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ホーム > ソリューション・サービス > RFID活用ソリューション  > 特集  > EPCglobalへの取り組み
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EPCglobalでの実証実験や標準化活動で得たノウハウをミドルウェアに反映・EPCglobalへの取り組み

サプライチェーンでのRFIDの活用が広がるなか、その主導的な役割を担うのがRFIDの世界的な標準化団体EPCglobalである。NECはいち早くEPCglobalに参画し、技術標準の仕様策定を積極的に推進。国際標準に準拠するRFIDミドルウェア製品を開発するとともに、EPCglobalの国際物流実証実験でその有用性を検証している。標準化活動や実証実験で得たノウハウをRFIDの製品やシステム構築に反映するなど、一歩先のソリューションを可能にするNECのEPCglobalへの取り組みを紹介する。

EPCISの仕様策定で積極的な標準化活動を展開

写真1NEC
サービスプラットフォーム研究所
主任研究員
多賀戸 裕樹氏

EPCglobalは、RFIDに関する世界的な業界標準団体として2003年11月に設立され、小売や製造、物流など会員企業数は1264社に上る(2008年3月現在)。EPCglobalの主な活動は、RFID 技術の国際標準化やサプライチェーンを構成する企業間の情報共有を推進し、サプライチェーンの効率化を実現することだ。具体的には、RFIDタグに格納されるユニークな商品識別コード(EPC:Electronic Product Code)や、グローバルで利用するためのUHF帯の無線通信インタフェース(Gen2)の標準策定などが挙げられる。さらに、EPCglobalネットワーク上でRFIDデータを共有するためのインタフェース仕様であるEPCIS(EPC Information Services)の標準化も行っている。

NECは2004年5月に国内ITベンダーとして初めてEPCglobalに加入し、標準化活動に参画してきた。特にEPCISの仕様策定で積極的な活動を展開。「EPCIS仕様に関する寄書やコメントの提出をはじめ、ドラフト仕様を実装し、仕様の記述内容や相互接続性の問題を洗い出すプロトタイプ・テストに参加するなど、EPCISの仕様策定で貢献しています」と、サービスプラットフォーム研究所 主任研究員の多賀戸裕樹氏は述べる。

こうした標準仕様策定を通じ、EPCglobalの国際標準に準拠したRFIDソフトウェア製品を開発。RFIDタグのイベント情報をEPCISに送るインタフェースとなるALE(Application Level Events)1.0に準拠する「WebOTX RFID Manager Enterprise」や、EPCIS 1.0に準拠する「WebOTX RFID Manager Information Service」を提供。「国際標準に準拠することで、様々なベンダーのRFID製品が混在するシステム環境におけるシステムの互換性を持ち、RFID情報の共有を実現できます」と、第二システムソフトウェア事業部の小島洋介氏は述べる。

国際物流におけるRFIDの実証実験に参画

NECはこれらのRFIDソフトウェア製品を用い、EPCglobalの国際物流部会が実施した国際物流の実証実験(フェーズ2)に参加している。この実証実験の目的は、中国・米国間の国際物流過程において、コンテナ向けパッシブタグとアクティブタグの機能実証と、EPCISを用いた企業間のRFID情報共有により、コンテナに積み込んだ貨物をリアルタイムに可視化すること、EPCglobalで策定された技術仕様が国際物流過程の効率化と高度化に寄与することを検証することである。実証実験には国際的な物流事業者やソリューション・プロバイダー、ハードウェア・ベンダーなどが多数、参加している。

本実証実験では海路でタイヤを輸送する実証実験(実施時期は2007年12月〜2008年1月)と、空路でPCを輸送する実証実験(同2008年1月)が行われた。このうち、NECは海路における実証実験のソフトウェアベンダーとして参画した。具体的には、米国の耕作機メーカーが中国で生産するタイヤとホイールを米国に海上輸送する業務プロセスが対象。タイヤを積み込むパレットとコンテナにEPCglobal準拠のRFIDタグを装着し、コンテナ集積所やタイヤ組み立て倉庫、上海港コンテナ・ターミナルなどのチェックポイントに設置したリーダライタでタグの情報を読み取る。その情報はEPCISとEPCglobalネットワークを介して実証実験に参加する物流事業者がリアルタイムに共有することで、貨物の輸送過程を追跡可能にしている。

図:貨物の輸送過程とRFID

「EPCISを用いた情報共有のポイントの1つは、組み立て倉庫でパレットに装着したタグと、コンテナに装着したタグを紐付けていることです」と多賀戸氏は述べる。というのも、貨物を積み込んだパレットはコンテナに積載後、コンテナの扉が閉じられるため、パレットのタグを読み取ることができないからだ。だが、パレットとコンテナのタグを紐付けることで、コンテナのタグ情報を基にパレットに積み込んだ貨物を追跡できるようになる。

EPCISを介したデータ共有によるリアルタイムな貨物追跡を検証

写真2NEC
第二システムソフトウェア事業部
小島 洋介氏

実証実験では、RFIDタグの読み取りに基づくイベント情報(時間、場所、操作などモノの動きに関するデータ)をEPCISに格納。荷主や物流事業者の貨物追跡アプリケーションからイベント情報にアクセスする。これにより、コンテナを船積みした日時や出航した港などの履歴をリアルタイムに共有、可視化できることを検証した。「指定したチェックポイントを貨物が通過した場合や、指定した時刻を過ぎても次のチェックポイントに貨物が到着しない場合に、メールでアラートを送信する仕組みを実現し、物流プロセスの即応化に対する効果を確認できました」と多賀戸氏は説明する。

NECでは、EPCglobalの標準インタフェースであるEPCIS 1.0に準拠した「WebOTX RFID Manager Information Service」を中国側のシステムに適用。各社のRFIDタグからのイベント情報を、ミドルウェアを介し効率的に収集・管理を行い、アプリケーションからの要求に応じた情報提供により、参加企業間の情報共有を可能にしている。また、「WebOTX RFID Manager Enterprise」により、各社のリーダライタの読み取り情報の収集とEPCISへのRFIDイベント情報の送信を実施した。

実証実験は期間が限られているため、効率的なシステム構築がポイントになる。「実証実験のシステム構築に際し、サービスプラットフォーム研究所で開発したフレームワークを活用しています。これにより、システム開発期間を短縮できました」と多賀戸氏は述べる。また、小島氏は「フレームワークの適用に加え、当社のミドルウェア製品はEPCglobalの製品認定を取得していることが特徴です。例えばEPCISで他社の製品と接続する場合、標準準拠といっても、相互接続に問題が起こることもあります。認定済みの製品により、EPCglobalの各種システムと互換性を持って実証実験システムの早期稼働を実現できました」と話す。

企業ニーズを理解して標準仕様の策定を推進

NECでは、今回の国際物流実証実験の成果を生かしながらRFIDソリューションの拡大を図る意向だ。「小売業とメーカー間など、EPCISによる情報共有は一部で始まっていますが、これはサプライチェーンの一部にすぎません」と多賀戸氏は述べる。そこで、将来的には製造から物流、小売、消費者、そして廃棄時のリサイクルまで含め、各プレーヤーがRFIDデータを共有する仕組みを開発。これにより、循環型の商品ライフサイクル全体を通じたモノのトレースが可能になると見ている。また、今後のWebOTX RFID Managerの展開に向け、「国内のみならず、アジアなど海外にも販売を進めるとともに、汎用的なシステムが必要になるオープン領域や大規模向けのRFIDシステムを提案していく考えです」と小島氏は話す。

そして、EPCglobalの標準に準拠した製品を中心にRFIDソリューションを提供する計画だ。そのためにも、従来にまして標準仕様の策定や今後実施される実証実験にも積極的に参画していく予定である。企業ユーザーのニーズを理解したうえで、そのニーズを検証することにより、最適なRFIDソリューションを企業に提案していく考えだ。

(2008年9月11日)

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