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WebOTX - マルチテナント環境の構築・運用を容易に実現

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クラウド時代の本格到来を迎え、クラウドのビジネス領域への浸透も本格化し、クラウド上でサービスの提供を行うサービス事業者様の競争もよりいっそう激しいものになりつつあります。そのような環境の中で、サービス事業者様にはサービスを利用する企業ごとに異なる画面を提供するなど、よりきめ細やかでかつ、魅力的なサービスを提供することと、運用コストの削減が必要不可欠になります。
WebOTXではそのような要望に応えるべく、最新版のWebOTX Portal V8.4において複数企業がひとつのポータルサービスを利用しながら、企業ごとに独立した画面を構築できるよう「マルチテナント」機能の強化を行いました。

本コラムでは、WebOTX Portal V8.4でのマルチテナント開発にかかわった開発者へのインタビューを通じて、クラウド環境に対応するWebOTX Portalの取り組みをご紹介します。

テナント拡張の容易さ・コストメリットを意識した製品開発

NECシステムテクノロジー 第四ソフトウェア事業部 中越 成幸

NECシステムテクノロジー
第四ソフトウェア事業部
中越 成幸
マルチテナント機能開発を担当

クラウド時代が到来した今、WebOTX Portalが果たす役割はどのようなものだと考えているのでしょうか。

事業環境が急速に変化する近年、企業においては競争力の向上のためコアコンピタンスに投資を集中し、共通性の高い業務はクラウドを利用してシステムを外部に持たせるニーズが高まっています。
WebOTX Portal開発チームは、このクラウド活用のニーズに対応して、従来のオンプレミスでのポータルの利用だけでなく、クラウドのサーバに導入していただくことで、ポータルをサービスとして提供し、複数の企業が1つのポータルサービスを利用できるようにする必要があるのではないかと考えました。

そのためにどのような強化を行ったのですか。

ポータルサーバをクラウドに配置し、マルチテナントで利用する方法には、1テナントを1仮想OSに割り当て、その1仮想OS上に1ポータルサーバを配置し、テナントごとに仮想OSを増やす方法などがあります。この方法は、従来のWebOTX Portalでも可能でした。
WebOTX Portal V8.4では、さらに一歩進めて、OS、ポータルサーバを共有し、仮想OSが増えることによるソフトウェアのライセンス費用や運用コストが増大しないシステム構成にも対応できるよう、1つのWebOTX Portalを、複数の企業(テナント)が同時に利用することを想定し、テナントによって表示されるポータル画面の内容を替えられるようにしました。
それを実現するため、利用者や組織の情報を持つディレクトリサーバに、従来は1社だけの情報を登録できるようにしていましたが、V8.4では複数のテナントの情報を登録できるようにしています。

マルチテナント対応を行うにあたり、工夫した点はありますか。

マルチテナントでは、テナントごとにユーザの登録を行い、登録したユーザを識別するためにIDの割り当てを行います。このIDはユーザを一意に識別するためのものなので、テナント内では一意にする必要があります。
また、ユーザの管理はテナントごとに行われるため、テナントが異なる場合ユーザIDがテナントをまたいで同じものが使用される可能性があります。そのため、WebOTX Portalではテナントが異なっていれば同じIDをユーザに割り振ることができるようにする必要がありました。

これを実現するために、ポータルにログインしたユーザがどのテナントに属しているのかを判別する手段が必要でした。この課題を解決するために、テナントごとにIDを管理し、テナントのIDとユーザIDの組み合わせをWebOTX Portal内の機能が適切に参照することで、そのテナントに対応したポータルサイトやページが表示できるようにしました。

また、従来よりWebOTX Portalは導入容易性に重きを置いて開発を行ってきました。今回のマルチテナントに対応においても、環境構築・各種設定の負担を極力増やさないようにしています。
実際のインストール・サンプルのポータル画面表示程度であれば数時間~半日で実現可能です。それに加えてテナントの新規追加や変更の際も、WebOTX Portalが提供する豊富な運用コマンドを利用することで運用の手間を最小化できます。

今回のマルチテナント対応において、利用者に特にアピールしたい点はどこでしょうか。

WebOTX Portalではテナント毎に情報を管理しているので、1つのポータル環境に複数のテナントが存在する場合にも、各テナントの管理者は他のテナント内の情報(サイト構成、ポートレット、ユーザーなど)を参照できないセキュアな環境を実現している点と、テナント、サイト、ユーザの追加を他の稼動中のシステムに影響なく実施できる点です。

加えて、リソースに関してもポートレットをテナントごとに配備する必要がなので最小限のリソースでテナント間のポートレットの共有が出来る点です。

今後のWebOTX Portalではどのような強化を行っていきたいと考えていますか。

やはりポータル製品という特性上、画面についてはお客様から多くの要望があります。例えばシステム管理者やテナント管理者が設計したデザインをユーザに変更させたくないと考えるお客様がいる一方、ある程度の画面カスタマイズは実際に利用するユーザ自身で行わせることを許可するお客様もいます。

また、ヘッダーやフッター、ポートレットなどのデザインを個別にカスタマイズしたいといったお客様もいます。このような要望に応えるべく、画面デザインに関してもっと柔軟性を持たせることが出来る仕組みを提供出来ればよいのではないかと考えています。

さらに、マルチテナント環境でテナントの追加、削除時に管理者が実施する作業を効率的に行えるような機能についても検討していきたいですね。

(2012年10月31日)

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