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担当役員メッセージ

サプライチェーンパートナーの皆さまとの共創による事業成長に向けて

執行役員常務
サプライチェーン統括ユニット担当
大嶽 充弘

現在、当社は2018中期計画の実現に向けた事業活動を遂行しています。中期計画の中で最も重要なことはグローバル事業の拡大であり、セーフティ事業、グローバルキャリア向けネットワーク事業、リテール向けITサービス事業に注力しています。いずれも、今後のNECの事業の方向感をより具体的イメージいただける象徴的な事例です。共通していることは、どの事業も、過去から積み上げてきた技術、価値提供の実績やお客さまからの信頼を元に、新たな技術を組み合わせて、お客さま(市場)を拡大しているということです。

製品・サービス・ソリューション事業のライフサイクルで言うと、製品事業が中心だった時代には、サプライチェーンの活動は概ね開発に始まり、調達、生産、物流までが主な活動範囲でした。しかし、社会ソリューション事業へのシフトに伴い、サプライチェーンの役割がより上流にシフトし、お客さまとの企画段階から参画し、納入後の保守、運用支援まで視野に入れて活動する場面が多くなっております。例えば、お客さまとの契約時点で調達のリスクを共有すること、あるいは設置の容易性を考慮した設計や部品選定も、重要な要素の一つです。このようなEnd to Endで最適なサプライチェーンを作り込むことが我々の使命と考えています。

こうした活動範囲の拡大により、調達するモノやサービスの内容も変わりつつあります。NECブランドのハードウェア・ソフトウェア製品を作るための資材調達の重要性は、これまでと同様に変わることはありませんが、物流、工事、運用・保守といった領域などで、サプライチェーンパートナー(以下、本文中では「パートナー」と記載)の皆さまの持つ強みをNECが保有するアセットと組み合わせてお客さまへの提供価値を最大化する活動も調達部門の責任と考えています。社会ソリューション事業では、お客さまの課題を解決する事業であり、当社の製品・サービスに加えて、パートナーの皆さまとの連携が益々重要になるでしょう。

そのような環境下において、パートナーの皆さまへお願いしたいことを、3つの領域に整理してお伝えします。

ハードウェア領域

まずは先端技術情報の共有です。尖った技術のみならず、耐環境性・小型軽量・省エネと言ったファンダメンタルな要素も含め、社会の課題解決に直結する先進テクノロジをどんどんご紹介下さい。また、保守の運用容易性を向上させる技術や製品のご紹介も、社会ソリューション事業では重要な要素です。そういった、皆さまがお持ちの技術ロードマップを長期で共有させて頂きたいと思っております。また、当社の社会ソリューション事業にとって何よりも重要なのは、安全・安心・効率・公平の実現であり、その為には、パートナーの皆さまから提供いただく製品・サービスのQCDの継続的な改善と長期安定供給が不可欠です。万全な品質保証体制、止めないサプライチェーンの実現、お客さまに対するライフタイムサポートなどを強く意識して頂きたいと思っております。

ソフトウエア・ソリューション領域

ソフトウェア開発領域では、当社の注力事業を支えるIoT+AI領域におけるスキルフルなリソースの提供拡大をお願いします。仮想化、コネクティビティ、モビリティ、セキュリティといった領域に事業が拡大しております。新しい領域に求められるスキルを我々と共に育成し、必要なタイミングで必要な人材をご提供頂く関係を、これまで以上に強固に構築していきたいと思っています。こうした関係を更に発展させ、社会/お客さまの価値拡大に向けた共創の場へのご参加もお願いしたいと思います。当社のエンタープライズビジネスユニットが運営しております「ものづくり共創プログラム」は、現在1,000社を超える加盟会社、3,600名を超える研究メンバの方々にご参加頂いております。このような共創の場にパートナーの皆さまも参画頂き、本活動を通じてお客様/社会への貢献、提供価値の最大化を加速していきたいと考えています。

グローバル領域

社会ソリューション事業を拡大していく上で、グローバル事業への取り組みは避けて通れません。グローバル事業拡大に向けたパートナーの皆さまとの連携は既に進めておりますが、特にグローバルSI商材を供給頂くパートナーの皆さまとは、グローバルサポートを前提としたフレーム契約を締結し、グローバルアカウント体制による責任を明確にすることで、これまでに以上に現地サポートの強化をお願いしたいと考えております。

パートナーの皆さまとの共創は、スピード感を持ってタイムリーに実行することで、お客さまへの提供価値を生むことができます。こうした意識を持って、早く具体的なアクションを取って、結果を形にし、お客さまのフィードバックを受けて改善を繰り返し、提供価値を積み上げていく。この一連の行動を、私は「Fast Action」と呼んでいますが、自らの行動のスタイルとして社内にも宣言し、また当社サプライチェーン関係者に行動を促しています。

今後も、スピード第一で、皆さまとの共創活動を進め、社会やお客さまの課題解決に貢献して参りたいと思っています。皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます。

(2017年4月)