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導入事例 ANA様
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特集

動き始めた「物聯網」プロジェクト
〜中国版スマートシティ構想に先進RFID技術でサポート〜

中国全土でスマートシティ構想が進んでいます。NECは東北地方・大連市のプロジェクトに参画。物流トレーサビリティやセキュリティなどの技術で「近未来港湾」の実現に貢献しています。


大連の近未来型の港湾都市計画にNECが参画

写真1NEC
新事業推進本部
統括マネージャー
兼 RFID事業推進部長
平野 弘一
急激な成長を続ける中国で「物聯網(ウーレンワン)」という一大プロジェクトが進行しています。これは、RFIDやセンサ、ネットワーク技術など先進のIT技術を駆使して「モノとモノ」「モノと人」をつなぎ、より効率的かつ環境負荷の少ない都市づくりを目指すというもの。“ITによって無駄のない持続可能な社会を創る” というこの考え方は一般に「スマートシティ」と呼ばれ、取り組みを進める国が世界各地で増加していますが、物聯網はいわば、その中国版ともいえるものです。

2009年に中国・温家宝首相が提言した「感知中国」というユビキタスネットワーク戦略を実行するための基盤となるこの物聯網は、翌年3月の全国人民代表会議での「戦略的な新興産業への投資・支援策を強化する」という首相発言を経て、一気に具体化しました。現在は、トップダウンによる改革プロジェクトが中国各地の都市で進行中。首相肝いりの国家プロジェクトとして、この動きは無錫市(むしゃくし)を手始めに、中国全土へと広がりを見せています。

そんな中、スマートな港湾都市づくりを目指しているのが遼寧省の大連市です。同市は省内でも有数の巨大港湾都市。しかし、近年は経済の活況で、近隣の他港が急激に成長しています。そこで、大連市は物流拠点としての存在感を高めるため、物聯網による都市改造計画を立案。中でも、港湾周辺の設備やシステムの整備に力を注ぐことで、近未来型の港湾都市になるための取り組みを始めました。
NECは、この大連市の取り組みにおいて重要な役割を果たそうとしています。具体的には、大連市当局、大連港の運営を担う大連港集団、NRI上海、NECの4者間で港湾基盤システム構築に向けた覚書を締結。競争優位な新世代港湾立ち上げに尽力する大連港集団と大連市のバックアップを受け、NRI上海は物聯網の港湾への適用推進を担当、そしてIT分野に強みを持つNECは実際のシステム構築を行うことになったのです。このような4者の役割分担のもと、港湾及び周辺都市の大規模改革が動き出しています。

このプロジェクトはまだ始まったばかりですが、NECはすでにいくつかの施策を検討しています。その中心が、物流トレーサビリティとセキュリティです。

「RFIDを活用し、大連港から内陸の工場までをつなぐ、業種をまたいだ物流トレーサビリティシステムの構築を考えています。これは『いま何がどこにあるのか』をリモートで把握し、物流品質の向上を目指すものです。そのほか、石油コンビナートがある大連港は火災のリスクも高いため、物理・情報の両面から港湾地域の安全対策を行うセキュリティシステムも検討しています」と新事業推進本部統括マネージャー 兼 RFID事業推進部長の平野 弘一は話します。


温度管理、リアルタイム位置管理など世界中で高い評価を得ている数々の実績

写真2NEC
新事業推進本部
RFID事業推進部
グループマネージャー
加藤 伸一
NECが、このプロジェクトのIT領域でのパートナーに選ばれた最大の理由は豊富な実績でした。とりわけ、RFIDソリューションの強みは高く評価されています。

「お客様の目的はRFIDを使うことではなく、港湾の効率化や利便性の向上です。そうした価値を生み出すためには多様なノウハウが必要になります。その点、NECは高度なセンシングや無線関連の技術だけでなく、それらを組み合わせ、活用するための豊富な知見を持っています。そうした実績が高く評価されたのです」と新事業推進本部RFID事業推進部の幸田 拓也は話します。

例えば、中国有数の大手医薬品流通卸会社である九州通様に導入された、温度トレーサビリティシステムがあります。「医薬品の流通プロセスには、徹底した温度管理が不可欠です。そこで、当社は九州通様に温度トレーサビリティシステムを提案しました。医薬品を入れる保冷箱に温度センサ付きのRFIDタグを貼り付け、輸送中の温度変化をリアルタイムに記録・見える化する仕組みです」と新事業推進本部RFID事業推進部グループマネージャーの加藤 伸一は説明します。

輸送中の温度変化が可視化できたことで、梱包材や保冷剤などの改善が可能となり、輸送品質を飛躍的に向上することができました。また、それまで温度計を使い、人手で行っていた温度計測を自動化したことで、業務効率も上がったといいます。また、同システムは北京医薬様にも導入していますが、このシステムは中国政府からも高く評価され、中国物聯網におけるRFIDを使ったコ−ルドチェ−ンの優秀事例として、2011年1月11日に北京で開催された中国物聯網産業発展年会にて中国電子信息産業発展研究院より表彰されました。

概要図:九州通様 温度トレーサビリティシステム

中国の医薬品流通卸業、九州通様に導入された温度トレーサビリティシステム。医薬品の容器に温度センサ付きのRFIDを装着し、一連の物流プロセスにおける温度変化を記録します。物流の品質向上とともに効率化も実現しました。

ブラジルの大手私立病院、アルベルト・アインシュタイン病院様での事例もあります。同病院では、温度センサ付きのRFIDタグを活用した医療用冷蔵庫・冷凍庫の温度監視システムに加え、医療機器の在庫・位置管理を行うリアルタイム位置管理システムを構築しました。

「一分一秒を争う医療現場において、必要な機器が必要なときにすぐ見つからないことは、患者の命にかかわります。しかし、医療機器は院内のいろいろな場所に散在しているため、所在をなかなか把握できないという問題を抱えていました。そこでNECは、医療機器にRFIDタグを取り付けることで、機器のありかを特定できるシステムを提案したのです」と加藤。位置情報把握のための仕組みは、NECが持つ高度な無線技術を活かして構築しました。無線LANのアクセスポイントによってRFIDタグの電波を検知し、その情報から機器の場所を割り出すことができるようにしたのです。


クラウド時代を見据えたRFIDソリューションを構想

写真3NEC
新事業推進本部
RFID事業推進部
幸田 拓也
現在、RFIDの活用領域はますます広がっています。例えば、中国の工場から出荷される製品にRFIDを取り付けて日本に運び、卸売業者、さらに小売業者の店頭に至るまでのモノの流れを一気通貫で可視化する。そんな活用法も現実のものになろうとしています。さらにクラウドコンピューティングとの組み合わせによって、RFIDは、これまで以上に社会全体の効率化に役立つと期待されています。

「しかし、RFIDタグを装着する対象が増え続けると、処理しなければならない情報は膨大な量になります。ですから、情報を処理するための基盤整備と新しい使い方や可能性を模索することが重要になるでしょう」と平野は話します。基盤整備については、NECは大連にデータセンターを建設する計画を進めています。このデータセンターは、大連のプロジェクトにおいても、重要な役割を担うことになるでしょう。

すでにNECは、大連だけでなく、中国の10都市で物聯網プロジェクトに参画しています。個性的な10都市の状況に合わせた、最適なスマート化を目指します。そして、これらの取り組みを通じて、NECはさらに高度なRFIDソリューションを追求しています。

「IT分野に関する技術的なノウハウと、幅広い業種における実績。そして、中国におけるSI体制、これらの強みを活かして、物聯網関連をはじめとする様々なプロジェクトでNECの価値を提供していきたいです」と幸田は今後の展望を語りました。

(2011年3月16日)

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