2. インストール

本章では、WebOTX製品のインストール方法について説明します。

バックアップ環境のリストアに関しては、 [ 高度な管理と運用サイクルガイド > 1. バックアップ/リストア > 1.3. 同一環境にリストアする手順 ] あるいは [ 高度な管理と運用サイクルガイド > 1. バックアップ/リストア > 1.4. 異なる環境にリストアする手順 ] を参照してください。

以下からの説明では、WebOTX Application Serverを「WebOTX AS」と省略して表現します。

[WebOTX Mediaの収録製品一覧]

WebOTX 製品のインストールには利用するプラットフォームに対応するWebOTX Mediaが最低1つ必要になります。複数のマシンにインストールする場合、WebOTX Mediaは複数マシン間で共有することが可能です。

WebOTX Mediaは出荷時期及び対応プラットフォームにより収録製品が異なります。
本章では以下のWebOTX Mediaの収録製品一覧を記載します。

表2-1
対応プラットフォーム WebOTX Mediaの製品名 型番 備考
Windows (x86) WebOTX Media V9 Release 1(DVD) UL1519-L1T  
Windows (x64) WebOTX Media (x64) V9 Release 1(DVD) UL1519-71S  
Linux (x86) WebOTX Media V9 Release 1(DVD) UL4021-K11  
Linux (x64) WebOTX Media (x64) V9 Release 1(DVD) UL4021-71T  

2.1. インストール前の作業

インストール前に必ず行う必要がある作業と確認事項について、それぞれのOSごとに説明します。

ここからは、OSごとに固有の作業内容を説明していきます。

2.1.1. Windows

WebOTXをインストールする前に次の作業を行います。

インストール作業は、必ずAdministratorsグループに所属した管理者権限があるユーザで行わなければなりません。 管理者権限があるユーザでログインしていることを確認してください。
Windows Server 2008、Windows Server 2012、Windows Vista、Windows 7 にインストールを行う場合は、Built-in Administratorユーザで行うか、管理者権限のあるユーザでも「管理者として実行」 によりインストーラを起動してください。

この作業が完了したら[ 2.2. インストール ]に進んでください。

2.1.2. Linux

製品をインストールする前に次の作業を行います。


V9からインストールスクリプトによる製品インストール時に、WebOTX Utility (OTXUTIL) は自動的にインストールされ、製品ライセンスを一つ登録することが可能になりましたので、[ 2.2. インストール ] に進んでください。
V8以前と同様にWebOTX Utility (OTXUTIL) をインストールして事前に全ての製品ライセンスを登録する場合のみ以降の作業を行ってください。

これらの作業が完了すれば [ 2.2. インストール ] に進んでください。

2.2. インストール

WebOTX製品をインストールする手順について各々のOSごとに説明します。

2.2.1. Windows

ここでは、下に示したWindows用のWebOTX製品および添付品について、それぞれのインストール方法を説明します。

2.2.1.1. WebOTX Application Server Express

  1. WebOTXメディアのDVD媒体をDVD-ROMドライブに挿入すると、次の画面が表示されます。 [WebOTX Application Server Express V9.1] を選び、「Install」ボタンを押してください。

    DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)

    <ドライブ>:\wo_setup.exe
    <ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

    WebOTX メディアの開始画面
    図2.2.1.1-1

  2. Windowsインストーラが起動し「インストールの準備中」というメッセージ が表示されたあとに次の画面が表示されます。 「次へ」ボタンを押してください。

    Expressインストーラ開始画面
    図2.2.1.1-2

  3. [ユーザ情報] 画面が表示されますので、[ユーザ名] ボックスと[所属] ボックスに名前、所属を入力します。
    [ライセンスキー] ボックスには、製品に添付されている 「ソフトウェア使用認定証」の「製品番号」に記載されている19桁の番号を正しく入力します。
    入力した情報に間違いがなければ「次へ」ボタンを押してください。

    ユーザ名登録画面

    図2.2.1.1-3

  4. [インストール済みの JDK] 画面が表示されますので、既にマシンにインストールされている JDK のフォルダを選択後、「次へ」ボタンを押してください。
    環境変数「JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。
    また、複数のJDK がインストールされている場合、最後にインストールした JDK のフォルダが表示されます。
    別のフォルダを選択する場合には「変更」ボタンを押してください。
    ※Windows(x86)プラットフォームの場合は32bit版のJDK、Windows(x64)プラットフォームの場合は64bit版のJDKがインストールされているフォルダを指定してください。それ以外のフォルダが指定されている場合は「次へ」ボタンが無効表示になりますので、正しく指定しなおしてください。

    インストール済のJDK
    図2.2.1.1-4

  5. [インストール先のフォルダ] 画面が表示されるのでインストール先フォルダを決定し「次へ」ボタンを押してください。
    インストール先フォルダを変更する場合には「変更」 ボタンを押してください。
    他のWebOTX 製品がすでにインストールされている場合、同じフォルダを指定してください。

    インストール先のフォルダ
    図2.2.1.1-5

  6. [カスタムセットアップ] 画面が表示されます。インストールする機能を選択し「次へ」ボタンを押してください。

    カスタムセットアップ画面
    図2.2.1.1-6

    リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。

    表2.2.1.1-1
    アイコン 説明
    Webサーバ WebOTX Webサーバをインストールします。 既定値ではインストールされません。 (*1)
      Webサーバ 2.2 Webサーバ(Apache HTTP Server 2.2.24 ベース)をインストールします。
    *1
    WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを使用する場合や、外部のWebサーバ、例えば、Microsoft Internet Information Services (IIS)などと連携動作させる場合には、インストーラから「WebOTXサーバ」選択する必要はありません。 IIS 等の外部 Web サーバを利用する場合は、インストール後の作業で「Webサーバとの動作連携設定」を行う必要があります。
  7. [ユーザドメインの作成]画面が表示されますので、ユーザドメインの作成有無を設定後、「次へ」ボタンを押してください。
    デフォルトでは、運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成します。

    ドメイン作成画面
    図2.2.1.1-7


    表2.2.1.1-2
    設定項目 説明
    運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)と ユーザドメインを作成 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成します。ユーザドメインの情報(ユーザドメイン名、HTTP/HTTPS ポート番号)は、次の画面で入力します。
    運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)と のみ作成 運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)のみを作成します。利用者は、インストール完了後に、otxadmin.bat コマンドを実行して、任意の名前のユーザドメインを作成します。

  8. 「運用管理ドメイン(WebOTXAdmin)とユーザドメインを作成」を選択した場合、[ユーザドメインの設定]画面が表示されますので、ユーザドメイン情報(ユーザドメイン名、HTTPポート番号、HTTPSポート番号)を設定後、「次へ」ボタンを押してください。

    ドメイン作成画面
    図2.2.1.1-8


    表2.2.1.1-3
    設定項目 説明
    ユーザドメイン名 ユーザドメイン名を指定します。デフォルト値は、domain1 です。ユーザドメイン名には、半角英数字と、ハイフン(-)、アンダーバー(_)を32文字以内で指定します。
    HTTP ポート番号 ユーザドメインで利用する HTTPポート番号を指定します。デフォルト値は 80 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。
    HTTPS ポート番号 ユーザドメインで利用する HTTPS ポート番号を指定します。デフォルト値は 443 です。他製品が利用しているポート番号と重複して設定することはできません。

  9. [プログラムをインストールする準備ができました] 画面が表示されます。「インストール」ボタンを押してください。

    インストール開始画面
    図2.2.1.1-9

  10. [WebOTX Application Server Express をインストールしています] 画面が表示され、ファイルのコピーが始まります。選択された機能により、セットアップに 必要な時間は異なります。ファイルのコピーが終了するまでお待ちください。

    インストール中の画面
    図2.2.1.1-10

  11. ファイルのコピーが終わると、WebOTX の初期ドメイン環境(WebOTXAdmin、domain1)を設定するため、次の画面が表示されます。画面が終了するまでしばらくお待ちください。初期ドメイン環境の設定結果は${AS_INSTALL}\ant_setup.log で確認できます。

    ant_setup.bat 起動画面
    図2.2.1.1-11

  12. 次の画面が表示されたら、セットアップは完了です。「完了」ボタンを押してください。

    インストール終了画面
    図2.2.1.1-12



  13. コンピュータを再起動してください。

次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。

2.2.1.4. WebOTX Administrator

  1. WebOTXメディアのDVD 媒体を DVD-ROMドライブに挿入すると、次の画面が表示されます。 [WebOTX Administrator V9.1]を選び、「Install」ボタンを押してください。

    DVD 媒体 を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)

    <ドライブ>:\wo_setup.exe
    <ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

    WebOTX メディアの開始画面
    図2.2.1.4-1

  2. Windowsインストーラが起動し、「インストールの準備中」というメッセージが表示されたあと、 次の画面が表示されます。「次へ」ボタンを押してください。

    運用環境のインストーラ開始画面
    図2.2.1.4-2

  3. [ユーザ情報] 画面が表示されますので、[ユーザ名] ボックスと[所属] ボックスに名前、所属を入力します。
    [ライセンスキー] ボックスには、製品に添付されている 「ソフトウェア使用認定証」の「製品番号」に記載されている19桁の番号を正しく入力します。
    入力した情報に間違いがなければ「次へ」ボタンを押してください。

    ユーザ名登録画面
    図2.2.1.4-3

  4. [インストール先のフォルダ] 画面が表示されますので、インストール先フォルダを決定し「次へ」ボタンを押してください。
    インストール先フォルダを変更する場合には「変更」ボタンを押してください。
    他のWebOTX 製品がすでにインストールされている場合、同じフォルダを指定してください。

    インストール先のフォルダ
    図2.2.1.4-4

  5. [カスタムセットアップ] 画面が表示されます。インストールする機能を選択し「次へ」ボタンを押してください。

    カスタムセットアップ画面
    図2.2.1.4-5

    リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。

    表2.2.1.4-1
    アイコン 説明
    統合運用管理ツール GUIベースの統合運用管理ツールをインストールします。
    ダウンローダ管理ツール ダウンローダ管理ツールをインストールします。


  6. [インストール済みの JDK] 画面が表示されますので、既にインストールされている JDK のフォルダを選択後、「次へ」ボタンを押してください。
    環境変数「JAVA_HOME」を設定している場合には、その設定値が表示されます。
    別のフォルダを選択する場合には「変更」ボタンを押してください。
    ※Windows(x86)プラットフォームの場合は32bit版のJDK、Windows(x64)プラットフォームの場合は64bit版のJDKがインストールされているフォルダを指定してください。それ以外のフォルダが指定されている場合は「次へ」ボタンが無効表示になりますので、正しく指定しなおしてください。

    インストール済みの JDK
    図2.2.1.4-6

  7. [プログラムをインストールする準備ができました] 画面が表示されます。「インストール」ボタンを押してください。

    インストール開始画面
    図2.2.1.4-7

  8. [WebOTX Administrator をインストールしています] 画面が表示され、ファイルのコピーが始まります。選択された機能により、セットアップに 必要な時間は異なります。ファイルのコピーが終了するまでお待ちください。

    インストール中の画面
    図2.2.1.4-8

  9. 次の画面が表示されたら、セットアップは完了です。「完了」ボタンを押してください。

    インストール終了画面
    図2.2.1.4-9

    Caution
    OS が Windows 7, Windows Server 2008 R2 の場合はダウンローダ管理ツールをインストール時、イベントログに SideBySide のエラーが記録されますが、ダウンローダ管理ツールの動作に影響はありません。

    詳細は[ 注意制限事項 > 1. インストール/アンインストール > 1.2. Windows版 > ダウンローダ管理ツールインストール時のイベントログ ]を確認してください。

  10. コンピュータを再起動してください。

次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。

2.2.1.7. WebOTX マニュアル

Caution
マニュアルをインストールするには、ディスク容量として 約 500MB の空き容量が必要です。
  1. WebOTXメディアの DVD 媒体を DVD-ROMドライブに挿入すると、次の画面が表示されます。 [WebOTX Manual V9.1 (1st)] を選び、「Install」ボタンを押してください。

    DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記のいずれかを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)

    <ドライブ>:\wo_setup.exe
    <ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

    WebOTX メディアの開始画面
    図2.2.1.7-1

  2. Windowsインストーラが起動し、「WebOTX Manual」のインストールが始まります。
    画面の指示にしたがって、処理を続行してください。
     
  3. 「WebOTX Manual」のインストールが完了します。

以上でWebOTX マニュアルのインストールは完了です。

次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。

2.2.1.8. WebOTX Client

  1. WebOTXメディアのDVD 媒体を DVD-ROMドライブに挿入すると、次の画面が表示されます。 [WebOTX Client V9.1]を選び、「Install」ボタンを押してください。

    DVD 媒体を挿入しても下の画面が自動的に表示されない場合は、 エクスプローラで下記ファイルを実行してください。 (下の画面は DVD 媒体を挿入した場合の画面です。)

    <ドライブ>:\wo_setup.exe
    <ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

    WebOTX メディアの開始画面
    図2.2.1.8-1

  2. Windowsインストーラが起動し「インストールの準備中」というメッセージ が表示されたあとに次の画面が表示されます。 「次へ」ボタンを押してください。

    クライアントインストーラ開始画面
    図2.2.1.8-2

  3. [ユーザ情報] 画面が表示されますので、[ユーザ名] ボックスと[所属] ボックスに名前、所属を入力し「次へ」ボタンを押してください。

    ユーザ名登録画面
    図2.2.1.8-3

  4. [インストール先のフォルダ] 画面が表示されるのでインストール先フォルダを決定し「次へ」ボタンを押してください。
    インストール先フォルダを変更する場合には「変更」 ボタンを押してください。
    他のWebOTX 製品がすでにインストールされている場合、同じフォルダを指定してください。

    インストール先のフォルダ
    図2.2.1.8-4

  5. [カスタムセットアップ] 画面が表示されます。インストールする機能を選択し「次へ」ボタンを押してください。

    カスタムセットアップ画面
    図2.2.1.8-5

    リストの各アイコンを選択した時の動作は次のとおりです。

    表2.2.1.8-1
    アイコン 説明
    Javaクライアント実行環境 WebOTX Javaクライアント実行環境をインストールします。
    [Object Broker Javaクライアント実行環境]、[Javaベースライブラリ]、 [Transaction Service Javaクライアント実行環境]、[JDBCデータソース] および [JMS]を選択できます。
      Object Broker Javaクライアント実行環境 Object Broker Javaクライアント実行環境をインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。
    Javaベースライブラリ Javaベースライブラリをインストールします。 他のクライアント製品の動作に必要なため、必ずインストールされます。
    WebOTX Javaクライアント実行環境 WebOTX Javaクライアント実行環境をインストールします。
    Transaction Service クライアント実行環境 Transaction Service クライアント実行環境をインストールします。 クライアントでトランザクションを開始する場合に選択します。 この機能を利用する場合には、[JDBCデータソース]も選択してください。
    JDBCデータソース JDBCデータソースをインストールします。
    JMS JMS(クライアント)をインストールします。


  6. [プログラムをインストールする準備ができました] 画面が表示されます。「インストール」ボタンを押してください。

    インストール開始画面
    図2.2.1.8-6

  7. [WebOTX Client をインストールしています] 画面が表示され、ファイルのコピーが始まります。選択された機能により、セットアップに 必要な時間は異なります。ファイルのコピーが終了するまでお待ちください。

    インストール中の画面
    図2.2.1.8-7

  8. 次の画面が表示されたら、セットアップは完了です。「完了」ボタンを押してください。

    インストール終了画面
    図2.2.1.8-8

  9. コンピュータを再起動してください。

次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。

2.2.1.9. EnterpriseDirectoryServer

WebOTX DVD 媒体内に格納されるEnterpriseDirectoryServerの位置を確認してください。 セットアップ方法は、DVD 媒体に格納される EnterpriseDirectoryServer付属のセットアップカードを参照しながら行ってください。

セットアップカードは以下の場所にあります。

<ドライブ>:\EDS\SetupCard\EDS_SetupCard.pdf
<ドライブ>は、CD/DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

2.2.2. Linux

WebOTX AS Express/Administratorのインストール方法について説明します。

インストールスクリプト(WOINST.SH)で登録可能なライセンスは一つですので、追加ライセンスの登録はライセンス登録コマンドにより行います。 また、インストール後にシステム環境の変更や追加ライセンスを登録する場合にもライセンス登録が必要となります。 ライセンス登録コマンドの使用方法については、[ 2.4. 製品ライセンスの追加登録 > 2.4.3. Linux ]を参照してください。

2.2.2.1. インストールスクリプトを使用したインストール

WebOTXの製品のインストールはインストールスクリプトを使用して行ないます。 ただし、一部の機能においてはインストールコマンドを使用して個別インストールする必要があります。 こちらは、プラットフォームごとに手順が異なります。 個別インストールは、[ 2.2.2.2. コマンドによる追加インストール ]を参照してください。

手順は次のとおりです。

2.2.2.2. コマンドによる追加インストール

インストールコマンドによるインストール方法はプラットフォームにより異なります。 通常はインストールスクリプトを利用したインストールだけで完了しますが、一部の機能を追加で利用する場合にはこの作業が必要となります。

2.2.2.3. Linux

以下の説明では、RHEL での標準マウントポイント「/media/cdrom」に、WebOTXメディアのDVD媒体をマウントしたものとして説明しています。
rpm コマンドを使用してインストールします。 手順は次のとおりです。

  1. ログイン名 root でログインします。
    login: root
  2. マシンのDVD-ROMドライブに、WebOTXメディアのDVD媒体を挿入してください。 DVD-ROMドライブをマウントします。
    root> cd /
    root> mount -t iso9660 /dev/cdrom /media/cdrom
  3. rpm -i コマンドでインストールを行います。
    手動インストールが必要なのは以下の製品です。必要に応じてインストールしてください。

    Linux(x86)の場合

    Linux(x64)の場合

    ※ xはRPMファイルのリビジョン番号です。インストールに使用するWebOTX Mediaのリリースメモ、もしくはWebOTX Mediaの上記ディレクトリを参照し、RPMファイル名を確認してください。

  4. DVD-ROMをアンマウントします。
    root> cd /
    root> umount /media/cdrom

次は、[ 2.3. インストール後の作業 ]を行います。

2.2.2.4. インストーラ圧縮ファイル

リモートでの作業などDVD媒体を使用できない場合、V9からはインストーラ圧縮ファイル(tar.gz形式)を利用してインストールすることが可能になりました。
インストーラ圧縮ファイルの作成は、インストーラ圧縮ファイル作成スクリプト(WOMKTGZ.SH)を使用して行います。

インストーラ圧縮ファイルの作成手順は次のとおりです。

  1. ログイン名 root でログインします。
    login: root
  2. マシンのDVD-ROMドライブに「WebOTX Media (DVD) #1」を挿入してマウントします。
     

  3. DVD-ROMのマウント・ポイント・ディレクトリへ移動してください。
  4. インストーラ圧縮ファイル作成スクリプトを起動してください。
    root> ./WOMKTGZ.SH
  5. スクリプトの指示にしたがって、インストールする製品を選択してください。
    Please select one of the following products:
    
       1. WebOTX Application Server Express
       2. WebOTX Administrator
       3. WebOTX Client (for Linux(x86))
       4. WebOTX Client (for Linux(x64))
      99. Cancel
    

    Express の場合は「1」を入力します。

    Administrator (旧名称: 運用環境)の場合は「2」を入力します。
    Clientの場合は、利用するプラットフォームに応じて「3」か「4」を入力します。

  6. インストーラ圧縮ファイルの出力先ディレクトリを絶対パスで入力します。
    Please enter the directory name with an absolute path. (Default: /tmp)

    ディレクトリが存在しない場合、ディレクトリ作成確認の画面が表示されます。
    作成する場合は「y」を、作成しない場合は「n」を入力してください。
    作成しない場合、インストーラ圧縮ファイルの出力先ディレクトリの確認画面が再度表示されます。

    Would you like to make the directory?  [y,n] (Default: y)
  7. インストーラ圧縮ファイルの作成開始確認画面が表示されます。
    ******************************************************************
    * Making a compressed file for installation of WebOTX product.   *
    * To continue, enter y. Enter q to exit. [y, q] (Default: y)     *
    ******************************************************************
    

    インストールを開始するには「y」を入力してください。 キャンセルするには「q」を入力してください。

    キャンセルした場合はインストールスクリプトが終了します。 再実行する場合は、「4.」のインストーラ圧縮ファイル作成スクリプトの実行からやり直してください。

  8. 選択した製品のインストーラ圧縮ファイルが以下のファイル名で指定ディレクトリに作成されます。
    表2.2.2.4-1
    製品名 ファイル名
    WebOTX Application Server Express webotx_as_exp_(PF名)_(バージョン番号).tar.gz
    WebOTX Administrator webotx_adm_(PF名)_ (バージョン番号).tar.gz
    WebOTX Client webotx_cli_(PF名)_(バージョン番号).tar.gz

    *1 (PF名)にはLinux(x86)は"linux_x86"、Linux(x64)は"linux_x64"が入ります。
    *2 (バージョン番号)にはV9.1の場合は"0910"、V9.11の場合は"0911"のように入ります。

  9. DVD-ROMをアンマウントします。

インストーラ圧縮ファイルを利用するインストール手順は次のとおりです。
※インストーラ圧縮ファイルは対象マシンに転送済であることを前提とします。

  1. ログイン名 root でログインします。
    login: root
  2. インストーラ圧縮ファイルを転送したディレクトリに移動して、以下のコマンドで展開してください。
    ※移動先ディレクトリにて別のインストーラ圧縮ファイルを展開済の場合、他のディレクトリで展開してください。
    root> gzip -dc (インストーラ圧縮ファイル) | tar xf -
  3. 展開されたインストールスクリプトを起動すると、インストール可能な製品が表示されます。
    インストールする場合は「y」を入力してください。セットアップが始まります。
    中止する場合は「n」を入力してください。
    root> ./WOINST.SH
    
    You can install the following product from the result of the expansion of the compressed file.
     (インストール可能な製品名)
    
    Would you like to continue?  [y,n] (Default: y)
  4. 以降はDVD媒体からのインストールと同じ手順でインストールを行います。
    [2.2.2.1. インストールスクリプトを使用したインストール]を参照してください。
Caution
インストーラ圧縮ファイルの注意事項に関しては [注意制限事項 > 1. インストール/アンインストール > 1.3. UNIX版 > 1.3.1. 注意事項 > 1.3.1.3. インストーラ圧縮ファイル ]を参照してください。

2.2.2.5. Enterprise Directory Server

Enterprise Directory Serverのインストールは「WebOTX Media DVD-ROM #1」から行います。 Enterprise Directory Server付属のセットアップカードを参照してインストールを行ってください。

セットアップカードは以下の場所にあります。

2.2.3. サイレントインストール

WebOTX AS Express/Administrator/Client のサイレントインストール方法について説明します。

2.2.3.1. Windows

コマンドプロンプトによるサイレントインストール

Windows版のサイレントインストールは、次のコマンド引数を設定して各インストーラ(setup.exe)を実行します。各インストーラをデフォルト値でインストールする場合に設定するコマンド引数は次の通りです。

表2.2.3.1-1
製品名 説明
WebOTX AS Express <DVDドライブ>:\EXP\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Expressのライセンスキー\" /qr"
WebOTX Administrator <DVDドライブ>:\ADM\setup.exe /v"LIC_KEY=\"Administratorのライセンスキー\" /qr"
WebOTX Client <DVDドライブ>:\CLI\setup.exe /v"/qr"

デフォルト値以外の値を設定する場合は、次のプロパティ情報を /qr の前に追加してください。

Explorerによるワンタッチインストール

以下の製品は、インストーラを直接起動することにより、ライセンスキーのみの入力でインストールの実行が可能です。
この場合、インストール時に利用されるパラメータは既定値となります。

製品名 実行ファイル名
WebOTX Application Server Express <ドライブ>:\EXP\setup.exe
WebOTX Administrator <ドライブ>:\ADM\setup.exe
WebOTX Developer <ドライブ>:\DEV\setup.exe

<ドライブ>は、DVD-ROMドライブのドライブ文字です。

2.2.3.2. Linux

UNIX版のサイレントインストールでは、サイレントインストール用の設定ファイルをインストーラ(WOINST.SH)に読み込ませて実行します。設定ファイルを作成/確認する機能及び設定ファイルの内容に従いインストールを実行する機能を提供します。 サイレントインストールの対象となる製品は以下の通りです。

・サイレントインストール用の設定ファイルの作成

以下の手順でサイレントインストール用の設定ファイルを作成します。

root> ./WOINST.SH --make-silent-file=filename
root> ./WOINST.SH -m filename

上記コマンド実行後は、通常のインストーラ実行時と同じ選択肢に加えてJAVA_HOMEの入力が表示されます。各選択肢及びJAVA_HOMEに対して入力を行うと、入力した値が指定した設定ファイルに保存されます。

・サイレントインストール用の設定ファイルの確認

以下の手順でインストール対象マシンでサイレントインストール用の設定ファイルでインストール可能か確認します。

root> ./WOINST.SH --check-silent-file=filename
root> ./WOINST.SH -c filename

上記コマンド実行後は、サイレントインストール実行時と同じように、インストーラの各選択肢に対して設定ファイルから読み込んだプロパティの値が反映されて表示されます。インストーラの選択に対して設定ファイルの内容が全て入力されると、チェックが正常終了したことを表示してインストールスクリプトは終了します。

・サイレントインストールの実行

以下の手順でサイレントインストール用の設定ファイルをインストーラに読み込ませてインストールを実行します。

root> ./WOINST.SH --silent-file=filename --license=license key
root> ./WOINST.SH -s filename -l license key

上記コマンド実行後は、インストーラの各選択肢に対して設定ファイルから読み込んだプロパティの値が反映されてインストールが実行されます。また、オプションで指定されたライセンスキーを使用して、製品のライセンスを登録します。

実施例

サイレントインストール用の設定ファイルをインストーラを用いて作成します。
root> ./WOINST.SH -m /test/install_exp.txt
以下の構成でインストールする場合、インストーラの各選択肢に対して[入力値]に従って入力します。
表2.2.3.2-1
選択肢 選択値 入力値
製品の選択 WebOTX AS Expressを選択する 1を入力
JAVA_HOMEの入力 JDKへの絶対パスを入力する /usr/java/jdk1.7.0_xxを入力
インストールタイプの入力 カスタムを選択する nを入力
運用管理ユーザの指定 指定しない(root) nを入力
Webサーバの選択 WebOTX Webサーバ2.2を選択する 1を入力
SSL module(mod_ssl) for Web Server 2.2のインストール インストールする yを入力
ユーザドメインの作成 デフォルトにする(作成する) 何も入力せずにエンターキーを押す
ユーザドメイン名の指定 デフォルトにする(domain1) 何も入力せずにエンターキーを押す
HTTPポート番号の指定 8080を指定する 8080を入力する
HTTPSポート番号の指定 8443を指定する 8443を入力する

上記の手順で作成した設定ファイルの内容は以下となります。
※コメントアウトされているプロパティはサイレントインストール時にデフォルト値が使用されます。

OTX_FORMAT_VERSION=910
JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.7.0_xx
OTX_PRODUCT=exp
OTX_INST_TYPE=custom
#OTX_ADM_USER=
#OTX_ADM_GROUP=
OTX_WEBSV_TYPE=websv22
#OTX_USER_DOMAIN=
#OTX_DOMAIN_NAME=
OTX_HTTP_PORT=8080
OTX_HTTPS_PORT=8443
OTX_OPT_MODSSL=y
#OTX_OPT_OTXJDBC=
#OTX_OPT_OTXEJMSC=
以下のコマンドを実行すると、上記の設定ファイルの内容に従いサイレントインストールを行います。
root> ./WOINST.SH -s /test/install_exp.txt -l license key
サイレントインストールの設定ファイルのプロパティは次の通りです。
表2.2.3.2-2
プロパティ名 プロパティ値の設定内容 区分 オプションの
対象製品
備考
OTX_FORMAT_VESRION 910 (*1) 必須 サイレントインストール設定ファイルのフォーマットバージョン(固定値)
JAVA_HOME JDKへのインストールパス オプション 全製品 絶対パスで指定。設定時は環境変数の値より優先して使用。省略時は環境変数の値を使用。環境変数の値が未設定の場合は必須。
OTX_PRODUCT exp (WebOTX AS Express)
adm (WebOTX Administrator)
cli (WebOTX Client)
必須  
OTX_INST_TYPE default (デフォルト)
custom (カスタム)
必須 default (デフォルト)の場合、JAVA_HOME以外のオプションのプロパティは全て未使用
OTX_ADM_USER WebOTX運用管理ユーザ オプション 全製品 省略時はWebOTX運用管理ユーザの設定を行わない(ファイルオーナーはroot)
OTX_ADM_GROUP WebOTX運用管理ユーザのグループ オプション 全製品 OTX_ADM_USER定義されている場合は必須
OTX_WEBSV_TYPE websv22 (WebOTX Webサーバ2.2)
intwebsv (内蔵Webサーバ)
オプション WebOTX AS デフォルト値はintwebsv(内蔵Webサーバ)
OTX_USER_DOMAIN y (ユーザドメイン作成)
n (ユーザドメイン作成しない)
オプション WebOTX AS デフォルト値はy (ユーザドメイン作成)
OTX_DOMAIN_NAME ユーザドメイン名 オプション WebOTX AS デフォルト値はdomain1 (*2)
OTX_HTTP_PORT HTTPポート番号 オプション WebOTX AS デフォルト値はOTX_ADM_USERが未定義の場合は80、定義している場合は8080(*3)
OTX_HTTPS_PORT HTTPSポート番号 オプション WebOTX AS デフォルト値はOTX_ADM_USERが未定義の場合は443、定義している場合は8443。(*3)
WebOTX Webサーバ2.2選択かつOTX_OPT_MODSSL未定義時は本プロパティは未使用
OTX_OPT_MODSSL [Webサーバ用SSL通信モジュール]
y (インストールする)
n (インストールしない)
オプション WebOTX AS WebOTX Webサーバ2.2を選択かつ、WebOTX Webサーバ2.2でSSL通信を行う場合に選択
デフォルト値はn (インストールしない)
OTX_OPT_OTXJDBC [JDBCデータソース]
y (インストールする)
n (インストールしない)
オプション WebOTX Client JDBCデータソースを使用する場合に選択
デフォルト値はy (インストールする)
OTX_OPT_OTXEJMSC [JMSクライアント]
y (インストールする)
n (インストールしない)
オプション WebOTX Client JMSクライアントを使用する場合に選択
デフォルト値はy (インストールする)

*1 インストールスクリプト(WOINST.SH)毎にフォーマットバージョンが更新されます。

*2 ドメイン名の命名規則は以下の通り。

*3 運用管理ユーザを利用する場合、OSの制約上、ポート番号として1024番以下の番号を利用することができません。

2.2.4. インストール時のエラーについて

インストール時にドメインの作成に失敗した場合、 [トラブルシューティングガイド > 2.4.6. JMX > 初期ドメインの生成失敗について] を参照して、確認を行ってください。

2.3. インストール後の作業

WebOTXをインストールした後に行う必要のある作業について、OSごとに説明します。

さらにデータベースを使用する場合に行う作業についてアプリケーションの言語毎に説明します。

2.3.1. Windows (WebOTX AS)

Windows版でWebOTX Application Serverをインストール後に行う必要のある作業について説明します。

WebOTX ASのインストーラは、セットアップ中にいくつかのWebOTXサービスをOSに登録します。 それらは、OS起動と共に開始するように設定されます。 そのため、インストール・セットアップを終えた後にマシンを再起動すると、WebOTXのサービスが起動している状態になります。

2.3.1.1. ドメインが正常に作成されているか確認

[ 4. 動作確認 > 4.1. Windows ] で説明される方法にしたがって、セットアップ中に作成された 2つのドメイン「WebOTXAdmin」と「domain1」の動作状態を確認することによって、ドメインが正しく作成されていることを確認します。

WebOTXで利用するポート番号が起動済みの他のプログラムで利用しているポート番号と重複している場合、ドメインの生成に失敗する場合があります。
ドメインの生成に失敗した場合には、起動済みのプログラムの停止や、netstatコマンドなどを参照してポート番号の重複を解消してから、次のコマンドを起動しドメインを再生成してださい。

> ${AS_INSTALL}\ant_setup.bat

2.3.1.2. WebOTX 使用ポート番号を一時ポート対象範囲から除外

WebOTX ASが使用するポート番号が OSの一時ポートの割り当て範囲と重複していた場合、 WebOTX ASのサービスに定義されているポートが別のアプリケーションによって先に使用されることが原因で WebOTXの起動に失敗するなどの問題を引き起こすことがあります。

Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012 をご利用の場合、ポート番号「49152〜65535」が一時ポート範囲となります。

なお、OSの一時ポートの範囲が既定値のままであり、ドメインも既定値で作成している場合、ポート番号は重複しません。
このため、以下の手順を実施して頂く必要はございません。
ドメインの利用するポート番号をOS既定の一時ポート対象範囲内に設定した場合など、一時ポート対象範囲を変更する際は、以下の手順を実施してください。

  1. [スタート]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を起動し、次のコマンドを入力してください。
    > netsh int ipv4 show dynamicport tcp
    > netsh int ipv4 show dynamicport udp
  2. 実行結果から、設定されている一時ポートの範囲を確認し、ドメインで利用するポートが範囲内に入っていないかを確認してください。

    実行結果例)
    =======================================
    プロトコル tcp の動的ポートの範囲
    ---------------------------------
    開始ポート      : 49152
    ポート数        : 16384
    =======================================
    

    上記の場合、一時ポートの範囲は、49152〜65536となります。この範囲のポートをドメインが使用していないかを、確認してください。

  3. 手順1で、ドメインで使用するポートが、一時ポートの範囲内だった場合、一時ポートの範囲を変更します。 以下のコマンドを実行し、ドメインで使用するポートが含まれないよう調整してください。
    > netsh int ipv4 set dynamicport tcp start=XXXXX num=YYYYY
    > netsh int ipv4 set dynamicport udp start=XXXXX num=YYYYY

    XXXXXには一時ポートの開始ポート、YYYYYには一時ポートとして使用するポート数を設定してください。

2.3.1.3. Webサーバとの動作連携設定(対象: 外部のWebサーバとWebOTX内部のWebコンテナを連携させる場合)

Caution
WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを利用する場合は、この作業は不要です。[2.3.1.4. マシンの再起動 ]に進んでください。

WebOTX ASでは、HTTP/HTTPS サービスに対して、サーブレットやJSPが動作する機能層のWebコンテナと、WebOTXの外部で動作する Web サーバとを連携させることができます。 サポートするWebサーバは、次のとおりです。

それぞれの Web サーバでサポートする OS は表 2.3.1.3-1 のようになります。

Caution
アドバンスドモードでは、WebOTX Webサーバと Apache HTTP Server のみサポートしています。

表2.3.1.3-1
Webコンテナの動作モード Webサーバ Windows (x86) Windows (x64)
スタンダードモード WebOTX Webサーバ 2.2
Apache HTTP Server 2.2
Microsoft Internet Information Services
(IIS)
アドバンスドモード WebOTX Webサーバ 2.2 - -
Apache HTTP Server 2.2 - -

※ 表中の記号の意味は「○」はサポートする、「-」はサポートしない

連携させることにより、HTTP/HTTPS サービスは外部 Web サーバとして公開し、HTTPリクエストがサーブレットのコンテキストであった場合は、外部 Web サーバが WebOTX AS 内部の Web コンテナへリクエストを転送して、Web コンテナで処理するようになります。

このような構成をとる場合、WebコンテナとWebサーバの連携設定を行なう必要があります。
この設定は、ご利用の環境により異なります。 次の表を参照して、必要な設定作業を確認してください。

表2.3.1.3-2
利用するWebサーバ WebコンテナとWebサーバのインストールマシン 必要な作業
WebOTX Webサーバ 同一 なし
別々 Webコンテナ動作マシンでは、WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを使用するようにインストールした場合のみ、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。
Microsoft Internet Information Services
(IIS)
同一 下記 a.〜e.を実施。
別々 Webコンテナ動作マシンでは、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。
Apache HTTP Server 同一 下記 a.、b.、d.、e.を実施。
別々 Webコンテナ動作マシンでは、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。

以降は、WebコンテナとWebサーバの連携設定を説明しています。 ご利用の環境に合わせて、必要な設定作業を行ってください。

Caution
Webコンテナの環境設定には、注意事項があります。作業を開始する前に必ず、 [注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 > 3.1.1. 環境設定 > 環境設定時の注意事項について] を確認してください。

a. WebOTXドメインへの外部Webサーバ連携の設定

インストール時に、WebOTX Webサーバをインストールしなかった場合、 デフォルトで内蔵Webサーバが使用される設定がされています。
ここでは、内蔵Webサーバを使用する設定から、外部Webサーバを使用する設定に変更する手順について説明しています。

  1. 運用管理コマンドを起動します。

    最初に、[スタート]-[プログラム]-[WebOTX]-[運用管理コマンド]から運用管理コマンドを起動してください。

  2. 外部Webサーバを使用する設定になっているか、WebOTX内蔵Webサーバを使用する設定になっているかを確認します。
    以下のコマンドを実行してください。
    otxadmin> get server.http-service.virtual-server.server.network-listeners
    上記コマンドの実行結果が下記のようになっていた場合、内蔵Webサーバを使用する設定になっているため、下記の手順に従い設定を行ってください。
    server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1
    実行結果が下記のようになっていた場合、既に外部Webサーバを使用する設定になっているため、[b. ドメインと外部Webサーバの停止]に進んでください。
    server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1
  3. 設定を変更するドメインが起動していることを確認します。
    以下のコマンドを実行してください。
    otxadmin> list-domains
    停止状態の場合、以下のコマンドで起動してください。
    otxadmin> start-domain <ドメイン名>
  4. ドメインの設定変更

    Javaベースの内蔵Webサーバを利用する設定から、外部Webサーバを利用する設定に変更します。
    以下のコマンドを実行してください。

    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1
    otxadmin> logout
    otxadmin> exit
    

    (*) user の既定値は、adminpassword の既定値は、adminadminport の既定値は、6212 です。

    連携設定を行うドメインが複数存在する場合は、ドメインごとに [a. WebOTXドメインへの外部Webサーバ連携の設定]を行ってください。
b. ドメインと外部Webサーバの停止

先の設定情報は、WebOTXサービスを再起動した後に WebOTXドメインで認識されて動作します。

  1. まず、設定の対象となるドメインを停止します。 停止させるためには、Administrator権限でログインしてサービスマネージャから次のサービスを停止します。
    WebOTX AS Agent Service
    運用管理コマンドでドメインを停止する場合は、以下のコマンドを実行してください。
    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    otxadmin> stop-domain <ドメイン名>
    otxadmin> logout
    otxadmin> exit
    

    (*) user の既定値は、adminpassword の既定値は、adminadminport の既定値は、6212 です。

  2. 次に、連携対象の外部Webサーバを停止操作してください。
c. 外部WebサーバへのWebOTX連携情報の設定前の作業
c.1. 外部Webサーバの種別に関わらず必要な作業

WebコンテナとWebサーバを別々のマシンで動作させる場合、 外部Webサーバ動作マシンにWebOTXをインストールしておく必要があります。 作業に先立って、外部Webサーバ動作マシンにWebOTXのインストールを行なってください。 なお、WebOTXのインストールには、WebOTXのライセンスが必要になります。

Caution
IISと連携する場合、注意事項があります。[注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 > 3.1.3. Webサーバ連携 > IIS動作マシンにWebOTXをインストールしない場合]を確認してください。

c.2. 外部Webサーバの種別毎に必要な作業
d. 外部WebサーバへのWebOTX連携情報の設定

ドメインを停止した状態で、外部Webサーバに対してWebOTXと連携することを定義します。 この操作は、GUIツールを用いて行います。

  1. [スタート]-[プログラム]-[WebOTX]-[環境設定ツール]メニューを選択し、ツールを起動します。
  2. 起動された環境設定ツール画面に情報を入力して、WebコンテナとWebサーバとの連携設定を行っていきます。 複数のドメインが存在する場合、この設定はドメイン毎に設定します。

    環境設定ツール画面
    図2.3.1.3-1

    表2.3.1.3-3
    設定項目 説明
    Webコンテナの情報 ドメインディレクトリ Webサーバと連携するWebコンテナのドメインを指定します。
    ドメインの指定例を次に示します。
    C:\WebOTX\domains\domain1
    Webサーバの情報 種別 Webコンテナと連携するWebサーバの種別を選択します。
    既定値は「Internet Information Services (IIS)」です。 Apache HTTP Server 2.2.24 以降やWebOTX Web Server 2.2 を使用する場合には「WebOTX Web Server 2.2 (Apache2.2)」を選択します。
    インストールディレクトリ Webコンテナと連携するWebサーバのインストールディレクトリを指定します。
    「Internet Information Services (IIS)」を選択した場合、指定する必要はありません。 「WebOTX Web Server 2.2 (Apache2.2)」を選択した場合、${AS_INSTALL}\WebServer22 を選択してください。
    「WebOTX Web Server 2.2」を指定する場合の指定例を次に示します。
    C:\WebOTX\WebServer22
    連携ポート番号 WebコンテナとWebサーバとの連携に使用するポート番号を指定します。 domain1の既定値は「8099」です。
    名称 IISを使用する場合には、「Webサイトの識別名」を指定します。
    Webアプリケーションのコンテキスト名動的反映オプション Webアプリケーションのコンテキスト名動的反映オプションを選択します。
    「動的反映有り」を選択した場合、動的反映が常に有効になります。動的反映とは新規に配備されたコンテキストに対するリクエストが来た場合、Webコンテナに対してコンテキスト問い合わせのクエリを送信することにより、コンテキスト名をWebサーバに動的に反映する機能です。
    「動的反映1回のみ(Webサーバ起動時に1回のみ動的反映を行う)」を選択した場合、Webサーバ起動時に1回のみ動的反映が行われます。
  3. <OK>ボタンを押下して設定を完了すると、Webコンテナの各種定義ファイル、および Webサーバの設定ファイルに設定情報を反映します。 <キャンセル>ボタンを押下すると反映せずにツールを終了します。
e. 外部WebサーバへのWebOTX連携情報の設定後の作業
e.1. 外部Webサーバの種別に関わらず必要な作業

Webコンテナが動作するマシンと、Webサーバが動作するマシンが別マシンである場合、Webサーバが読み込む設定ファイルの変更が必要になります。下記の手順に従い、変更してください。

e.2. 外部Webサーバの種別毎に必要な作業

2.3.1.4. マシンの再起動

以上の設定を再認識させるために、マシンを再起動してください。

2.3.1.5. シャットダウンスクリプトの登録

WebOTX ASを起動した状態でOSのシャットダウンを行うと、OSによりWebOTX ASのプロセスが強制終了し、イベントログに以下のような警告ログが出力されます。

OTX01205161: 予期せぬイベントにより、システム内部からアプリケーションサーバのシャットダウン要求が行われました。 (com.nec.webotx.enterprise.system.core)

この問題を回避するためにWindows標準のシャットダウンスクリプトの登録を行ってください。以下に手順を示します。

  1. スクリプトの作成

    以下の一行を内容として含むスクリプトwoShutdown.batを作成し、C:\WINDOWS\system32\GroupPolicy\Machine\Scripts\Shutdownまたは環境に合わせた誤って削除されることのない場所に保存します。

    net stop WebOTXAgentService
    Caution
    C:\WINDOWS\system32\GroupPolicy\Machine\Scripts\Shutdown は Windows Server 2008 R2 以降では隠しフォルダになっております。
  2. [ファイル名を指定して実行]から「gpedit.msc」を起動します。
  3. 「グループポリシーエディター」の左ツリーの[ローカルコンピュータポリシー]-[コンピュータの構成]-[Windowsの設定]-[スクリプト]を辿り、右画面に表示される「シャットダウン」右クリックメニューよりプロパティを選択します。


    図2.3.1.9-1

  4. 「シャットダウンのプロパティ」の追加より先ほど作成したシャットダウンスクリプトを登録します。


    図2.3.1.9-2

  5. 「OK」ボタンを押し、ウィンドウを閉じてください。

これらの作業完了後[ 2.3.4. データベースを使用するための準備作業 (Java) ]に進んでください。

2.3.2. Windows (WebOTX Client)

Windows版のWebOTX Clientをインストールした後に行う作業はありません。

2.3.3. Linux

Linux でWebOTX AS Express をインストールした場合、次の作業を行います。

「インストール」の作業を終えた現在、まだWebOTXのサービスは起動していない状態にあります。 ここからの作業は、サービスが停止している最中に行うものと、それらの作業を完了した後にサービスを起動させた状態で行うものがあります。

ここでの作業は全て、rootユーザで行います。 rootユーザでログインしていることを確認してください。

2.3.3.1. Webサーバとの動作連携設定(対象: 外部のWebサーバとWebOTX内部のWebコンテナを連携させる場合)

Caution
WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを利用する場合、およびインストール中にユーザドメインを作成しなかった場合は、この作業は不要です。

WebOTX ASでは、HTTP/HTTPS サービスに対して、サーブレットやJSPが動作する機能層のWebコンテナと、WebOTXの外部で動作する Web サーバとを連携させることができます。 サポートするWebサーバは、次のとおりです。

それぞれの Web サーバでサポートする OS は表 2.3.3.1-1 のようになります。

Caution
アドバンスドモードでは、WebOTX Webサーバと Apache HTTP Server のみサポートしています。

表2.3.3.1-1
Webコンテナの動作モード Webサーバ Linux (x86) Linux (x64)
スタンダードモード WebOTX Webサーバ 2.2
Apache HTTP Server 2.2
アドバンスドモード WebOTX Webサーバ 2.2 - -
Apache HTTP Server 2.2 - -

※ 表中の記号の意味は「○」はサポートする、「-」はサポートしない
※ WebOTX AS ExpressがサポートするWebコンテナの動作モードはスタンダードモードのみです。

連携させることにより、HTTP/HTTPS サービスは外部 Web サーバとして公開し、HTTPリクエストがサーブレットのコンテキストであった場合は、外部 Web サーバが WebOTX AS 内部の Web コンテナへリクエストを転送して、Web コンテナで処理するようになります。

このような構成をとる場合、WebコンテナとWebサーバの連携設定を行なう必要があります。
この設定は、ご利用の環境により異なります。 次の表を参照して、必要な設定作業を確認してください。


表2.3.3.1-2
利用するWebサーバ WebコンテナとWebサーバのインストールマシン 必要な作業
WebOTX Webサーバ 同一 なし
別々 Webコンテナ動作マシンでは、WebOTX内蔵型のJavaベースのWebサーバを使用するようにインストールした場合のみ、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。
Apache HTTP Server 同一 下記 a.、b.、d.、e.を実施。
別々 Webコンテナ動作マシンでは、下記 a.、b.を実施。
Webサーバ動作マシンでは、下記 c.、d.、e.を実施。

以降は、WebコンテナとWebサーバの連携設定を説明しています。 ご利用の環境に合わせて、必要な設定作業を行ってください。

Caution
Webコンテナの環境設定には、注意事項があります。作業を開始する前に必ず、 [注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 > 3.1.1. 環境設定 > 環境設定時の注意事項について] を確認してください。

a. WebOTXドメインへの外部Webサーバ連携の設定

インストール時に、WebOTX Webサーバをインストールしなかった場合、 デフォルトで内蔵Webサーバが使用される設定がされています。
ここでは、内蔵Webサーバを使用する設定から、外部Webサーバを使用する設定に変更する手順について説明しています。

  1. 運用管理コマンドを起動します。
    root> /opt/WebOTX/bin/otxadmin
  2. 設定を変更するドメインが起動していることを確認します。
    以下のコマンドを実行してください。
    otxadmin> list-domains
    停止状態の場合、以下のコマンドで起動してください。
    otxadmin> start-domain <ドメイン名>
  3. 外部Webサーバを使用する設定になっているか、WebOTX内蔵Webサーバを使用する設定になっているかを確認します。
    以下のコマンドを実行してください。
    otxadmin> get server.http-service.virtual-server.server.network-listeners
    上記コマンドの実行結果が下記のようになっていた場合、内蔵Webサーバを使用する設定になっているため、下記の手順に従い設定を行ってください。
    server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=http-listener-1,http-listener-2,ajp-listener-1
    実行結果が下記のようになっていた場合、既に外部Webサーバを使用する設定になっているため、[b. ドメインと外部Webサーバの停止]に進んでください。
    server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1
    連携設定を行うドメインが複数存在する場合は、ドメインごとに [a. WebOTXドメインへの外部Webサーバ連携の設定]を行ってください。

  4. ドメインの設定変更

    Javaベースの内蔵Webサーバを利用する設定から、外部Webサーバを利用する設定に変更します。
    以下のコマンドを実行してください。

    otxadmin> set server.http-service.virtual-server.server.network-listeners=ajp-listener-1
    otxadmin> logout
    otxadmin> exit
    
b. ドメインと外部Webサーバの停止

先の設定情報は、WebOTXサービスを再起動した後に WebOTXドメインで認識されて動作します。

  1. まず、設定の対象となるドメインを停止します。
    ドメインを停止する場合は、運用管理コマンドで、以下のコマンドを実行してください。
    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    otxadmin> stop-domain <ドメイン名>
    otxadmin> logout
    otxadmin> exit
    

    (*) user の既定値は、adminpassword の既定値は、adminadminport の既定値は、6212 です。

  2. 次に、連携対象の外部Webサーバを停止操作してください。
c. 外部WebサーバへのWebOTX連携情報の設定前の作業
c.1. 外部Webサーバの種別に関わらず必要な作業

WebコンテナとWebサーバを別々のマシンで動作させる場合、 外部Webサーバ動作マシンにWebOTXをインストールしておく必要があります。 作業に先立って、外部Webサーバ動作マシンにWebOTXのインストールを行なってください。 なお、WebOTXのインストールには、WebOTXのライセンスが必要になります。

Caution
IISと連携する場合、注意事項があります。[注意制限事項 > 3. Webコンテナ > 3.1. 注意事項 > 3.1.3. Webサーバ連携 > IIS動作マシンにWebOTXをインストールしない場合]を確認してください。

c.2. 外部Webサーバの種別毎に必要な作業

外部Webサーバ種別毎で、必要な作業はありません。

d. 外部WebサーバへのWebOTX連携情報の設定

ドメインを停止した状態で、外部Webサーバに対してWebOTXと連携することを定義します。 この操作は、シェル・スクリプトを用いて行います。

  1. WebOTXのインストールディレクトリ/binディレクトリへ移動します。
    root> cd /opt/WebOTX/bin
  2. ./setconf.sh と入力し環境設定ツールを起動してください。
    root> ./setconf.sh
  3. スクリプトの指示にしたがって、必要な情報を設定してください。
    Please enter a domain directory.
    [/opt/WebOTX/domains/domain1]
    

    外部Webサーバと連携するWebコンテナが動作するドメインのディレクトリを指定してください。
    (既定値: /opt/WebOTX/domains/domain1)

    Please enter Web server installation directory.
    [/opt/WebOTX/WebServer22]
    

    連携する外部Webサーバのインストールディレクトリを指定します。

    WebOTXにバンドルされている「WebOTX Web Server 2.2」を選択した場合は「/opt/WebOTX/WebServer22」を指定してください。
    (既定値: /opt/WebOTX/WebServer22)

    Please select context name dynamic reflection option of Web application.[1]
       1. Dynamic reflection option is on.
       2. Dynamic reflection option is once.
        (Note: When a Web server starts, you do dynamic reflection once.
        When you deployed a Web application, you have to reboot a Web server.)
    

    Webアプリケーションのコンテキスト名動的反映オプションを選択してください。

    「1. Dynamic reflection option is on.」を選択した場合、動的反映が常に有効になります。動的反映とは新規に配備されたコンテキストに対するリクエストが来た場合、Webコンテナに対してコンテキスト問い合わせのクエリを送信することにより、コンテキスト名をWebサーバに動的に反映する機能です。 「2. Dynamic reflection option is once.」を選択した場合、Webサーバ起動時に1回のみ動的反映が行われます。

  4. 必要な情報の入力が完了すると、確認画面を表示します。
    The following information has been set.
      WebOTX Web Container installation directory:/opt/WebOTX
      Domain directory:/opt/WebOTX/domains/domain1
      Web server:WebOTX Web Server 2.2(Apache2.2)
      Web server installation directory:/opt/WebOTX/WebServer22
      Port for communication with WebOTX Web Container:8099
      Web server plugin dynamic reflection option:on
      Would you like to continue?(y/n)
    

    情報に誤りがなければ「y」を入力して環境設定し、 誤りがある場合は「n」を入力して処理を中断してください。 中断した場合は、再度 setconf.sh を起動して環境設定を行ってください。

  5. 次のメッセージが出力されれば環境設定が完了します。
    Web server setting is completed.

    途中でエラーになった場合は、再度 setconf.sh を実行してください。

e. 外部WebサーバへのWebOTX連携情報の設定後の作業

Webコンテナが動作するマシンと、Webサーバが動作するマシンが別マシンである場合、Webサーバが読み込む設定ファイルの変更が必要になります。下記の手順に従い、変更してください。

2.3.3.2. rsyslog または syslog-ng を利用して syslog へのログ出力を行うための設定

UNIX 環境において、syslog へのログ出力に rsyslog または syslog-ng を利用する場合、既定の状態ではrsyslog または syslog-ng のデーモンプロセスへの UDP 接続が可能な設定ではありません。WebOTX_AS_Agent をプレフィックスに持つ WebOTX Application Server のログ出力では、デーモンプロセスに対しUDP 接続する必要があるため、既定の状態では syslog にログを出力することができません。

rsyslog または syslog-ng を利用する場合、[ 高度な管理と運用サイクルガイド > 4. 監視 > 4.2. ログ監視 > 4.2.2. syslog ] に記載した手順を実施して、UDP 接続の待ち受けを有効化してください。

なお、Red Hat Enterprise Linux 6 Server (6.1 以降) では rsyslog が既定で利用されます。 該当のOS環境をご利用の場合は有効化の手順を必ず実施してください。

これらの作業完了後[ 2.3.4. データベースを使用するための準備作業 (Java) ]に進んでください。

2.3.4. データベースを使用するための準備作業 (Java)

JavaアプリケーションでJDBCを使用する場合には、各データベースで次の準備作業を行ってください。 詳細については、各データベースのリファレンスマニュアルでご確認ください。

Oracle での作業 Sybase Adaptive Server Enterprise での作業 Microsoft SQL Server での作業

WebOTX AS Expressは、以上で全ての作業が完了しました。

Standard/Enterpriseでは、CORBA C++アプリケーションも動作する実行基盤を提供しています。 CORBA C++アプリケーションをWebOTX AS上で動作させる場合は、次の項目に進んでください。

2.3.5. データベースを使用するための準備作業 (C++)

C++アプリケーションのサポートはV9.2以降となります。

2.3.6. LinuxにおいてRMI通信でリモート接続を利用するための設定 (対象: Linuxを利用している場合)

サーバOSとしてLinuxを利用している場合、次の設定がされている環境ではRMI通信によるリモート接続が行えないため、 運用管理ツールからドメインに接続できないという問題が発生します。

RMI通信によるリモート接続が行えなくなる場合

サーバマシンに次の設定がされている場合、RMI通信によるリモート接続ができなくなります。


リモート接続を行えるようにするための設定

上記の条件に当てはまる場合、リモート接続を可能とするために、 /etc/hostsファイルから「ホスト名」を削除して、127.0.0.1 に対応するのは localhost のみとしてください。/etc/hostsファイルを編集した後は、WebOTXのサービスを再起動して設定を反映させてください。

  1. WebOTXのサービスを停止します。
    # /etc/init.d/WOAgentSvc stop
  2. WebOTXのサービスを起動します。
    # /etc/init.d/WOAgentSvc start
/etc/hostsファイルを編集できない場合

/etc/hostsファイルを修正することが出来ない場合、WebOTXがインストールされているマシン上で次の設定を行って下さい。

  1. WebOTXサービスを起動します。rootユーザでログインして以下のコマンドを実行します。
    # /etc/init.d/WOAgentSvc start
  2. 運用管理コマンドを立ち上げます。
    # /opt/WebOTX/bin/otxadmin
  3. ドメインが起動できていることを確認します。
    otxadmin> list-domains
    次のように表示されれば、起動できています。
    List of domains:
    domain1 running
    WebOTXAdmin running
    
  4. 運用管理コマンドで管理ドメイン(WebOTXAdmin)にログインします。
    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    (*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6202 です。

  5. 管理ドメイン(WebOTXAdmin)に対して、次のコマンドでJavaシステムプロパティを設定します。
    otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名>
  6. ユーザドメイン(domain1)に対しても、同じようにJavaシステムプロパティを設定します。
    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    (*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
    otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名>
  7. WebOTXのサービスを再起動します。
    # /etc/init.d/WOAgentSvc stop
    # /etc/init.d/WOAgentSvc start
    
  8. [ 4. 動作確認 > 4.2. Linux ] で説明される方法にしたがって、動作確認を行って下さい。
Caution
ドメインを新たに作成する場合は、作成したドメインに対しても上記のJavaシステムプロパティを設定してください。

2.3.7. ファイアウォールの設定に関して

ファイアウォールを設定している場合、クライアントマシンからの接続に特定のファイアウォールのブロックを解除する必要があります。詳細は[ リファレンス集 ドメイン構成・環境移行編 > 1. WebOTXの構成 > 1.1. 使用ポート番号 > 1.1.5. ファイアウォールへの例外設定 ]

2.3.8. 複数のネットワークカードを利用している場合の設定

WebOTXが動作するサーバが複数のネットワークカードを利用している場合、運用管理ツールからドメインへの接続が失敗することがあります。該当する環境を利用している場合、本項目の回避手順を実施してください。

問題の詳細

WebOTXでは、運用管理ツールからドメインに接続する際に、既定ではRMI通信を利用します。

RMI通信では、ドメインの起動時に、RMI通信用にIPアドレスとポート番号を埋め込んだスタブファイルを作成しておきます。そして、運用管理ツールを利用してクライアントから接続があった際に、作成しておいたスタブファイルをクライアントに送付します。スタブファイルを受け取ったクライアントは、スタブファイルに埋め込まれたIPアドレスとポート番号を利用してドメインと通信を行います。

WebOTXが動作するサーバに複数のネットワークカードが設定されている場合、既定では、スタブファイルに埋め込まれるIPアドレスは、いずれかのネットワークカードに設定されているIPアドレスとなります。このため、クライアントから接続できないIPアドレスがスタブファイルに埋め込まれてしまい、クライアントからの接続に失敗する問題が発生することがあります。

この問題を回避するために、次の手順を実施して、スタブファイルに埋め込むIPアドレスを明示的に指定してください。スタブファイルに埋め込むIPアドレスにクライアントが接続できるものを指定することで、クライアントから正常に接続できるようになります。

回避手順

  1. WebOTXサービスを起動します。

  2. 運用管理コマンドを立ち上げます。

  3. ドメインが起動できていることを確認します。
    otxadmin> list-domains
    次のように表示されれば、起動できています。
    List of domains:
    domain1 running
    WebOTXAdmin running
    
  4. 運用管理コマンドで管理ドメイン(WebOTXAdmin)にログインします。
    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    
    (*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6202 です。

  5. 管理ドメイン(WebOTXAdmin)に対して、次のコマンドでJavaシステムプロパティを設定します。
    otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名、または、IPアドレス>
    
  6. ユーザドメイン(domain1)に対しても、同じようにJavaシステムプロパティを設定します。
    otxadmin> login --user <管理ユーザ名> --password <管理ユーザパスワード> --port <管理ポート番号>
    
    (*) user の既定値は、admin、password の既定値は、adminadmin 、 port の既定値は、6212 です。
    otxadmin> create-jvm-options -Djava.rmi.server.hostname=<ホスト名、または、IPアドレス>
  7. WebOTXのサービスを再起動します。

  8. [ 4. 動作確認 ] で説明される方法にしたがって、動作確認を行って下さい。
Caution
ドメインを新たに作成する場合は、作成したドメインに対しても上記のJavaシステムプロパティを設定してください。

2.4. 製品ライセンスの追加登録

2.4.1. WebOTX ASのライセンス体系

WebOTX ASは1ライセンスにつき2コアまで利用可能であり、インストール対象のマシンにマルチコアCPU及び複数のCPUが搭載されていてコア数の合計値が3以上の場合はライセンスの追加登録が必要です。
(2つ以上のプロセッサコアを1個のパッケージに集積したマイクロプロセッサをマルチコアと呼びます。)

製品ライセンスの追加登録は、OTXLAddコマンドを使用します。
Windowsの場合は[ 2.4.2. Windows ]、Linuxの場合は[ 2.4.3. Linux ]を参照してください。

WebOTX AS製品と必要なライセンス数の数え方の関係について説明します。

2.4.2. Windows

Built-in-Administratorユーザ、もしくは管理者権限のあるユーザでログインし、Windowsのサービス画面からWebOTX関連のサービスを全て停止した後、次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。

  1. ライセンス登録
    ライセンス登録は次のコマンドで行います。
    ※Built-in-Administratorユーザ以外の管理者権限のあるユーザでログインした場合、コマンドプロンプトは「管理者として実行」で起動してください
    >OTXLAdd
  2. ライセンスキーの入力
    "Please Input License Code" と表示されたら製品の「ライセンスキー」を入力します。
    製品の「ライセンスキー」は製品購入時に添付される「ソフトウェア使用認定証」の 「製品番号」に記載されている19桁の番号です。

    ライセンス登録作業が成功すれば、"Command Succeeded." と表示され OTXLAdd コマンドが終了します。

    複数の製品ライセンスを登録する場合は OTXLAddコマンドを複数回実行して各製品のライセンス登録を行ってください。
     
  3. ライセンス登録の確認
    ライセンスの登録情報一覧は次のコマンドで確認することができます。
    >OTXLChk

    ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない場合は、 ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。 次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。


  4. 誤ってライセンス登録した場合は次の方法でライセンスを削除することができます。
    WebOTXのライセンス情報削除は、OTXLDelコマンドを使用します。

    Express の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。

    >OTXLDel 2

    Administrator の場合

    >OTXLDel 6

2.4.3. Linux

rootユーザでログインし、WebOTX関連のサービスを全て停止した後、次の手順のとおりライセンスの登録作業を行ってください。

  1. ライセンス登録
    ライセンス登録は次のコマンドで行います。
    root> /opt/share.nec/bin/OTXLAdd
  2. ライセンスキーの入力
    "Please Input License Code" と表示されたら製品の「ライセンスキー」を入力します。
    製品の「ライセンスキー」は製品購入時に添付される「ソフトウェア使用認定証」の 「製品番号」に記載されている19桁の番号です。

    ライセンス登録作業が成功すれば、"Command Succeeded." と表示され OTXLAdd コマンドが終了します。

    複数の製品ライセンスを登録する場合は OTXLAddコマンドを複数回実行して各製品のライセンス登録を行ってください。
     
  3. ライセンス登録の確認
    ライセンスの登録情報一覧は次のコマンドで確認することができます。
    root> /opt/share.nec/bin/OTXLChk

    ライセンス登録を行ったのにライセンス情報が表示されない場合は、 ライセンス登録作業が失敗している可能性があります。 次の点に注意しながら再度ライセンス登録を行ってください。


  4. 誤ってライセンス登録した場合は次の方法でライセンスを削除することができます。
    WebOTXのライセンス情報削除は、OTXLDelコマンドを使用します。

    Express の場合 ※ライセンスを複数登録している場合は一つだけ削除されます。

    root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 2

    Administrator の場合

    root> /opt/share.nec/bin/OTXLDel 6