ブックタイトルNEC Vision for Social Value Creation

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概要

NEC Vision for Social Value Creation

社会変革をもたらす技術の世界観NECは、新たな社会変革を起こす技術分野として、下記7つを注視しています。Pervasive Connectivity :浸透するコネクティビティ通信技術の発展に加え、屋内・屋外を問わずインターネットにつなげられる環境が整い、IoTによってさまざまなモノもネットワークに接続されつつあります。人やモノが常時インターネットにつながり、そのデータをコンピュータが分析することで、人の動きや物の温度といった「人やモノの状態」から、企業の活性化状態や機器の稼働状況など「コトの状態」までも「見える化」が広がっていくでしょう。現状では、このような人や企業活動レベルでのつながりは特定の組織やドメインに限られていますが、今後はその範囲が社会規模に広がります。組織やドメインの壁を越えて資源を共有したり、異分野の英知を結集してイノベーションを起こしていくことも可能になるでしょう。将来的に価値観や制度すらも動かすことになっていくでしょう。Augmented Wisdom :強化される知性急速に進化する情報化社会は、より快適な生活や新たな経験をもたらす反面、対処しなければならない情報量が増えすぎてしまうという問題を生じさせています。検索によって、情報の絞り込みはできますが、得られた中身を精査し、理解する部分は、まだまだ人が時間をかけて行っているのが現実です。この分野に大きな期待を集めているのが人工知能です。過去の情報を整理したり、それらの情報に潜む規則性や傾向を抽出したりといった段階に留まっていたコンピュータが、人工知能の進化によって、正解の見えない不確実な状況下での新たな観点や要因の提示、検証による集約などを行えるようになっていくでしょう。定型業務や一部の知的労働を含めた仕事を人工知能に任せる一方で、私たち人は、戦略立案などのより高度な意思決定、または感情や感性が大きな役割を果たす仕事に集中できるはずです。洗練された未来の人工知能は、「知性」を強化してくれる人類のパートナーとして期待されています。Brain-Inspired Computing :脳に倣うコンピューティング人工知能のような高度な知的処理には膨大な処理が必要ですが、従来のノイマン型コンピュータのアーキテクチャでは、消費電力もスケールに比例して増大していきます。一方、人間の脳が行っている処理は極めて高度で、消費電力も20ワット程度と極めて小さいことが知られており、その機構を模した新たなコンピューティング・アーキテクチャの研究が進展しつつあります。今後は、従来のような汎用処理や厳密計算においてはノイマン型コンピュータを利用し、より人間の思考に近い専用処理やあいまいな計算は、脳を模した非ノイマン型コンピュータによって行うといった、混合型のアーキテクチャによるコンピューティング技術が重要になっていきます。18