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No.4(7月)地上デジタル放送特集

地上デジタル放送特集

放送映像事業本部長 今井 誠


杉本 篤実・荒関 卓

2003年12月から,東京,大阪,名古屋の各地区で地上デジタル放送がスタートしました。デジタル放送のメリットは,高画質,多チャンネル,高度サービスの提供といわれています。特に,新しいサービスについては,携帯との連携,サーバ型放送などがあります。一方,現在の地上デジタル放送は限られたエリアでのサービスとなっており,今後放送エリアの拡大が急がれます。そのため,アナログ周波数変更対策,中継設備の全国構築などが急務となっています。また,そのほかに,放送サービスの高度化,民放経営の多様化などの数々の課題があります。
本稿では,地上デジタル放送に関し,そのシステムを構成する要素技術を概観し,さらに,サービス拡大のための課題,展望などについて述べます。また,併せて海外での状況も概観します。


演奏所設備(送出技術)

森川 隆・中村 和彦・相川 正美・橘 高志

2003年12月1日に始まった地上デジタル放送の多チャンネル放送,多彩なサービス,高度な機能を実現するため,地上デジタル放送用マスターは多くの新規装置とサブシステムにより構築されています。
本稿では地上デジタル放送用マスターの構成と各ブロックごとの特長を中心に,システム概要について述べます。


佐藤 正彦・中井 了一・小出 基晴・山田 幸一・木村 誠宏

2003年12月1日に東京地区では地上デジタル放送が開始されました。日本テレビ放送網(株)殿ではこの機に合わせて汐留に新本社ビルを建設し,デジタル放送用を含めたほとんどの放送設備を新設しました。本稿では,NECが納入した演奏所最終段の番組送出を行うメディアセンター設備について,全体概要と特長について述べます。


羽下 修・宮 賢一・海老沢 正樹・山本 俊一

2003年12月1日より,東京・大阪・名古屋地区において地上デジタル放送が開始されました。NECは(株)テレビ朝日殿より,デジタル放送マスター設備を受注し,納入しました。(株)テレビ朝日殿は六本木ヒルズに新社屋を建設し,デジタル放送開始と同時にスーパーマスターシステムの運用を開始しました。デジタル放送マスター設備はその心臓部に当たり,従来から継続されるアナログ放送に加え,最新の技術を用いたデジタル放送の送出までを行える設備となっています。


中野 浩・渡辺 亨・川手 栄一・佐々木 拓郎・岡田 重吾・野尻 哲郎

NHK殿の地上デジタル設備は,全国規模のシステムです。放送システムの特長は番組伝送にTS伝送を採用した点にあります。
本稿では,これらシステムを構成する本部(東京)および地方局送出システムを中心に,その特長,構成,機能について述べます。


佐々木 良弘・海瀬 和久・小林 一・花田 和美・西野 啓太郎・宮本 剛志

2003年12月より東名阪地区でスタートした地上デジタル放送向けに,CM/番組バンクシステムを開発し納入しました。地上デジタル放送では,2011年のアナログサービス終了までの間は,新しいデジタルサービスとアナログサービスへの両対応が必要となります。今回納入したバンクシステムでは放送素材をSDTV/HDTV両フォーマットで記録することにより,両サービスへの対応を図っています。地上デジタル放送は今後2006年までに全国へ展開される予定であり,今回の納入によって得られたノウハウをベースとし,地方局向けシステムへ展開を図っていきます。


佐藤 玲・霜觸 謙介・橋本 清・吉川 渉

2003年12月より東京・名古屋・大阪地区で開始された地上デジタル放送用送出設備向けに,デジタル放送用MPEG-2 TS 多重系単体装置を開発しました。
多重化装置は,入力された複数のTS信号を多重化し,「地上デジタルテレビジョン放送方式」に準拠した放送TS信号を出力する機能を有しています。また,現用予備構成を持つ送出システムの中で,シームレスに放送TS信号を切り替える機能を有しています。
本稿では,これらの多重化機能を実現させるための単体装置の特長・機能などについて説明します。


岡村 宏・飯島 孝行・大島 勝也・吉川 渉・五十嵐 豊明

2003年12月より東京,名古屋,大阪三大都市圏において,地上デジタル放送が開始されました。
この地上デジタル放送を支える基幹装置として映像・音声の圧縮符号化を行うエンコーダ装置が様々な場面で使われています。
本稿では地上デジタル放送システムに使用されているMPEG-2符号化方式に適合したエンコーダ装置の特長および今後の展開について紹介します。


演奏所設備(コンテンツ制作技術)

山岡 徹也・伊藤亜希子・田上 博康・小山 裕一・渡邊 祐一・神野 英樹

地上デジタル放送の開始に伴い,HDフォーマットでの番組制作ができるスタジオサブシステムの導入が進んでいます。
本稿では,地上デジタル放送に対応する制作・報道スタジオサブシステムの開発コンセプトを説明し,スタジオサブシステムで使用するデジタルプロダクションスイッチャHDTS-2000について紹介します。


小花 麻純・松原 祐一・木曽 康治・田上 博康

地上デジタル放送開始に伴い,地上波のマルチ放送に加え,BS/CS放送,ブロードバンドなどの多チャンネル化を睨み,報道や制作などの番組の制作力向上を目的として報道・制作支援システムを開発しました。
本システムを導入することで,各部門との間で情報共有および,電子化を図ることができ,作業効率を大幅に改善することができました。


送信設備

小室 憲司・牧山 城二・酒井 和彦・大久保 博文・福地 章夫・武田 陽夫

NECは国内向けに地上デジタル放送用送信装置を新たに開発し納入しました。設計に当たっては,省スペース化,サービスエリアの確保,24時間放送対応,保守性などを十分考慮しました。この結果,小型・高性能でモニタ機能の充実した装置を実現し,さらにシームレス切り替え可能なシステムを構築できました。
本稿では,納入した地上デジタル放送用送信装置の概要について上記観点を中心に述べます。


池上 智仁・青木 英二・今井 直樹・菊池 義仁・佐藤 良夫・印南 美和

東京地区における関東広域圏向けの地上デジタル放送は,出力10kWの送信機が東京タワーの新設共同局舎に設置され,2003年8月から試験電波発射,12月からは本放送が開始されました。基本となる送信機には,共同局舎のスペース制限から水冷送信機が採用されています。また,光回線によるTS伝送や同期装置,そして3台の5kW送信機から2台を選択して合成する3/2台方式や出力合成切替盤などは,東京地区の送信システムの特長といえます。さらに,全国に先駆けて自動測定システムも導入され,信頼性・保守性の高い送信システムが構築されています。


樋口 裕二・塩野入 賢一・常冨 博士・川野 昭憲・斎藤 拓也

本稿では,瀬戸デジタルテレビ放送所に納入したTS伝送STL装置,空冷式UHFデジタルテレビ送信装置,およびリモコンなどの付属設備の概要,特長について述べます。


青木 英二・日高 良・廣田 俊久・綾 美浩

2003年12月1日に東京,名古屋,大阪の三大都市圏で地上デジタル放送が開始され半年を経ました。本稿では,STL/TTLの規格を振り返り,今回NECで製品化し構築したデジタルSTLの概要について述べます。また,今後全国でSTL・TTL・中継回線を構築する上で特に留意すべき事項についても触れます。


受信端末

水谷 道夫・長谷川 聡

2003年12月から東名阪の3大都市圏で開始された地上デジタル放送に合わせ,PC業界で初めて地上デジタル放送の視聴・録画に対応した個人向けデスクトップPC「VALUESTAR TX」を開発,2004年1月に発表・出荷開始しました。
本機では地上デジタル放送受信ボードと視聴・録画ソフトを組み合わせた「SmartVision DG」によりコピーワンス放送も含めた地上デジタル放送の視聴・録画,電子番組表(EPG)による録画予約,データ放送の表示などを行うことができます。
本稿では,VALUESTAR TXの特長と地上デジタル放送の視聴・録画を実現するハードウェア・ソフトウェア技術の概要について説明します。


金田 悟・太田 貫太郎・松村 孝和・鳥海 豪・志治 亜矢子・山口 弘恵

携帯受信機向けの地上デジタル放送が2005年度末までに始まろうとしています。携帯電話サービスのマルチメディア化がますます進むなかで,地上デジタル放送は無料でリッチメディアコンテンツを提供可能なアプリケーションとして大きく期待されています。
今回開発した試作機は,第3世代携帯電話をベースに,TVアンテナ,UHFチューナ,OFDM復調LSIなどを携帯電話機に搭載可能なサイズで開発するとともに,デジタルTV視聴を行うためのソフトウェアをすべて端末のアプリケーションプラットフォーム上に組み込みソフトウェアとして開発しました。携帯電話に地上デジタル放送受信機能を搭載することにより,デジタルテレビ放送特有の映像・音声・データ放送と,携帯電話のインターネット接続機能やアプリケーション/コンテンツとを組み合わせることにより,通信と放送を融合させた魅力的なサービスの実現が期待されています。


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