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新興国の渋滞解消に不可欠な新たな取り組み

NECがICTで支える世界の次世代公共交通インフラ

現在、NECは世界のさまざまな公共交通インフラをICTで支えています。

アジア地域における代表的な事例となるのが、香港におけるバスの「フリートマネジメントシステム( FMS:Fleet Management System)」です。
バスの安全・安心な運行をログデータの収集と自動アナウンスを核に実現した事例です。

人口密度の高い香港では、公共交通網としてバスが重要な役割を果たしてきました。しかし、これまで香港の路線バスでは、運行管理の仕組みがなく、バスの運行データが集積されていなかったために、バスがスケジュールどおりに運行されているかどうか、ドライバーがどのような運転をしていたかなどを、バス会社が正確に把握することができませんでした。

また、乗客にとっても次の停留所を知らせるアナウンスや車内表示がないため、特に観光客にとっては非常に利用しにくいものとなっていました。

FMSではGPSを利用してバスの位置情報を取得するため、バスの運転状況が把握でき、定時運行できているか、どの路線のどこで遅延が多いか、などのデータを蓄積できます。

運行中の位置情報から次の停留所を判断して、車内アナウンスや停留所表示を自動で流すことができるようになったため、次の停留所案内を気にする必要がなくなり、バスドライバーは運転に集中できることで、安全運転の支援につながりました。

さらに、NECの海外現地法人であるNECアジアパシフィック社は、シンガポールの公共交通サービス機関であるSMRTコーポレーション向けに、バスの運行サービス向上を支援するソリューションを2014年から提供しています。

遠隔監視システムによる運転手の運転特性や運行オペレーションの改善のほか、2016年4月からは、IoT※1と画像解析技術、さらにSDN※2を組み合わせ、リアルタイムでの各種情報を収集しています。
乗客にバスや列車の出発時刻を知らせるほか、路線や料金、推定所要時間などをディスプレイから知らせる仕組みを構築しました。画像解析技術では、乗客の行動変化や、年齢や性別による相違などを分析し、セキュリティ向上などに役立てています。

これらの情報をバスの運行計画の作成や最適化にも活用することで、より安全・安心なバス運行を実現しています。

公共交通の安全運行と収益拡大/経営効率化に寄与するNECのICTソリューション
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    Internet of Things
  • ※2
    Software-Defined Networking

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次回(3/21公開予定)は、同じくLifeline Infrastructure編から「未来に向けて」をお届けします。

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