ケーススタディ

物流インフラを可視化して、インドにさらなる経済発展を

DMICDC※様

クラウドを活用した、物流可視化統合プラットフォームを構築。
輸送するコンテナの位置情報をリアルタイムで把握

インドのDMICDCとNECは合弁会社を設立して、2016年7月から物流可視化サービス事業を展開しています。ムンバイの港で荷揚げ・荷積みされるコンテナにRFIDタグを装着し、デリー・ムンバイ間のコンテナ輸送中は、港の出入口ゲート、高速道路料金所、内陸通関基地の出入口などに設置したRFIDリーダ・ライタでタグ情報を読み取り、クラウド上に収集するほか、港湾内のコンテナ管理情報など他システムとも連携。これにより荷主や運送事業者は、コンテナ番号の検索だけで、輸送中のコンテナの位置情報がリアルタイムで正確に把握できます。NECは、物流インフラを一気通貫して可視化する統合プラットフォームの構築・運用をトータルにサポートしています。


輸送時間の長期化、遅延など、
物流インフラに大きな課題がありました

インドでは急激な経済成長が進む一方で、物流インフラの整備が課題となっています。輸送時間の長期化や遅延、また輸送状況の把握が困難であることから、製造業などの荷主はリスク回避のため余剰在庫を抱える結果となっていました。さらに物流インフラの整備の遅れは、外資企業の誘致拡大や国際競争力強化のネックでもありました。そこで、日印両政府が共同推進する「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」のスマートコミュニティ・プロジェクトの一環として、物流インフラ整備の具体的な取り組みがスタートしました。この構想は、デリー・ムンバイ間に総延長約1,500kmの貨物専用鉄道を敷設し、周辺に工業団地、物流基地、商業施設などのインフラ整備を行う日印共同のビッグプロジェクトです。

RFIDタグを活用して、
輸送中のコンテナの位置情報をリアルタイムで把握

インドのデリー・ムンバイ間産業大動脈開発公社(DMICDC)とNECは合弁会社を設立して、物流可視化サービス事業を展開しています。ムンバイの港で荷揚げ・荷積みされるコンテナにはRFIDタグを装着し、ハンディターミナルによってコンテナ情報とマッチングされます。装着するRFIDタグには、セキュリティ対策としてID情報だけが記録されています。デリー・ムンバイ間のコンテナ輸送中は、港の出入口ゲート、高速道路料金所、内陸通関基地の出入口などに設置するRFIDリーダ・ライタで、RFIDタグ情報をタイムスタンプとともに読み取り、港湾内のコンテナ管理情報など他システムとも連携してクラウド上に集約します。これにより荷主や運送事業者は、コンテナ番号を検索するだけで、デリー・ムンバイ間におけるトラック・鉄道で輸送中の、コンテナの位置情報をリアルタイムで正確に確認することができます。

NECは、物流可視化サービス事業を
アウトソーシングでトータルにサポート

NECは、グローバル対応の物流可視化ソフト「Logistics Visualization System」を提供するとともに、物流インフラを一気通貫して可視化する統合プラットフォームの構築・運用を、アウトソーシング事業としてトータルにサポートしています。2016年7月から運用開始した新サービスは、輸送コンテナの位置情報の可視化を通じて物流インフラ全体の課題把握を実現し、将来的にはビッグデータ収集による輸送時間の予測など、物流サービスの高度化にも貢献。今後は、インド全土へのサービス拡大も期待されています。RFIDタグ、GPS、手入力などデータ収集方式の制約がなく、既存システムとも自由に連携できる物流可視化プラットフォームの構築・運用実績をもとに、NECはインドだけでなくさまざまな新興国の物流サービスの向上に貢献していきます。

  • DMICDC:Delhi Mumbai Industrial Corridor Development Corporation Limited、デリー・ムンバイ間産業大動脈開発公社

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