Adaptive Robotics

社会に適応するロボティクス

NECは社会課題の解決に向けて、見える化、分析、対処のステップからなる社会価値創造プロセスを定義し、対処を実現する技術の一つとしてロボティクスを位置づけています。ロボティクス技術は、工場の機械化・自動化をはじめとする産業への寄与と、人とのコミュニケーションを指向する軸で進化を続けています。

産業用ロボットが登場したのは1960年代。我が国では産業用ロボット元年と言われる1980年から急速に市場が立ち上がり、その後の製造業の発展に大きな寄与を果たしています。近年ではIoTにより工場で動くロボットや製造装置がネットワークに接続され、工場全体のスマート化が進行しています。ドイツではIndustrie 4.0に向けた取り組みの中で、ネットワークに接続されたロボット、3Dプリンタ、生産ラインを駆使し、顧客のニーズに沿ったカスタマイズ製品を注文後24時間以内に出荷することも可能にしています。今後は高度なAIがロボットに搭載され、ロボット自身が学習をすることによって生産性のさらなる向上に期待がかかります。世界の製造業で働く工場労働者は技術の発展によって2040年までに数百万人にまで減ると予想されていますが、AIを搭載する産業用ロボットがその変革を進めるドライバとなっていくでしょう。労働力が減少していく社会においてはロボットが生産性の維持や向上に寄与していくと考えられます。

IoTとロボットの組み合わせによる生産性の向上は工場内にとどまりません。国土交通省が推進するi-Constructionは建設現場の自動化を実現していきます。測量や施工、検査といった建設現場の作業を、ドローンや自動制御されたICT建設機械によって自動化します。ICT建設機械により、日当たりの施工量は約1.5倍になり、作業員は約1/3に減らせるとも言われており、建設現場での作業効率化が進んでいきます。警備の現場でもIoTとロボットの活用が進んでいきます。NECはALSOKとの協業により、高品質な警備およびコスト最適化を実現する新たな警備サービスの提供に取り組んでいます。

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社会価値創造のビジョンや取り組みについて、より詳しい内容をご覧いただけます。是非ご一読いただければ幸いです。