ブックタイトルNEC Vision for Social Value Creation

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概要

NEC Vision for Social Value Creation

明るく希望に満ちた社会の実現に向けて第1章MOTTAINAIの解消に向けてICTを活用したMOTTAINAIの解消に向けた取り組みについて、「水」を例に説明します。1人当たりの年間使用可能水量が1,700トン以下になると、日常生活に不便を感じる「水ストレス」状態と見なされます。2025年には、世界人口の3分の2が水ストレス状態になると予想されています。その一方で、世界の主要都市の漏水率は10?40%にも上っているのです。現在の漏水対策は、埋設された管路の漏水音を専門保守員が器具を使って自身の耳で確認する方法が主流です。しかしこの方法では、広大な管路の状態変化をタイムリーに把握するのは困難で、水道管の老朽化進行や保守員の減少とともに事態は深刻化します。NECの漏水検知ソリューションは、上水道管の振動を把握できるセンサーを接続しクラウド上で解析することで、水道管の漏水箇所の正確な早期発見が可能です。お客様にとって、保守費用の効率化になるだけでなく、早期に漏水を発見して初期段階でくい止めることは、ガス管への影響や道路陥没など二次被害を防ぐという効果もあります。また、スマートウォーターマネジメントの共同研究を英国インペリアル大学と進めています。大量のデータから水道設備や水の流れを数理モデル化し、NEC独自の人工知能技術である異種混合学習技術による水利用量予測と組み合わせて水道設備を遠隔で電子制御するまったく新しい試みです。NECはお客様と共に、限りある水資源を安定供給し、誰もがいつでも安心して水を使える安全・安心な街づくりの実現に向け取り組み続けます。社会・お客様の課題●水資源の不足・枯渇●飲料水の公平な提供●老朽化による漏水率の拡大水ストレス人口予想世界人口の2/3(2025年)(出典:国連環境計画(UNEP)のデータをもとに作成)お客様への価値提供お客様と共創する社会価値●水道インフラの効率運用、サービスレベル向上●高度な漏水分析による設備保守の効率化・高度化(漏水監視サービス/故障検知/監視制御技術/利用量分析・予測)●誰もがいつでも安心して水を使える社会●限りある水資源での継続利用/安定供給世界主要都市の漏水率都市漏水率(%)ニューヨーク(米国・2008年)1.8東京(日本・2010年)2.7シドニー(オーストラリア・2009年)8.2マドリード(スペイン・2006年)12.3北京(中国・2006年)15.9イスタンブール(トルコ・2008年)25ロンドン(イギリス・2006年)33.3ニューデリー(インド・2007年)40(出典:東京都のデータをもとに作成)産業界へ本格的に適用することで、MOTTAINAIを抜本的に減らすことができるとNECは考えています。「協奏」と「共創」新たな方法や仕組みに基づいて社会課題を解決し、改善していくために、最も重要なのはお客様の業界知識や実務ノウハウです。地域社会が抱える課題の本質を把握しているNGO/NPOや地方自治体などとのコラボレーション、業界をまたいだパートナリングは欠かせません。NEC自身もオープンイノベーションや、新規事業開発手法の1つであるリーンスタートアップなどを積極的に展開し、課題解決に取り組んでいます。積み重ねてきた先端のIC Tアセットと長年培ってきたシステム構築・サービスの知見を融合し、新たな価値を皆様と共にデザインし、共に奏で続けることで、輝く世界を実現したい──これがNECの強い思いであり、I C Tを通して社会・産業システムを構築していくという経営の根幹にある考え方です。13