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WebOTX - ビッグデータ環境における高い信頼性・運用性を実現

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ビッグデータ時代と言われるように、近年企業で扱うデータ量は従来システムの想定を超えた膨大なものとなりつつあります。このように予測不可能なほどに増加する大量データを巧く活用してビジネス拡大へとつなげるために、データを扱う企業システム、そしてそれを支えるサービス実行基盤は突然のデータ量の増加にも柔軟に対応してサービスを継続できることが必要不可欠となります。
WebOTXではこのビッグデータ時代においてもこれまで同様の高い信頼性・運用性を実現すべく、最新版の WebOTX Application Server V8.5におて、ビッグデータ時代に最適な新データベースとして注目されるNECのスケールアウト型データベース「InfoFrame Relational Store」との連携を強化いたしました。

本コラムでは、この連携を担当した開発者へのインタビューを通して、ビッグデータ時代に対するWebOTXの取組みをご紹介します。

ビッグデータ環境においてもこれまで同様に高信頼の安定したシステムを

NECソフトウェア九州 ソリューション基盤事業部 古賀 雅子

NECソフトウェア九州
ソリューション基盤事業部
古賀 雅子
IRS連携開発を担当

ビッグデータに対応するために、企業システムを支える基盤となるWebOTXに重要となるのはどのような点だと考えているのでしょうか。

ソーシャルメディアのテキストデータや乗車履歴データ、GPSによる位置データ、非接触型認証による入出場時の時間データなど、データ発生源の多様化が急激に進んでいます。それに伴い、世界のデータ量は2年後ごとに倍増しているとも言われ、企業が管理するデータ量の増加予測はますます困難になっています。
このような傾向の中でWebOTXでは、こうした突発的なアクセスの増加にも柔軟に対応し、よりスムーズにシステムの規模増大を行うことで、これまで同様の安定稼働を実現することが求められていると感じていました。

そのためにはどのような強化を行ったのでしょうか。

突然のデータ量増加にも柔軟に対応できるシステムを実現するため、今回WebOTXでは、ビッグデータ時代に最適な新データベースとして注目されるNECのスケールアウト型データベース「InfoFrame Relational Store(以下、IRS)」との連携を強化しました。
IRSは、リレーショナルデータベース(RDB)に代表されるような将来需要を見越して設計する既存のデータベースとは異なり、需要に合わせて柔軟に、かつ簡単に拡張(スケールアウト)できることを特長としている新しいデータベースです。ただ、いくらデータベースだけが柔軟にスケールアウトしても、連携するアプリケーションサーバ側がそれに対応できなければシステム全体として対応できたことにはなりません。そこで、IRSがスケールアウトしたデータベースサーバをWebOTXが利用可能なサーバに動的に追加できるようにすることで、業務システムを止めること無くシステムをスケールアウトできるように強化を行いました。

IRSとの連携を実現するうえで工夫した点は何かありますか。

先ほど述べたようにIRSは既存とは異なる新しいデータベースとなります。新しいデータベースであるために、環境構築が複雑になってしまってはせっかくの効果を十分に得ることはできないと考え、既存のデータベースと同様、簡単に連携できるようにしました。お客様は、WebOTXをインストールする際に、IRS用のJDBCドライバを選択してインストールするだけで、導入後簡単にIRSと連携してご利用いただけます。

障害解析についても同様です。従来のリレーショナルデータベース連携で培った技術を礎として、IRSのようなスケールアウト型データベースに対応した障害解析機能も提供することで、もしもの場合にもリレーショナルデータベースの場合と同様に迅速に障害復旧することができます。

ビッグデータのように大量のデータを扱うことになると、障害発生時に原因を解析するためのログ採取も膨大なものとなると思われますがそのような点も考慮されているのでしょうか。

JDBCドライバログの一部(データ更新に関わる内容のみ)をキャッシュしておき、例外発生を検出した際に、それらをまとめてログに出力する機能を提供しました。実はこの機能はビッグデータに関わらず、これまでご利用いただいているお客様の声から生まれた機能になります。

ビッグデータでなくてもシステムでログを採取する際はシステムの負荷が上がってしまうため 「できればログは採取したくない」というご意見を以前からいただいていました。しかし、万一障害が発生した際に、調査を行ううえでログは絶対に欠かせません。
そこでどちらも両立できないか、と考えた結果、実現したのが今回の機能です。ログの一部を普段はキャッシュしておき、例外発生を検出した際に、それらをまとめてログに出力することで、正常時はファイルへのログ出力を極力抑えることができます。そうすることで、負荷軽減とログ採取の両立を実現しました。

これまでのお客様の声から生まれた機能になりますが、ビッグデータ時代においては欠かせない機能であると考えています。

IRSの開発部門とはどのように連携して開発を進めたのでしょうか。

WebOTXは10年以上の歴史を持つ製品ですので、通信技術に関する豊富な知識があります。また、さまざまなRDBに対応してきたノウハウもあります。
特に、IRSのJDBCドライバに関しては、タイムアウト値やTCP/IP関連の設定を連携して検討していくことにより、WebOTXとの密な連携を行い、信頼性をより向上させることができました。

ビッグデータの活用はこれからますます広がっていくものと思われます。それをサービス実行基盤として今後どのような強化を行なっていきたいと考えていますか?

繰り返しになりますが、WebOTXは歴史も長く、数々のミッションクリティカルなシステムでの実績を持つ高信頼性を強みとした製品です。ビッグデータ環境においてもこれまで同様に高信頼の安定したシステムをご提供できるよう更なる強化を続けていきます。
また、性能についてはまだ向上が見込める領域だと認識しています。今後も積極的に力を入れていく予定です。
さらに、お客様から高評価を頂いている運用容易性や導入容易性などについては、今後もお客様のご意見を積極的に取り入れ、お客様に喜ばれる機能を提供していきたいと考えています。

(2012年10月5日)

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