > 3.2. Normalized Message Router ] の 「メッセージ交換方式(MEP)」をご覧下さい。
Outbound
Outbound での各MEPにおけるFTP BCの動作は下表のようになります。
表2.9.8.11-1
MEP
タイプ
動作の説明
In-Only
要求
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたInメッセージをFTPサーバ上に指定されたディレクトリへ出力します。
応答(done)
FTPサーバへ接続やファイルの転送をする時、例外が発生しても、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。例外が発生する場合、例外情報をログに出力します。
Robust-In-Only
要求
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたInメッセージをFTPサーバ上に指定されたディレクトリへ出力します。
応答(done)
ファイルの出力に異常が発生しないと、DONEステータスを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。
応答(Error)
FTPサーバへの接続時やファイルの転送時に例外を検出した場合、例外メッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。
In-Out
要求
NMR から受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたInメッセージをFTPサーバ上に指定されたディレクトリへ出力します。 その後、指定した入力用ディレクトリを監視します。
応答(out)
指定した入力用ディレクトリにファイルがあれば取得し、このファイルをoutメッセージとして設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。この後、 NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを待ち受けます。
応答(Error)
FTPサーバへ接続、ファイル出力、又は返却ファイルを取得する時に、例外を検出した場合、例外メッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。
In-Optional-Out
--
(FTP BCでは対応しません。)
Inbound
Inbound での各MEPにおけるFTP BCの動作は下表のようになります。
表2.9.8.11-2
MEP
タイプ
動作の説明
In-Only
要求
指定したFTPサーバ上の入力ディレクトリを監視し、入力ファイルがあれば、ファイルから変換したInメッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に送信し、 NMR からのERRORかDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを待ち受けます。
応答(done)
NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると、設定により、取得したファイルを残したり(保留)、FTPサーバ上の入力ディレクトリから移動したり、削除したりすることができます。
応答(error)
NMR からERRORステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると、例外の情報をログに出力し、FTPサーバへ出力しません。
Robust-In-Only
要求
指定したFTPサーバ上の入力ディレクトリを監視し、入力ファイルがあれば、ファイルから変換したInメッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に送信し、 NMR からのFault/Error/doneのメッセージエクスチェンジを待ち受けます。
応答(Fault)
NMR からFaultを受信すると、例外の情報をログに出力し、FTPサーバへ出力しません。同時にDONEステータスのメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。
応答(done)
NMR からDONEステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると、設定により、取得したファイルを残したり(保留)、FTPサーバ上の入力ディレクトリから移動したり、削除したりすることができます。
応答(error)
NMR からERRORステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると、例外の情報をログに出力し、FTPサーバへ出力しません。
In-Out
要求
指定したFTPサーバ上の入力ディレクトリを監視し、入力ファイルがあれば、ファイルから変換したInメッセージを格納したメッセージエクスチェンジを NMR に送信し、 NMR からのout/Fault/Errorのメッセージエクスチェンジを待ち受けます。
応答(out)
NMR からoutを受信すると、設定により取得したファイルを保留したり、FTPサーバ上の入力ディレクトリから移動したり、削除したりすることができます。成功した場合DONEステータス、失敗した場合Errorを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。
応答(Fault)
NMR からFaultを受信すると、受け付けたメッセージエクスチェンジに格納されたFaultデータの内容をFTPサーバへ出力します。出力が成功した場合DONEステータス、失敗した場合Errorを設定したメッセージエクスチェンジを NMR に返却します。
応答(error)
NMR からERRORステータスが設定されたメッセージエクスチェンジを受信すると、例外の情報をログに出力し、FTPサーバへ出力しません。
In-Optional-Out
--
(FTP BCでは対応しません。)

2.9.8.12. ノーマライズ規則

FTPサーバから取得したファイルを NMR に送信するメッセージエクスチェンジに変換することをノーマライズといいます。また、 NMR から受け取ったメッセージエクスチェンジをFTPサーバへ出力するファイルに変換することをデノーマライズといいます。
ノーマライズ規則


図2.9.8.12-1

ノーマライズ規則は図12.7aのようになっています。
Outboundの場合、エンドポイントのオペレーションのインプット設定項目にメッセージ処理方式をattachmentとすることで、FTPサーバから取得したファイルをノーマライズメッセージの添付ファイルとなります。xmlに設定すると、メッセージコンテントとなります。
Inboundの場合、エンドポイントのオペレーションのアウトプット設定項目のメッセージ処理方式の値(xmlまたはattachment)により、そのままメッセージコンテントあるいは添付ファイルとなります。
デノーマライズ規則


図2.9.8.12-2

デノーマライズの規則は上図のようになっています。
Outboundの場合、エンドポイントのオペレーションのインプット設定項目にメッセージ処理方式をattachmentとすることで、添付ファイルをそのままFTPサーバへ出力します。xmlに設定するとメッセージコンテントがFTPサーバへ出力されます。
Inboundの場合、エンドポイントのオペレーションのアウトプット設定項目のメッセージ処理方式の値(xmlまたはattachment)により、メッセージコンテントあるいは添付ファイルはFTPサーバへそのまま出力されます。

2.9.8.13. 異常系メッセージ

WebOTX ESBにおいて「FTP BCに誤ったメッセージが入力された」、「サービス呼び出しに失敗した」等の異常が発生した場合、FTP BCのInbound/Outboundから出力ディレクトリにエラーファイルが出力されます。 クライアントアプリケーションでは出力されたエラーファイルの内容から発生した異常の内容を知ることができます。 以下では、発生する異常の種類ごとのFTP BCからのエラーファイルに格納するメッセージを説明します。

異常の種類により Fault または Error の分類があります。 File BCにおいて異常が発生するパターンの一覧です。 [ リファレンス集 開発編(Enterprise Service Bus) > 2. 異常系メッセージ(Fault/Error) > 2.1. バインディングコンポーネント > 2.1.8. FTP BC ]

相手のエンドポイントがFaultを返却した場合

相手のエンドポイントから Fault を受け取った場合、 FTP BCで受け取ったFault形式のメッセージをファイルに出力します。 SOAP BCから Fault メッセージが通知された例です。

uploaded.txt

<esb-fault xmlns="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/"><exchangeid>1340002404705-00000056</exchangeid><date>2012-06-18T14:53:24.768+08:00</date><component>SOAPBinding</component><service-assembly>FTP-Soap</service-assembly><service-unit>SoapOutbound</service-unit><service-name xmlns:ns2="http://www.nec.com/esb/SOAPOutbound">ns2:SOAPOutboundService</service-name><endpoint>SoapOutboundEndpoint</endpoint><role>PROVIDER</role><string>500</string><detail><S:Envelope xmlns:S="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"><S:Body><S:Fault xmlns:ns4="http://www.w3.org/2003/05/soap-envelope"><faultcode xmlns="" xmlns:ns4_="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/">S:Client</faultcode><faultstring xmlns="" xmlns:ns4_="http://www.nec.com/WebOTX/jbi/fault/">Cannot find dispatch method for {}inputxml</faultstring></S:Fault></S:Body></S:Envelope></detail></esb-fault>

相手のエンドポイントがErrorを返却した場合
入力ファイルのチェックに失敗した場合

相手のエンドポイントから Error を受け取った場合、入力ファイルのチェックに失敗した場合(たとえば、制御ファイルフォーマット不正)、 FTP BCで Exception 形式のメッセージを *.err というファイルに出力します。 File BC から Error メッセージが通知された例です。

uploaded.err

制御メッセージファイル(null)は有効ではありません。:cvc-elt.1: Cannot find the declaration of element 'abc'.
com.nec.webotx.jbi.binding.file.util.Util.setWebOTXESBException(Util.java:82)
com.nec.webotx.jbi.binding.file.MessageProcessor.processException(MessageProcessor.java:3637)
com.nec.webotx.jbi.binding.file.MessageProcessor.processProviderInout(MessageProcessor.java:3625)
com.nec.webotx.jbi.binding.file.MessageProcessor.execute(MessageProcessor.java:510)
com.nec.webotx.jbi.common.thread.WorkThread.processCommand(WorkThread.java:259)
com.nec.webotx.jbi.common.thread.WorkThread.run(WorkThread.java:97)
java.lang.Thread.run(Thread.java:595)

2.9.8.14. ファイル名のパターン

FTPで受信するファイル名、および送信するファイル名には正規表現や特殊文字を使用することが可能です。 「簡易設定」、「標準設定」や設定する箇所により使用方法が異なるため、以下ではそれぞれ説明します。

簡易設定

簡易設定では、ファイル名に関する設定は「ファイル名のパターン」、「Inboundファイル名のプレフィックス」、「Outboundファイル名のプレフィックス」 の3つがあります。Inboundファイル名、Outboundファイル名はそれぞれ次のようになります。

それぞれの設定値について説明します。

表2.9.8.14-1
設定名
既定値
備考
ファイル名のパターン
%u
下で説明する特殊文字が使用可能です。「メッセージの関連を有効にする」を true に設定する場合、この設定は %u から始まる必要があります。
Inboundファイル名のプレフィックス
req.
指定されない場合、既定値を使います。
Outboundファイル名のプレフィックス
resp.
指定されない場合、既定値を使います。

既定値ではInboundファイル名は、Inboundファイル名= req. + %u、となるため 次のようなファイル名のファイルを受信および送信します。
req.45dd0f88-646c-4cf0-8883-769cd3f010d3

「ファイル名のパターン」に使用可能な特殊文字について説明します。
FTP BCコンポーネントの設定項「新仕様のパターンを使用する」をチェックしない場合、特殊文字にはタイムスタンプ記号とUUIDがあります。 「新仕様のパターンを使用する」をチェックした場合、特殊文字にはタイムスタンプ記号、UUID、シーケンス番号、プロセスID、 メッセージID、Trace-ID、ファイル名置換(拡張子を含まない)、ファイル名置換(拡張子を含む)があります。

(1) タイムスタンプ記号(%[GyMdhHmsSEDFwWakKz]

それぞれの意味は下記のとおりです。

表2.9.8.14-2
記号
意味
サンプル
y
Year
1996
M
Month
07
w
Week in year
27
W
Week in month
2
d
Day in month
10
D
Day in year
189
F
Day of week in month
2
E
Day in week
Tuesday,Tue
a
Am/pm marker
PM
H
Hour in day(0-23)
0
k
Hour in day(1-24)
24
K
Hour in am/pm(0-11)
0
h
Hour in am/pm(1-12)
12
m
Minute in hour
30
s
Second in minute
55
S
Millisecond
978
z
Time zone
PST; GMT-08:00
Z
Time zone(RFC 822)
-0800

固定の桁数で出力するには、桁数分の記号を記述します。
例えば、現在が2012年1月の場合それぞれ次のように展開されます。

(2) UUID(%u)

%u を指定します。例として、req_%u_down.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req_45dd0f88-646c-4cf0-8883-769cd3f010d3_down.txt

(3) シーケンス番号(%#)

%# を指定します。参照されるごとに自動的に1を増加する。例として、req_%#.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req_1.txt、req_2.txt。
また、桁数を指定できます。桁数に達していない場合、0を補足して出力します。例として req_%3#.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req_001.txt、req_002.txt

(4) プロセスID(%i)

%i を指定します。例としてプロセスIDが1367の場合、req_%i.txt と指定すると次のように展開されます。
req_1367.txt
また、 WebOTX ESBをWebOTX ASのExpress、および、Standard/Enterpriseのスタンダードエディションとの組み合わせで動作している場合は、パターンは展開されずそのまま%iが出力されます。

(5) メッセージID(%e)

%e を指定します。例としてメッセージIDが1331187554976-00000941の場合、req_%e.txt と指定すると次のように展開されます。
req_1331187554976-00000941.txt
また、 idが取得できない場合、そのまま%eを出力します。

(6) Trace-ID(%t)

%t を指定します。例として Trace-ID が1341125617871-00000107の場合、req_%t.txt と指定すると次のように展開されます。
req_1341125617871-00000107.txt
また、 Trace-ID が取得できない場合、そのまま%tを出力します。

(7) ファイル名置換(拡張子を含まない)(%f)

%f を指定します。受信ファイル名(拡張子を含まない)に変換します。例として受信ファイル名がreq.txtの場合、%f.txt と指定すると次のように展開されます。
req.txt
FTP BC同士、あるいはFile BCとの組み合わせでのみ使用可能です。置換ファイル名が保持されていない場合、そのまま%fが出力されます。

(8) ファイル名置換(拡張子を含む)(%x)

%x を指定します。受信ファイル名(拡張子を含む)に変換します。例として受信ファイル名がreq.datの場合、%x.txt と指定すると次のように展開されます。
req.dat.txt
FTP BC同士、あるいはFile BCとの組み合わせでのみ使用可能です。置換ファイル名が保持されていない場合、そのまま%xが出力されます。

標準設定

標準設定では、「送信ファイル名」と「受信ファイル名」の設定にはファイル名を含むフルパスを指定する必要があります。それぞれ「送信/受信ファイル名にパターンを有効にする」をtrueにすることで正規表現や特殊文字が使用可能になります。
同様に、「送信前/送信後/受信前/受信後コマンドのターゲット」にもそれぞれ「送信前/送信後/受信前/受信後ロケーションにパターンを有効にする」をtrueにすることで特殊文字が使用可能になります。

「受信ファイル名」に使用可能なパターン

「受信ファイル名」は「受信ファイル名にパターンを有効にする」がtrueに設定される場合に正規表現を使うことができます。
例えば、invoice_[0-1][1-9]\.xml のように指定でき、invoice_01.xml、invoice_29.xml などといったファイル名のファイルを処理対象にできます。

「送信ファイル名」、「送信前/送信後/受信前/受信後コマンドのターゲット」に使用可能なパターン

FTP BCコンポーネントの設定項「新仕様のパターンを使用する」をチェックしない場合、タイムスタンプ記号、UUID、パス名・ファイル名の3種類のパターンを使用できます。
「新仕様のパターンを使用する」をチェックした場合、特殊文字にはタイムスタンプ記号、UUID、シーケンス番号、プロセスID、 メッセージID、Trace-ID、ファイル名置換(拡張子を含まない)、ファイル名置換(拡張子を含む)、 パス名を使用できます。

(1) タイムスタンプ記号(%[GyMdhHmsSEDFwWakKz])

それぞれの意味は下記のとおりです。

表2.9.8.14-3
記号
意味
サンプル
y
Year
1996
M
Month
07
w
Week in year
27
W
Week in month
2
d
Day in month
10
D
Day in year
189
F
Day of week in month
2
E
Day in week
Tuesday,Tue
a
Am/pm marker
PM
H
Hour in day(0-23)
0
k
Hour in day(1-24)
24
K
Hour in am/pm(0-11)
0
h
Hour in am/pm(1-12)
12
m
Minute in hour
30
s
Second in minute
55
S
Millisecond
978
z
Time zone
PST; GMT-08:00
Z
Time zone(RFC 822)
-0800

(2) UUID(%u)

%u を指定します。例として req_%u_down.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req_45dd0f88-646c-4cf0-8883-769cd3f010d3_down.txt

(3) パス名(%p)

%p を指定します。コンシューマ側の場合ユーザが指定するinフォルダ、プロバイダ側の場合ユーザが指定するoutフォルダに変換します。例えば「送信ファイル名」に "%p_backup/output.bak" と指定する場合、受信ファイル名が my_in_box/invoice.dat であれば、展開後の出力ファイルは my_in_box_backup/output.bak となります。

(4) シーケンス番号(%#)

%# を指定します。参照されるごとに自動的に1カウントアップします。例として req_%#.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req_1.txt、req_2.txt。
また、桁数を指定できます。桁数に達していない場合、0を補足して出力します。例として req_%3#.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req_001.txt、req_002.txt

(5) プロセスID(%i)

%i を指定します。例としてプロセスIDが1367の場合、req_%i.txt と指定すると次のように展開されます。
req_1367.txt
また、 WebOTX ESBをWebOTX ASのExpress、および、Standard/Enterpriseのスタンダードエディションとの組み合わせで動作している場合は、パターンは展開されずそのまま%iが出力されます。

(6) メッセージID(%e)

%e を指定します。例としてメッセージIDが1331187554976-00000941の場合、req_%e.txt と指定すると次のように展開されます。
req_1331187554976-00000941.txt
また、 idが取得できない場合、そのまま%eが出力されます。

(7) Trace-ID(%t)

%t を指定します。例として Trace-IDが1341125617871-00000107の場合、req_%t.txt と指定すると次のように展開されます。
req_1341125617871-00000107.txt
また、 Trace-IDが取得できない場合、そのまま%tが出力されます。

(8) ファイル名置換(%f)

%f を指定します。例として受信ファイル名がreq.txtの場合、%f.txt と指定すると次のように展開されます。
req.txt
FTP BC同士、あるいはFile BCとの組み合わせでのみ使用可能です。置換ファイル名が保持されていない場合、そのまま%fが出力されます。

FTP BCコンポーネントの設定項「新仕様のパターンを使用する」をチェックしない場合、「送信ファイル名」で指定する場合と「送信前/送信後/受信前/受信後コマンドのターゲット」で指定する場合で拡張子の扱いが異なることに注意してください。

FTP BCコンポーネントの設定項「新仕様のパターンを使用する」をチェックした場合、受信ファイル名(拡張子を含まない)に変換します。例として、受信ファイル名がreq.txtの場合、%f.txt と指定する場合、次のように展開されます。
req.txt

(9) ファイル名置換(拡張子を含む)(%x)

V8.5から、特殊文字%xはファイル名(拡張子を含む)を表示します。 %x を指定します。受信ファイル名(拡張子を含む)に変換します。例として受信ファイル名がreq.datの場合、%x.txt と指定すると次のように展開されます。
req.dat.txt
FTP BC同士、あるいはFile BCとの組み合わせでのみ使用可能です。置換ファイル名が保持されていない場合、そのまま%xが出力されます。

Caution
WebOTX AS Standard / Enterprise と連携してWebOTX ESBをアドバンスドモードで動作させる場合、OutboundでFTPサーバへ送信するファイル名にUUIDや、タイムスタンプを使うなどして重複したファイル名でアップロードされないように調整してください。

2.9.8.15. メッセージ処理モード

内容はFile BCの2.9.5.15. メッセージ処理モード節を参照して下さい。

2.9.8.16. FTPS通信

FTPSを有効にすると、FTPS接続が可能になります。FTPSではFTP BCとFTPサーバの間で、全ての通信がSSLを利用した暗号化したメッセージを送受信します。
FTPS Proxy接続の場合、FTP BCとFTPサーバ間ではSOCKSプロトコルを用いてProxyサーバを経由し、SSLを利用した暗号化したメッセージを送受信します。

Memo
FTPサーバのダイレクト転送がメッセージ転送する時はSSLをサポートしません。


FTPSを有効にするには接続モード(Explicitモード、Implicitモード)と通信の保護レベル設定する必要があります。
2.9.8.16.1 接続モード

Explicitモード:サーバに接続した後、FTP BCがAUTHコマンドを実行して、プロトコルSSLでのハンドシェイク完了後に暗号化された通信を行います。
Implicitモード:サーバに接続した直後にSSLによるハンドシェイクが行います。

2.9.8.16.2 保護レベル

FTPサーバのデータ転送チャネル(PORTまたはPASVコマンドで作成されるチャネル)によっての通信を暗号化する場合、PORTコマンドを用いて保護レベルを設定する必要があります。
4つの保護レベル(Clear、Safe、Confidential、Private)があります。
FTPサーバによってサポートできる保護レベルが違います。
以下はFTPサーバのサポート状況の例です。

FTPサーバ サポート 未サポート
freeFTPd Private Confidential、Safe、Clear
Filezilla Server Private、Clear Confidential、Safe
vsftpd Private、Clear Confidential、Safe

なお、「vsftpd」サーバでは下記属性のように設定の場合、Privateレベルだけをサポートします。
2.9.8.16.3 トラストストアとキーストアのインストール

FTPS接続のトラストストアとキーストアはWebOTX ASのものを利用します。
トラストストアのファイルパスは、${INSTANCE_ROOT}:/config/cacerts.jksです。
キーストアのファイルパスは、${INSTANCE_ROOT}:/config/keystore.jksです。
上記のパスは、FTPS接続を作成する場合、WebOTXのドメインのJavaVMのプロパティで指定されます。
利用するトラストストアのファイルとキーストアのファイルを変更する場合はFTP BCコンポーネントを再起動する必要があります。