タブレットPC導入事例 遠隔見守りサービス 鹿児島県三島村役場様 タッチパネルで高齢者も簡単。持ち運んでどの部屋でも健康相談が可能。遠隔見守りシステムを支えるタブレットPC。

3つの島からなる三島村では、ふるさとおこし推進事業を活用して遠隔医療システムの実現に取り組んでおられます。2012年4月、その一環として島に暮らすお年寄りの毎日の健康管理とコミュニケーション活性化、生活向上のため、お年寄りにも使いやすいタブレットPC VersaPro タイプVTを使ったシンプルでかんたんな「遠隔見守りサービス」を実現されました。(掲載日: 2012年6月27日)

*2011年5月発表商品

ご紹介内容をダウンロード

離島に暮らすお年寄りたちの健康をサポートする取り組みで
生活向上に貢献

三島村は人口は約370人、70歳以上の高齢者世帯がほぼ半数の100世帯。お年寄りたちの健康管理は竹島と硫黄島に各1つ、黒島に2つの診療所と看護師、さらに定期的に巡回する医師と、本土の鹿児島市内にある役場常駐の保健師が対応します。しかしこの体制では、「いざ動けなくなった時に連絡のしようがないのが不安」という思いが、お年寄りにも医療関係者にもありました。そこで、日頃からの「見守り」体制や健康相談にのれる仕組み、「遠隔見守りシステム」の構想が生まれ、今年4月からタブレットPC「VersaPro タイプVT」を活用したシステムが運用を開始しました。ボタンを押せば、その時の健康状態を伝えられ、内蔵カメラとUSB接続の受話器で、顔を見ながらの健康相談もできる環境が整いました。

保健師の勤務する役場は、行政機能を効率化するために本土にあり、週3便のフェリーで往復300kmにもおよぶ島に住まわれる村民の皆様をサポートしています。

軽くて、長時間使えるタブレットPCだから
家の好きな場所で、テレビ電話を使ってコミュニケーション

「お年寄りが使いこなせて、自分から気軽に健康相談できるものにしたいと考えていました。」議会事務局長 宮田様

三島村役場では、お年寄りが、自分から使いたい、使える、と思える「遠隔見守りサービス」の端末としてタブレットPC VersaPro タイプVTが選ばれています。タッチパネルによる直感的な操作性に加え、約10.6時間という駆動時間、無線LAN内蔵により、コンセントやLANケーブルなど意識することなく好きな場所で利用できる点が評価されています。

「一般に『見守りシステム』というと電気ポットや家電にセンサーを組み込むタイプもありますが、このシステムは高齢者が自分の意志でボタンをタッチすることで、健康状態を知らせます。画面に触れるだけの操作はやさしいですね。カメラが内蔵されているので看護師や保健師の顔を見ながら話もできます。構想段階から高齢者が使いこなせて、気軽に健康相談できるものにしたいと考えていたので、タブレットPCの提案はむしろ最適だと考えました。無線LAN内蔵ということで、居間や寝室に持ち運べるのも使い勝手がいいですね。」(議会事務局長 宮田様)

軽くて、長時間駆動するタブレットPCは、無線LAN搭載なのでコンセントやLANがない場所にも持っていけます。
家の好きな場所へ持っていき、テレビ電話で会話をしたり、就寝時には枕元において、もしものときの相談にも活躍します。

お年寄りにも使いやすい画面、言い回しを大事にしました

「管理者の立場ではなく、利用者の目線でのサービスになるように心がけました。」と語る、三島村役場に常駐する保健師 吉元様

「タブレットPCはすごく便利です。ですがお年寄りは画面にタッチするにもうまくできるとは限らないんです。画面を長押ししてしまって右クリックの状態になったり、押す場所がズレたり。そこで、タッチ操作の感覚を高齢者に合うように機能の調整を行いました。ですから、利用者にむずかしい機械を扱っている感覚はありません。『身近にあるもの』として毎日気軽にお使い頂いています。」(保健師 吉元様)

見守りサービスの画面は、タブレットPC VersaPro タイプVTの特長であるタッチによる直感的な操作を活かすと同時に、操作に迷わない表現、タッチしやすい大きなボタンを意識されています。

「遠隔見守りサービス」は、Windowsベースのシステムである“UNIVERGE 遠隔相談ソリューション“を採用しており、誤操作や、思った通りの画面に戻れないといったことがないように、ボタンを大きくしたり、右クリックメニューを表示しないなど、細かなカスタマイズすることで、ご利用になる皆様に高い評価をいただいています。

健康状態を伝える『よい』『ふつう』『わるい』の大きなボタン3つと、看護師か保健師を選んで『相談する』のボタンだけにして、わかりやすい画面になるように心掛けました。

毎日のコミュニケーションが、
孤独や孤立を防ぎ、皆様の健康と安心に役立ちます。

150kmの距離を感じさせない 親近感を、顔を見ながらのコミュニケーションで得ることができます。

「毎日、ほとんどの方が朝夕に『よい』ボタンを押してくれます。また、USB端子を利用し「受話器」を取り付けたことで、慣れ親しんだ家の電話のように気軽に、テレビ電話を利用して頂けています。時には雑談だけの時もありますが、そのやり取りが大切なんです。仮に、24時間以上なんの反応もなかったり、『わるい』と回答された方には、近くの看護師や生活介護ヘルパーさんにメールが送られますので、すぐに駆けつけるようにしています。うれしいのは、『見守ってもらえて安心だ』と言ってもらえるようになったことですね」と語る保健師 吉元様。

お年寄りがご利用になるにあたり、こだわられたのがテレビ電話の機能。
当初は、内蔵マイクとスピーカーで、すっきりさせようというご意見もあったそうですが、最終的にお年寄りにも馴染みがあり違和感なく使えるUSB接続の受話器を選択されました。

Windows タブレットPCならではの拡張性が、ここでも評価されています。

◆運用イメージ
運用イメージ

利用者から報告された健康状態は、クラウドサーバ経由で管理者端末にリアルタイム表示。異変があれば関係者にメールが送られ、すぐに利用者宅に立ち寄ります。テレビ電話は相手の了解を得てから画面を切り替えるなど、プライバシーにも配慮されています。

タブレットPCの拡張性を活かして
地域の情報や、利用を促進するアイディアを検討

過疎化・高齢化に伴う高齢者の健康管理や在宅介護は大きな課題ですが、三島村で始まったこの「見守りシステム」の評判を聞きつけた全国の自治体や民生委員団体などから見学が相次いでいます。活用度の高いこのシステムを構築・運営できている理由としては、①海底ケーブルや無線LANなどのインフラが完備していること、②高齢者ユーザーを念頭にタブレットPCの利点を引き出していること、③設計段階からユーザー、行政、医療関係者の声を取り込んだことなどがあげられます。そして期待したいのは、「Windowsが使えるタブレットPC」の機能をさらに活用すべく次の進化も進めていることです。

「何度も島に通ったSEさんは利用者さんと家族並みのお付き合いをしていますね。だから私たちと同じ目線で考えてもらえます。」(保健師 吉元様)

「運用はまだ始まったばかりですが、Windowsが使えるタブレットPCの機能をもっと使いたいですね。たとえば管理者から提供している健康情報画面をもっと充実させる、フェリーの時刻表を表示する、『脳の活性化』に役立つゲームを提供するなども考えています。」(保健師 吉元様)

「改善を加えながら、残りの80世帯にも段階的に導入してゆきたいです。NECさんにはこれからも利用者目線に立って、二人三脚でサポートをお願いしたいと思います。」(議会事務局長 宮田様)

お年寄りや使う方の要望に応じてシステムを構築できる、拡張性と柔軟性に優れたタブレットPC VersaPro タイプVTは、地域の「遠隔見守りサービス」の発展に貢献していくことでしょう。

お年寄りが持ち運びやすいように、受話器を付け電話のように使えるように、とさまざまな想いが詰まった三島村役場様 「遠隔見守りサービス」 端末として完成したタブレットPC VersaPro タイプVT

NECのタブレットPC

VersaPro タイプVT

軽量ボディと長時間バッテリを両立、
持ち運びに適したタッチパネル搭載タブレットPC

VersaPro タイプVT

*2011年5月発表商品

VersaPro タイプVZ
関連製品

高速データ通信対応12.1型タブレットPC

VersaPro タイプVZ

*2012年3月発表商品

お客様プロフィール

鹿児島県三島村役場様 鹿児島県三島村役場様

本土側鹿児島市内に置かれた三島村役場
鹿児島県鹿児島市名山町12番18号
亜熱帯性の温暖な気候と海底火山が生んだ手つかずの自然、素朴な暮らしが残る3つの島の産業は、畜産(みしま牛)、林業(大名竹、椿)、農業(焼酎用のサツマイモ)豊かな海に囲まれた水産業と特色があります。また自然と温泉や芸能などを楽しめる観光や定住者増加施策にも力を入れています。
http://www.mishimamura.jp/

導入事例一覧へ戻る

  • ビジネスPCトップ
  • WEBでお求めのお客様 NEC得選街
  • 販売店でお求めのお客様