ブックタイトルNEC Vision Case Studies and Highlights

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概要

NEC Vision Case Studies and Highlights

スマートエネルギー変化する時代や地域における電力の安定化にICTと蓄電システムで貢献かつての電力供給環境は、火力や水力、原子力など、電力会社で一括して発電・送電されていましたが、今では大きく変わってきています。太陽光発電などの再生可能エネルギーが普及し、家庭などの利用者側も電力を供給できるようになったのです。つまり、エネルギー源が「集中型」から「分散型」へ変化しつつあるのです。また電力の使用状況も変化しています。消費者の生活スタイルが多様化し、電力の需要予測もそれに対応しなければなりません。より高度なエネルギーマネジメントが求められているのです。このような変化のなかでNECは、特徴であるICTによるエネルギーの「視覚化」「分析・予測」「最適化」を行い、さらにバッファとなる蓄電池を的確に制御することで、エネルギーの「自律」「分散」「協調・安定」を実現する社会づくりに貢献していきたいと考えています。先進国では系統網の電力安定化や設備老朽化、新興国では人口増加とともに拡大するインフラ整備などが課題ですが、NECはそれぞれの地域の皆様と共に課題解決に取り組んでいきます。この先、世界中で起きている同様の事象に対応していくためには、日本の力だけではなく、世界中の優秀な力も必要です。そのためNECは、最先端の技術を持つ企業との協業も検討し、エネルギーを安心して利用し続けられる社会づくりに貢献していきたいと考えます。NEC執行役員國尾武光Interview事例サザン・カリフォルニア・エディソン様「DESIプロジェクト」既存の配電網の有効利用と安定化に貢献する大型蓄電システム電力配電網の送電容量は、需要のピークに合わせて整備されていますが、そのようなピークは年に数回、数時間の間しか生じないためそれ以外の時間帯は配電網の本来の容量全てを使い切れてはいません。また、電力需要が増加しこれまで以上のピーク需要が生じることが見込まれる場合は配電網の増強が必要となりますが、特に都市部においては、変電所やケーブルを含む配電網の増強はスペースやコストの点から非常に難しくなっています。配電網増強の代替策としてNECが提供しているのが、ピーク時の電力需要を異なる時間帯にシフトさせる蓄電システムです。蓄電システムの導入により、配電網の送電容量の利用効率を上げることができ、配電網増強の時期を遅らせたり回避したりできるようになります。2015年7月、NECはカリフォルニアの大手電力会社であるサザン・カリフォルニア・エディソン(SCE)様に出力2.4メガワット、容量3.9メガワット時の大型蓄電システムを納入しました。7週間という短期間で、蓄電池、電力変換装置、変圧器を含む全システムを、約150平方メートルというコンパクトなスペース内に構築しました。本システムは、将来のピーク需要軽減に備えるとともに当面は同社の配電網の電力品質安定化などに活用されます。省スペースに設置された大型蓄電システム。再生可能エネルギーの導入義務化が非常に厳しいカリフォルニアにおいて、電力会社の保有する配電網の安定化に貢献しています。35