ページの先頭です。
サイト内の現在位置を表示しています。
  1. ホーム
  2. ソリューション・サービス
  3. ERPパッケージ (会計・人事・給与・販売・生産等)
  4. ERPソリューション:EXPLANNER
  5. 生産管理システム:EXPLANNER/J
  6. モノづくりIoTコラム
  7. 第14回 モノづくりIoT トライアルによる効果の確認
ここから本文です。

モノづくりIoTコラム

中村敏

第14回「モノづくりIoT トライアルによる効果の確認」(2017年10月2日公開)

中村 敏 (なかむら さとし)プロフィール
【所属】NECソリューションイノベータ株式会社
      イノベーション戦略本部 兼 IoE事業推進グループ 主席プロフェッショナル

【略歴】NECで主に中堅製造業向けのシステム提案、コンサルティングに従事
      現在、中堅製造業向け モノづくりIoTソリューション事業責任者
      日本マーケティング学会、一般社団法人 日本生産管理学会
      日本TOC推進協議会、NPO法人ものづくりAPS推進機構
      一般社団法人 持続可能なモノづくり・人づくり支援協会 会員

【第14回】モノづくりIoT トライアルによる効果の確認

今まで、モノづくりIoTによる現場力の向上(リードタイム短縮)について説明してきました。現場力の位置づけ、重要性、評価指標、システム化について理解して頂けたでしょうか? 今回は、具体的に「モノづくりIoT」の導入を検討するにあたっての進め方をご紹介します。

モノの流れの見える化にあたっては、事前にトライアルサービスをお勧めします。このサービスは、システム導入前に既存データを活用してモノの流れの見える化を行い、その結果、見える化による効果を実感して頂くためのプログラムです。
尚、本プログラムは無償で対応させて頂きます。但し、見える化の範囲は、「モノの流れ」のみです。設備の稼働情報や、担当した作業者情報などは含みません。また、トライアルで得た知見は一般化し、当社ソリューションの機能強化に反映することがあります。

製造ラインの一部や、特定の製品に絞り、既存システムや、場合によっては手作業によって該当工程の着手/完了時刻データを収集します。収集したデータを活用して、モノの流れの分析や評価を行います。これにより、得られる効果や、実績データの精度、不足情報、問題点を明確にすることができます。具体的な効果や、課題を確認しながら検討することができますので、スムーズな導入が可能です。

報告の中では、実績データの精度が思ったより悪いことが多く、まとめて入力していたり、ルール通りに入力していなかったり、現在のシステム運用の問題点もよく見つかります。また、一番多いのは、新たな気づきです。現場でのモノの作り方が指示通りでなかったり、先食いしていたり、まとめて作っていたり、手直しが発生していたりと、非常に多くの問題点を洗い出すことができます。それと同時に、非常に多くのムダを抱えていることが分かり、多くの方は導入範囲を広げることを検討します。

具体的なトライアルの進め方は、次の通りです。

トライアルの流れ

トライアルの流れ

以下に、トライアルを進める時のポイントを示します。

  1. データの識別子について
    流れていくモノを一意に識別できる情報を明確にします。例えば、「品目コード+ロット番号」になります。この時、一番苦労するのは、工程間のロットの紐付けです。トライアルでは手作業でロットの紐付けをしてモノの流れの見える化を進めますが、具体的な導入の際には、自動的に紐付けるための機能が必要になります。このようなことを事前に把握することもスムーズな導入につながります。
  2. 検証スコープと期間
    検証スコープは、ボトルネック工程を中心に考えるか、特定の製品の全工程を対象にするか選択します。また実績収集期間は、検証スコープのリードタイムの2-3倍の期間を考えて下さい。この時、検証データのボリュームにもよりますが、検証スコープはなるべく絞り込み、実績収集期間は長めに取ることをお勧めします。時系列に分析した方が様々な気づきを発見することができます。
  3. 実績収集データの定義
    モノを倉庫から持ち出す時刻、倉庫から作業場までの運搬開始、終了時刻、ライン脇に一時置く時間、作業待ち時間、段取作業及び、正味作業の開始、終了時刻など、既存データの定義を明確にする必要があります。通常、時刻情報は定義や、データ収集の仕方が曖昧なものが多く、現場での実際の運用と照らし合わせて定義します。また、手戻りなどは、自工程に戻った場合、前工程に戻った場合など戻り先に応じて、各工程の着手、完了時刻の定義を明確にする必要があります。

最後に、分析する上で、工場見学及び、対象工程、製品の工程情報、ワークセンタ情報(設備)の提供をお願いします。(既存の資料、動画 等)これらの情報をもとにトライアル計画書を作成します。 トライアル計画書をご確認いただき、既存データを収集、整理して、お受け取りしてから、2-3週間で報告書を作成し、報告会を行います。データの収集、整理期間が一番時間がかかりますが、平均的には約2-3ヶ月の期間がかかるとお考え下さい。

モノづくりIoTのトライアルにご興味のある方は、以下にお問い合わせ下さい。

問い合わせ先:NEC 産業ソリューション事業部 モノづくりIoTソリューション担当 mfgiot@iot.jp.nec.com
※お問い合わせの際は、貴社名・ご所属・ご芳名・メールアドレスの記載をお願いします。

次回は、トライアルを終えた後、具体的な導入に向けた「良い流れ創りのシナリオ」についてご紹介します。

第15回「良い流れ創りのシナリオ(1)」へ→

バックナンバー

関連ソリューション

ページの先頭へ戻る