ブックタイトルNEC Vision Case Studies and Highlights

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概要

NEC Vision Case Studies and Highlights

事例東京都豊島区様世界初※1の「群衆行動解析技術」を用いた総合防災システムを構築2011年3月に発生した東日本大震災。震災当日、被害状況や帰宅困難者に関する情報収集に時間を要し、速やかな対策を講じることができませんでした。これを教訓に導入されたのが、災害情報の収集・管理・配信を一元的に管理するNECの「総合防災システム」です。区内の救援センター(避難場所となる学校など)や主要駅周辺、幹線道路に、51台の防災カメラを整備したことに加えて、NEC独自の先進技術である「群衆行動解析技術」を活用することで、映像から人の混雑、滞留状況をリアルタイムに解析することができます。また、通報や被害の情報、救援センター開設状況などをGIS(地理情報システム)に集約、視覚的に表示することができます。リアルタイムな情報収集と一元的な全体状況の「見える化」によって、災害発生時の迅速な意思決定が可能となります。これにより、適切な情報配信や多数の帰宅困難者対策など、区民および来街者のための、ICTを活用した迅速な災害対策が実現されます。群衆行動解析技術により混雑・滞留状況をリアルタイムに解析。あらかじめ設定したしきい値を超えた場合、異変とみなしアラートが通知され、見逃すことなく迅速な初動対応を実現します。Interview豊島区長高野之夫氏「安全・安心なまちづくり」を支える総合防災システムを整備東京都豊島区では、「安全・安心なまちづくり」を目指して、これまでも災害・防災対策に注力してきました。その中で発生したのが、東日本大震災でした。震災当日、交通機関は停止し、多くの帰宅困難者が池袋駅周辺にあふれていました。災害情報の収集に手間取り、初動態勢に遅れが生じるなど、速やかな対策をとることができませんでした。人員を現場に向かわせるなどして情報収集を行う従来の方法では、変化する状況を把握しきれなかったのです。この経験から、人々の安全・安心を守るには、迅速に情報を収集、管理できるシステムの構築が急務だと痛切に感じました。そこで2015年5月の新庁舎開庁に合わせ、NECの「群衆行動解析技術」を用いた総合防災システムを導入しました。特に画期的なのは、主要駅周辺、幹線道路に設置されたカメラ映像をリアルタイムに解析することで、変わりゆく人々の行動把握ができ、異常混雑や滞留状況がわかるようになったことです。首都直下型地震の発生確率も高まっていると予測されている中、この技術は迅速な帰宅困難者対策に活用できると考えています。本システムの活用によって、災害発生時に必要とされる情報を的確にお知らせし、区民はもちろん、区外からいらっしゃる方々にも「豊島区は安全で安心だ」と思っていただけるよう、さらなる「災害に強いまちづくり」を推進していきます。※1 NEC調べ10