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解決の鍵を握るバリューチェーン変革
食料ロス・廃棄削減は国際的なミッションへ

社会課題と、それに向けた世の中の動き、NECの取り組みや提案をまとめた「社会価値創造レポート」は、もうご存じでしょうか?
今回はその中の「Industry Eco-System」編から「社会課題」をピックアップしてご紹介します。
今回のテーマは「世界中が取り組む食料廃棄問題」です。


地球環境にも影響を及ぼす食料廃棄の問題

一部の先進国を除き、世界全体での人口増加はとどまるところ知りません。国連の最新データによれば、2050年の世界人口は約97億人になるとの予測で、2015年の約73億人と比べると約1.3倍も増加すると考えられています。人口が増加すれば、当然ながら必要となる食料の量も増えることになります。しかし食料生産には多くの水が必要になるほか、その過程において温室効果ガスも排出されてしまうため、貴重な地球資源を浪費することにもつながってしまいます。

この課題解決を考えるうえで重要となってくるのが、食料ロス・廃棄の解消です。国連食糧農業機関(FAO:Food and Agriculture Organization of the United Nations)の調査によれば、世界全体で年間に生産される食料39億トンのうち、約3分の1にあたる年間13億トンもの食料が人々の口に入ることなく捨てられているのが現状です。この誰にも食べられない食料の生産のために、約33億トンの温室効果ガスが排出されているほか、250立方キロメートルもの淡水が使われているのです。
適切な量の食料を生産し、無駄なく消費者に届けることができれば、地球資源の浪費を解消することにつながり、持続可能な社会の実現にも近付くでしょう。

国連が2015年に採択した『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ』では、「持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)」を定めています。そこで記述されている「今日の世界」では、「依然として数十億人の人々が貧困のうちに生活し、尊厳のある生活を送れずにいる」としており、さらに「多くの国の存続と地球の生物維持システムが存続の危機に瀕している」と警告しています。

このSDGsでは、食料ロス・廃棄にもフォーカスしています。具体的には「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の1人あたりの食料廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・バリューチェーンにおけるロスを減少させる」という目標が掲げられました。我々はいますぐにでも食料ロス・廃棄の削減に真剣に取り組んでいかなければならないのです。

捨てられる食料を造るために消費される資源

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