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Oracle - イベント/セミナー

Oracle関連イベント

Oracle OpenWorld 2013 での Active GridLink for RAC セミナレポート

過去のセミナ/イベント

Oracle OpenWorld 2013(以降、OOW)も終盤にさしかかってきた9月25日、オラクル社とNECで共同で実施したActive GridLinkの検証報告を含めた技術セッションが開催されました。これもまたオラクル社とNECとの共同セッションで、日本のパートナーとしては初の試みとなりました。



OOW会場となった、モスコーニセンター

この日は、 「オラクルチームU.S.A」が大会連覇をかけたアメリカズカップの決勝戦最終日。OOW会場の屋外スクリーンではここぞとばかりにレースの模様が生中継されていました。参加者をいやがおうにも引き付ける最高のアトラクションでしたが、最終線で追い風にのるオラクル艇に比べ、セミナ集客の面では少し向かい風となってしましました。



屋外に設置された巨大モニター

そんな中でも WebLogic と Oracle Database の連携に関心を持つ真摯なエンジニア達が続々と集まってきたところでセミナが開始されました。セッション冒頭では、オラクル社で Cloud Application Foundation を統括するVice President のマイク・リーマン氏が挨拶。WebLogic と Oracle Database の連携について非常に重要視しており、ここに多くの投資を行っていくこと、そして、この分野に対する NEC の取り組みについての感謝の言葉をいただきました。



冒頭あいさつ:マイク・リーマン氏

続いて、オラクル社で本分野を担当している、Senior Group Product Manager の フランシス・ザオ氏が登壇。Fusion Middleware におけるWebLogic の位置づけ、Oracle Database RAC との強固な連携を実現する Active GridLink for RAC の概要についてご説明いただきました。顧客からの声として、DELTEK の事例をご紹介、「自律的な管理機能によって運用管理工数が削減できた」とのコメントをご紹介いただきました。続いてパートナーからの声として NEC と Oracle による共同ホワイトペーパーをご紹介。単に製品機能の確認に留まらず、こうした実用的な検証を積み重ねてきた NEC の協力に対し、改めて感謝の言葉をいただきました。



概要・事例紹介:フランシス・ザオ氏

続いて、日本オラクル社で WebLogic Server のビジネス展開を担当されている新井庸介氏が壇上にあがられ、NEC が日本における最大のパートナーのひとつであること、また世界的に見てもオラクル社にとって大変重要なパートナーであることに加え、今回の製品検証の概要についてご紹介いただきました。



共同検証概要:新井庸介氏

その後、NECでオラクル製品の技術検証を担当する柏木直人(システムソフトウェア事業部・主任)が登壇しました。まず性能検証について紹介、最初は動的負荷分散 (Runtime Connection Load Balancing: RCLB) についてです。Active GridLink for RAC が持つ動的負荷分散機能により、ある特定のRACノードに負荷が集中する状況において、WebLogic Server は自動的に負荷を別RACノードに分散し、性能劣化の影響を最小限に留める働きについて説明しました。従来40%もの性能劣化が発生していた状況に対し、RCLB機能が負荷の偏りを自動的に是正し、性能劣化を抑制することができた検証結果を示しました。



RCLBの効果:柏木直人主任

動的負荷分散についてもう一つ、RACノード追加に対する性能向上検証を紹介しました。3ノードRACに対し、4つ目のRACノードを追加することにより、性能をリニアに向上できたこと、平均レスポンス速度が30%向上したこと、RACノードの追加において、WebLogicの設定変更は不要で、システムを止めることなく追加が行えたことについて、検証結果を図示しました。



RACノード追加時の効果

続いて Web session Affinity の検証です。本機能によりRACノード間のインターコネクトの通信量が90%以上削減された検証結果を示し、この劇的な効果により、レスポンスタイムが2倍高速になったことを説明しました。



Web session Affinity による通信量を削減

動的負荷分散とAffinityの関連性

  • 両機能は自動的に使い分けられる
  • 初回はRCLB、その後はAffinityが有効になる
  • 負荷の偏りが著しくなると自動的にRCLBが有効になる
  • 逆にインターコネクト通信量が増加すると、Affinityが有効になる

 


次は可用性検証の紹介です。Active GridLink for RAC がもつ Fast Connection Failover(FCF) 機能により、障害検知に要する時間が分単位から秒単位に短縮できた検証結果を示しました。具体的にはWebLogic - Oracle DB間のパブリックネットワーク障害の検知が9.5分→15秒、RACノード間のインターコネクト障害の検知が5分→33秒に短縮。従来ネットワークタイムアウトに頼っていた障害検知が、RAC側から障害情報を通信できるようになったため、このような劇的な短縮が実現できました。併せて障害対応、障害ノードへの接続のリフレッシュ、も高速かつ自律的に行えるため、障害時の可用性を大きく向上できる旨を説明しました。



FCFによる可用性向上

提案中の構成事例について簡単に紹介しました。現在あるプロジェクトにおいて、Active GridLink for RAC の機能を使って設計を行っています。9台の WebLogic と9台の Oracle RAC から成る大規模システムに対し Active GridLink for RAC を提案し採用されました。
その理由として、

  • 顧客要望1. 自律的な障害回避→解決策: FCFによる高速かつ自律的な障害対応
  • 顧客要望2. 既存アプリケーションの活用→解決策: Active GridLink for RAC の導入容易性(アプリケーション側のコード変更が不要)
このように顧客要望を満たす機能が備わっていること、更に、追加のメリットとして様々な開発フレームワークと組み合わせて使えること、DBの機能の利用を妨げず共存できることも、Active GridLink for RAC の利用を決定づけた要因であったことを付け加えました。

 



採用事例

最後に、Active GridLink for RAC により性能、可用性、そして導入及び維持管理コストの削減が実現できること、NECのITサービスのレベル向上に役立つことを強調しました。また今後のプランとして、Active GridLink for RAC とNECのITサービスのナレッジを融合したベストプラクティスを確立したいことと、最新バージョン(WebLogic 12.1.2, DB12c)が持つ新たなDB連携機能の検証も手掛けていきたい旨をコメントし柏木のセッションは終了となりました。



共同検証のまとめ

再度、フランシス・ザオ氏が登壇し、最新バージョンである WebLogic 12.1.2 の Oracle Database 連携新機能についてご紹介いただきました。DBの障害時にもSQLを再処理し、サービスを止めない Application Continuity、データベース・コネクションの効率的な利用を実現し、拡張性を高める Database Resident Connection Pooling、Oracle DB12c で導入されたマルチテナントへの対応、DB12cの Disaster Recovery 新機能、Global Data Service との連携についてです。特に Application Continuityについては、「FCFにより障害の即時検知とDB接続の即時リフレッシュは実現できたが、依然としてユーザーにはエラー通知が返される。Application Continuity によりDB障害時も処理は継続し、ユーザーにエラーが返らないことはサービスレベルの向上に大きく寄与するだろう」と強調されていました。



Application Continuity



Database Resident Connection Pooling



マルチテナント対応



Global Data Service 連携

最後にフランシス・ザオ氏は、WebLogic と Oracle DB との連携は今後どんどん進化していくこと、今後もNECと製品の検証及びそれを受けての製品の強化に向けて投資していきたい旨のコメントをいただき、講演を終えました。


Q&Aでは、JDBCデータソースがもつ SQL Validation との違いについてや、DB接続数のチューニング等について活発な質疑が交わされました。


講演の最後では、登壇したプレゼンター全員に対して聴衆の皆様から暖かい拍手が送られました。



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