ページの先頭です。
サイト内の現在位置を表示しています。
  1. ホーム
  2. 製品
  3. 企業・官公庁向け製品名一覧
  4. UNIVERGE IXシリーズ
  5. FAQ
  6. QoS
ここから本文です。

UNIVERGE IXシリーズ FAQ

QoSに関するFAQ

FAQ一覧に戻る

Q.1-1 PQとCBQ、LLQの仕組みについて教えてください。
Q.1-2 シェーピング機能について教えてください。
Q.1-3 カラーリングについて教えてください。
Q.1-4 音声とデータの統合ネットワークを構成するときの推奨構成を教えてください。
Q.1-5 対地毎にシェーピングを行いたいのですが、何対地まで設定できますか?
Q.1-6 QoS使用時の統計情報を取得するコマンドを教えてください。
Q.1-7 インタフェース毎に使用可能なQoS機能を教えてください。
Q.1-8 送信優先制御するときに、指定可能な条件を教えてください。
Q.1-9 イーサネットでのシェーピングで、送出ビット量の計算に使用するフレームの範囲を教えてください。
Q.1-10 SW-HUBポート毎に、出力トラフィックのシェーピングを行うことは可能ですか?
Q.1-11 宛先ネットワークアドレスや、トンネルごとに、帯域制御・優先制御の設定を行うことはできますか?
Q.1-12 ルータの自生成パケット(ルーティングプロトコルの広告パケットや、SNMP、telnetなど)に対して、任意のToS値を付与することはできますか?
Q.1-13 ブリッジとして動作しているインタフェースでも、QoS機能は使用できますか?
Q.1-14 ToS値とCoS値の両方を参照してクラス分けを行うことは可能ですか?
Q.1-15 タグVLANを使用して、1つの物理インタフェース上に複数の論理インタフェースを作成しています。これら複数の論理インタフェースから送信されるパケットを、1つのQoSポリシーでまとめて制御できますか?

Q.1-1 PQとCBQ、LLQの仕組みについて教えてください。

PQ(プライオリティ キューイング) トラフィックをプライオリティに応じて、8段階(High、Medium、Normal、Low、Sub-a、Sub-b、Sub-c、Sub-d)のキューに割り当てることができます。パケットの送信は、高プライオリティ(High)が最優先で行われます。

※ver.8.8以前のソフトウェアは最大4段階(High、Medium、Normal、Low)。
高プライオリティのパケットが多いときは低プライオリティのパケットは遅延が発生したり、送信されない場合があります。
CBQ(クラスベース キューイング) クラス分けされたトラフィックに最小予約帯域割合を設定することにより、クラスに設定した重み(weight)とパケット長に応じてパケットを送信します。
CBQは多くのパケットが流れてきたときに効果的に働き、設定されている最小予約帯域を確保します。出力インタフェースの帯域に空きがある場合は、入力されたパケットの割合に応じたパケットが出力されます。
LLQ(ローレイテンシ キューイング) LLQは、トラフィックをいくつかのクラスに分類し、特定の1つのクラスを常に最優先、残りのクラスをCBQによる重みに応じた優先処理で制御する機能です。
特定アプリケーションの送信を最優先で処理しつつ、このアプリケーションによって帯域を占有させずに、その他アプリケーションの最低保証帯域を確保することができるので、音声などのリアルタイムトラフィックを扱うのに最適なQoS方式です。
本機能はVer.7.3以降から、イーサネットインタフェースでのみ利用可能です。

Q.1-2 シェーピング機能について教えてください。

トラフィックシェーピング機能は、帯域を制限して最大転送レートを超えるようなバーストデータをキューイングし、平均化して出力します。

シェーピングを使用することで、出力インタフェース側で低速回線を利用したときに無駄な再送・パケット廃棄等を抑えることができます。

例えば5Mbpsにシェーピングする場合は、下記のように設定します。

[クラスマップ単位でシェーピング]

本装置の特定インタフェースから出力されるトラフィックを複数の「クラス」に分類し、各クラス毎にシェーピングを設定することが可能です。

  1. ポリシーマップに遷移します。
  2. シェーピングするクラスマップを指定します。
  3. シェーピング値を設定します。

  1. policy-map qos-policy
  2. class class-user
  3. shape 5000000

[インタフェース単位でシェーピング]

本装置の特定インタフェースから出力されるトラフィックの送信量を、まとめて指定した帯域に制限します。

  1. シェーピングするインタフェースに遷移します。
  2. QoS機能を有効にします。
  3. シェーピング値を設定します。

  1. interface GigaEthernet0.0
  2. service-policy enable
  3. traffic-shape rate 5000000

Q.1-3 カラーリングについて教えてください。

カラーリングとは、パケットに対してDSCPもしくは、IP precedenceの値を付与する機能です。

Ver5.2以降ではIEEE802.1Dで定義されている、タグ付きフレームのPriority(CoS)フィールドの値を付与することも可能になりました。

DSCP、IP precedenceはRFC2474、RFC791で定義されているIPv4 Type of Service(TOS)フィールドやIPv6 Traffic Class(TC)フィールドに設定されているものです。

DSCP、IP precedence、CoS値はクラス単位で付与します。

■TOS(Type of Service)フィールド:RFC791

Precedence 3bits D T R 0 0

precedence(=優先度): D(Delay=遅延):
111 = Network Control 0 = Normal Delay
110 = Internetwork Control 1 = Low Delay
101 = CRITIC/ECP T(Throughput=スループット):
100 = Flash Override 0 = Normal Throughput
011 = Flash 1 = High Throughput
010 = Immediate R(Reliability=信頼度):
001 = Priority 0 = Normal Reliability
000 = Routine 1 = High Reliability

■Diffserv用に定義されているTOS(Type of Service)フィールド

DSCP(Diffserv codepoint) 6bits 未使用

DSCP:
Default PHB
0(000000)
ベストエフォート(優先制御無し)
EF(Expedited Forwarding PHB)
46(101110)
cf.RFC3246
パケットを最優先で転送
仮想専用線(低損失 低遅延 低ジッタ)
AF(Assured Forwarding PHB)
12種類
cf.RFC2597
輻輳時に確率的にパケット廃棄
輻輳時の最低帯域を保証可能

■CoSフィールド

precedence(=優先度):
111 = Network Control
110 = Voice( < 10ms latency and jitter)
101 = Video( < 100ms latency and jitter)
100 = Controled load
011 = Excellent Effort
010 = Best Effort(default)
001 = Spare
000 = Background

TOS/DSCP/CoS値の付加は下記のように設定します。

  1. ポリシーマップモードに遷移します。
  2. クラスごとに付加する値を設定します。

  1. policy-map qos-policy1
  2. class qos-class1
    set ip dscp 46
    class qos-class2
    set ip precedence 7
    class qos-class3
    set cos 5

Q.1-4 音声とデータの統合ネットワークを構成するときの推奨構成を教えてください。

音声とデータの統合ネットワークを構成する場合、音声系とデータ系を別々の物理インターフェースへ収容する構成を推奨しております。

音声/データ収容 推奨構成

音声系とデータ系で別々のLANポートで接続すると、データ系ポートでの受信パケット量に音声系が影響を受けないため、データ系ポートで輻輳が発生しても安定して音声パケットをWANへ送信することができます。

「IX2105」を使用する場合は、「SW-HUBの優先制御機能」(ver.8.3以降)をご利用ください。

Q.1-5 対地毎にシェーピングを行いたいのですが、何対地まで設定できますか?

本装置のシェーピング使用時の最大対地数は、各装置に登録可能なクラスマップ数に依存します。

各装置毎の登録可能なクラスマップ数は以下表の通りです。

装置名 イーサネット
インタフェース
イーサネット
インタフェース以外
データコネクト
IX2105 16 - 16
IX2207 16 8 16
IX2215 16 8 100
IX3015 62 16 100
IX3110 126(※) - 1,000
IX3315 128 - 1,000

※ver.8.6以降。ver.8.5以前は最大62対地。

Q.1-6 QoS使用時の統計情報を取得するコマンドを教えてください。

QoS使用時(PQ)の統計情報を取得するためには、「show policy-map interface」コマンドを使用します。

【表示例(IX2105)】

クラスマップ(cmap1)、ポリシーマップ(pmap1)を作成(優先制御)

  1. 現在のシェーピング設定。
  2. Highキューに関する情報を示す。
  3. 各QoSキューに格納されたパケットの総数。
  4. QoSキューに空きが無いために廃棄した(Tail drops)パケットの総数。

  • Router(config)# show policy-map interface GigaEthernet0.0
  • Device GigaEthernet0
  •   Device buffer 0 packets, 0 bytes, peak 2 packets, 374 bytes
  •   Queued 0 packets, 0 bytes, peak 2 packets, 374 bytes
  • Interface GigaEthernet0.0
  •   Queued 0 packets, 0 bytes, peak 2 packets, 374 bytes
  •   Burst size 140144 bytes for priority class
  •   Traffic shaping is enabled, activated 54820 times
  • (1)CIR 1 Mbps, Bc 1000 bits, Be 1000 bits, Tc 1 ms
  •   Current token 2000 bits
  •   Output policy-map pmap1 attached
  •     Class class1
  •       Bandwidth 10 percent, weight 512
  •       Queued 0 packets, 0 bytes, peak 2 packets, 218 bytes
  • (2) Queue high 0 packets, peak 1 packets
  • (3)   Output 3 packets, 446 bytes                
  • (4)     0 tail drops, 0 excess bandwidth, 0 buffer exhausted
  •         Local fragments 0 output 0 discarded
  •       Queue medium 0 packets, peak 1 packets
  •         Output 4 packets, 408 bytes
  •           0 tail drops, 0 excess bandwidth, 0 buffer exhausted
  •         Local fragments 0 output 0 discarded
  •       Queue normal 0 packets, peak 2 packets
  •         Output 13 packets, 835 bytes
  •           0 tail drops, 0 excess bandwidth, 0 buffer exhausted
  •         Local fragments 0 output 0 discarded
  •       Queue low 0 packets, peak 1 packets
  •         Output 5 packets, 850 bytes
  •           0 tail drops, 0 excess bandwidth, 0 buffer exhausted
  •         Local fragments 0 output 0 discarded
  •     Class class-local
  •       Bandwidth 10 percent, weight 512
  •       Queued 0 packets, 0 bytes, peak 0 packets, 0 bytes
  •     Class class-default
  •       Bandwidth 10 percent, weight 512
  •       Queued 0 packets, 0 bytes, peak 0 packets, 0 bytes

show policy-map interface」コマンドでの表示内容の詳細は、「機能説明書」の「QoSの設定」をご参照下さい。

Q.1-7 インタフェース毎に使用可能なQoS機能を教えてください。

本装置で使用可能なQoSの機能は以下の通りです。

IF種別 PQ CBQ LLQ シェーピング カラーリング
Ether/FastEther/
GigaEther
PPPoE/VLAN
BRI/PRI
USB(ワイヤレスWAN)
Tunnel

Q.1-8 送信優先制御するときに、指定可能な条件を教えてください。

ANY、入力インタフェース、IPv4/IPv6アクセスリスト(TOS値含む)、CoS値、ルータ内生成パケット、RTP使用ポートで指定可能です。

アクセスリストでは、IPアドレス、プロトコル、ポート番号、ToS値(IPv6の場合はTC値)、MACアドレス、CoS値などの指定が可能です。

例えば下記のように設定します(IX2215の場合)。

【設定例(IX2215)】

  1. 優先制御用のクラスマップを作成します。
  2. 指定インタフェース(GE0)から入力されたパケットを高優先キューに格納します。
  3. それ以外のパケットを低優先キューに格納します。
  4. クラスマップをポリシーマップに関連付けします。
  5. 出力インタフェースでQoSを有効(カラーリング機能以外は必須)にします。
  6. ポリシーマップをサービスポリシーコマンドの出力方向に関連付けします。

  1. class-map match-any ch_class1
  2. match input-interface GigaEthernet0.0 high
  3. match any low
  4. policy-map qos-policy1

    class ch_class1

  5. interface GigaEthernet1.0
    service-policy enable
  6. service-policy output qos-policy1

Q.1-9 イーサネットでのシェーピングで、送出ビット量の計算に使用するフレームの範囲を教えてください。

デフォルトでは、イーサネットフレームの「宛先アドレス」から「FCS」までの範囲の長さをサイズとして認識します。プリアンブルやフレーム間ギャップは含まれません。

設定により、プリアンブルとフレーム間ギャップを計算に含めることも可能です(ver.8.7以降)。

【設定例(シェーピングの計算範囲をフレーム間ギャップからFCSまでとする)】

  • interface GigaEthernet0.0
  • qos rate-accounting ethernet-overhead

Q.1-10 SW-HUBポート毎に、出力トラフィックのシェーピングを行うことは可能ですか?

ポートベースVLAN機能を使用して、該当のSW-HUBポートを独立のVLANポートとして設定することにより、SW-HUBポート毎にシェーピングを行うことが可能です。

Q.1-11 宛先ネットワークアドレスや、トンネルごとに、帯域制御・優先制御の設定を行うことはできますか?

可能です。

宛先ネットワークアドレスやトンネル毎にクラスマップを定義して、各クラスマップに帯域制御と優先制御の設定を行うことにより、実現することができます。登録可能な数は、設定可能なクラスマップ数に依存します。Q.1-5の表をご欄ください。

Q.1-12 ルータの自生成パケット(ルーティングプロトコルの広告パケットや、SNMP、telnetなど)に対して、任意のToS値を付与することはできますか?

ip type-of-service」コマンド(ver.8.0以降)で、ルータの自生成パケットに対し任意のToS値(dscp/precedence/ToS)を付与することが可能です。

なお、以下のプロトコルのパケットには、デフォルトで以下のToS値が付与されています。

  • ネットワークモニタ:precedence 7 (DSCP 56)
  • OSPF:precedence 6 (DSCP 48)
  • IGMP:precedence 6 (DSCP 48)

Q.1-13 ブリッジとして動作しているインタフェースでも、QoS機能は使用できますか?

使用可能です。

ただし、ブリッジモードで動作するインタフェースでは、レイヤ3以上の情報(IPアドレス、TCP/UDPポート番号、など)に基づいてトラフィックを分類することはできません。また、IPヘッダにあるToSフィールドへのカラーリングにも対応しておりません。

ブリッジモードで動作するインタフェースに送信優先制御の設定を行うときは、レイヤ2以下の情報(受信インタフェース、MACアドレス、VLAN ID、CoS値、QoSグループ値など)に基づいてトラフィックを分類してください。また、カラーリングを行うときはCoS値を使用してください。

Q.1-14 IP Precedence値とCoS値の両方を参照してクラス分けを行うことは可能ですか?

可能です。

match ip access-list [LIST-NAME] cos [NUM]」コマンドで、受信したパケットのIP Precedence値とCoS値の両方を参照しクラス分けを行うことが可能です。

IP Precedence値の指定にはアクセスリストを使用します。

【設定例】IP Precedence値とCoS値がともに「7」のパケットを指定

  • ip access-list color-list permit ip src any dest any precedence network
  • !
  • class-map match-any qos-class
  • match ip access-list color-list cos 7

Q.1-15 タグVLANを使用して、1つの物理インタフェース上に複数の論理インタフェースを作成しています。これら複数の論理インタフェースから送信されるパケットを、1つのQoSポリシーでまとめて制御できますか?

可能です。

基本インタフェース(GigaEthernet0.0など、末尾がゼロのインタフェース)でQoSを有効化すると、この基本インタフェースと同じ物理ポートに属する全ての論理インタフェースのパケットが、基本インタフェースに設定したQoSポリシーによって制御されます。

一方、各論理インタフェースに個別にQoSの設定を行い、基本インタフェースにQoS設定を行わなかった場合は、各論理インタフェース毎にQoSが個別に動作します。

ページの先頭へ戻る