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物流改革に向けた物流KPIマネジメントの重要性 【第1回】

講師:柴田 道男

第1回 物流戦略とKPIマネジメント(2009年7月15日公開)
講師:柴田 道男  プロフィール
(NEC 流通・サービス業 ソリューション事業本部 ソリューション推進部 マネージャー)

2.物流戦略の設定と物流改革の階層

(1)物流戦略の設定

では、具体的にどのように物流改革を進めていったらよいのでしょうか。
物流は営業や生産活動の後処理としての役割を押し付けられがちな分野となっていますが、この後処理状態を脱却するにはきちんとした「物流戦略」を掲げることが重要です。
「物流戦略」とは「企業戦略」に沿って設定されるべきものです。企業方針としてどのような点に重心をおくのかによって「物流戦略」は異なってきます。
下図のように、物流においては「コスト」「品質」「納期」が永遠の取り組みテーマとなっています。 では、皆さんの会社はこのどれに重きを置かれているでしょうか?全部でしょうか?

【図2:物流戦略バランス】

物流戦略バランス

確かにどれも無視してよいテーマはありません。とはいえ、会社によってこの3つのどれに重きをおくのかという「物流戦略のバランス」は異なってきます。
例えば、通販会社では当日出荷を企業戦略として掲げているところがあります。この場合コストを多少かけても納期を短縮する、というのが物流戦略のバランスとなります。
また、品質管理(温度など)が絶対的でそのためには時間はかけてもよい、という物流もあります。
皆さんの会社で競合との差別化において何をセールスポイントとするのか、という観点でこのバランスを検討する必要があります。

(2)物流改革の階層

物流戦略を検討する上では、「物流改革の階層」にも目を向けておく必要があります。下図のように物流改革はおよそ3つの層で考えることができます。これらは同時に実施できるものではなく、改革に必要な期間がありますので今年度の短期的取り組みと中期計画での取り組みに分けて考えると良いと思います。
例えば、全国の5つの拠点を東西2つの拠点にまとめて、物流コストを削減し納期や品質は現状同等以上のレベルを確保する、という方針を立案したとします。その場合、センターの統合は3年計画で行い、今年度はまずは物流現場の作業改善に取り組むというやり方です。 こうしたスケジュール設定とそれぞれの改革でのゴールを設定することで経営者層にも理解を求めることが出来ます。

【図3:物流改革の階層】

  • サプライチェーンネットワーク設計
  • 物流センター改革
  • 現場作業改善

これらの3つの改革を場当たり的でなく組み合わせて実施することで着実に成果を上げることが出来ます。

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【プログラム】
物流改革に向けた物流KPIマネジメントの重要性
第1回
物流戦略と
KPIマネジメント

1.企業における物流改革の必要性と動向
2.物流戦略の設定と物流改革の階層
3.物流KPIの設定とマネジメント
第2回
物流KPI
マネジメントの実践