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NECが考える
デジタルトランスフォーメーション

次世代の経営に必要なリソースを新たにつなぎ合わせ、企業・産業、都市、人に活力を生み出し、サステナブルな社会を実現します。

今、なぜ、デジタルトランスフォーメーションが必要か

富の格差、食料不足、エネルギー資源、気候変動など社会課題に対する解決を目指す取り組みは世界各国で広がっており、世界共通の目標として2015年9月の国連サミットでは、2030年に向けて「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)」が策定されました。

こうしたサステナブルな社会の実現において、テクノロジーは社会課題の解決を担う重要な鍵となります。
テクノロジーの指数関数的な進化は、産業の生産性・効率性の向上を加速し、情報・エネルギー・輸送というネットワークのコストが劇的に小さい「限界費用ゼロ社会」(※1)の到来を早め、必要なものを、必要なときに、必要なだけ利用することができる未来が訪れます。人々の消費や所有に対する考え方も変わりつつあり、人々の生活の隅々にまで普及した情報ネットワークを活用した、カーシェアリングなどの「共有型経済」が広がっています。

そのような未来における経営では、先進的なテクノロジーを保有していることは特別なことではなく、ビジネスにおける他社との差異化要素にはなりません。テクノロジーを活用する用途や範囲を広げ、今はまだない新しいサービス・製品、ビジネスモデルや価値を創造していく必要があります。このような取り組みが、企業・産業の事業活動や都市運営を大幅に効率化し、人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させ、サステナブルな社会を実現します。このような社会現象が「デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)」です。

例えば、銀塩フィルムからデジタル写真への転換がもたらした変化を見てみると、写真のデジタル化は、現像プロセスによる環境問題を解決すると同時に、モバイル通信とつながることで、人々の写真の利用方法を一変させ、ライフスタイルにおける新たな価値を創造しました。それと同時にフィルム市場は、製造から小売までのサプライチェーンに多大な影響を受け、ビジネスモデルの変革が起こりました。

近年、オンラインショッピングの普及が小売市場に影響を与えたり、スマートフォンによるモバイルインターネットの普及がマスメディアのあり方と人々の行動や消費傾向を一変させたりと、デジタル化の波が起こす変化はあらゆる産業で見受けられるようになってきました。このように、DXは企業や産業のビジネスモデルの変革をもたらし、同時に人々のライフスタイルにも変革をもたらします。

また、調査会社などの市場予測では、DXへの投資額は今後5年間で大きく増加し、領域ごとに見ると、製造、公共サービス、流通の三大領域において大きな変革が起きるとされています。NECは、これらの領域のソリューションに長らく関わり、お客さまのビジネスの発展に貢献してきました。今、NECは、お客さまと共にさらなる発展と社会課題の解決に取り組みたいと考えています。

※1 ジェレミー・リフキンが著書「限界費用ゼロ社会―モノのインターネットと共有型経済の台頭―(The Zero Marginal Cost Society:The Internet of Things, the Collaborative Commons, and the Eclipse of Capitalism)」で提唱している、IoTなどのテクノロジーの進化により、効率性や生産性を極限まで高め、最終的にモノやサービスが無料になるという社会。

NECが考えるデジタルトランスフォーメーションとは

実世界は、人と人、人とモノ、人とコトのつながりで成立し、これらの出会いによって価値が生まれています。しかし、今はまだつながっていなかったり、つながる範囲が狭かったり、つながりが非効率でコストがかかっていることで新たな価値を生み出せていない場面も多く存在します。

そこで、実世界の出来事をデジタル化して、サイバー世界に取り込み、人・モノ・コトを深いレベルでつなげることによって新しい価値を生み出す。その結果、私たちの生活やビジネスをよりよく変えていく。これが、NECの考えるDXです。
NECは、未来の経営において、人・モノ・コトといったリソースをつなぎ合わせ、企業・産業、都市、人の活力を生み出すサステナブルな社会の実現を目指します。

例えば企業においては、人の活力を生み出すために、企業・ビジネスと人に内在する能力、適性、趣味嗜好などの情報をつなげることで、オペレーションを効率化し、自動化が進んだ世界を実現します。働く人のリソースをよりクリエイティブな業務へ配分することで、生産性を高めることができるのです。インターネットを介して業務を委託するクラウドソーシングのきめ細かな運用が可能となり、場所や時間の制約がない働き方もできるようになります。アクティブシニア世代には、能力やスキルを活かしたやりがいのある仕事を提供することも可能になります。充実感が持てるワークスタイルが選択できるようになれば、人々はもっと活力を持って生きることができます。同時に、適材適所かつ適切なタイミングでの人材確保を可能にし、労働力不足を解消します。

産業の現場では、製造業と物流業、小売業のそれぞれが持つ情報をリアルタイムにつなげることで、各現場における労働力の最適化や、需給バランスの最適化による食料や製品の廃棄ロスを削減します。また、消費者ニーズの解析や生産者へのフィードバックによる、個人に合わせたマーケティングが可能となり、本当に必要なものを必要なときに必要なだけ手に入れることができるようになり、消費者を巻き込んで、バリューチェーンを最適化します。

都市では、公共サービスの現場と管理者が持つ多種多様な情報をつなげることでオペレーションを効率化するのはもちろんのこと、都市経営の発想で、すべての公共サービスが都市全体の観点で最適化することを実現します。例えば、渋滞や非効率なサービスが減り、都市の暮らしも向上します。また、犯罪が起こりやすい時間や場所を予測し、警察官や警備員を適切に配置することにより、都市の治安が向上し、テロや犯罪が減ることで安心して暮らせる社会を実現することができます。さらに、人と医療機関や医療サービスをつなげることで、個人に最適化されたパーソナライズ医療を実現し、病気の重大化を防ぎ、健康な生活が維持しやすくなっていくことで、人々の生活の質が高まり、今までよりも自由で幅広い活動が可能となります。

このように、NECは企業・産業、都市、人に活力を生み出し、サステナブルな社会を実現します。

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